うえさんの戯言

二月



2月21日

 私の職場は空気が悪い。
 ・・・と言っても、人間関係がぎこちなくて空気が悪いワケではない。(^_^;)
 (一部では本当にそのせいで空気が悪い所もあるが・・・)
 埃なども比較的あるし、この時期は暖房などで空気が汚れてしまっている。

 その上、私はモデラーである。
 知らず知らずのうちにエアブラシ等の粉塵を吸い込んだりもしているだろう。

 ゆえに鼻をかむと真っ黒・・・なんてコトも多々あったりする。

 今日、風呂上がりのコトである。
 風呂から上がって洗面台の鏡に映る自分を見ながらウットリ・・・じゃなくて。(^_^;)
 鏡に映る自分を見ながら髪を乾かし、髪形を整えていた。
 私はクセ毛がめちゃくちゃ強いので、風呂上がりにある程度セットをしておかないと翌朝、頭部で水爆実験でもしたんか!?と思うほど髪が爆発状態になる。
 そのままでは、国連の査察を受け入れて無実を証明しないとアメリカ軍に攻撃を受けてしまうのではないかと思うほど、見事な爆発ぶりなのだ。(^_^;)

 で、鏡に映る自分を見ながらハッと気づいた。
 なんか鼻の下が黒いぞ!?
 ヒゲの剃り残しかな〜?などと思いつつ、顔を鏡に近づける。
 鏡を見て私は驚いた!!

 鼻毛ボーン!!

 う〜む。
 見事なハミだしっぷりである。
 しかも1本や2本ではない。5〜6本束で出ているではないか!!

 その状況、まさに・・・バカボンのパパなのだぁ!!!(>_<)

 こ、これはカッコ悪い。
 常日ごろからダンディズムを追及して生きている私にとって、これは許されることではない。

 問題はいつからこの状況だったか?ということである。
 冒頭に書いた通り、職場の空気が悪かったり、エアブラシの粉塵を吸い込んでいたりで、鼻毛が伸びやすい状況の私はコマメにチェックするようにはしている。
 ・・・が、ここ2〜3日、仕事がキツクて家に帰ってからはバタンキュー、なんて状態だったのだ。
 ゆえに鼻毛のチェックも思いっきり怠っていた。

 まともに3日前からだとすれば・・・。
 会社で後輩に人生とはなんぞや?などと語り、人生の先輩として、素晴らしくシブイ格言を語っているときでも・・・・鼻毛ボーン!
 愛とはなんぞや!?と言うテーマで、素晴らしい格言を語り、決まった!って時でも・・・・鼻毛ボーン!
 コンビニでレジのお姉さんにお釣りをもらう時、素晴らしい作り笑顔でお釣りを受け取っている時でも・・・鼻毛ボーン!!
 まさに丸3日、バカボンのパパなのだ!!(T_T)

 私的には、今日、会社にいる間にそうなったと思いたいのだが・・・。
 一日でかなり伸びる時もあるし。
 って言うか、ダンディーうえさん(仮称)の名において、今日一日でそうなってしまったと勝手に決定!
 これだけの束になった鼻毛に気づかないワケがない!!

 しかし、昨日、コンビニのレジのお姉さんがお釣りを渡す時になんとなく微笑んでいたのは、もしかして・・・・。
 やはり毎朝チェックはしておいた方がよさそうだ・・・。(^_^;)




2月17日

 プラモデル/「GALLERY3」にイラストレーター柴田賢二さんのNortonを追加。
 2輪・4輪のリアルイラストでおなじみの柴田さんの作品は、イラストと同じようにリアルです。
 未完成品とのことですが、見ごたえは充分!
 ぜひ一度ご覧ください。

 リンクにはその柴田賢二さんのホームページ「柴田製作所」を追加。
 サーキットやミュージアム等でおなじみのイラストを展示しています。
 そのイラストのリアルさ緻密さは数あるモータリゼーションイラスト中でも群を抜いています。
 HPではそのイラストの通販も行っています。
 とにかく一度見に行って、そのリアルイラストの凄さにため息をつくべし!!

