Clutch Master Cylinder/Slave Cylinder(その5)

その6

  
スレーブシリンダのリペアキットです。
    新品のダストブーツはシャキっとしてますね。
    なんでこれがプニョプニョになってしまうのか??


おまけ
昨年11月に'86 2.3-16のクラッチがまったく切れなくなりペダルがスカスカになった症状がありました。

以下がBBSで報告した内容です。
ペダルは戻ってきますがクラッチを切れないのでギアが入れられない状態です。
動かせないのでショップに頼み、結局スレーブシリンダを新品交換したけどダメで、
ミッション降ろしてクラッチ板/プレッシャプレート/レリーズベアリング/レリーズフォークを交換しました。

エア抜きは圧送しないときちんと抜けません。ブレーキのように踏んでもダメです。
数十分ぐらいじゃ踏み踏みしてもペダルは戻って来ないです。

私のはブレーキフルードは減っていませんでした。
油圧系がダメになった理由がはっきりしません。以下は考えられる理由です。

・作業していただいたお店で先ずスレーブ交換したが加圧式のブリーダーを持っておらず、
エア抜き作業を足踏み式で行ったので全く抜けなくミッションを降ろす事になった可能性あり。
(このときスレーブのピストンシールはささくれていました。)

・レリーズフォークのピボットピン取付け部のスプリングが弱って開き、外れてしまった可能性あり。
なのでスレーブのロッドがフォークを押せないのでクラッチが切れない。

・クラッチ板にジャダーや欠けが有った。プレッシャプレートのベアリングの当たる爪は問題無く
クラッチが切れない理由と無関係である。

お店の方もあまりはっきりと原因を言ってくれませんでした。作業途中で見たスレーブはリペアキットでOHする
ために分解されてましたが見た目ボロボロでした。(リペアキットの国内在庫が無かったので新品をアッセンで交換)
持ち帰ったレリーズフォークのバネは問題無いようでした。

・上のスレーブのロッドの写真を見れば解かりますが、ロッドがポロっと取れちゃってレリーズフォークを押せない
状態になっていた可能性大。→中で落ちたロッドが暴れてクラッチディスクが欠けたかも。
ペダルは戻って来るということは油圧制御(フルードの動き)は問題無かったということです。

・スレーブを新品にしたけどエア抜きが出来ず、何10分やってもクラッチが戻って来ない(切れない)ので
ディスク側が悪いと勘違いしMTを脱着する事になった可能性あり。
ロッドが中に落ちていてもオイルパンとMTの繋ぎ目に蓋があるのでここからアクセスして取り出せるかも・・・。

結局ディスクが欠けていたので結果オーライです。(^^;)


実験中
 
以前OHしたスレーブシリンダのブーツ部分をカットして漬けてみました。
2倍ぐらいにふやけて、ぷにょぷにょになれば実験成功・・・。
左:DOT4  右:DOT5

2003/06/10
    ・2003/09/30現在
    どちらのフルードも漬けておくだけで真っ黒です。

    袋の上から触ってみましたがゴムはふにゃふにゃでなく結構シャキっとしてます。