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アニメについて・2002年


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2002年01月期

 最近、シリーズの開始が春・秋の番組改変期に合わない番組が増えてきました。1・2月に始まった番組です。例によって、コメントが無いのは前期からの継続です。やっぱり21本もある…。

日曜日

おジャ魔女どれみ どっか〜ん!
 またまた新シリーズ開始。どれみ達は小学6年生に進級し、さらに赤ちゃんだったハナちゃんが、魔法で無理やり成長してどれみ達と同じ学年になってしまった。何かタイトルがやけくそっぽいが、内容までそうならないといいけど。
超GALS!寿蘭
ギャラクシー・エンジェル
 私は未見だが、衛星放送かどこかで放映されていたシリーズの続きらしい。お気楽ごくらくアニメというキャッチフレーズが実に良く似合う、日曜日の朝に相応しい作品だと思う。ミルフィーユの「ばーんとやりますぅ!」は良かった。
だぁ!だぁ!だぁ!
 第1期分が終わったのか、傑作選と称する再放送シリーズに突入してしまった。
サイボーグ009
ONE PIECE

月曜日

Dr.リンにきいてみて!
犬夜叉
Hellsing
 吸血鬼を退治する、無茶苦茶強い吸血鬼という設定が、「吸血鬼ハンターD」と似ている。ただ、「D」は誰の指図も受けない孤高のハンターなのに対し、この主人公であるアーカードは、何故か人間に仕えている。第1話は、血の赤と闇の黒が際立った迫力ある作画だったけど、やっぱり話数が進むにつれ、イマイチな回も出てきた。ちなみに、アーカードとは「ドラキュラ」の逆読みらしい。何の予告にもなっていない予告が笑える。
アクエリアン・エイジ
 元は、トレーディング・カード・ゲームのシリーズ。主人公が何か特殊な能力を潜在的に持っていて、その力を手に入れようとする4つの勢力が争っているという設定らしい。この4つの勢力というのが、元のカードゲームにある設定のようである。芸能界を絡めているが、その辺が何か作品に生かされるのかは謎。

火曜日

ラーゼフォン
 今までメカデザイナーとして活躍してきた、出渕裕氏が初めて監督する作品。そこかしこに、過去のアニメやSF映画で見たようなネタが散りばめられている(ように見える)ところや、第1話で見せた、戦闘機の空中戦の気合いの入った作画など、なかなか頑張っているようだが、話が面白くなるかどうかはちょっと心配。オープニングは、久し振りに、作詞・岩里祐穂、作曲・菅野よう子、歌・坂本真綾という黄金トリオ(という言い方も何なんだが)。ヒロイン(?)の声も真綾さん。どうせなら、BGMも全部菅野さんにやってほしかったが、それでも結構いい感じではある。ラーゼフォンと別の巨人との戦いのシーンに流れた曲が、なんとなく劇場版の「マクロス」のと似ているような気もしたが。
Kanon
 泣かせるストーリーと心に染みる音楽とで、PCとDCで人気をはくしたゲームのアニメ化。元のPC版が18禁ゲームだったので、どうなるのかと思っていたが、これは18禁要素を除いて、DC版の元にもなった、いわゆる全年齢対象版がベースらしい。あの特徴のあるキャラを頑張って動かしていると思うが、作画は並。それより、セリフの掛け合いがなかなかテンポが良く、絶妙な間で良いと思う。第1話での、名雪こと國府田マリ子さんの情けなさそ〜なしゃべり方が結構ツボ。ちなみに、DC版はとりあえず買ってあるが、動作確認のためにちょっと動かしただけで止まっている。

水曜日

シャーマンキング
テニスの王子様
ヒカルの碁
プロジェクト アームズ
 やっぱり、決戦の場がニューヨークから変更になった。ニューヨークのビルだったカリヨン・タワーが、海上の島にあるカリヨン・フォートレスという要塞になった。その分、遠慮の無いアクションができるかも。

木曜日

七人のナナ
 いきなり自分が7人に増えたらどうなる、しかもただでさえ大変な高校受験を控えた中学3年生という時期に…。受験、恋、特撮ヒーローと色々混ぜたらこうなりました、っていうような、ごった煮みたいな作品。監督が、かの「Gガンダム」のヒトなので、どうなることやら。第1話での夕焼けの空を飛ぶナナや、京都の名所を片端から壊していく無茶苦茶さが気持ち良い。ただ、今のところ、オリジナルのナナ対他の6人という構図しか見えないのが残念。7人それぞれの個性がもっと出てくれれば面白いと思う。それはともかく、ナナの親友の瞳ちゃんは、実にいいメガネっ娘である。

金曜日

あぃまぃみぃ!ストロベリー・エッグ
 男が女教師に化けて高校に赴任する、というと、何かイロモノっぽいが、中身はごくオーソドックスな学園モノであった。ただ、それがかえって細かい部分の詰めの甘さを目立たせる結果になってしまっていると思う。例えば、男子生徒の目を引いてはいけないとか言って女子の体操服を袴みたいなだぶだぶのにしてるくせに、普段の制服は、前かがみになっただけで下着が見えるようなミニスカートだったり、とか。主役の女の子は可愛いが、ドジっぷりが極端過ぎ。

土曜日

ガイスターズ
カスミン
サクラ大戦 轟華絢爛
 タイトルは誤字にあらず。セガサターンとドリームキャストの代表作品の1つ「サクラ大戦」のOVA第2期。第1期がゲーム1作目の前〜中盤、TVアニメがゲーム1作目のストーリに沿いつつ、パラレルワールド的ストーリであったのに対し、これはゲーム2作目の後〜ゲーム3作目が始まるまでの間の話で、巴里に旅立つ直前の大神が、過去の花組の面々との出来事を回想する、という形を取っている。キャラの性格設定などは、ゲーム版に準じているようで、アイリスが「電波少女」ではない。所々に、ゲーム3作目で使用された、2Dセルアニメと3DCGとを融合させた「ネオCG」の実験的なシーンが垣間見える。話のノリは、「ダンディ団」が出ていることからして、「サクラ大戦歌謡ショウ」がベースになっているような気がする。
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2002年04月期