 *****

 ・・・と言うわけで、柴田氏のイラストをHPで購入したのをキッカケにリンクの許可をお願いしようとメールしたら、リンク許可どころか、氏の製作したというバイクキットの写真まで送っていただいた。
 しかも、「よろしかったらお友達のコーナーに掲載してもらえませんでしょうか。」とまで言っていただいた。
 よろしかったら・・・どころかホンマに掲載していいんか!?ってカンジで舞い上がってしまってます。(^_^;)
 お友達のページと言うのが少々恐縮なのですが、新たにページを起こすだけのサーバー容量もないモンで・・・。
 なんにせよ、一度見ていただきたい。
 プロのイラストレーターがプラモを作るとこうなる!ってのが、判ってもらえるのではないでしょうか?
 それはそれとして、プラモの写真を送って頂いたのだが、私はオールドバイクは詳しくないので「Norton」のどういう経歴を持ったバイクなのか判ってません。
 追々調査して追記して行きたいと思いますが、どなたか知ってる方いましたらご教授を。m(_ _)m

 *****

 日清食品カレーヌードル。
 空前のベストセラー、「カップヌードル」のカレー味版にして、生まれては消えていくカップヌードルのバリエーションの中で生き残り、定番として定着した数少ないバリエーションである。

 いきなり余談だが、カップヌードルで定番といえるのは、「ノーマル」「カレー」「シーフード」だと思うのだが・・・。
 それ以外のヌードルはたとえ新製品が出たところで1年くらいの命と思っている。
 この3種類以外に今まで一体いくつのバリエーションがあったのか?・・・に、すごく興味があるのだが、誰か知っていたら教えて下さい。(^_^;)

 閑話休題。

 そのカレーヌードルだが、あるコトに関してジンクスを作っていた。
 そのジンクスはある夜、伝説に変わったのだった。
 その伝説を作った男達の話である・・・。(すんごい大げさ。(^_^;))

 その夜、伝説を作った男達は和歌山市内の某あるところに集結していた。
 その男達とは、くまさん・平ちゃん・ちゅん1号・ホッシー・私の5人である。
 戯言熟読者なら、この面々の名前を聞けば、もうお判りだろう。

 そう・・・。
 2003年今ごろ初打ちだよ!!麻雀大会開催!!

 今回の麻雀大会は、昨年末より約ひと月半ぶりの開催。
 前回の麻雀大会ではホッシーのほぼ1人勝ちといっていいほどの快進撃で終わっていたので、ホッシー以外のメンバーの胸の中には打倒!ホッシー!!が刻まれていた。(戯言2002年12月参照)

 とりあえず、今回はメンバーが5人なので2抜けのルール。
 最初の半荘はくまさんが抜けることに。
 今回、打倒!ホッシー!!を一番強く願っていた男であったが、最初は見学となった。

 ここのところ、最終的なトップから遠ざかっているだけに今回は是が非でもトップ賞を獲りたい。
 その想い通じたのか、まず最初の半荘でトップを獲ったのは私。

 そして2回目の半荘が終了し、くまさんがまたしても2抜け。
 せっかく入ったのにこれと言って場をかき回すことが出来なかったくまさんは、ちょっとでも早く場に復帰したいとあるジンクスに願いをかけた。

 そのジンクスとは、「見学中にカレーヌードルを食べるとその半荘は誰かがハコ割れ終了してしまう。」と言うものだった
 前回の麻雀大会の時には、ものの見事にそのパターンにハマッてしまっていたのだった。(戯言2002年12月参照)
 ・・・で、くまさんは、そのジンクスにかけたのだった。
 もちろん、この地点では半分以上冗談である。

 そう・・・。
 冗談だったのだが・・・・。

 くまさんが見学に回った半荘が始まった。
 ちゅん1号の親で始まったその半荘の東1局、くまさんがカレーヌードルを食べ出した頃、平ちゃんがリーチをかけた。
 当然、リーチをかけた平ちゃんを警戒して捨て牌をするのだが、その直後、ホッシーが捨て牌をした瞬間・・・

 ロン!!

