わがまま温泉日記 泥湯温泉 どろゆ

秘湯を
守る会
奥山旅館
住所 秋田県湯沢市字泥湯沢25 〒019-0404 Memo:
電話 0183-79-3021
営業期間 通年
泉質 単純硫黄泉
旅行日 00/08/08
コメント イオウ採掘跡

 鳴子から鬼首を経て、長いトンネルをぬけると秋の宮温泉である。この国道は3桁国道にしてはよく整備されていて、スピードも出しやすい。そこから、山の中を分け入って、泥湯を目指す。
 途中、展望台というより、物見やぐらが立っていたので、そこから眼下を望む。川原毛地獄という、イオウ採掘あとであった。このどこかに、有名な川原毛大湯滝があるのだ。さっそく、地獄の入口までクルマを走らせてみると、一番奥にあるようだ。
 あの広さを横切らねばならないのか・・・。 いったい何分かかるのだろう? しかも、行くってことは、帰ってこなきゃということ。雨も降りそうだったので、早々にイタリアン気質にならい、勇気ある撤退を開始。

泥と一緒に沸き出すお湯 泥湯温泉に入ると、広い駐車場も2年前と同じ。奥山旅館となりに、大きな露天風呂ができていた。それと、屋台の位置が旅館に一歩近づいていた。
 さて、前回からの宿題。「泥湯」を探してみることにした。源泉近くの歩道脇には、あちらこちらからお湯が沸々とわいている。じっとしばらくながめた末、ワタシなりの結論にたどりついた。泥といっしょにわいてくるから「泥湯」なのか? そういえば、後生掛温泉の自然探勝路に「泥火山」というのがあったっけ。

旅行日 98/08/14
コメント

あちこちから立ち上る湯煙 須川からの帰り道、泥湯に寄ることにした。下っていく途中、「三途川」というような、恐ろしげな集落があった。お盆の時期でもあったので、不気味さひとしお。
 国道を左に折れると、毎度のことながら、山道である。発電所の施設の先に、やっと開けた平地があった。宿は数えるほどしかなく、やたら広い駐車場が印象に残っている。

奥山旅館 奥山旅館に湯をつかわせてもらおうと入ったのだか、道路の向かいで入ってくれという。あの、屋台の出ているところ?
 奥山旅館「別館?」にてお湯をいただいた。共同浴場の趣である。内湯の正方形の湯船は、熱くて入れず、ホースを引っぱりこんで、水で埋めた。軽い硫黄臭をともなう、細かい湯の花が浮く、上品な湯である。もちろん、これはお湯だけの話。
 時間に余裕がなく、「泥湯」の由来となったお湯に入れなかったことと、屋台のイワナとビールに手をのばせなかったことだけが、何とも心残りである。

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