わがまま温泉日記 万座温泉 まんざ
万座温泉ホテル 豊国館 万座ホテル聚楽 万座プリンスホテル 湯の花旅館 松屋ホテル

万座温泉ホテル
http://www.hoyumedia.com/co/gr/manzaonsen/body.html
住所 群馬県吾妻郡嬬恋村万座温泉 〒377-1500 Memo:
一泊二食 \20,000
ビール中 \600
電話 0279-97-3131
営業期間 通年
泉質 酸性硫黄泉 ほか10種類の天然温泉
旅行日 97/08/10 98/05/02
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日進館 天井の高くて広い本館大浴場、露天もふくめて5種類ほどのお湯が湧いている。湯温の管理はバルブの開閉でおこなっている。これなら、ワタシ好みの熱いお湯もつくれるぞ! と、湯守のおばさんの仕事をしっかり観察していた。

 しかし、何といってもおすすめが、ホテルを下ったところにある木造2階建ての古びた建物。もう、何度通ったろうか? 万座へ来るたびに、どこへ泊まろうと「日進館」には立ち寄ってしまう。
苦湯 さて、ここには何があるのか? 「苦湯」という、熱めの真っ白な酸性硫黄泉が湧き出ているのである。東北は山奥の秘湯だって、ここまで設備の行き届かない湯小屋はめずらしい。なんでも、硫化水素ガス濃度が高いため、行政当局からそれなりのお達しがあるのだそうだ。
 初心者のワタシに湯治場の何たるか、お湯の何たるかを教えてくれたのがここ。頭からお湯をかぶるとリンスがいらないと、湯治のおばあちゃんたちから教えてもらったのも、ここ「苦湯」である。ただ、石膏泉でも教えを守ったばっかりに、髪の毛がバリバリになったこともあったのだが・・・。

これが2万円の部屋〜? 本館での食事は大食堂でいただく。ご自慢の健康食を女将がテーブルを回りながら説明していってくれる。日頃からあまり健康的な生活を送っていないせいだろうか、酒呑みのワタシたちには少々つらいものがある。
 本館、外の大きな露天風呂は、うっすらとその白さが分かるくらいの暗めの照明。標高1800mの露天で、星空を仰ぎ見ながら長居する。ぬるめのお湯も捨てたものではないな〜。


豊国館 
住所 群馬県吾妻郡嬬恋村万座温泉 〒377-1500 Memo:
一泊二食 \11,000
ビール大 \660
空の冷蔵庫(持込可)
トイレ共同洋式有
バスタオルなし
電話 0279-97-2525
営業期間 通年
泉質 苦湯@酸性含硫黄-Na-硫酸塩・塩化物泉
(旧泉質名:酸性硫化水素泉)
旅行日 02/04/06
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02/05/05
混浴露天は露天に面した内風呂からも、お部屋からも見える。油断しないでね。
豊国館玄関

 今年は雪解けが早く、道端の雪もほとんど見かけないうちに、硫化水素ガス特有の腐卵臭がお出迎え。なつかしいな〜、しばらくは東北ばかりでゴメンゴメン。
 ゲレンデにはまだ十分雪も残り、色とりどりのスキーウェアがシュプールを描く。スキーのあとの温泉は格別だろうな。

 スキーとはまったく無縁のボストンバッグを提げただけの泊まりの客も、スキーヤーの出入口から通される。
 この宿に湯治部はなく、自炊部がある。スキー合宿に利用する学生たちが多いせいかも知れないが、「花はどこに行ったの」と、館内を探し回る。やはり、絵になる愛すべき、湯治のジジババがいないことには落ち着かないのだ。

ゆったりとした造りの部屋 小ぎれいな部屋に通されて、宿の案内に目を落とす。全自炊式と半自炊式があり、500円の差がついている。朝食代が500円? いまどき、コンビニ弁当だってそれくらいはする。
 案の定、朝食のような夕食をいただいたのだが、前もってのチェックが効いていたせいで、衝撃を受けることなく、ごちそうさま。でもって、明日の朝食はどんなんだろうという不安と、恐いもの見たさの期待とが交錯する。

女性用露天 さて、お風呂。内湯はホースで水をジャンジャン入れているにも関わらず、熱くて、熱くて入れない。それでも、成分が薄まるのがもったいなくて、ホースを浴槽から引っ張り出して、熱〜いお湯に浸かる〜ゥ。もっと、広い湯船が必要だ。
 広さのある露天は適温そのもの、こうでなくっちゃ。要は、湯温・湯量と、湯船の容積とのバランスなのよ。
 真っ白い湯が木枠の湯船から、延々と果てることなくあふれ出す。もう春とはいえ、山の大気はまだ冷たいが、大きな湯船の端まで熱い。