 さて、旧来の番組改変期である4月です。終了した番組も多いですが、始まった番組はそれ以上に多いです(^_^; 27本もありますが、何なんだ、この数は…。これら以外に、再放送の帯番組として「魔法陣グルグル」とか、「X-FILES」とか、「BIKE SOUND」とか、「STAR TREK DEEP SPACE 9」とかも観てますから、週あたりの視聴時間は20時間ぐらいになりますなぁ。土曜日の午前中に、テレビ大阪で4本連続というのが印象的ですが、これは、今年度から始まった学校の週休5日制に合わせてのことでしょうね。
 [2002/04/29追加]さらに増えて31本になってしまいました(^_^; ただ、切ったのや既に終了したのも何本かありますので、それはタイトルをこの色に変えました。でも、多いなぁ…。

日曜日

おジャ魔女どれみ どっか〜ん!
電光超特急ヒカリアン
 なぜか新幹線がロボットに変身して闘う、妙な設定のアニメ。基本的に小さな子供向けみたいだし、ロボットが擬人化されているというのは趣味に合わないので切るかもしれない。しかし、悪役のボスが千葉繁氏だったり、なおかつ単なる悪役でもなさそうだったり、地球を守る側の組織の名前が「JHR」だったり(日本道路公団とJRを合わせたような…)、その司令部の女性が眼鏡っ娘だったり、過去にヒカリアンと悪役とが闘ったことがあったりと、妙に気になる要素が混じっていて悩む。
ぴたテン
 「ちっちゃな雪使いシュガー」のキャラクター原案を行なったコゲどんぼ氏のコミックが原作。「うる星やつら」に遡る、押しかけ女房もの(?)。ただ、主人公が小学6年生というのと、「押しかけ」の女の子がマンションの隣の部屋に住んでいる(と、本人が言っているだけで実際は…?)「天使」であるという辺りが、ちょっと趣が違う。今のところ、コゲどんぼ氏の可愛らしいキャラクターが目を引くぐらいだが、主人公が母親を亡くしている(しかも主人公を自動車から庇って死んだらしい)、という設定がストーリにどう生かされるかが焦点、かも。
 (2002/05/13追記)その後の回で、美紗さんはちゃんと隣の部屋に住んでいることがわかったが、じゃあ「天使」がどうやって部屋を借りることができたのか、という謎が生まれる。 「ミンキーモモ」式に魔法かなんかを使って入り込んだ、というのがありがちなパターンであるが…さて?
だぁ!だぁ!だぁ!
 再放送が終わって、第2期(?)が始まった。ヘンな奴がメインキャラに加わったが、ノリは特に変わっていないようだ。
サイボーグ009
ONE PIECE

月曜日

犬夜叉
HAPPY☆LESSON
 「シスター・プリンセス」と同時期に、「電撃G'sマガジン」の読者企画として始まった作品。「シスプリ」が年下方面なら、こちらは年上方面である。美人の女性教師が5人、何故か家に押しかけてきて、何故かママになってくれるという、ある意味「シスプリ」よりぶっ飛んだ設定。元々、OAVとして作成されていたアニメであるが、第1話はそのOAV版がそのまま放映された(OAVは観ていないので本当にそのままかどうかは不明)。話は、まぁそれなり。
あずまんが大王
 オープニング・エンディングを歌っているのが、元ZABADAKの上野洋子さんと、「宇宙海賊ミトの大冒険」「Z.O.E. Dolores,i」等のエンディングテーマの伊藤真澄さんとのユニットということで、歌を聴いているだけで結構幸せ。本編も、かなり原作に忠実で、それにアニメ独自の味を付け足していて、よく作ってあると思う。マンガをアニメにする際は、その「間」の捉え方が自分のと違っていると問題になるが、それも割と合っていたので良かった。

火曜日

東京アンダーグラウンド
 タイトル通り、東京の地下にある世界からやってきたお姫様(?)を、行き掛り上守る事になってしまうという、最近ではちょっと珍しくなったパターンの作品。それだけに、どんな独自性を出してくるかどうかがポイントかも…と思って第2話を観たが、主役の少年がいきなり敵のリーダー格に殺されたと思ったら、ヒロインの力で復活して超常の力を得る、というのは「3×3 EYES」だし、走査線を被せたような表現は「最遊記」みたいだし、ということで、何かまた、どこかで観たような話になりそうな気がする。エンディングが新居昭乃さんというのはいいのだが。
りぜるまいん
 以前、同じサンテレビでやっていた、「アニメコンプレックスNIGHT」枠の内の1本。  これも、「ぴたテン」と同じく、「押しかけ」モノだが、こちらはそのものズバリの「押しかけ女房」である。ただ問題なのが、押しかけてきたのが、人造人間だか何だかよくわからないモノであること。涙がニトログリセリンとほぼ同じ成分だというのは、「涙は女の武器」ということわざ(?)を地でいっているのか、どうなんだか。
鋼鉄天使くるみpure
 「りぜるまいん」と同じく「アニメコンプレックスNIGHT」枠のもう1本。  以前の同枠でも「くるみ」はやっていたが、今回は何と実写版である。トホホな出来になるか、それとも化けるか。とりあえず、実写で見ると、起動前の「くるみ」が死体みたいで怖かった。
ラーゼフォン
Kanon
 (2002/05/17追記)2002/05/15未明に、関西テレビで最終話が放映された。感想・考察を追加した。

