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医局 西野 徳之

 

 並木正義教授、ご退官を迎えられてご苦労さまでした。十七年間第三内科の科長として、医局員の育成と指導にあたられ、そして日本の消化器内科医のリーダーとして八面六臂のご活躍をなさいました。本当にお疲れ様でした。しかし教授にとってこのご退官はピリオドではなく、一つの通過点でしかないのだと思います。僭越ではありますが、これからも我々を叱咤激励して頂きたいと存じます。
 され私が第三内科に入局して七年になります。今思うことは教授のもとで研修させて頂いたことへの深甚なる感謝と光栄です。また教授を慕い集まった第三内科の諸先生・先輩・後輩に出会えたことを幸甚に思います。先輩は皆個性的で人情味が厚く、我々後輩にとっても頼り甲斐のある方々です。私は研修中に教授にじかに教えを乞う機会はあまり多くはありませんでしたが、教授よりご指導を頂いた先輩から多くを学びました。あるときは自分の至らなさに叱責を頂戴し、あるときは励まされながらご指導を頂きました。その言葉と知識と経験は私の血となり肉となり、医師としての成長に多くの影響を与えて頂きました。今の自分があるのは並木教授と先輩のおかげだと思っております。私は医師としても人間としてもまだまだ未熟者ではありますが、もし第三内科にいなかったら・・・・・。ですから、これまで自分が第三内科で享受した恩恵は、今度は微力ながらも後輩へ引き継がなければならない思う次第です。
 並木教授が十七年前に、開墾されたばかりの土地に種を蒔かれた第三内科は、様々な内的要因(教授の研究・指導や、医局員の研究・資質)によってあらゆる可能性をひろげ、またあらゆる外的要因にゆり動かされながら、幾何学的フラクタルともいうべく熟成を重ね、今どっしりと根をおろし、蒼々とした葉をまとい、立派な幹を持った樹に成長したのではないかと思います。
 並木先生、こえからもこの樹影をあたたかく見守って下さい。

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