混浴露天 お肌からプ〜ンと薫る硝煙臭に、すっかり満足していると、混浴大露天風呂から帰ってきたダンナ、その大きさと、その深さとに、興奮かくし切れないでいる。
 だれも入っていないのを確認し、見張りを立てて、広い湯船に一気に飛び込む。深さは胸までもあり、十分泳げる大きさだ。川上温泉の万人風呂の方が大きいような気もするが、何よりお湯が違うのである。プールに満ちる名湯「苦湯」、そのぜいたくさに、しばし陶然。
 端から端まで、泳ぐのを忘れた。朝食の不安も消えた。


万座ホテル聚楽
http://www.hotel-juraku.co.jp/manza/
住所 群馬県吾妻郡嬬恋村万座温泉 〒377-1500 Memo:
一泊二食 \16,000
電話 0279-97-3535
営業期間 通年
泉質 酸性硫黄泉
旅行日 96/09/14
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 万座温泉でいうところの温泉街から少し離れた高台にある。あっさりした外観をもつホテルのロビーに足を踏み入れたとき、内心、お湯への期待はなくなってしまった。
 なぜなら、経験上「いい湯だな〜」と思った宿の入口には、必ずといってよいほどジジババがいるものだ。それがいない・・・。まぁ、苦湯へ行くからいいんだけど。
内風呂
 大した期待もせずに入ったお風呂。木枠の湯船に、白濁した万座の湯をしっかりとたくわえている。空吹きの正面に位置するため、露天ともども見晴らしもよい。これを絶景と評するか否かについては異論もあるだろうにせよ・・・。

 スキー客めあての万座の宿は、どこもかしこもイマイチである。料理もふくめて何とかおすすめできるのが、ここ聚楽。歓楽温泉ホテルの代名詞のような存在なのだが、万座ではまんざらでもない。意外でしょ? 


万座プリンスホテル
http://www.princehotels.co.jp/manza/
住所 群馬県吾妻郡嬬恋村万座温泉 〒377-1500 Memo:
一泊二食 \16,000
電話 0297-97-1111
営業期間 通年
泉質 酸性硫黄泉
旅行日 96/05/04
コメント 露天風呂

 白い硫黄泉で満たされた広い露天は快適なのだが、少々ぬるい。例によって、湯口を独占。狭い部屋への帰り道、館内は右へ折れ、左へ曲がって、アップダウンも加わった迷路さながらの状態。まさか、部屋へ戻れず遭難か? と、そのみっともなさに冷や汗が出た。
 食事は和洋中から選べるようになっている。いつも、和食ばかりなので、迷わず中華を選んだところ、これがけっこう本格的なもので、老酒を一本空けてしまった。

 翌朝、5月というのに一面の銀世界。チェーンを積んでこなかったダンナは顔面蒼白。ところが、心配ご無用。さすがはプリンス! 手際よい除雪のおかげで、事なきを得た。 


湯の花旅館
http://www.manzaonsen.gr.jp/yunohanaryokan/
住所 群馬県吾妻郡嬬恋村万座温泉 〒377-1500 Mwmo:
一泊二食 \12,000
ビール \500
電話 0279-97-3152
営業期間 通年
泉質 酸性硫黄泉
旅行日 00/04/30
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湯の花旅館 白根山へと続く県道を折れ、雪の壁のそそり立つ坂を登りきったところが玄関。冬場はスノーモービルで送迎をしているのだそうだ。

 味わい深い木づくりの浴室に、ひときわ目を引く木箱。この中にサルノコシカケが入れてあり、お湯はここをくぐりぬけて、浴槽に流れ落ちる。木箱の堰を1枚持ち上げると、どどっとお湯が流れ込み、ワタシ好みの熱めのお湯になってくれる。窓の外では、雪はねの真っ最中。洗い場に立つと、おじさんと目が合った・・・。

 囲炉裏の切られた広間での食事。山菜中心ながら、自在かぎに吊るされたお鍋には煮込みうどんといった具合に、山深い雰囲気が味わえる。
 と、ここまでは良いのだが、管理の行き届かない雑然としたフロントといい、深夜にまで及ぶ自炊客の宴会といい、あまり感心したものではない。


松屋ホテル
http://www.manzaonsen.gr.jp/matuyahotel/
住所 群馬県吾妻郡嬬恋村万座温泉 377-1500 Memo:
一泊二食
電話 0279-97-3151
営業期間 通年
泉質 酸性硫黄泉
旅行日 97/09/14
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湯の花旅館から見た松屋ホテル 湯の花旅館のすぐ下に位置し、駐車場など、どっちがどっちか分からないほど。外観はロッジ風なのだが、宿泊設備は間違いなく旅館。スキー場のリフト乗り場前に位置している関係で、こういう造りになったのだろう。

 小じんまりした木の浴槽には常時、わずかずつ水が引き入れられている。水で埋めるのが悔しかったワタシは、蛇口を閉めて風呂を出た。
 夜おそく、ワクワクしながら風呂場に向かったところ、浴槽からあふれ出すお湯で洗い場からしてすでに、アッチッチ! 蛇口全開、熱すぎるお湯をうらめしそうに見つめながら、ぬるくなるのをひたすら待った。

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