わがまま温泉日記 芦ノ湖温泉 あしのこ 芦ノ湖温泉へは小田急線箱根湯本駅よりバス40分

夕霧荘
http://www.yuugiriso.co.jp/
住所 神奈川県足柄下郡箱根町箱根138 〒250-0521 Memo:
一泊二食 \18,000
ビール中ビン:\600
ウォシュレット有
電話 0460-3-6377
営業期間 通年
泉質 単純硫黄泉 源泉温94.1度 pH6.4
旅行日 01/12/24
コメント

強羅仙石原に引かれているのは箱根温泉供給株式会社の大湧谷のお湯。
箱根町供給温泉はそれとは別物。

03/06/03
Thanks to Mr.Yamasemi
両社は同じ会社だそうです。
・大湧谷造成
・早雲山造成
・姥子造成
などの系列があり、微妙に泉質が異なっているようです。
夕霧荘入口

 強羅の喜楽荘にてお昼をいただく。2200円というお値段には多少の抵抗もあったが、「箱根御膳」は蕎麦づくし。へらにこびりつかせた焼き味噌をまずは一口。うま〜い、思わずビールを頼んでしまう。
 手打ちのせいろに、天ぷら・包み揚げがつき、デザートとして蕎麦ぜんざいが最後を飾る。真昼間から二人して6000円もかかったけれど、楽しめたからよしとするか〜。

杉並木 国道1号線沿いに宿の入口はある。ところが、これがなかなか見つからないのだ。博物館みたいな箱根ホテルを目印に進んでいけばよいだろう。
 ところで、箱根の中心地はどこ? 強羅やら宮ノ下やら遊覧船乗り場やら、すぐに思い浮かぶが、どう見てもこの界隈が賑わい一番。さすが、関所の設けられた交通の要衝だけのことはある。
 貸駐車場と「従業員寮」の前を通りすぎ、突き当たりに宿の玄関。決して広くはない玄関が、逆に隠れ宿の雰囲気をかもし出す。クルマを置いて、関所跡までぶらぶら散歩。もう少し足を伸ばせば旧街道の杉並木。想像以上に巨木であった。

ゆったりした部屋 本館2階の13畳もあるゆったりとした部屋へ通される折、廊下には「←新館」なる表示。視線を矢印の方へ向けると、先ほどの「従業員寮」があった・・・。
 内風呂は「源氏の湯」と「葵の湯」の二つ。さらに続いて、それぞれ狭いながらも露天が設けられ、時間に応じて男女交替となる。ネーミングからして、この宿がかつての本陣跡に建てられたという歴史がうかがえる。本陣と聞いて、反射的に鶴の湯を思い出してしまうのもご愛敬。

葵の湯 さて、この二つのお風呂、微妙に異なり、一長一短を有しているのだ。表でも作って分類したいくらい。
 まず湯船。「源氏の湯」は石貼りの造りであるが、「葵の湯」は木枠の造り。やはり、木枠の造りの方が、身体への当たりが優しくって好ましいよね。
 続いて、お湯は「箱根町供給温泉」ながら、内風呂は、どちらもマワシありの硫黄臭なし、無色透明。ところが露天は源泉掛け流しの上、硝煙臭が心地よく漂っている。しかし、白濁しているわけじゃない。
「源氏の湯」露天 内風呂大好きのワタシながら、もちろんここでは露天のお湯がいいよね〜。ところが、葵の露天はぬるくって・・・。一方、源氏の露天はやや熱め。原因は容積の違いにあるとみた。源氏の露天には大きな岩が一つ置かれ、これが容積を小さくしている。つまり、見かけは同じ大きさでも、小さな湯船となっているのだ。
 それにつけても、ワタシにはよく分からない。「箱根町供給温泉」は2種類のお湯を供給しているのかな〜? 「箱根・元箱根・大芝系列」と、かっこ書きで表示してあったのが気にかかる。また、そのうちに調べてみよっと・・・。

夕食の膳 浴衣もおしゃれでしょ 食事は部屋出し、懐石風。食膳は出だしこそ見た目、若干寂しいものの、これでいいのだ。オードブルをおつまみに、お酒なんぞ、ちびりちびりとやりながら、待っているとアツアツの天ぷらが運ばれてくる。お昼に続いて、またも天ぷら〜! アハハッ・・・ハァ。
 仲居さんの応対も実にしっかりしたもので、この宿の人気の一端を垣間見たような気がする。

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