「医大の春」

　まちの景色はまだ春とは言えませんが，暦の上では春，なんとなくリフレッシュしたような気分になります。
　大学病院でも新年度からリニューアルとばかりに多くの点が改善されました。みなさんが目につくところでは壁の塗り直し，外来にはシルクスクリーンの絵が飾られ，院内案内板の整備や点字絵文字の整備も行われました．病棟では休憩所の応接セットが新調され，同時に喫煙コーナーが新設され空気清浄器がとりつけられました。「いっぷく」するときの非喫煙者に対する配慮です．また入院患者さんのベッドの一部も新調されました。
　施設としては内視鏡検査室が改修され広くきれいになり，ＢＧＭ機器も備え付けられました。さらに高度先進医療を目的とした特殊診療棟が増築され，大学病院としての機能をさらに発展させられそうです．
　このように今回の改善点はかなりおおがかりなものですが，その中でも注目すべきは患者さんのアメニティーの向上が意識されている点です。大学病院のような大きな組織になるとこれらの改善はしたくても身動きがとれないものです。今回の改善は病院の中にいる私にさえ驚きでした。（実際には大学にいるものでも気づかない人も結構いたようですが・・・）担当者の柔軟な改善努力にエールを送りたいと思います。