2003/10〜2003/12
雑 記
2003/12/31
保険会社の方が、自宅に来て話をしに来たということで結果どうあれ決着させることにしました。

こちらがいくら何を主張しようが、向こうにはレッドブックとう盾があり、私の調べた限りでは裁判になった場合でもほとんどの判例でこのレッドブックの額が有効になるようです。そういうこともあり、保険会社の担当氏もおいそれと個人の判断でこれ以上の額を提示できないようでした。

このレッドブックと、保険会社が車輛保険をつけるときに用いる基準は違うという点、つまり彼らはダブルスタンダードを持っている点を突いてみましたが、結局、賠償と保険とは別というような説明(どちらも「その年式のそのクルマを再度購入するのに必要にして十分な額」であるべきだと思うのですが…)でした。

それでも頑張って、「その年式のそのクルマを再度購入するのに必要にして十分な額」を知っている(=車輛保険をつける時の基準)にも関わらず、あくまでも賠償ではレッドブックが最終的に強いことも知っているからレッドブックの上限以上を出さないのはあまりにも誠意がないのでは?という点で話し合ったところ多少の額のアップの提示がありました。

最終的には、最初レッドブックから車検残が短いということで引かれていた分をまずレッドブック上限まで引き上げてくれて、その後、上に書いた話し合いの結果によるアップが加算されました。それでも車輛保険の保険金より低いので結局こっちの車輛を使う、つまり、私の交渉は自分のためというよりこちらの保険会社のための交渉になったのですが、自分としては、電話一本で低い額で全損扱いされた155の名誉回復のための交渉ぐらいに位置付けていました。電話で済ませずきちんと加害者サイドである保険会社にご足労願ってこちらの主張を聞いてもらい、結果、価値を少しでも高く評価してもらう…これが無念の廃車となるであろう155に対するせめてものはなむけでした。

…が、これは保険会社の面子なのか私に対する配慮なのか、最後の交渉分つまりレッドブックの上限より出た分はどうしても車輛時価に含めることができないそうで、間接損害にするという申し出がありました。つまり、こっちの車輛保険を使うことによって当方の保険会社に請求権が移る車輛時価には含まれず、それとは別に私に支払われることになるようです。

ヘビは死して皮を残していくことになりました。とにかく被害者・加害者の立場を理解しあって筋を通してもらうこと、すこしでも評価のアップをしてもらうこと…残念ながら私の力ではこれ以上はどうすることもできませんでした。

過失ゼロの被害者は、加害者以上に苦労することを身を持って経験しました。素人なのにプロ相手に虚しい闘いを強いられる苦労は、保険会社にまかせっきりの加害者ないでしょう。まぁそれなりに勉強できたから得るものはあったし、これが自分の限界だと納得できる分他人任せより良い、と無理やり思うようにしてますが…。

という訳でこの件は、サイト上では年越しさせないことにしました。

155がなくなってしまったので、サイトもどうしようかと思いましたがしばらくは続けてみます。当座もう一台のクルマで事足りるので、155の復活…どころか二台体制の復活もあるかどうか微妙ですが、何か話題をみつけていきたいと思います。

昨日は8を洗ってみました。エンジンルームを覗き、プラグコードの行先つまり点火プラグの位置を見たときに、造り手の執念を感じ、このクルマはこのクルマで大事に乗っていこうと思いました。

本年もありがとうございました。来年の展開にご期待ください。(でもご期待に沿えるかどうかは…)

2003/12/22
いろいろ励ましのメールもいただいて感謝しております。

いろいろ調べても状況的には、時価で決着しかないようですがまだ決着させていません。

とりあえず、筋を通してもらいたいので相手保険会社に自宅に来てもらうことにしました。

特に物損の場合は電話で済ませるのが普通で、会うことはしないしそんな例は聞いたことがないと担当氏は強く主張していましたが、一方的に大事なものを壊されてとりあえず賠償額に納得がいっていないのだから被害者が要望すれば加害者が来て説明するのは普通ではないですか〜?と言い続けたら来ることになりました。(始めから来いっつーの)「そんな例は聞いたことがない」とか言ってたくせに、「メンテしてきた伝票も全部ある」「今年ショックを取り替えた記事の載ってる雑誌もある」といったら「でしたら、見せてください」とか言い出すので「だ・か・ら!いろいろ主張したいから最初から会って話をしましょうっていってるじゃあないですか」と言うと「最初はこちらに、報告等も上がっていなかったのであの時点では…」とかおっしゃるので、「あの時点もこの時点も、あなたは最初から会って話すなんて『そんな例は聞いたことがない』っておっしゃってましたよねぇーーーーーー」とこんな塩梅で、他にも不毛な話を延々としてきました。

