釣行日:
 2006年11月25日 中潮

釣果:
 マハゼ×1(15cm)
 マコ?ガレイ×1(12cm)











12:30 電車で木更津着。
駅前でラーメン食べて準備万端。洋々と港へ向かう。
14:00 釣り始めて1時間。この時点で入れ食いの計画は崩壊。
竿先も揺らさないサイズのカレイが釣れて、からくもボウズは免れる。
15:00 河口側の岸壁に移動。
浅い底には海藻だらけで閉口する。相変わらずアタリなし。

16:00 3度目の場替えで中ノ島へ渡る。ネコをからかって待つも、アタリが一度あっただけ。

17:00 日が暮れた中ノ島で、ネコをヒザに乗せたまま待つも、状況に変化ナシ。

18:00 あきらめて片付けてみると、1匹ゲットでオチが付く。ネコと別れて帰途に着く。
 今年はこの時期に木更津へ行こうと決めてました。昔のいい記憶があったからで、型のいいハゼを釣って、あれこれして食べてやろうという計画だったのです。この日はまさにその時と同じような冬晴れ! 頭の中は、前回よりいかに多く釣るか、そればかり考えてました。
冬晴れ 冬晴れの木更津港。
ここまでは、一昨年の
記憶と瓜二つ.。

 しかし、鼻歌交じりに始めて1時間。
 まさかこんなに釣れないとは、、、。
 アタリもなく、竿先は波と風に揺れるだけ。あの時の入れ食いは、まさか夢だったのでしょうか..。ふと巻き上げると手のひらカレイが付いていました。これでボウズはなくなりましたが、その小ささがなにか暗示的に感じられ..。
あまりにかわいい
カレイが一匹。
針を呑んでしまって
リリースの甲斐も
なく、、。
手のひらカレイ

 これはマズいムードなので、中ノ島大橋の下から鳥田川河口の方へ移動しました。が、こちらも変わらない感じ・・。しかも海藻だらけです。駐車場の脇なので、ファミリー・カップル・観光客がやってきます。ああ、空のバケツを覗かれる他に口惜しいことがありましょうや!..
河口側の様子 刻々と夕暮れが..。

 日没まであと1時間くらい。意を決して、昔釣れた中ノ島側に3たびの場替えを行いました。急に釣れだすとは思えませんが、これで思い残す事はありません。

 気持ちが黄昏てきたので、ここで「燗板娘」の出番です。つまみのサキイカをかじっていると、後ろから“くれくれ”とネコの鳴き声がします。首に鈴があるので飼いネコだったんでしょうね。少し分けてやるとまとわりついてきました〜。よく港で見かけるノラだと、もっと警戒しているもんですが、飼いネコだからか?ずいぶんと不敵なヤツです。
ネコ サキイカ欲しさにまとわりついてきたネコ。
なかなか大胆不敵なヤツ。
ごそごぞと もうないと言うのに。
ごそごそ・・

 他にエサを持ってないことがわかると、今度はなんと!ヒザの上に乗ってきて丸くなりだしました。まあ、そりゃね、そこそこ暖かい“肉座布団”でございますよ・・。

 しかたないので、ネコを抱いたまま、竿先を見つめていましたが、次第にあたりは真っ暗に・・。寒さも増してきて、ヒザのネコの温もりが何ともはかなく感じられます。人気もなくなった中ノ島に寂しい一人と一匹・・・。

 ・・いつまでも浸ってるわけにもいきません。ネコを降ろして片付け始めると、ああ〜、天のお慈悲か! 本命が1匹かかっていました。15cmのマハゼです。
 しばしの脱力感から我に返って、さっきのネコを探してみると、暗がりにトボトボ消えてゆくのが見えました。


  

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