 聞こえてきた掛け声は、リーチをかけた平ちゃんではなく、親のちゅん1号見学者のくまさんだった。
 上がり手はなんと!!国士無双!!
 東1局、ちゅん1号が親の役満をホッシーに直撃!
 半荘開始3分足らずでホッシーのハコ割れにより半荘終了!!!

 この瞬間、カレーヌードルのジンクスは伝説にグレードアップ決定!!
 もはや殿堂入りである。・・・ってなんの殿堂か判らんけど。(^_^;)

 それにしても、凄すぎる・・・。
 まさかホンマにこんなコトが起きようとは・・・!!
 カレーヌードルの原材料の中に怨念めいたものが入っているとしか思えん。(^_^;)

 この直撃弾によりホッシーは負け街道まっしぐら!!になっていくのだった。

 そんなこんなで麻雀は進んでいった。
 「キング・オブ・ローザー」の称号を「もらいかけ」の平ちゃんは今回は無難な麻雀を重ねていった。
 私は最初の半荘の後、もう一度トップを獲った以外は可もなく不可もなく。

 日付変更線を越えて真夜中になった頃、状況は変わっていく。
 それまで負け街道まっしぐら!!だったホッシーが息を吹き返し、快進撃を開始!!
 一時は10万点以上だったマイナス得点をどんどん取り返し、気がつけば最下位脱出。
 う〜ん、、、やはりホッシーは手強い・・・・。(^_^;)
 変わって最下位になったのは、ここのところ、かつて常勝を誇った強さをまったく発揮できないくまさんだった。
 本来ならこの辺りから、「キング・オブ・ローザー」の称号を「もらいかけ」の平ちゃんが伝家の宝刀「おもんな〜〜〜〜い!!」を連発するはずなのだが、どうしても「キング・オブ・ローザー」の称号が欲しくないらしく、今回は無難な麻雀のままで進めていった。

 最終的結果。
 トップはこの日、国士無双でホッシーを撃退(?)した、ちゅん1号。
 18000点差で2位が私。またしてもトップ賞は遠かった。
 そして3位には平ちゃん。しかし3位とは言えマイナス4000点というあたり、「キング・オブ・ローザー」の称号を「もらいかけ」の面目躍如と言ったところか!?(^_^;)
 4位には、終盤、怒濤の追い上げをしたホッシー。
 マイナス10万点以下からマイナス37000点までの追い上げは凄まじいものがあった。
 そして屈辱の最下位はくまさん。なんと彼にしては珍しく2大会連続最下位であった。
 かつて常勝を誇った彼の勇姿を見ることはもう出来ないのか!?

 一応、打倒!ホッシー!!の目標は達成できたのだが、なにかと消化不良の多かった大会でもあった。
 次回開催はゴールデンウイークあたりになりそうだが、果たしてどうなるのか!?

 ・・・ところで。
 今回はみーちゃんが参加していなかったのだが、普段はあれだけ場の空気を寒くするオヤジギャグも聞けないとなるとちょっと寂しく感じてしまった・・・。
 しかし次に参加してまた聞かされるとなると、やっぱし寒いんだろうな〜。(^_^;)




2月9日

 プラモデル/「製作日誌」のモリワキNS500を更新。
 相変わらずのスローペースですが、ボチボチと進んでます。
 NSだけでも手いっぱいなのに、他のキットにも浮気してるんでさらにペースが落ちそうな予感・・・。(^_^;)
 今回はデカール製作の途中経過など・・・。

