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「よい医師、わるい医師」

 新聞の記事で時折苦笑せざるを得ない記事があります。患者さんの投書で医師や医療機関に対する苦情です。
 確かに記事を読むと我々医師が読んでも不愉快ではあります。心ない医師がどこかにいるのかもしれません、けれども私の知る多くの医師は勤勉で誠実です。そういう医師は投書に載らず、記事になるのは悪い医師ばかり、いったい世の中そんなに悪い医師が多いのかと思ってしまいます。しかし、これはある程度は新聞や雑誌の編集者の意向もあるように思います。いい医師の投書が10通、悪い医師の投書が2通来たとしたら、たぶん記事になるのは悪い2通ではないでしょうか。(どうでしょう道新さん?)
 しかし考えてもみて下さい。医師があふれてきている昨今、すでに「お医者様に診て頂く」時代ではないはずです。巷には医院・病院があふれています。要は患者さん自身がよい医師・病院を選べばよいだけなのです。患者さんの立場を考えられない医師は、いくら優秀でも患者さんは集まらないでしょう。これからは医師は態度も含めて力量によって淘汰されていくはずです。それを見抜くのは・・・あなたです。
 
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