他にもこんな感じ…
G「あなたは、加害者さんの立場でお話をしていますよね?」
保「はい。」
G「私は、加害者さんとお話をしているのと同じと考えて良いですよね?」
保「はい。」
G「では、保険云々抜きにして、こっちにまったく過失がなく、あなたの一方的な過失で私の大事な物を壊したとします。私が、あなたに会って是非お話をしたいからおいで下さいと言っているのです。電話で済ませろって言いますか?」
保「…はい。言うのではないでしょうか…」
G(こんな道徳観の違う人と今後マトモに話しを続けていけるのだろうか…不安)

まぁ来てもらってもどうせ時価が上がるわけでもないでようけどね。訳のわからん答弁をする担当氏(女性でしたが)に来てもらって、是非面前でお話してみたかったのですが、氏の上司の方が来られるそうで、担当氏本人は来ません。

なんだかつまらないサイトになってきました。せっかくのクリスマスなのに…。

2003/12/16
12月7日のよく晴れた日曜日のお昼前11時30分頃、近所を走っていて交差点を右折しようと、交差点まえ横断歩道上で停止したとき、平穏に走ってきた対向車が突然、何物かに突き飛ばされれるように155にぶつかってきました。そうです、一時停止を無視して交差点に進入してきた車が私の対向車にぶつかり反動で飛ばされたその対向車が私の155の右フロント部にぶつかってきたのです。降りて損害状況を確認した瞬間、4月の一件から推測するに咄嗟に「もうダメだ…」と悟りました。

家族3人で乗っていましたが、止まっていたところにぶつかってきたこともあり私と息子はまったく大丈夫(レーマーのおかげか?)でしたが、妻が軽い鞭打ちになりました。幸い怪我の程度は軽いですがまだ完治はしておりません。

で、家族の一応の安全は確認できつつある状況ですが、クルマを一体どうしてくれるんだ!とやり場の無い怒りでいっぱいです。この場合過失はまったく発生していません。過失は全く無いのに、損害は一番大きい…。

保険会社が出てきて、人の神経を逆撫でするような低ーーーーーーい時価を提示してきてそれ以上は出ませんので悪しからず、といったきりその後の交渉はのらりくらりで埒があきません。

虚しい根拠を元に修理費の全額負担を求めてますが、まず無理でしょう。

口では、謝罪しながら、一方的に人様の物を壊しておいて「お前のクルマは修理するに値しないからこれで我慢しろ」と言い放てる加害者(が承知しているはずの示談代行人)には本当に敬服です。

自分の会社の都合だけで交渉し、被害者の立場をまったくかえりみない保険会社にも敬服です。あんな交渉能力しか無い○○に交渉を任せ、給与を払ってもペイできているのですから日本の雇用情勢も捨てたものではありません。

まあ何を言っても、155は帰ってこないでしょう。思い出のいっぱい詰まったクルマですが残念ながら最悪こちらの保険を動かして支払われる車輛保険で補償される額を受け取ってもそれに更に上乗せして修理費用を捻出するのは難しいです。まったく修理不能ではないだけに見殺しにはしたくないんですが…。

…っていうか、よく晴れた真昼間に、両方からクルマが来ていてしかも片方は赤いド派手なクルマなのにその状況で一時停止無視して人様の車、壊しといて、更にその示談代行人が法律を盾に直せ(さ)ないと言ってる状況で、のうのうと「謝りに行きたい」とか言ってんな!

無駄な抵抗をしていますが、結局、被害者は泣き寝入りでしょうね。

当座車には困ってないし、あの155を見殺しにしてすぐ次の155を買う気にもならないし、このサイトの先行もまだ決めてません。

まあ、まだ完治していないので解決していないとは言え家族も含め身体は大事に至らなかったからこそ、物損について怒りの矛先を向けられるだけでも有り難いことだと思わなくてはいけないのかもしれません。

この事故前1,2週間の間にメールをいただいてた方々、返信できていなくてすみません。お返事書こうと思っていた矢先の事故の発生で大変ご無礼申し上げています。

2003/11/24
最近、例の(?)水量警告灯が点くようになってきました。室内に漏れている形跡はないのですが、なんとなくクーラント臭がしないでもない…。たまにサッと点くのも精神衛生上よくなので、とりあえず警告灯が点かない量まで補充して、その後減って再び点くようになるか否か様子をみることにしました。

そこで、補充用のクーラントを買って入れようとボンネットを開けようとしたら…。フェンダーとボンネットの間にボルトが挟まってフェンダー側がちょっと傷ついていました。「こんなところにボルト挟むなんて悪戯か?」と思いムッとしましたが、開けてビックリそのボルトは中から出てきたものでした。何と、ボンネットを閉めたときボンネットを車体に止めてるバネとゴムのついた部品、ストッパーって言えばよいのでしょうか(ってわかります?今、手元にデジカメが無いので画像がなくてスミマセン)が外れてました…。外れていたのは左側で、2個あるボルトが見事にボンネットから外れていて一つは辛うじてストッパーに付いていましたがもう一方がころころフェンダーのとこまで来て傷つけてたようです(ってことはボンネットが少し浮いた??)

