わがまま温泉日記 後生掛温泉 ごしょかけ

後生掛温泉旅館
http://www.goshougake.co.jp/
住所 秋田県鹿角市八幡平 〒018-5141 Memo:
入浴料 \400
電話 0186-31-2221
営業期間 通年
泉質 酸性硫化水素泉(緑ばん泉)
旅行日 00/08/10 98/08/10
コメント 大浴場外観

 大浴場は天井が高く、広々として、なぜか好きだ。きっと幼いころ遊んでいた木工所に似ているからだろう。なるほど、外から見ると、木造3階建ての吹き抜け構造になっている。
 オンドル部屋もある、この湯治宿を見るにつけても、内風呂こそ温泉の基本なのだ。開拓精神あふれる野湯愛好家以外、ワタシにとって露天とは、やはり、本筋を外れたものと言わざるを得ない。ちなみに、当世は、露天がなくては客が集まらないんだとさ・・・。

後生掛温泉パンフレット 「神経痛の湯」「火山の湯」と名づけられた2つの大きな浴槽の間に、幅1mばかりの空間があり、2つの浴槽からお湯があふれ出している。ダンナによると、ここが湯から上がって休憩するときのベストポイントなのだそうだ。浴槽に足をつけたまま、板の間に腰を下ろす。水虫と痔の治療が一挙にできると大喜びである。

温泉玉子 朝方、のんびり入浴していた。カッパの前掛けを身につけたおじさん・お兄さん方が、客の姿などまるで目に入らないかのように、どやどやと掃除に入ってくる。こんなことで恥ずかしがっていては秘湯につかる資格はないのだ。掃除中の迷惑も省みず、悠々とお湯を楽しんでやった。
 内緒だが、内湯から続く露天の塀には、のぞき穴がある。露天の前は土と雑草ばかりの風景だから、塀の向こうの景色の方がよいのだ、きっと。

泥火山 帰り際、外の売店で温泉玉子を買ってみた。玉子の殻が何とも不気味な色に染まっている。が、中身は大丈夫。けっこうおいしいゆで玉子。箱根の黒玉子は長生きを謳っているが、ここのは「何でこうなるの?」と、学究肌である。
 ゆで玉子をほおばりながら、旅館裏手の高台に広がる自然探勝路を散歩する。一周20分ほどのコース、泥火山をはじめ、いろんな地形が点在している。

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