水曜日

シャーマンキング
テニスの王子様
ヒカルの碁
.hack/SIGN
 「どっとはっく さいん」と読む。プレステ2用の同名のゲームの、別の面から見たストーリーで、いわゆるメディアミックス作品というやつである。キャラクターデザインが、かの貞本義行氏ということで、TVシリーズで氏のキャラを観るのは、結構久し振りな気もする。舞台が「ザ・ワールド」という、ゲームの世界ということで、何となく押井守氏の「アヴァロン」を連想させるが、果たして。

木曜日

七人のナナ

金曜日

アベノ橋魔法☆商店街
 「月刊アフタヌーン」誌で鶴田謙二氏がコミック版を連載している作品のアニメ版。要するに、これもメディアミックス作品である。「アベノ橋」は「阿倍野橋」で、つまり舞台は大阪。しかもあの辺が舞台というのは、「じゃりン子チエ」以来かも。ただ、第1話にして、既に舞台が異次元に移りつつあるが…安倍晴明が絡んでいるところからして、単なるナニワの下町アニメにはなりそうもない。こーゆー、大阪を舞台にした作品の場合、大阪弁を声優さんが上手く話せるかどうかが結構キーになるものだが、主役の2人はほぼ違和感無し。特に、松岡由貴さんの方は、「どれみ」でも大阪弁少女のあいこ役で実力を示していることもあり、なかなかいい感じである。
爆闘宣言ダイガンダー
 観なかった第1話が面白かったらしい、というのを聞いて第2話を観てみたが、擬人化された自意識を持つロボットを闘わせる、というのがやはり趣味に合わない。作画的にも、何か一昔前のような感じだし(特に爆発シーンとか)、やっぱり観るほどもなかったか。
あたしンち
 なんとなく、「間」がいい。と思ったら、監督が大地丙太郎氏だった。大笑いするほどではないが、「にやっ」としたり「くすっ」としたりするポイントが上手いかも。

土曜日

よばれてとびでて!アクビちゃん
 この、6月という変則的な時期の放映開始。アクビちゃんとは、「あの」アクビちゃんである。ハクション大魔王の娘のアクビちゃんである。「何で今?」という気もしないでもないが、あの、いかにもタツノコっぽいキャラが無茶苦茶懐かしい。できれば、「コメットさん☆」みたいに、「懐かしい」以上のものを期待したいところ。しかし、ビデオ全7巻発売中、とかいうCMが流れているのだが、他の地域で既に全話放映済みなのだろーか。
満月をさがして
 「ふるむーんをさがして」と読む。少女が魔法で成長して歌手デビュー、とくれば、もろスタジオぴえろの「クリィミーマミ」に始まる魔女っ子モノの設定であるが、主役の子が病気で余命1年だったり、成長させるのが少女をお迎えに来た死神だったりという辺りがちょっとヘン。ただ、主役の子の歌は、結構上手いというか、いい感じ。
東京ミュウミュウ
 地球を守るために闘う少女、というのは、もう「セーラームーン」以来の伝統芸みたいなものか。絶滅寸前の動物と合体(?)して力を発揮する、という設定が何かヘン。絶滅寸前の動物、というのがよく出てくるが、どう本筋に絡むのか謎。
わがまま☆フェアリー ミルモでポン!
 妖精の国の王子が、王になる前の修行のために人間界にやってくるという、「ちっちゃな雪使いシュガー」と「紅茶王子」とを足して2で割ったような話。初めは、単なる少女マンガかと思ったが、妖精のミルモの説教が「ものすごく」マトモだったので驚いた。あと、主人公のライバル役になりそうな女の子が、なかなか「いい性格」そうなので、こちらも少し楽しみかも。
フォルツァ!ひでまる
 サッカーワールドカップのタイアップアニメ…かな。ひでまるというのは、中田英寿のホームページのマスコットキャラクターらしい。内容自体は、解散していた弱小サッカークラブが、サッカーの上手い主人公の加入で立て直し、同じ街の金持ち&エリートサッカークラブに挑むという、ありがちな話のよう。擬人化した動物のキャラクターというのも趣味に合わないので、これは切るかも。→[2002/04/29追加]切りました。
カスミン
 第1期の放映が完了して、第1話からの再放送シーズンとなった。他に観るものが多過ぎるので、まぁ観れたら観る、ぐらいのスタンスでいくのがいいかと。
天使な小生意気
 原作は絵が下手なのが嫌で読んでなかったが、アニメも同様。あれだけ絵が酷い作品も、昨今では珍しいのではなかろうか。ストーリーも荒唐無稽なだけで見るものがなさそうだし。原作通りだとすると、何でこんなのが長期連載されているのか不思議である。主役は林原めぐみさんだが、もったいないオバケが出そう。
サクラ大戦 轟華絢爛
 4月21日放映分で終了した。後番組は「ちょびっツ」。
ちょびっツ
 主人公が上京してくるところから始まったり、友人が隣に住んでたりと、多少原作と構成が異なるが、それ以外は大体原作通り。脚本に、原作のCLAMPの一人・大川七瀬氏が加わっているようなので、その辺安心感がある。しかし、原作コミックではさほどでもなかったが、パソコンとはいえ裸の女の子が包帯グルグル巻きの状態でゴミ捨て場に落ちている、というのは、かくも異常な光景だったか、と改めて認識させられた。色や動きが付いているせいだろーか。
藍より青し
 またもや押しかけ女房モノ…ではあるが、こちらはれっきとした人間の女の子。しかし、その子が、今時いねーよ、というぐらい和風の純粋培養型大和撫子だったりするあたりが、返って現実離れしているかもしれない。主人公と女の子が許婚で、しかも2人ともどうやら名家の人間らしい、というと、何となく「さわやか万太郎」を連想させる。女の子のほうが、18年間ひたすら主人公を恋い慕っている、というのは、一途と言えば聞こえは良いが、感情を刷り込まれているようで怖い。確かに、男からすれば悪い気はしないのであるが…。ましてや、その女の子が、無茶苦茶可愛くてスタイルも良くて家事も完璧で少し世間知らずで男にひたすらつくそうとしている、となれば尚更である。このまま、単に「男にとって都合がいい女」で終わらなければいいと思うのだが。 それにしても、押し掛けて来るのが、天使だったり、悪魔だったり、ロボットだったり、パソコンだったり、宇宙人だったり、見た目少女でも涙がニトログリセリンと同じという得体の知れないモノだったりする事が多い中、普通の人間の女の子というのは非常に珍しい事になってしまったんだなぁ、と思う。「HAPPY☆LESSON」も押し掛けて来るのは普通の女性だが、あれは思考回路が普通じゃないしなぁ。
 (2002/05/08追記)第2話を観て思ったのだが、これはあんまり深刻な事を考えずに観るのがいい作品なのかもしれない。葵ちゃんが食事の用意をする場面が2回あったのだが、そのどちらでも薫の分しか食事が用意されていないように見えるにもかかわらず、その事に触れる場面が無かった。 普通に考えればこれは異常だと思うのだが、それが作中で指摘されないということは、あまりリアルなことを考えずに気楽に観ればいい作品だ、ということなのだろうか。
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2002年07月期