そんなバカな…と思い、念の為外れていない右側のストッパーも確認したら…こっちのボルトも緩んでました(-_-;)。

走行中にボンネットが開きかねない状況にもなるところでした。これじゃイタ車みたいじゃん!ってイタ車でしたね。フェンダー先端の上部にちょっと傷がついてしまいましたが大事に至る前に気付いてよかったです。皆さんもご確認下さい。ボンネットの裏先端部についてる、「ゴムとバネが付いてる」部品です(見ればすぐわかると思います)。

2003/11/03(2回目)
昨日の疲れからするともう無理だろうと思っていましたが、何故かテンションが持続して早起きできたので行ってきました。↓

開催日程中の最後の休日ということもあり、滅茶苦茶混んでいたのでほとんど戦意を喪失しましたが、とりあえず例の2台は見てきました。


注目度は高かったですね。ガイシャに興味のなさそうな中高生もカッコイイと言って見てました。でもアルファのV6を縦置きに置いてもう一回り小さく造ってくれればよかったのに…。こんなアルファのイメージリーダー的なクルマのエンジンが借り物っていうのはちょっと…。カッコウはイイと思いますが、懐古主義的で前衛的ではないですね。アルファはES30のSZや155やGTVあたりで、前へ進むのを止めてしまったのでしょうか。

こっちもそれなりに注目されていましたが、インパクトは弱そうでしたね。別に無くても良いんじゃない?という感じのクルマでした。

2003/11/03
11/01-02に開催されたさんまさんサイト主催のFV3オフ2日目(11/02)に参加させていただきました。


天候にも恵まれ、素晴らしい一日を過ごさせていただくことができました。編集長さんまさんをはじめ今回始めてお会いできた皆様や半年振り・一年振りにお会できた皆様とも親交を温めることができ(外に余り出ていかない(特にここ半年)自分にとっては殊更)大変貴重な場を提供していただきました。

これだけの台数が集まる会を運営されたスタッフの皆様には本当に頭の下がる思いです。楽しい一日をありがとうございました。

レポートは追って掲載予定です。

2003/10/27
すっかり更新をサボってました。10月中旬には以前に書いた友人がクーペフィアトで遊びに来てくれました。近所のチョイ乗りですが運転させてもらいました。

うちの155と同年式でしたが、このクーペフィアットの方が走行距離が少ないためか、または2ドアの恩恵か、ボディはシッカリしてました。でもショックはヘタリ気味だったかな?(これは155のショックを換えてから間がないからそう感じたのかもしれません。)

エンジンは、それの最終版からは若干デチューンされているとはいえデルタと(ってことはあのハイエナと!^^;)同系列の4気筒16Vターボで当然速かったです。また今のところトラブルは無いらしいです。クーペフィアットに載った時点では完熟期に入っていたからある意味スーパーファイアの5気筒20バルブより完成されているのかもしれません。輝かしい歴史も持ってるし、よく考えたら、なかなか魅力的なエンジンですね。

内装は外装色も上品に取り入れたピニンファリナの傑作の一つだと思いますが、155ユーザーとしてはあちらこちらに見つかる155との共通点につい目が行ってしまいます。

その突拍子もない外装やインパネ回りに反し、やはりティーポ2/3車の一員だけあって室内空間は極めてマトモに感じました。スタイリングの奇抜さと実用性の高さのギャップが不思議な魅力を醸し出す一台でした。この前衛的なスタイルには、フィアット古来の4気筒とのギャップがこれまたよく似合いますね。5気筒スーパーファイアでは、スタイルもエンジンも、ともにモダンで当たり前に感じてしまいそう…その点あの4気筒だとまたひとつ理解を苦しめる要素になって楽しいです^^;…で、ドッカンターボだし。

さて、サボってた間の報告事項をもうひとつ。さんまさんのサイトで主催されるFV3に参加させていただくことにしております。申込み締め切りぎりぎりまでまで迷ってましたが、やはり参加することにして良かったと思っております。2日目のみの参加ですが、なんでも70台超(80台弱?)の155が集まるそうで楽しみです。基本的に「155がたくさん集まるのを是非見たい!」願望が強いので。

春の一件以来の公式な(?)場への顔見せですが、参加者の皆さまよろしくお願いいたしますm(_ _)m。

2003/10/07
本日、40000アクセスを超えました。みなさまのおかげです。ありがとうございます。