わがまま温泉日記 小野川温泉 おのがわ 近くの観光地などのライブ映像を、お楽しみください。小野川温泉へはJR米沢駅から山交バス25分

共同浴場尼湯
住所 山形県米沢市小野川町 〒992-0076 Memo:
入浴料 \200
電話 0238-32-2740(小野川源泉協同組合
営業期間 通年
泉質 協組4号源泉@含硫黄-Na・Ca-塩化物泉 82.3℃ pH7.3
1200L/分 掘削深度60m
旧泉質名:含食塩-塩化土類・硫黄泉
旅行日 02/08/16
コメント

02/08/25
米沢盆地一帯を何ゆえ置賜(おいたま)と呼ぶんだろう?

平安時代にまとめられた和名抄には「おいたみ」、さらに遡って日本書紀には「うきたま」との記述が見られるそうだ。
ポリネシアのマオリ語源説によると「山で締めつられた清らかな土地」とのことである。
尼湯

 小野小町上杉鷹山ゆかりの小野川温泉。何年か前、白布温泉へと向かう道すがら、ためしに立ち寄ったことがある。ずいぶんひなびた温泉場だったのに、活気があるぞ。町も元気だ。
 「
尼湯」「滝湯」と2つの共同浴場に加えて、今年5月、ほたる公園となりに、露天風呂まで完成したんだそうである。何たって、お湯が豊富だからね〜。

 尼湯前には霊泉「峰の薬師」と名づけられた飲泉所があり、さっそく一口飲んでみる。もちろん、しばらく冷ましてからだ。ほんのり硫黄臭くって、塩味効いて、断じて「甘湯」なんぞではない。
お湯溜りに浸かる温泉玉子 お湯溜りでは
温泉玉子が入浴中。匂う色香とくれば小町だが、臭う硫黄とくれば温泉玉子がよく似合う。大平温泉で朝食にいただいてきたばかりなんだけど、また一つ、食べてみたくなってきた。

 今度は人間様が入浴だ。チケットは目と鼻の先にある土産物屋で手に入れる。ほんわか漂う硫黄臭に耐え切れず、チケット片手にいそいそと、尼湯の引き戸を引いてみる。
 脱衣箱の前に、
日付のスタンプされた入浴券を立てる決まりとなっている。これで、無銭飲食ならぬ、無銭入浴を防いでいるのだ。なかなかのアイデアだけど、これって一日入浴券なんかね〜。
 故意か過失か知らないけれど、入浴券のない脱衣箱もある。小野小町の顔立てて、入浴券は立てましょね! 「小町、困っちゃう」と困惑顔の美女のお顔は見たくないでしよ?

湯口脇の緑のホースが余分 浴槽には水とお湯がほぼ同量、注ぎ込まれているのだが、手を触れられないほど熱い湯なので、仕方ない。でも、期待の温泉成分、ずいぶんと薄まってるんじゃないのかな〜。まっ、気体成分だけは、お鼻で十分楽しめたからよしとするけど・・・。
 横壁に取り付けられた蛇口から、また、湯口脇のホースから、ご丁寧にも両端二ヶ所から給水されるこの造り。濃いお湯の大好きなワタシの居場所は当然限られてくる。水からもっとも遠い、真ん中あたりでお湯に浸かるよりほか選択肢はない。

 せめてホースはなくして欲しい。米沢藩の財政を立て直した名君、上杉鷹山だって言ってるよ。「埋めすぎよさんか」な〜んてね。ふだんから、お湯とお知恵はふんだんに。水は倹約せねばならない。

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