わがまま温泉日記 温川温泉 ぬるかわ 温川温泉へはJR奥羽線弘前駅よりバス60分

秘湯を
守る会
温川山荘
住所 青森県平賀町温川温泉 〒036-0173 Memo:一軒宿
入浴料 \500
電話 0172-55-2314
営業期間 通年
泉質 温川温泉@Na・Ca-硫酸塩・塩化物泉 58℃
旅行日 03/08/14
コメント

バス停と吊り橋 バス停わきの吊り橋に、温川山荘の大きな看板。活字ではなく「書」であるところが、単なる秘湯の一軒宿とは異なる趣。
 何分歩けば着くのやら。まさか20分なんてことにはなるまいね。と、吊り橋ゆらしてブラブラ歩く。新鳩の湯温泉の玉川に架かる吊り橋は、長くて揺れて怖かったっけ。でも、目指すお宿の青いトタン屋根は目の前だった。

温川山荘 そもそも、ワタシは熱いお湯が大好きなのだ。だから、「ぬる」なんとかと名のつく温泉、後回し。しかし、行かねばならないときもある。あ〜ぁ、ぬるい湯つかりに歩かされるとは・・・。
 と、ぼやく間もなく、吊り橋渡って右へ折れると、すぐこの宿は姿を現す。
 「新平家物語」の著者、吉川英治が自宅を出奔、この地で転機を迎えたという、ブナの木立に囲まれた静かな静かな宿である。

青森ヒバ造りのお風呂 壁面こそタイル貼りながら、総ヒバ造りのお風呂は細工も込んで、ウキウキしながら、その造作を確かめてみる。沢渡温泉同様、放射状に延びた床板の造形美と、湯船の曲面に思わずため息つかせる男湯。残念ながら女湯は四角い造り。
 窓を開け、陽光浴びたブナの葉のキラキラ輝く浅い緑を目で楽しむと、ひんやりとした高原大気が舞い込んでくる。なんだか清らかで、幸せな気分にひたりつつ、お湯にも浸かる。
 色のついたお湯も面白いけど、やはり基本は楚々として澄む透明なお湯なのかな〜。白い湯花は光線が差し込んでいないと、見つけられないくらいに控え目なのだ。

混浴露天 お湯を一口飲んでみる。「こりゃ、塩化物・硫酸塩泉。ナトリウム系だね」と、泉質当てクイズにて一人遊び。
 お肌触りはすべすべで、硫酸塩泉特有のキシむ感じは全くなかったのだが、これがこれが大当たり〜! ワタシはほんと、うれしくなったね。そもそも、泉質について調べてみようなんて思った動機は、まさしくココにあったのだから。
 露天は混浴。しかも、アブ。めんどうくさくてお呼びじゃないわ。

人なつっこいワンちゃん 風呂上がり、ロッジ風の広間で休みつつ、女将さんに聞いてみた。「熱いお湯ですね〜」 「いつもお客さんから『ぬるい、ぬるい』と言われるんですけど・・・」
 実は熱い湯好きのこのワタシ、あまりの熱さに水で埋めてしまったのだ〜。温いのは川、のろいのはここの飼い犬、お湯の話ではない。おそらく、露天がぬるいのだろう。

斎藤養蜂場にて蜂蜜購入 大鰐へと向かう道すがら、養蜂場を見つけてしまった。急坂の田舎道を、バックオーライ!
 中国産の蜂蜜は砂糖が入っているので、ありがた味がない。国内産に限るわけだが、都会で買うと少々お値段が張る。
 肘折温泉でも山形産のトチを一ビン購入したが、今年はハチが少なくて、今後値上がりするんだそうな。ならば、もう一ビン、青森産のアカシア購入。お婆ちゃんのビン詰めだから、細かい食品表示などなく、およそ1kg2千円也。ほんと、ビッグサイズでビックリプライス。
 これだから、温泉旅行はやめられないと、家計にうとい主婦の弁。大きなハチに恐れをなして、クルマのトランク開けられない。

Top