 1クールの作品が増えたせいか、すっかりこの時期の番組改編が定着した感があります。 続いてる作品はやたら長く続いてるのですが、そーゆーのはややマンネリ気味だったり。 あと、視聴環境が無い衛星放送系に面白そうな(マニアックな?)作品が偏ってきつつあるような気もします。 まぁ、それはそれで、観る本数が減って健康的な生活が送れそうな…。 (しかし、相変わらず土日が録り溜めたビデオの消化に潰れているのは何故だ)
 とりあえず、例によってコメントが無いのは前期からの継続作品という事で、よろしく。

日曜日

おジャ魔女どれみ どっか〜ん!
電光超特急ヒカリアン
 始めの予感が当たって、何かツボにはまってしまった。 話のテンポも良いし、時々入っている過去のドラマやアニメのパロディがすごく妖しくて良い。 特に、「地上より永遠に」と「日はまた昇る」の回は、異常にシリアスな展開と、パロディのオンパレードで異彩を放っていた。 また、予告のノリが毎回素晴らしい。 昔みたいに、「予告編集」みたいなCDが出たらきっと買ってしまう。
楽しいダックタウン
 「Toy Story」等と同様に、フル3DCGで作成された作品。タイトルのごとく、アヒルの国が舞台。 どうも、こういう、動物が人間の代わりになっているだけの作品には、最近馴染めなくなっているような気がする。 「とっとこハム太郎」とか、後述の「ふぉうちゅんドッグす」のように、人間社会が対比としてちゃんと描かれていないと、何か嘘臭さの方が先に立ってしまうのか…。
ぴたテン
 原作に手を出してしまった(コゲどんぼ氏のキャラの、あの眼が何か訴えかけているような気がして…)。 まさか、こんなにコンセプトが違うとは思わなかった。 まぁ、日曜日の朝にやる作品としては、原作のダークな面はちょっと難しいかもしれない。
 (2002/08/10追記)さらに、ブロッコリーから2002/08/09に発売された 「デスクトップアクセサリー」にも手を出してしまった。 コゲどんぼ氏描き下ろしのパッケージやら壁紙やらに負けてしまった。 やはり、何かを訴えかけるような、あの眼が悪いのだ。 ま、とりあえずVAIOノートを紫亜で、Dimension8100を美紗で染めてみたが、マウスポインタやサウンドを一つ一つ設定するのは面倒くさかった。 また、サウンドファイルをデフォルト指定のインストールディレクトリに置いたまま設定すると、サウンド設定のダイアログが落ちてしまうとか (これはWindowsMeでは大丈夫だったので、どうもWindows98のバグっぽいが、少なくとも動作確認は十分にはされていないようだ)、 マスコットや時計にブロッコリーのアドレスからUDPによるアクセスがあったり等、怪しいところもある。 それでも、マスコットがメールチェックをしてくれたりするのは可愛いし、 時計にNTPによる時刻合わせの機能がちゃんと付いていたりするし、 VGAサイズで収録されているノンテロップOP・EDや設定資料等、値段の割には内容も充実している。 ちなみに、購入したのはソフマップでだが、後からゲーマーズに寄ったら、テレカとポスター付きで山積みになっていて悔しかった。 値段は、ソフマップの方が少し安かったのだが。
だぁ!だぁ!だぁ!
サイボーグ009
ONE PIECE

月曜日

犬夜叉
円盤皇女ワるきゅーレ
 「ゆーふぉーぷりんせす わるきゅーれ」と読む。 銭湯に落っこちた宇宙船、その下敷きになった主人公の少年が加害者の宇宙人によって復活、という構図は、「週刊少年サンデー」連載のあるコミックと似ているが、主人公の少年が宇宙人の少女に魂を半分授けられたりとか、宇宙人が普通に地球に溶け込んで生活していたりとか、設定は割と面白い。 第一話が、既に状況が出来上がった後のある日のエピソード、という構成になっているのも面白い。 また、主人公の少年がワるきゅーレを見てのモノローグが、なかなか良かった。 オープニングと劇中歌を、「フルーツバスケット」の岡崎律子さんが手がけているというのもポイント。
あずまんが大王

火曜日

OH!スーパーミルクチャン
 みょーに映像が古いような気がする、と思っていたら、何年か前に衛星放送のどこかで放映済みの作品らしい。 地上波でも放映予定があったのが、ネタが危なすぎたらしく、放映されなかったようだ。 確かに、オープニングが色々なアニメのパロディになってたり、変な実写が混じっていたりして、かなりヘンな作品ではある。 皆口裕子さんのナレーションによるビデオ日記が、また怪しすぎ。
ラーゼフォン

水曜日

シャーマンキング
テニスの王子様
ヒカルの碁
.hack/SIGN
ブラック・ジャック
 確か、OVAシリーズとして作成された作品だったと思う。 「あしたのジョー」等でおなじみの、出崎統監督の演出が渋い。 ただ、ブラック・ジャックがモテ過ぎなような気もする。

