わがまま温泉日記 八町温泉 はちまち 八町温泉へはJR只見線会津川口駅バス20分

共同浴場
住所 福島県大沼郡金山町玉梨八町温泉 〒968-0014 Memo:
入浴協力金 \100
電話 0241-54-5111(金山町役場)
営業期間 通年
泉質 亀の湯@塩化物泉 43.6 ℃ pH6.8 CO21387.0mg
町営源泉@炭酸水素塩泉 45.2℃ pH6.5 CO2275.5mg
旅行日 03/05/01
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03/07/06
玉梨八町温泉
源泉マップ

バス停から川原に下りると八町温泉 八町温泉共同浴場はバス停直下の川原にあった。恵比寿屋から川原を伝って行こうとしたが、野尻川へと流れ込む、小川が邪魔して敢えなく撤退。
 ゲタを鳴らして出かけたところ、急な下りはゲタでは怖い。「下りは駄目よ」で「下駄」なのか〜と、駄洒落の一つも考えながら、一段一段用心しながらソロ〜リ、ソロ〜リ、右足下ろす。なんせ、浴衣なもんでね〜。

 朝の9時、引き戸を引くとだ〜れもいない。やはり、混浴めぐりは、この時間帯に限るようだ。
混浴の共同浴場 ラッキー、ハッピー、ロッキー、正面の岩肌護岸が目に飛び込んでくる。が、視線はやはり自然と下の湯船に向かう。コンクリ打ちっぱなしの浴槽が茶色く変色。使い込まれて、いいお味。観光客目当てのお風呂ではなく、あくまで地元専用なのだから、これで十分。
 壁の高所一面に、寄付金額と住所氏名が掲げられ、お湯に浸かりながらも、退屈しているヒマがない。何で、首都圏の人間が何万円も寄付するのかな〜。途中、立寄ったお湯の良さに感激したから? などなどと、他人様の生き様に思いを馳せる。

向かって左が亀の湯源泉、右が町営源泉 お湯が細ってきたらしい亀の湯源泉と並び、川向こうからやってきた町営源泉が注がれている。亀の湯がもっと高温泉ならば、これくらいの湯量でも何とかなると思えるが、泉温が43.6度と理想的なだけに、熱量不足。
 また、この泉温、源泉地と浴槽で数値が同じなのである。ひょっとして、ここからお湯が湧いてるの? 給湯装置とおほしき設備もあるしね。
 装置の前には、ワンカップの空ビンが3つ4つと飲泉用に置いてある。もちろん、一口飲んでみた。苦味の弱い塩味で、炭酸のシュワーというのは感じられない。炭酸成分1387mgと、立派に炭酸泉なのに、加熱前の稲子湯源泉とは比ぶべくもなし。やはり、温度のせいなのか、それともお湯の細ったせいか。

沼沢湖 (C)Pro-Atlas 玉梨八町温泉近くに、沼沢湖というリゾート地がある。沼沢湖を避けるよう、只見川と只見線が走っているのが目を引いた。もしやと思い調べてみると、案の定、カルデラ湖だった。
 外輪山周縁部に位置しているのに、炭酸含む塩化物泉。どこかに火山の名残はないかと、分析表を探してみると、硫酸イオンが多かった。
 恵比寿屋内湯「河童の湯」の泉質が、含芒硝食塩泉となっているのもこのせいだ。それを恵比寿屋では玉梨温泉と呼んでいる。


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