フィレンツェ |
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Stay
03/04/18
03/04/19
Florence
・フィレンツェ
・ドゥオモ
・ヴェッキオ橋
・シニョーリア広場
・ウフィツィ美術館
・ミケランジェロの丘
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トスカーナ名物というと、キアーナ牛・キャンティワイン、あと一つ、「トスカーナ人の豆好き」というのも、有名な話なんだそうである。
たまには、食事の話でも。昼食はリノというリストランテでいただいた。前菜がミネストローネ、メインがビステッカ=アラ=フィオレンティーナという牛肉料理。もちろん、スープは豆入りさ。
本場のイタ飯をいつも楽しみにする私たち。プラタナスの綿毛を払いながら入店するも、例によって、トイレのブースが少なすぎ、帰省ラッシュ時におけるサービスエリアの行列状態。我先にとトイレを目指す。
その間、ワタシはワインの注文係。「4名様だと、グラスよりボトルの方がお得です」とか何とか言われた日には、ボトルを注文しなくてどうしよう。真昼間ながら、水を飲むにもお金がかかる。それくらいなら、ワインかビールを飲んでるわ・・・。
前菜のバスタでもって、軽く飲むほうも済ませようと思ったところ、お肉もおいしい、スープもおいしい、必然的にワインもいける、もう1本! ツアー仲間の周りの席のオジさん、オバさん、あっけにとられてしばし呆然。
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ドゥオモ |
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入口前で、ワタシたちのツアー御一行様が並んでいると、横入りしてくる外人。間髪をいれず、現地ガイドのオバさんが、ものすごい剣幕でまくし立てる。もちろん、イタリア語でね。
ガイドさん曰く、フランス人・ドイツ人が平気で割り込んでくるという。「へぇ〜、あの規律正しいドイツ人がね〜」と、一瞬たじろぐ。ドイツ人は身体もでかいが、態度もでかいってことか?
さらに続けてガイドさん。「だいだい、日本人は大人しすぎる。日本語でいいから、もっとガンガン言わなきゃダメです。」 フランス革命以来、さすが、人権を専制君主から勝ち取った西欧世界の一端をみた。
なるほどね〜と、思う間もなく、今度は一転、「あの白いTシャツの男はスリですよ。バッグには気をつけて!」ときたもんだ。日本という国、まだまだ捨てたものじゃない。

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正式名称は「花の聖母教会」。1296年にフィレンツェ共和国が約140年の歳月をかけて築造した、この街のシンボル的存在。
正面は緑・ビンク・白の大理石で幾何学的にデザインされています。また、屋上からも素晴らしい眺めを堪能できます。 |
ヴェッキオ橋 |
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ヴェッキオ橋の写真がない。それもそのはず、ヴェッキオ橋を渡っていては、ヴェッキオ橋を見ることなど、できない相談。灯台もと暗しとはこのことで、ミケランジェロの丘からは左手側によく見える。
「神曲」をものしたダンテが好きだったという景色を眺めてみると、アルノ川って汚いのね。まるで、かつての道頓堀川みたいにね。ダンテがこの地フィレンツェで、統領を務めたのが13世紀の鎌倉時代は元寇のころ。700年も前なんだから、仕方もないか・・・。
金銀細工で有名なフィレンツェでも、ひときわその名をとどろかせるのがフェラガモ本店。賑やかな商店街の一角にあるかと思いきや、離れたところにボツンと一軒建っている。
ショーウィンドゥなどというものはなく、単なる窓から店内を、のぞき見るだけ。ボツン、ボツンと商品並ぶ。
そもそも、この店、入口どこかが分からない。実に敷居のお高い店だ。
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アルノ川に14世紀半ばに架けられたフィレンツェ最古の橋。詩人ダンテも好きだったというここからの眺めは素晴らしく、多くの観光客が訪れます。
2層構造になっていて、かつて、上層は裕福な人々が、下層は庶民が通っていたとか。
↑観光ガイドとは100年のずれ。別に目くじら立てるつもりもないが、この程度の情報が流布しているんだと要注意。 |
シニョーリア広場 |
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広場の周りを眺めると、ルネッサンス様式の建造物群。さすが、メディチ家のフィレンツェだねぇ。
観光客が多すぎて、ガイドさんの後をついて歩いていくうち、迷子まで出てくる始末。そもそも、今回のガイドさん、いささか小さく、人ごみの中では埋もれてしまう。ガイドはやはり、でかいに限る。
あるいは、ジャパニーズ・スタイルで、旗でも持って歩いちゃう?
