
釣行日:
2006年6月25日 大潮
釣果:
アナジャコ×8
貝いろいろ×一山

8:50 |
自転車で江戸川沿いに河口へ到着。
すでに先客20組くらい。
ときどき歓声が上がってアナジャコが採れてる様子。
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9:40 |
しばらく苦戦したものの、待望のアナジャコゲット!
すっかりハマる。
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12:30 |
潮も満ちてきたので、少し早めに切り上げ。
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ここは潮干狩りもできると聞いていたので、合間に熊手で掘り返してみました。すると、めざすアサリは少なくて、謎の貝ばかり..。いちおう一山持ち帰って、ネットを頼りに調べた結果、そして食べてみた結果は次の通りでした。
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このゴロっとした黒いのは、見た目はシジミなのですが、異様にでかい..。まさか、何かの影響で突然変異したのかも!?と心配しましたが、オキシジミという種類のよう。いちおうシジミでしたね(^^;
身の色はオレンジ系で、恐る恐る食べてみましたが、味も確かにシジミっぽく、悪くはありません。ダシも一番濃くでてました。
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一番取れた白い貝は、潮干狩りでは外道扱いのシオフキでした。砂抜きが難しいというので、こちらの情報をもとに挑戦してみましたが、砂(泥)は抜けたものの、味はちょっとエグい感じですね。好んで採るものではないでしょう。
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比べてみると、やっぱりアサリは一番食べやすい味ですね〜。ただ、シオフキ4個に1個混じる程度でした。
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江戸川は海の手前で2つに別れますが、水は普段は旧江戸川の方を流れており、本流である江戸川放水路は水害の時の非常用です。なので、本流の河口は海水の入る穏やかな入り江になってます。そのおかげかハゼの最高の釣り場となっていて、私も行ったことありますが、夏〜秋のボート釣りは有名ですね。
しかし、もう一つ密かな名物というべきものが・・。それがアナジャコなんです。今年こそ行ってみようと決めていました。この日は梅雨らしい曇り空でしたけど、雨の心配もなく、風もない絶好の日和。そして大潮です。アナジャコが住むのは河口の干潟なので、この日でないと。
着いてみると、おお、けっこうな広さに砂泥の干潟が広がってます。この日の干潮は10:30頃で、9:00前に着いたのですが、既にファミリー中心にあちこちで採ってる様子。..やる気がフツフツと沸いてきます!
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けっこう広い砂泥の干潟。京葉線のガード下周辺が人気です。 |
アナジャコ採りはこれが初めて。でも、知識は入念に頭にすり込んできました。なるほど、確かに干潟には一面にポツポツと穴が開いてます。これがアナジャコの巣穴だそう。さっそくスコップで表面を剥ぎ取ると、穴はさらにはっきりポコポコと見えてきました。
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干潟には写真左下のような小さな穴がいっぱいありますが、少し掘るとくっきりします。
もっと穴の密度が高いところもありました。 |
ここからがアナジャコ採りのおもしろいところで、なんと筆を使って採るのです! 巣穴に筆を差しておくと、アナジャコが追い出そうと持ち上げてくるので、そこを捕まえるというもの。
果たしてうまくいきますかどうか・・。100円ショップで買ってきた筆5本を差して、ドキドキしながら見ていると、あ、ホントだ! 中の1本が持ち上がってきました!・・意外にスススと上がってきます。タイミングがわからず見ているうちに、ポコっと筆が追い出されてしまいました、、。
筆を差したところ。
筆が持ち上がり始めた時のドキドキ感がたまりません!
ヒモを付けているのは、巣穴がけっこう深いから。 |
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そんな感じで、最初は勝手がわからなくて苦戦していたのですが、だんだんわかってきました・・。筆が上がってきたら手を水中に入れて待機しておき、毛の半分くらいが穴の外へ出てきたところで、右手で毛もろともアナジャコの爪をまずは片方つかむのです。次に、今度は左手でもう片方を探してつかみます。ここで慌てて右手のみ引っ張ったりすると、アナジャコの手がもげて逃げられてしまいます、、。あくまで慌てず騒がず、アナジャコの両手をつかむのです。そしたら後はゆっくりゆっくり、1、2度アナジャコも抵抗しますが、それも無視してゆっくり引っ張ると・・・シュルっと抜けて一丁上がり!
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これがアナジャコですか〜。
爪をつかんだ時の感触と比べると、意外に大きく感じます。 |
一度逃げられてしまうと、アナジャコがイジけて、筆で誘おうが突こうが全然出てきてくれなくなります。さっさと諦めて次の穴を探した方がいいようですね。
そんなアナジャコと遊んでると我を忘れてしまいました。なんとのどか遊びでしょう〜..。特に筆が上がってきて、どこでつかみに行くか、つかんで引き抜くまでのドキドキ感がたまりません。もう1匹!と続けたくなりますが、潮が満ちてきたらおしまいです。昼ごろまでには満足いく数が採れたので、少し早めに上がりました。
本日の水揚。
見た目もシャコに似てますが、別種なんだそう。 |
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採れたアナジャコはよく洗って天ぷらに。さすがはエビ・カニ系だけあって、おいしいですねえ〜! ちょうどその中間くらいの味で、ミソの感じはカニっぽい。殻がやわらかいので、尻尾からバリバリ食べて気になりません。これならゆでて食べてもイケるでしょう!
・・次の大潮にまた行ってしまいそう(笑)
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揚げると赤くなるのは、なるほどエビカニ系ですね。
味はその中間という感じ。ミソも入ってるし、食べがいあります。 |
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