木曜日

ドラゴンドライブ
 取り柄が無いと思われていた主人公が、とあるゲームを通じて秘められた力に気付く、というのは、まぁありがち。 ゲームの方は、仮想空間でドラゴンを使役して戦うという、これもまぁありがち。流行りのトレーディング・カード・ゲームが元になってるのもそう。 チビで見るからに弱そうな主人公のドラゴンが、ここぞという時にとんでもない力を発揮する、というのも、やっぱありがち。 これだけありがちな要素を集めて、どういう作品にするのか、ある意味楽しみではあるのだが…。 どのキャラにもちょっと変な性格付けがされてる所があったり、一部3DCGを取り入れたドラゴンのアクション・シーンがちょっと格好良い所があったりと、面白くなりそうなポイントはある。
 (2002/08/18追記)いきなり異世界に連れ込まれてしまった。 「聖戦士ダンバイン」と「スター・ファイター」を足して2で割ったような話になったなぁ、と思っていたら、 今度はドラゴンを使った武闘大会が始まるようで、「ポケモン」か「ドラゴンボール」も混じってきた。何だかなぁ。
ふぉうちゅんドッグす
 動物たち(主に犬)の社会と、人間社会がそれぞれ成立しているのは、「とっとこハム太郎」に世界観が近いような気がする。 この社会の対比や関わりを、きちんと描いてくれればそれなりに面白くなるかも。

金曜日

魔法遊戯 飛び出す!! ハナマル大冒険
 以前、フル3DCG作品として作成され、衛星放送か何かで放映された(OVAシリーズかも)作品の続編。 キャラクターデザインを、「あずまんが大王」のあずまきよひこ氏が手がけている。 続編と言っても、1回が4話の短編で構成されるオムニバス作品なので、今回のシリーズから見始めても話は判る。 ちなみに、今回のシリーズは3DCGではない。 あと、主役(?)のパドドゥ役・徳永愛さんがオープニング・エンディングを歌っているが、なかなか良い。 さらに、毎回本編終了後に挨拶までしている。ヘンだ。
 で、ヘンだヘンだと思っていたら、8月9日の放映で終わってしまった。 6週間で終わり、というのは、以前、「コメットさん☆」と「ぴたテン」との間を埋めていた「ギャラクシー・エンジェル」(第2期)より短い。
 それにしても、あんな最終回でいいのか?
プリンセスチュチュ
 「魔法遊戯」の後番組として始まった。
 昔のおとぎ話のようなプロローグに始まり、ドイツ語のサブタイトル、ヨーロッパの街並み、バレエ学校、寄宿舎、 元気で可愛くてドジな主人公と友人達、憧れの先輩とただならない関係の友人。 寂しげな瞳の王子さま、妖しい男(魔法使い?)、猫先生、プリンセス、魔法、そしてアヒル…。 どこまでが夢でどこからが現実なのか、リアルなのかファンタジーなのか、境界があやふやな世界。 原案・キャラクターデザインに伊藤郁子さん、総監督に佐藤順一氏という、「セーラームーン」や「魔法使いTai!」のスタッフ。 彼らが創り出す不思議な世界を彩る、クラシック・バレエ音楽と、岡崎律子さんの歌。また一つ、面白そうな作品が始まった。
 公式ホームページによると、構想10年だそうだ。果たして、その成果やいかに、といったところか。
 ちなみに、サブタイトルに付いていた「1 AKT」とは、劇で言う「第1幕」を意味するドイツ語。 演劇を意識したようなこの作品に似合いのサブタイトルだが、「Akt」には、他に「出し物」、「裸体画」、さらには「性行為」という意味まであるようだ。 何か意味深なものを想像してしまうのは、気のせいだろうか。

土曜日

よばれてとびでて!アクビちゃん
 割と面白いので観続けていたのだが、アクビちゃんが、呼び出した人が誰であっても「ご主人さま」と呼ぶのを観ているうちに、もしかしたら「ハクション大魔王」というのは、主従関係やメイドといった存在、それに「主従の愛」というものをきちんと描いた草分け的な作品だったのではないか、という気がしてきた。
満月をさがして
東京ミュウミュウ
わがまま☆フェアリー ミルモでポン!
カスミン
 まだ再放送中。新シリーズは10月からのようだ。
ちょびっツ
藍より青し
 (2002/08/18追記)オープニングの「永遠の花」が、2番の歌詞に変わった。この石田燿子さんの歌は好き。 また先週は、エンディングが別の曲だったが、今週はまた元に戻った。 作品の内容自体は、相変わらずの気楽なラブコメだが。
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2002年10月期

 今年も来ました、秋の改編期…なんですが、今期は、いまいち観続けようと思える作品が少なかったり。 まぁ、前期と比較して、の話なんですが。
しかし、それでも、なおかつ、20本以上もあるのは何故だ。 とりあえず、今のところ観続けている作品のみにしています。1回だけ観てやめたのまで入れると…って、よく考えたらそんなの数本しか無かった(^_^;

