わがまま温泉日記 古遠部温泉 ふるとべ

古遠部温泉
住所 青森県南津軽郡碇ヶ関村大字碇ヶ関字西碇ヶ関山1-467 〒038-0101 Memo:一軒宿
入浴料 \250
清潔なボットン便所
電話 0172-46-2533
営業期間 通年
泉質 含石膏弱食塩泉 源泉温42度 500L/分
旅行日 01/04/30
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02/08/13
宿までの一本道は舗装がなされ、玄関もそれらしくなっていた。

宿の玄関

 津軽街道(R282)を北上、国境の峠を越えて津軽に入る。碇ヶ関手前で右に折れ、沢道を進む。土ぼこりにまみれながら、やっとたどり着いたと思ったら、宿の前は地元ナンバーのクルマで満杯。

 「みんな、こんなところまでよく来るよな〜」などと呆れながら、G馬場なら座って開けるような実家の(?)玄関の戸を、恐る恐る引いてみた。
 下駄箱は確かに埋まっている。客はやはりいるのだ。入浴料250円、フロントに置いてある梅干も同じく250円。思わず買ってしまったのだが、プラムのシソ巻き漬けであった。少々甘い。

脱衣室から覗いた男湯 浴室では、足の踏み場もないほどに、おばさんと子供たちが元気よく入浴している。「ンダバ」「ソダバ」と話し込んでいるお母さんに向かって、女の子が「マッマー!」と叫ぶ。ワタシは一瞬、めまいを起こしてしまった。
 狭い浴室ゆえ、排水口が1つしかないので、順番に髪を洗うことになる。ワタシの番がやってきて、洗髪を勧められたのだか、赤い湯で髪を流すことだけは勘弁してもらった。まぁ、みんな、シャボンを立てて、しっかり全身を洗っているわ。これじゃ、まるで銭湯だね。

谷に突き出した浴室からお湯が流れ落ちる そんな落ち着かない浴室ながら、浴槽からは、洗い場を浸すほどにお湯があふれ出している。
 浴槽のふちに頭を乗せて、洗い場で悠々と寝湯を楽しんでいるバァ様。ワタシが入ってから出るまでずっと同じ状態だったので、心地よすぎるのかどうか、息をしているのやらしていないのやら、今もって心配している。

 ここは、「村の銭湯」なのだ。秘湯を求めて都会から押しかけるワタシたち、迷惑をかけたものである。
 だからというわけではないが、少しだけ宣伝しておくと、一泊二食\6.300,湯治一泊\2.600 となっている。もちろん、パンフレットなどという気の利いたものはなく、オフセット印刷のプリント1枚だけ。「パンフレットありませんか?」などと尋ねて、申し訳ないことしてしまったな〜。

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