 「その他」のページの「ピカソ」のページ内、DiscoGraphyを更新。
 まだ「ピカソ」のページする気あったのか!?と言われそうなくらい長い間更新してませんでした。
 更新しなければ・・・と思いつつ、そんなに見てる人もいないからいいか・・・と思っていたら、ここ2週間ほどの間にピカソについての問い合わせメールがなんと2件も!
 「たった2件」かと思われるでしょうけど、普通は年に1件あるかないかですから・・・。
 問い合わせが2週間のうちに2件もあったってんで、大慌てでの更新です。(^_^;)
 今回は去年8月に発売になった「SPICE」をUPです。
 いままでピカソに興味なかった人、これを機会に聴いてみませんか?(^_^)

 *****

 普段、私は夜11時前くらいに入浴するパターンが一番多い。
 つい最近までテレホーダイでインターネットをしていたために、その前に入浴を済ませ、ネットをしてから寝る・・・という生活習慣がついてしまっている。

 先日のことである。
 夜11時近くになって、そろそろ風呂に入って暖まるか。と思ったら電話が鳴った。
 従兄弟からだった。
 なんだかんだと話をしていたら、結構遅くなってしまった。
 その日は早めに入浴してさっさと寝るつもりだったのだが、どうせ遅くなったついでだったんで、もう一件電話してたら、さらに遅くなってしまった。

 電話を切った後、さっさと風呂に入って寝るべし!!ってんで、浴室へGo!!
 その夜の冷え込みはかなりきつくて、浴室の洗い場はめっちゃ冷たかった。
 とりあえず、寒さを凌ぐ為、さらに浴室全体を暖めるために勢いよく湯をかぶる。
 その瞬間、私は文字通り凍りついた!!

 湯が冷めきっとるやんけ〜!!(>_<)

 どうやら、この日は冷え込みがきつかったので、湯が冷めるのが早いと判断した家族がいつもよりも早めに入浴したらしく、私が入浴した時は前の人が入浴してから4時間近く経っていたらしい・・・。

 これはたまらん!!ってんで、さっそく追い炊きのスイッチをポチっとな!!
 とりあえず、追い炊きをしてる間に寒さに耐えながら体を洗っておくことに。
 体を洗い終わった頃には追い炊きも完了してるだろう。
 しかし、スイッチを押したものの、追い炊きが始まる気配がない。
 浴槽の湯の吹き出し口(って言うのかな?)からゴボゴボッと空気が出てくるだけだ。
 追い炊きが始まれば、液晶パネルに炎のマークが光るのだが、一向にマークが光らない。
 ひたすらゴボゴボいってるだけである。
 
 なんでもいいから、早よ追い炊き始まらんかい!ワリャー!!と風呂釜に叫びたい気分であったが、深夜1時も過ぎていたのでやめておいた。(-_-;)

 そんなこんなで体も洗い終わったので、次は洗髪。
 寒さに震えながらぬるま湯を頭からかぶる。
 ぬるま湯ではあるが、気分的には高野山の修行僧である。
 たかが風呂に入ったくらいで修業気分が味わえようとは・・・。悟りを開くのも時間の問題か!?(^_^;)
 などとアホなコトを考えてられたのもここまでだった。
 シャンプーをつけようと容器のポンプを押す。
 まったく手ごたえがない・・・。いやな予感発生!!
 まさか・・・!!
 容器を開けてみる。
 いやな予感的中!!
 シャンプーの容器の中は空っぽ。
 お〜まいがっ!!(>_<)
 なんでこんな予感だけ的中する!?
 やはり悟りを開いたのか?私は!!
 新しいシャンプーを取りに行かなければならないのだが、ただでさえ寒いのに、髪の毛もずぶ濡れの状態で浴室から出るのは自殺行為に等しい。
 いったん、浴槽で体を暖めてから取りに行こうとおもったのだが、まだ浴槽はゴボゴボいってるだけで追い炊きが始まっていない。
 しょうがないんで新しいシャンプーを取りにいくが、浴室からシャンプーを置いてある洗面台までの3歩がまるで三蔵法師の天竺までの旅のように思えたのは、その寒さのせいだろう。(^_^;)

 しかも悲劇はそれでは終わらない!!
 シャンプー後、リンスをかけようと容器のポンプを押す。
 ポンプに手ごたえはあるものの、リンスが出てこない。
 ???
 容器を開けて出してみる。
 出てきたリンスを見て驚いた!!
 