日曜日

ふぉうちゅんドッグす
 木曜日の夕方から日曜日の早朝に移転してきた。 当初期待していた人間と犬とのそれぞれの社会についての描き方は、まあまあ良いのではないかと思う。 また、セリフが結構よく練られている感じがして良い。 ただ、本編とは関係無いが、ビデオソフトのCMで流れる「今、安心して子供に見せられるアニメがありますか」というのは気に入らない。 「カスミン」や「おジャ魔女どれみ」だって、充分安心して見せられると思う。
おジャ魔女どれみ どっか〜ん!
 11/10放映の「どれみと魔女をやめた魔女」は凄かった。 「魔女としての生きかた」を示して去っていく未来さんと、魔女として生きるというのがどういう事かを知るどれみ。 未来に向かって着実に歩いている(かのように見える)友達と、何も得意なことが無い(と思い込んでいる)自分との差からくる、将来への不安。 何百年も生きて、多くとの人間達との出会いと別れを繰り返してきた未来さんの、淡々として何一つ強制しない、そしてどれみに未来の一つを見せる超然とした態度。 (未来さんを、あの原田知世が演じている、というのもすごい)
また、画作りの面でも、光と影を見事に演出している。 特に、ガラスを始めとした光の表現に無茶苦茶凝っている。 猫除けのペットボトル、散髪屋の看板の上のガラス玉、店先のすりガラスを通してみる外の光景、カーブミラー。 そして、未来さんが作るガラス製品の輝き、メロンソーダの向こうのゆがみ等々、TVアニメの枠を超えた拘りが感じられて、他の回とは明らかに気合の入れ方が違う。 この回のどれみの話を皮切りに、各キャラ毎のエピソードが続きそう。いよいよ、この作品も大詰め…なのか?
電光超特急ヒカリアン
ギャラクシーエンジェル
 第三期開始。 第二期は、ビデオソフトの方で「ギャラクシーエンジェルZ」(読みは「ゼット」か「ゼータ」かは不明)と付いたが、 今回は「ギャラクシーエンジェルA」(読みはやっぱり「エース」か?)と付くことになっているらしい。 お馴染みのオープニングの駄洒落をはじめ、ノリは変わらず良い感じであるが、新キャラのツインスター隊は今のところイマイチ。 第一回ではまあまあだったと思うが、それ以降は、スタッフも扱いに困っているんじゃないかという感じがする。 今期は、脚本に「ロケットガール」でお馴染みのSF作家・野尻抱介氏が参加しているので、それも楽しみの一つである。
だぁ!だぁ!だぁ!
ONE PIECE

月曜日

ぷちぷり*ユーシィ
 GAINAXのゲーム「プリンセスメーカー」のアニメ化。 と言うと何かイロモノ系っぽいが、結構真面目かつ丁寧な作りに思える。 「プリンセスメーカー」は何作かシリーズで作成されたが、その内のどれかに沿っているというわけでは無さそう。 主人公・ユーシィの父親が昔名高い騎士で赤ん坊のユーシィを拾って育てているとか、 魔族の執事がいるとか、 プリンセスになるために学校に通ったりアルバイトをしたり、といった大まかな設定や世界観が共通しているぐらいか。 しかし、ユーシィが、何故か10歳で身体の成長が止まってしまっているが本当は17歳だという、 実年齢より身体年齢が若い女の子という設定は、他の作品でも見掛けるが、何か流行りなのだろーか。 ちなみに、「ぷちぷり」とは、ユーシィが通うプリンセス・アカデミーの生徒の総称らしい(「プチ・プリンセス」の略?)。
犬夜叉
PIANO
 元々は、CDドラマとして始まった作品だったと思う。 キャラデザインを藤島康介が担当し、主役の川澄綾子が作曲・演奏するピアノ曲がテーマに使われたりというのが話題になった…はず。 ピアノが好きな、14歳の女の子の何気ない日常風景を描いた作品で、主人公を固定した「中学生日記」といった感じ。 ただ、主人公・美雨(みう)の髪型が、いかにも藤島キャラらしい特異な形で、それが日常的な作品世界にそぐわない感じがする。 あと、美雨の顔が、正面からと横からとで、かなり印象が違う時がある。 特に、第1話で即興曲を弾いている時など、鼻が高くてずい分大人っぽい顔だちに描かれているが、わざとだろうか。
SAMURAI DEEPER KYO
 「さむらいでぃーぱー きょう」と読む。週刊少年マガジン連載作品のアニメ化。 原作は、はじめのうちは、何か「るろうに剣心」みたいだけど割と面白かったのだが、だんだん、「ジャンプ」系のノリになっていってからはイマイチだった。 アニメの方は、原作とは少し異なる展開になりそうで、少し期待できるかも。

火曜日

スパイラル〜推理の絆
 「名探偵コナン」とか「金田一少年の事件簿」みたいな、少年が主人公の推理ものかと思ったが、主題は「推理」ではなく、 「ブレードチルドレン」なる存在を巡るサスペンスにあるようだ。 それはそれでいいのだが、だからと言ってあまりにも推理の質が低いと悲しくなる。 本編はシリアスなのに、予告はヒロインのひよのちゃんがノリノリで喋りまくるという落差が凄い。 ひよのちゃん役の浅野“サガ”真澄さんが良い味出していると思う。
十二国記
 これは今期開始の番組ではないが、とある事情により今期から観れるようになった。 少女が異世界に招かれて、そこで王になる話のようだ。 その異世界が古代中国風だったり、登場人物の名前が難しい漢字だったり、何かどこかで見たような気はするが、 主人公の少女がちゃんと「王」をやろうとしているのが良い。
りぜるまいん
 以前放映していたものの続き。 内容は相変わらずだが、若干、舞台背景が見えてきた。 でも、やっぱりあのりぜるの変なノリは馴染めないところがある。
THE ビッグオー
 「ビッグオー」のアクセントは「ビ」にあり「オー」では無い事に注意。つまり音の強弱は「 ̄\___」であり、「___ ̄ ̄」ではない。 数年前に、WOWOWのノンスクランブル枠で13話まで放映され、その後アメリカでも好評を得たため、めでたくも14話以降の制作が決定したらしい。 その記念として、地上波各局で改めて全26話のシリーズとして、第1話から放映し直すのだそうだ。 荒廃した未来都市、街ごと記憶を無くした人々、そこで活躍するネゴシエーター、美しいが無表情・無感動な少女型アンドロイド、 そして、ジャイアント・ロボか鉄人28号かというような、重厚で巨大で力強いロボット。 確かにこれは面白い。 アンドロイドのR・ドロシーの「さいてーだわ」という科白の言い方(言い方を文字で表わすとこんな感じなのである)が、また最高。 第3話から付いたオープニングが、ウルトラセブンのパロディだと言われているが、 これは「DELUX ARIEL」というOVA作品がとっくの昔に、しかももっと忠実にパロっているという事は、あまり知られていないようだ。

