[[[ サロマンブルーを目指して・・・ ]]]
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Road to Saroman Blue


今年のサロマへ挑戦するにあたり、過去9年連続で完走したという実績が、スタートラインに付きさえすれば完走できるという根拠のない自信を生んでいた。腹痛に悩まされたり、爪やマメのトラブルで痛みに苦しめられたり、熱中症気味で苦しんだ事や、低血糖で苦しんだ事も、それに関門でSTOPを掛けられてしまいそうになるという危機に陥った事もあった。それでも、そのすべてを乗り越えて何とか完走できたという実績が、心の支えになっていたのは間違いない。そんな心境だったので、何にも増して、スタートラインに無事に着くこと!これこそが最大の課題だった。

ところが、ある日、ふと思いついた。もしもサロマに神様がいて、私をサロマンブルーとして認めて下さるのであれば、それはどんな事をしようとも、無事スタートラインに導いて下さる筈だ!と。逆に、サロマンブルーとして認めて下さらないのであれば、どんなに慎重な行動をとっても、あらゆる手段を使ってスタートラインに付くのを阻止するのではないかと。

それならば敢えてリスクのあるトレーニングを積んでみて、サロマの神様のお考えを受け入れてみてはどうかと。そういう訳で、今年はハセツネ30k、成木の森トレイル、きょなんヒルズといった怪我や故障のリスクが他よりも高い大会を敢えて選んで調整を進めて来た。6月中旬、それまでに予定していたレース・トレーニングを怪我無く、無事消化した時、これはサロマンブルーとして認めてくださるのかな?と、ほくそ笑んだ。その後の1週間も体調を崩す事なく、痛みや疲労感など特にない普通の状態で当日を迎えるに至った。

  
=成木の森トレイル=

サムズアップ・チームサロマ2011は今年も前年と同じ13名の参加者が集まった。メンバーの入れ替わりはあったものの、同じだけの人数となった(100km:9名、50km:2名、応援:2名)。大きな特徴?としては、私の母が応援に加わった事。数年前から『サロマンブルーの年は応援に行くから!!』と言い続けていた母が本当に来てしまった。これと言って断る理由もないし、100km走っても壊れないほど、丈夫な体に育ててくれたという点では、感謝すべきなので、応援参加を快く受け入れ、妻と行動を共にして貰った。

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写真協力:M.fukuda