わがまま温泉日記 馬曲温泉 まぐせ 木島平

望郷の湯
http://www.avis.ne.jp/~kijima-v/maguse.html
住所 長野県下高井郡木島平村大字往郷5567-1 Memo:
入浴料 \300
電話 0269-82-4028
営業期間 通年
泉質 単純泉 源泉温43度
旅行日 01/04/08
コメント

この本がきっかけで古遠部温泉新屋温泉に興味を引かれたのだから、ひたすら感謝。
望郷の湯

 北信五岳を望める露天で有名な村営施設野沢温泉のすぐ南に位置するくらいだから、木島平はスキーはもちろんのこと、パラグライダーまで盛んなのだ。ワタシも夢ではよく飛ぶのだが、トンビのように風をつかまえ、ゆらりゆらりと飛んでみたいな〜。そういえば、山形盆地で、いくつも飛んでるのを見たっけ・・・。気流がいいのかな?

 快適な舗装道路をしばらく上り、駐車スペースにバックで入れる。温泉グッズを取り出すためにトランクを開けようとすると、すぐそこで、若いカップルがオヤジにとっつかまって、講釈を聞かされている。どうやら、自費出版本を販売しているようである。ほうほうの体で逃げ出すカップル。次なる標的は、運悪く?ワタシであった。

池田一行さんの自費出版本 「玉川温泉のラジウム」のこと、「炭酸泉ではタオルが浮く」ことなどなど、泉質を中心に熱っぽく語る。もちろん、売らなきゃならない本を片手にね。
 ダンナはオヤジのうんちくに耳を傾け、ワタシはもっぱら、本の中身をひたすらチェック。行ったことのある温泉を見つけるたびに、ページに目を落とす。成分分析書の写しが活字になっているのが魅力であった。このオヤジ、ダンナが持ってたデジカメに興味を示したくらいだから、きっと手書きなんだろうな・・・。すごい根性!
 1,800円で一冊買って、温泉オヤジの三度傘をかぶせてもらい、仲良くいっしょに記念撮影。傍から見れば、わざわざ東京から来て騙されて・・・なんて風に見えてたんだろうな〜。

望郷の湯 家に帰って読んでみた。「温泉とは心を洗うもの」というフレーズに心打たれはしたものの、ワタシにかかれば、「まわしなしの源泉でお顔を洗うもの」となる。俗なるかな、このワタシ? 著者は「温泉旅人」池田一行とあった。温泉番組には依頼があっても出演しないという、氏の信念は果たして貫けるのであろうか?

 氏の温泉めぐりの出発点が、ここ馬曲温泉。お湯はどうってことない単純泉。しかし、眺めのよさと、行き届いた管理には好感がもてる。

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