水曜日

ヒカルの碁
シスター・プリンセス RePure
 以前放映していた「シスター・プリンセス」とは、全くの別物。 一回が前半と後半に別れていて、前半は割と普通のエピソードで、後半は所謂「十二冊」を忠実にアニメ化したような内容になっている。 前半は、まあ普通の内容なので、これと言って特徴は無い。 それはまあ、あくまで「シスター・プリンセス」という作品としては、であって、 何故か知らんが十二人の妹がいるとか、それが揃ってブラコン(しかも重度の)であるとか、 あのどこぞのテーマ・パークみたいな国籍不明の街が舞台になってるとか、怪しい所を挙げれば枚挙に暇が無いのだが。 それより、やはり今作の見どころは後半であろう。 あの「十二冊」をアニメ化というのがとんでもないが、そんな事より、岡崎律子さんと光宗信吉さんによる音楽が素晴らしい。 特に、第3回の「亜里亜」の話は、話自体がおとぎ話っぽかったこともあり、音楽との調和が際立っていたように思う。 そう言えば、某掲示板で、この作品を観て「あんな『お兄ちゃん大好き』な妹なんているわけない」とか言っている人がいたが、これほど間抜けな評価も無いであろう。 この作品は、正に「そういう妹がいる」のが前提の「おとぎ話」なのだから、その前提を否定したら、作品自体が成立しないのだから。 それは、「あんな人型で巨大な兵器なんてあるわけない」とか、「天使なんているわけない」とか、 「魔女なんているわけない」とか、「異世界なんてあるわけない」とか言うのと同じだろう。 そういう、作品の大前提すら受け入れられないと言うのであれば、そもそも評価自体に意味が無いと思う。

木曜日

ドラゴンドライブ
おとぎストーリー 天使のしっぽ
 冴えない、ツキもない主人公の下にやって来た、守護天使と名のる3人の少女達。 実は、彼女達は、かつて主人公が大切に飼っていた動物たちの生まれ変わりだった…って、どーゆー話なんだか。 一見よくある押しかけタイプのラブコメ、と見せかけたメルヘンか? さて実態はいかに。

金曜日

プリンセスチュチュ
 めでたくも、現在の「卵の章」に続く、「雛の章」の継続放映が決定した。 ただ、現在の一話30分の形態ではなく、一話15分×26話という形態になるらしい。 残りの15分には、別の作品が入る。「ANIME COMPLEX」と同様の形態である。 現在の「卵の章」も、なかなか怒濤の展開を見せており、気が抜けない。詳細は、こちらの頁を参照してほしい。
 で、2002/11/15から(サンテレビの場合)「雛の章」が開始された。どうなるのかと思っていたら、ほぼそのままの続きだったので一安心。 1.AKTと同じようなシーンで、でも少しずつ何かが違うという、一区切りついた後の最初の話としてはありがちではあるけど、手堅い演出が良い。 放送形態自体は、今までの30分ものを、単に中間のCM前後で分けただけ。オープニングはそのままで、「卵の章」が「雛の章」に変わっただけだった。 来週は、Bパートとエンディングと今までどおりの予告が入るのだろうか。
奇鋼仙女ロウラン
 「チュチュ」と同じ「動画大陸」枠で放映が始まった作品。 平野俊弘氏の作品という事で、「戦え!イクサー1」が連想される。特にロウランが。 どうでもいいけど、CGはもっと上手に使ってほしい。

土曜日

よばれてとびでて!アクビちゃん
 何か、新番組の「新」の字も無く番組表に載っていたので、再放送かと思いつつ一応観てみたら、新シリーズ(まぁ続きなのだが)になっていた。 どうやら、知らないところで第2期が始まっていたらしい。 話の内容としては特に変わらず、第1期を継承しているようだ。 第1期と違い、オープニングがちゃんと放映されるようになったのは嬉しいところ。
満月をさがして
 オープニングとエンディングが変わり、新キャラも加入して、後半も頑張っている。 Changin' My Lifeの歌う新エンディングテーマ「ETERNAL SNOW」も、引き続き素晴らしい。 ただ、これのシングルCD版が、とうとうコピーコントロールCDになってしまった。これだけは勘弁してほしかった。 同時発売の「DVD VIDEO SOUND」版の方が、同じ価格でスペックも上なのが救いだが、これはMP3に落として持ち歩く事が簡単にはできないのが難儀である。
東京ミュウミュウ
 2002/12/14放送の回は、なかなか凄かった。特に脚本…というか、セリフに名言といえるものが多かったと思う。

いちご「あたし…今、なんて…
 これは、クリスマスのデートで浮かれるいちごが、敵が現れたらどうする、と言われて「いつものように適当に誤魔化して…」と口走った、 その自分の言葉に愕然とした時のセリフ。青山に嘘をつくのが当たり前になっていた、その事実に気が付いて自己嫌悪に陥った、呆然とした感じがなかなか切ない。

ざくろ「形のあるものに託してみたくなるのね。気持ちは目に見えないから
 落ち込むいちごを、クリスマスプレゼントの買い物に連れ出したざくろのセリフ。「人は、何故プレゼントをするのか」という話だが、なかなか単純で、 かつ説得力のある言葉ではなかろうか。その後の、「プレゼントは、自分のためでもある」というくだりも、なかなか深いかも。

赤坂「エイリアンに高速接近中!」
 お台場に現れたキッシュ達。いちごが既にお台場にいる事を発見した赤坂が、モニターを見ながら言うセリフ。この「高速接近中」という表現が、何か面白かった。 そのいちごが、エイトマンか島村ジョーばりの走りで、本当に速く走っているのがまた凄い。

