わがまま温泉日記 新津温泉 にいつ 新津温泉へはJR信越本線新津駅より徒歩15分

新津温泉
住所 新潟県新津市本町4丁目17-13 〒956-0864 Memo:
入浴料 \300
電話 0250-22-0842
営業期間 通年
泉質 含重曹食塩泉 47℃ 19.8L/分
旅行日 03/08/10
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洗って入る

「きれいに洗ってから入る」 これはもう、常識中の常識なのだが、股の間を何度も何度もゴシゴシやられた日には、さすがにワタシもめげた・・・。
レジオネラとともに、この常識が広まったのは幸い。しかし、おかげで、たとえ本日の3湯目であろうとも、フリだけはしなくちゃならない。なにしろ冷たい視線を浴びたこともあるからねぇ。

正面玄関。休憩広間を利用ならココから入る。 わが国は石油資源の99%以上を輸入に頼る。わずかに産出するのは新潟・秋田・青森・北海道など、日本海側に偏在している。ここ、新津は20世紀初頭、石油王として名をはせた中野貫一ゆかりの地。このあたりの大地主であったという。
 秘湯というと、奥深い山の中と相場は決まっているのに、スーパー長崎屋の裏手に、この温泉は湧いている。

温泉までのエントランス たどり着くと、田舎のつぶれかけの木工所みたいなものだ。燃料の材木の方がやたらと目立ち、温泉という感じがしない。天然ガスの貯留タンクが目を引くが、それだけでは足りないのだろう。
 入口で料金を支払い、風呂場まで案内してもらう。常連さんの動きを見ると、そのまま広場を横切って浴室まで直行するのが正しいようだ。
 ところで、この間、目にした休憩所の光景を、どのように形容すればよいのやら。ともかく、お年寄りで大賑わい。

男湯 風呂場は当然、バァちゃんばかり。会話の中身が聞き取れないところからすると、みんな地元の方々に違いない。場違いなところに迷い込み、浮いてるワタシ、おかげでじっくり偵察できない。
 飲むと相当塩辛い。石油の里というだけに、匂いといい、肌触りといい、これは石油だ。
 同じ石油臭でも湯の沢温泉のそれとは違い、複雑な臭味のハーモニーがなく、シンプルに石油と断言できる代物だ。
 浴槽から、お湯のオーバーフローはなく、細めのパイプ1本にて排湯掛け流しとはいえ、これでは、汚れがたまる一方だね〜と、大勢のバッちゃんに囲まれながら、よそ者が小さくなっての入浴なのだ。

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