Clutch Master Cylinder/Slave Cylinder(その4)

その5  その6

その3のクラッチマスターシリンダOH作業後10日でまたまた再発!(500kmぐらい走ったでしょうか。)
夜テニススクールに行った帰り道15分ぐらい走っていきなりペダルが戻って来なくなりました。(ToT)
な・な・なんで??
でも直ぐ復活。数日後には千葉に潮干狩りに行きましたが全く再発しませんでしたね。

で、今回クラッチのマスターシリンダとスレーブシリンダをOHせず新品に交換しちゃいました。
(スレーブシリンダはオペレーティングシリンダとも言います)

 
今回交換する部品

上:クラッチマスターシリンダ新品(FTE製)
下:スレーブシリンダ新品(FTE製)
    マスターシリンダのカップ先端のチェックバルブです。

    外してみると汚れてますね。カップ側にガム状の物質は付着していないですが、チェックバルブのゴムには付着してます。


 
ダストブーツは何故かプニュプニュのプリン状態で鉱物系のグリスやオイルでゴムが侵されているのと同じ感じです。
熱の影響があればゴムが固くなってしまうのではないかと思うのですが・・・。
交換されてから1年。半年後に私の元に来てからダメになったのでそれしか持たなかった原因が何かあると思いますが・・・。(交換されてから数千kmです)
    外したスレーブシリンダは蛇腹のダストブーツがボロボロでロッドを曲げたり引っ張ったりするとポロっと取れちゃいます。
    そりゃそうだ。ロッドはカップ先端でダストブーツを介して浮いているのでゴムがダメになりゃグラグラですね。


 
パワーブリーダ(ワンマンブリーダ)です。リザーブタンクからの加圧式なので一人でエア抜き&フルード交換出来るツワモノです!

ブレーキフルードはAPロッキード製DOT4です。
    上:FTE製新品
    下:純正(FTE製)
    部品番号の左のベンツマークが削られているだけでまったく同じものです。


 
スレーブシリンダの中身です。
本体はMTケースにシムというプレートを介して固定されているのですが無かったです。(多分前回付け忘れたのでしょう)
このパーツはストックしてあったので今回付けました。
    カップのゴムエッジががささくれてボロボロです!(笑) これじゃシール機能はダメですね〜。
    その3のチェックバルブに付着していたガム状の物質とゴムカスはここの部分と思われます。と言うかここしか無いって!

    ダストブーツ部のオイルっ気ですが、やはりフルードが付着していました。カップのゴムから若干漏れがありブーツ内に溜まってダストブーツを侵してしまったようです。
    で、ここからゴミもかけらもフルードライン中に入り込んでしまったのでしょうね。(^^;)

    隣は数年前2.3-16の一度も交換されていないと思われるスレーブシリンダをOHした時の部品。ゴム部分も全く問題無いです。

    それしにてもエンジンとMTケースの合わせ目からは赤いATフルードしか出てきていなかったのでブレーキフルードの漏れは全く気付きませんでした。というか気付くほど出ていたかは解かりません。


今回ブレーキフルードをDOT5.1からDOT4に換えたのでブレーキ側前後もフルード交換&エア抜きしました。

これで問題解決としたいですね。どう見てもスレーブシリンダのカップがダメだった訳ですし。(^^;)

↑にも書きましたが数年前、当時乗っていた'85型2.3-16MTのクラッチ系を交換しました。
その時スレーブシリンダをOHしたのですが、エンジンが壊れるまでの半年間しか使われていないのに
スレーブシリンダを外してみるとやはり同じ様にダストブーツが一部裂けていてブレーキフルードが染みていました。
(もちろんシムは付いていました)

スレーブシリンダってMT車にとって鬼門なのでしょうか?それにしても半年5000kmも走らずダメになるとはね〜。
消耗品とは言っても摩擦だけでカップがボロボロになるとは早すぎますね。部品の問題か?
他のMT乗りの方々はダメになる前に交換されてはいるでしょうけど、ここまで寿命が短いとなると
やはりブレーキフルードとゴムの相性が悪いのでしょうかね??

とりあえず終わり。