キッシュ「気付いてないとは言わせないよ。君達はもう、人間よりは僕らに近いところにいるんだ」
 いち早く現場に駆け付けたいちご。「何故いつも人間の味方をする?」と問うキッシュに、「あなた達が私達人間を攻撃するから」と答えたのに対するセリフ。 これはもう、無茶苦茶痛い。さらに、このセリフにかぶって、現場に向かって走る他の4人の姿が映るが、その正に人間離れした能力を見せつけるような場面を、 このセリフに合わせて持ってくる、という演出が、また痛々しい。

いちご「絶対守るって決めたんだ。見返り欲しがってて、ご奉仕ができるか!
 そして、今回一番の名台詞がこれ。半ばギャグのように使われていた「ご奉仕」という言葉を、このセリフでは見事な啖呵として使っている。 ミュウアクアと共鳴して、いちごの足下から光がわき上がる演出と合わさって、無茶苦茶格好良いのだ。

 とまあ、以上のような個々の名台詞もそうだが、全体的に脚本・演出が見事な話だった。 「溜め」の使い方や会話のテンポ、人物を画面の隅に配して空間を広くとった構図、散りばめられた細かいギャグ(ざくろの無愛想な「まいど」や赤鼻のトナカイ姿、 白金の営業スマイル(光の粉付き)、青山の読んでいた本が「民明書房」刊である、等々)などが上手くマッチし、今期随一の出来に仕上がっていたと思う。 こういう話がたまにあるから、この作品はなかなか侮れない。たまに、しかないのが残念だが。

 で、その続きの12/21放映の回は、その反動か何か知らないが、いまいちな出来であった。 前後編の話は、盛り上げるだけ盛り上げて次に引ける前編の方が面白い、というのを差し引いても、間のとり方や絵の動き等が全体的に低調で、ちょっと残念。
わがまま☆フェアリー ミルモでポン!
 これも、オープニングとエンディングが変わった。 が、こちらは、正直前の方が良かった。 エンディングで毎回クイズを出してくるのが油断ならない。
Get Backers
 「げっと・ばっかーず」と読む。これも「週刊少年マガジン」連載作品のアニメ化。 直訳して「奪還屋」という通り、どんな物でも奪われた物を奪い返す、という特殊能力を持った主人公達の活躍がメイン。 第一話のゲストキャラにして、シリーズ通してのヒロインになるらしい女の子の声が、何か下手糞だと思ったら、グラビアアイドルの乙葉だった。 実写ドラマ「逮捕しちゃうぞ」に出演したりして、役者稼業にも精を出しているようだが、果してどうなる事やら。 「満月をさがして」の満月ちゃん役のmycoさんも似たような感じであったが、あちらは「歌」で突出していたため、すぐに気にならなくなったのだ。 それを、声優ど素人でもできる、と勘違いしたのでなければいいのだが。 確かに、こちらでもエンディングテーマを歌っているが、「Myself」や「ETERNAL SNOW」とは比べるのも愚かな出来だし。
機動戦士ガンダムSEED
 「SEED」は、文字通り「種」の意らしい。 新しい、21世紀の「ガンダム」の種を蒔く、と言った意味が込められているそうだ…が、今のところ、所謂「ファースト・ガンダム」の出来の悪いコピーでしかない。 監督が「サイバーフォーミュラ」の福田氏、キャラデザインが「スクライド」等の平井氏、と、スタッフ的には悪くない…と言うかむしろ良いのだが、 それでも、やはり「ガンダム」として見るとアラが目立ち過ぎて、イマイチ入り込めない。 ただし、これが「Gガンダム」や「ガンダムW」として見ると、まあまあ面白い。 だから、今のように、中途半端に「ファースト」をなぞったり、リアルっぽく行こうとするのはさっさと止めて、そっち方面のノリに移行して欲しいような気がする。
カスミン
 第2期が始まった…のだが、タイトルが「カスミン2」や「Zカスミン」に変わる事もなく、それどころか、 オープニングとエンディングさえそのまんまという、「本当に第2期なのか?」と一瞬記憶を確かめ直させられるような、 しかしそういう所がいかにも「カスミン」という作品らしいような、そんな第2期になっている。 だから、第2期の第1話が始まったのではなく、あくまで第1期の第27話(だと思う)が始まった、という事なのだろう。
ちょびっツ
 11/3最終回。後番組は「最終兵器彼女」。 しかし、人間の創り出したものとの恋愛というのはアリなのだろうか、と色々考えさせられた作品だった。 原作コミックの方はまだ完結していないので、こちらがどうなるのかも楽しみである。
最終兵器彼女
 ケーブルTVのファミリー劇場で放映されていた作品が、地上波(毎日放送)で始まった。 原作は、高橋しんのコミックで、一見ラブコメで始まったところが、いきなり戦争が始まり、そして全てが滅んでいく、無茶苦茶痛い話。 でも、何故戦争が起きたのか、とか、地球に何が起きたのか、といった点は一切明らかにされず、ただ主人公達の置かれた状況と、 その状況の中でもがいて、それでも恋をしていく様子だけが、ひたすら描かれていく、ある意味凄く割り切った作品だったと思う。 結構やらしいところや痛々しい場面が出てくるので、どこまでアニメで描けているのかが楽しみかも。
Kiddy Grade
 「きでぃ・ぐれいど」と読む。直訳すると「子供の段階」。ちょっと意訳して「幼年期」ぐらいか。 その名の通り、「機動戦艦ナデシコ」のホシノ・ルリみたいな電脳乗っ取り少女と、 「Aika」のアイカさんみたいなパンチラ肉弾戦少女とのコンビが、 何か巨大な公的機関のエージェントとして「ダーティペア」みたいな活躍をする、という、意外と最近では珍しいスペース・オペラ的な作品である。 キャラデザインとして実績の多い後藤圭二氏が監督というのがちょっと引っ掛かるが、作画さえ崩れなければそこそこ面白そう。
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