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「内科医は全人医療を目指します」

「はじめまして」

 みなさんこんにちは。内科の西野と申します。私は消化器を中心に内科全般を診察しています。
 我々が市立病院に赴任して早3か月を過ぎようとしています。我々もこの病院と患者さんになれるのには、しばらくの時間が必要でしたが、みなさんもまた、今までの診療との違いに戸惑われたことも少なくなかったものと思います。そこでこの場をお借りして、我々のみなさんに対する診療の立場をご説明申し上げたいと思います。
 現在、内科ではみなさんを診察する際、主治医制をとっていません。なぜなら、ひとりの患者さんをいろいろな医者がいろいろな角度から診ることによって、みなさんの隠れた病気見つけられると考えているからです。医師も人間です。自分のわかるところだけ、気が付くところを中心に診察したくなるものです。
 ですが、みなさんが本当に健康であるかどうかを確かめるためには、血圧測定やお話しだけではなく、定期的な検査すなわち胸部X線写真(肺、心臓)、心電図(心臓)、心エコー(心臓)、胃カメラ(胃)、超音波(肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、脾臓、膀胱、前立腺・子宮など)、大腸カメラ(大腸)、採血(肝機能、コレステロール、中性脂肪、腎機能、貧血、血糖など)などを調べなければなりません。実際にみなさんの中で「これらをきちんと調べているので、安心だ」とおっしゃる方はどれくらいいるでしょうか?我々はみなさんを診察する中で、これらの検査を一年間の中で一回は受けてもらおうと考えています。
 ですから、消化器疾患の患者さんも循環器の医師が診察し、高血圧や狭心症の患者さんも消化器の医師が診察できるように、したいと考えているのです。もちろん、その病気の専門の医師が定期的に診察できるようには配慮しています。みなさんのうち何人かは主治医制でないことに不安を感じていらっしゃるようですが、我々はその方がみなさんのためになると考えています。結論として、特定の医師がみなさんの健康を維持・増進するのではなく、「市立の内科にかかっていれば安心だ」と言って頂けるようになるのが我々の理想です。それでもどうしても固定の医師に診察を希望される方は、受付で・・番診察希望と申しつけて下さい。
 ちなみに、診察は毎日3人の医師で行なっています。一人の医師は週4回は外来に出ていますので、好きな曜日に受診して下さい。最近では月曜日は混雑していますので、他の日に来られるのもいいかもしれません。
 また今年の病院の大きなプロジェクトとして、みなさんの診察券を一枚のプラスチックカードにしようと考えています。現在ほとんどの病院で採用しているような、キャッシュカードサイズのものです。実現は秋頃になると思いますが、みなさんが親しみやすく、使いやすいカードにして運用を予定していますので、楽しみにしていて下さい。

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