ヨーコちゃんとユッコがブランド店を巡ってくる間、広場から少し離れたバールでお茶を飲んでいるのがワタシとユキちゃん。まったくもって、あの二人、ブランド品には目がないね〜。
コーヒーを注文すると、水がつく。水がタダとは、何とも実にめずらしい。コーヒーの種類は豊富。名前なんかは忘れたが、ワタシが頼んだコーヒーは、ミルクがやけに多すぎる。ユキちゃんのそれは甘すぎ。どうやっていただくか分からないまま、とどのつまりはミルクばかりをすすっていたね。
ほっと一息ついていると、ヨーコちゃんが最後に戻る。ワタシの水をグヴィッと飲み干し、「集合場所に行こうか!」だって。
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ドゥオモから徒歩で7〜8分の距離。中世にはフィレンツェの市民たちがいつもここに集まっていたといわれるヴェッキオ宮前の大広場。ネプチューンの噴水、ダヴィデ像など多くの彫像が居並ぶ彫刻廊があり、まるで野外美術館のような雰囲気です。 |
ウフィツィ美術館 |
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ホテルから徒歩にてフィレンツェ市内へ向かう。早朝のせいもあってか、美術館前はそれほど混雑しちゃいない。
館内に収まりきらない美術品なのたろうか、アーケードの下にも彫像居並び、「もったいないな」と、ため息つかせる。まっ、イタリアじゃ、街じゅうが美術品であふれ返っているわけだから、ため息がいくつあっても足りないわ〜と、タメ口を利く。
そういえば、阿形と吽形の仁王様だって、東大寺南大門という準オープンエアにて守りを堅めていたっけね。
見学するだけでも半日はかかるというのに、なんと悲しや、1時間で回ってくるんだから、「美術鑑賞」なんて、口にするのもおこがましい。
とはいうものの、教科書や雑誌で見かけた絵画の前では、おのずと足だってくぎ付け。これがまた、予想をはるかに超えた大きさなんだね。休憩かねて多少じっくり観てしまう。
「さすが本物は違うわね〜」なんて言いながら、本物の前に立ってる自分達に感激していたりして・・・。
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時代別・作家別に分類された45の部屋のうち、第10〜14室にはフィレンツェの巨匠ボッティチェリの「春」「ヴィーナス誕生」などが展示されています。 |
ミケランジェロの丘 |
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フィレンツェ市街が見渡せる丘。街並みが昔ながらの高さに保たれているのが、歴史の街たるゆえん。わが国の古都、京都では景観論争なんてのもかしましいが、古都フィレンツェを見習って欲しいものだと思ってしまう。
この丘を下ったあたりは有名人の別荘地。ところが、しかし、パパラッチが出没することはないんだそうだ。みんな、それぞれワタシ流の生活を楽しんでるに違いない。
夕食をいただいたのも、そのあたりのリストランテ。ガイドさんに紹介された。
し〜んとした雰囲気を打ち破ろうと立ち上がったのは、サービス精神旺盛のユキちゃんとユッコ。踊りの輪はだんだん広がり、ドイツ人・韓国人と、他国からのツアー客も続々加わる。日本人は引っ込み思案。誘ってもダメなんだよね〜。
思う存分、羽目を外したようである。なにしろ、この日も例外ではなく、真昼間っから飲んでいたから。我が子には見せられない写真というのもあるものだ。
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町の東南、アルノ川のほとりの丘。狭い石段を上った先には、ミケランジェロのダヴィデ像のコピーが置かれた広場があります。まわりには、かの大彫刻家の作品も多数。
偉大な芸術家を称えて造られた広場で、ここからはアルノ川で二分されたフィレンツェの街並みを見渡すことができます。西にはブェッキオ橋やドゥオモのクーポラも。 |