わがまま温泉日記 秋の宮温泉郷 あきのみや

秘湯を
守る会
鷹の湯温泉
住所 秋田県雄勝郡雄勝町秋の宮字殿上1 〒019-0321 Memo:一軒宿
一泊二食 \13,000
ビール大 \600
電話 0183-56-2141
営業期間 通年
泉質 弱食塩泉 源泉温79度
旅行日 01/05/02
コメント

自炊部 小野小町生誕の地として有名な雄勝から入ったのだけれど、ここから京都はずいぶん遠い。ホントかな〜? 逆に、都落ちしてこの地に至ったとなれば納得がいくんだけど。
 秋の宮温泉郷では山桜だろうか、開花の遅い桜並木が迎えてくれた。宿の玄関先では、昔ながらの赤いポストがほっと心を和ませる。

半露天風呂 川向こうには自炊部もある宿のこと、屋根つき露天をはじめ、いくつもお風呂があるので、ワタシだって大急ぎサ! まずは川べりの混浴野天風呂。途中、もうもうと湯煙を上げているところがあったので、こいつはラッキー!と、服を脱ぎかけたところでダンナがさえぎる。「こいつは湯畑だよ!」 正しくは抜気漕というのだが。
単の湯温泉の湯畑? そうだよな〜。脱衣所なんかないもんね。小野小町に言わせれば「あな恐ろし」、湯煙見ればすぐ脱ぎ始めるこの性質。やはり、秘湯の旅も長く続けるものではなさそうだ・・・。

 大浴場の時間帯が女性は6:00までと聞き、夕食前にもうひとっ風呂。遺跡の発掘跡のような細長い湯船が三つ。どれから入ろうか、ワクワクしてしまう。
大浴場 まずは大量のお湯があふれ出している奥の湯。次に深さ130cmの立って入るお風呂へ。どうしても意味なく歩いてしまう。足が悪いわけでもないのに、歩行浴にてリハビリ。おかげで汗がどっと吹き出す。続いてとなりの浴槽へ。これを2回くり返したものだからクタクタ。須川以来、久々の湯疲れを味わった。

 広間でいただく夕食の膳、ワタシたちと同じように、秘湯めぐりの旅を続けているという熟年のご夫婦と隣り合わせた。大平温泉は食事前のオヤジの能書きが・・・やら、青荷は暗くて・・・やら、夏油は修学旅行じゃあるまいし・・・やら、笹倉は自炊部のお湯でないと・・・といったぐあいに、次から次へと温泉談義に花が咲く。
混浴露天風呂 この宿のお風呂にも話は及び、浅草生まれ(チャキチャキの江戸っ子)の奥さんが呆れ顔でのたまう。女性専用時間帯の大浴場に、バスタオルを巻きつけた若い娘が入ってきたとのこと。「アンタ! そのバスタオル、取んなさいよ!」と注意したんだそうだ。
 そういえば、TVの温泉紹介番組ではみんなバスタオル着用。まさか、それが流儀だなんて勘違いしていたのではあるまいね。

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