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人生の指南役

TeachingとCoachingの違い

前回の続き。復習だよ。

TeachingとCoachingの違いって言えるかい?
「なんとなくわかりますが、説明までは・・・」

ライオンは子供にどうやって狩りを教えるか知っているかい?
「狩りをするところを見せるんじゃないですか?」
それがteaching。

でもそれじゃ、子供は狩りを出来るようにはならないだろう。実際に狩りをさせるんだよ。親ライオンがシマウマの後ろ脚にかみついて走れなくしておいて、子供に狩りをさせる。映画のLost World(Jurassic Park II)のlast sceneにも出てきたんだけど、見なかった?
「あっそれ!覚えてます。獲物は・・・」
そうそう、それがcoaching。


親ライオンは子供に肉を与えれば刹那的に生きながらえることはできるけど、親がハンターに撃たれて死んでしまったら、子供は飢えるしかないだろう。だから親は肉を与えるのではなく、肉を得る方法を教えるのさ。自分でとることができるようになれば立派なジャングルの住人として認められるわけさ。実際には毎日肉を食べているわけではない。肥満のライオンなんて見たことないだろう?ライオンてよくみると結構痩せているんだよな。

僕ら指導の役目として大切なことは、君らが知らないことを自覚させることで、君らが知らないことを教えることではない。勉強は君ら自身でする以外にないのさ。人から得た知識は失うのもまた早い。悪銭身に付かずって言うだろう?ちょっと意味が違うけどね。自分で勉強した知識でなければ身に付かないものさ。だから、僕らは、君らが持っている知識や潜在能力を、質問を替えて引き出そうとしているのさ。(研修医の頭に手をあてながら)ナメック星の長老のようにね。
「ありがとうございます」
素直でよろしい。

でも基本は君たち自身の努力だよ。毎日必ず、教科書を読む習慣、新聞を読む習慣は付けて下さい。勉強も大切だが、一般常識を持ち合わせていないと、医者バカと言われるからね。これは自嘲的に使っても、人からは決して言われちゃいけないよ!
「はい!」

おはよう!昨日は帰ってから教科書読んだか?新聞読んできたか?
「・・・明日からがんばります」
(ゴン!)
「すいません」

TeachingとCoachingの違い