ローマ |
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Stay
03/04/20
03/04/21
03/04/22
03/04/23
Rome
・ローマ
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・コロッセオ
・スペイン広場
・トレビの泉
Look West
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この旅行を計画していた段階から、どうしても外せない街、そこがローマだったのだ。あちこち歩き回らなきゃならないからね。まずは広々としたレストランにて腹ごしらえ。
メインディッシュはきのこの平打ちパスタ。
「あっちのお皿の方が多い」だの何だの、またも子どもみたいなことを言ってるユキちゃん。もう、歳なんだから量より質よと、いくら言っても聞き分けがない。「三つ子の魂、百まで」とはこのことか。
もちろん、ワインもしっかり注文。ツァーも後半、はじめは私たちだけだった酔っ払いも、だんだん仲間が増えてきた。ビールを飲んでる札幌のおじさん、「イタリアに来て、やっとおいしいビールにあたった」なんて言うものだから、ビールも追加。
ところで、イタリアという国、スローフードに関しては先進国だ。どこで料理を食べたところで、野菜の付け合せなんてのは、どこもかしこも似たようなもの。
街の片隅で見かけた青果店、品揃えは日本よりもはるかに少ない。近年、わが国でも活発になってきた「地産地消」の動きとだぶる。
そろそろ出ようかというとき、ぞろぞろと、ドイツからの団体さんが大挙押し寄せ、みなさん、トイレに直行なのだ。こりゃ大変と、私たちも慌てて席を後にする。
ずらり並んでいるのは、どでかいドイツ人ばかり。横入りするのはどいつじゃ〜と、観察を続けていると、実に几帳面に一糸乱れず礼儀正しく順番守る。やはり、ドイツ人たるもの、こうでなくっちゃ。
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サンピエトロ寺院 |
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ホテルの窓からサンピエトロ寺院の屋根が見えるという近さ。さっそくもって歩いて出かける。
と、荘厳なるカトリックの総本山。こうした言葉しか思いつかないほどの威容を誇る。実際のところ、館内でも、「スゴイ!」「素晴らしい〜」と、何度もくり返すしか能がないのだ。
ガイドさんの説明がつかないので、自分たちで作者と作品を確認していくことになるのだが、そのうち、どうでもよくなってくる。感動に言葉なんか要らないのだ〜!
翌朝、出発までの自由時間を利用して、再び広場に行ってみた。招待状を手にした聖職者やら信者やらの大集合に接近遭遇。世界中から、次から次へとやってくる。
法皇様がお出ましになるというのだ。私たちも一目、お目にかかろうと待ってはいたが、集合時刻の10時になった。「もう、十字架・・・。」
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世界最小のバチカン市国という主権国家の中核をなす、カトリックの総本山として君臨する大聖堂。コンスタンティヌス帝によって324年に着工され、349年に完成しました。
現在の建物は、ミケランジェロがクーポラを、ベルニーニがバロック装飾を手掛け、そのほかマデルノ、ブラマンテといった15〜17世紀を代表する建築家たちも参加しています。
全体の装飾にはルネサンスからバロックまでの様式が見られます。 |
コロッセオ |
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アレーナで壮絶なる戦いの真っ最中というなら、ガイドさんの説明も熱を帯びるのだろうけど、「取りあえず、周りを歩いてきて下さい」だって!
ロックコンサートの宣伝なんかで、「アリーナ席あります」とか何とかよく耳にする。円形劇場のことなのか、それともグランドのことなのか、はっきりせぬままローマまで来た。イタリア語ではアレーナという。
アレーナというのは、ラテン語のHARENA、つまりは「砂」からきている。「剣闘士や猛獣が流した血を吸い取る砂」の意味だったのだ。アリーナ席なんかに座りたくはないよね〜。
周りをただただ歩くだけ。中に入ったわけでもないので、何の興奮もない。
お昼のおいしいビールのおかげで、ユッコとヨーコちゃん、コロッセオの公衆トイレに飛び込んだ。タダの割にはきれいだったと、声を弾ませ帰ってきたわ。
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紀元80年に完成した、収容人員5万人という円形競技場。最大直径188m,周囲527mの4階建てで、ドーリア式・イオニア式・コリント式の3つの様式で構成されています。
猛獣と剣闘士、剣闘士と剣闘士による戦いなどが、404年にホノリウス帝によって中止されるまで続けられました。
アレーナと呼ばれる、競技が行なわれていた地面はなく、今では猛獣の檻などに使われた地下部分が露出しています。 |
スペイン広場 |
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ワタシがローマに来たわけは、「ローマの休日」以外ない。オードリーよろしく、軽やかに階段かけ降り、ジェラードの1つも食べて、近くの美容院でヘップバーン・カットにしてもらおうかな・・・。
こんなところに、欲張りツアーの悲しみ滲む。時間が全然足りないのだ〜。
広場は各国からの観光客であふれかえって、階段に座り込んだ人たちの間をぬって、「すみませんね〜」「すみませんね〜」と、ペコペコ頭を下げながら、階段降りる。
しかも、飲み食い禁止の広場であった。
広場の下には船型の噴水。バルカッチャの噴水というんだそうだ。しばし、ながめたその後で、「さて、次はいよいよトレビの泉よ〜!」と意気込むワタシ。噴水を見つめながら、「トレビの泉って、意外と小さいのね」と、のたまうヨーコちゃん。
広場に落っことしてきた、頭のネジを探しに戻らなくっちゃ・・・。
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かつて、スペイン大使館が近くにあったため、この名がつきました。
「イタリア人が設計し、フランス人が払い、イギリス人が徘徊し、今ではアメリカ人が占領する」といわれるスペイン階段は「ローマの休日」の舞台としても有名で、外国人の姿も多く見られるスポットです。
広場にあるバルカッチャの噴水は珍しい船型。おんぼろ船から水がもれているように見えるユニークなものです。 |
トレビの泉 |
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泉が見えないくらいの人だかりにめまいを起こしそうになる。この泉、群馬県は白根山のお釜を想起させる色なのである。しかし、コインを投げないことには何しに来たやら分からない。
1回投げると再びローマを訪れる、2回投げると結婚できる、3回投げると離婚ができる。
ワタシは後ろを向いて肩越しに、無難なところで1回投げる。ユッコが何回投げたのか、それは秘密だ。
ここは特にスリが多いスポットだという。なるほど、お財布からコインを取り出すところを、スリが見逃すはずがない。だから、駅にも多いのだ。

泉の脇の薬局の、そのまたとなりにジェラードのお店があった。新婚さんはもちろんとして、大阪のおばちゃん、名古屋のご夫婦、札幌のご夫婦、みんな嬉しそうにジェラードなめなめ。
今まさに、ヘップバーンとグレゴリー=ペックになりきっている世代の人たちなのである。
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この泉に後ろ向きにコインを投げ入れると、再びローマを訪れることができるという伝説は余りに有名。
バロック様式の泉としてはローマ最後のもので、1762年に完成しました。躍動感あふれるデザインは、海神の勝利をイメージしています。 |