 シャーベットになっとるやんけっー!!(>_<)

 なんで浴室のリンスが半凍りやねん!!
 ここホンマに日本か!?

 こうなったらヤケである。
 シャーベット状だろうがアイスクリーム状だろうが頭につけてGo!!
 うっひゃ〜、つめて〜!!って、当たり前やっちゅうねん。
 確か頭部に冷気を当てて育毛を促進するような技術があったハズ。
 たぶん髪を洗い終わった後は育毛も進んでHappyな頭部になって・・・るワケない。(^_^;)

 なんとか冷たさに耐えてすすぎ出した頃、ようやく追い炊きに火がついた。
 とりあえず、湯に浸からんと死んでしまう・・・ってんで、浴槽にGo!!

 ぬあぁ〜〜っ!!!さらに冷めとるやんけー!!!(>_<)

 どうやら風呂釜までのパイプに入っている水が浴槽のぬるま湯の温度をさらに下げたようだ。
 こうなったら湯船で暖まるのは断念して、自分の部屋の暖房で暖まる方がマシや!!ってんで、湯船から出たが、一瞬にして湯船に逆戻り。
 なぜだ!?さっきよりも寒く感じる??
 よく天気の悪い日にプールに行くと、プールの水中の方がプールの外よりも暖かい・・・などという現象があるが、その現象がまさに今ここに!!
 しょうがないんで、追い炊きをしながら湯が暖かくなるのを待ち続けた私であった。

 この日の入浴はホントにとんでもない目にあった。
 翌日、母にこのことを言うと、「あの追い炊き、一回スイッチ切ってもう一回入れたらすぐ着くで。」

 ・・・・・・。マジ!?
 するって〜と、あの浴室での激闘は一体なんだったんだ!?
 やはり冬場の入浴は早めにするのが一番だと、身にしみた私であった・・・。(-_-;)

 それはそうと、あれだけ寒い目にあったにもかかわらず、風邪の兆候がまったくない。
 単に体が丈夫なのか、それとも、あれだけの目にあっても風邪をひかないほどアホなのか・・・。
 微妙・・・。(^_^;)




2月2日

 久しぶりに愛車VTRのエンジンに火を入れた。
 このところなかなかバイクに乗る時間が取れなくて、乗ろうと思った休みの日に限って雨・・・って状況で、気がつけば2ヶ月以上も乗ってなかった。
 さすがにこのクソ寒い日々の中、2ヶ月も放っておいたためにバッテリーがあがってしまっていたが、充電したら何とかエンジンがかかったので、家の周りをちょろっとだけ乗ったのだった。
 しかし、2ヶ月以上乗ってなかっただけあって、体がバイクの乗り方を完全に忘れていた。
 約15キロほど乗っただけだったが、やはりバイクは楽しい。
 近いうちに耐寒ツーリングでも敢行しようかな〜?
 せめてバッテリーがあがる前に・・・。(^_^;)

 −−−−−−

 先週の金曜日のことである。
 仕事が終わってから、S君とK君とで飲みに行った。
 S君とK君は派遣会社の社員さんで去年の年末まで私の職場で一緒に仕事していた、いわば元同僚である。

 で、この3人で飲むのは去年の年末から約1ヶ月ぶり。
 S君は同じ構内の違う職場で仕事をしてるので時々話していたのだが、K君は今は違う会社で働いていて、全然会ってなかったんで、久しぶりに話をすることが出来たのだった。

 なんやかんやと飲みながらいろんな話をしていたら、空いていた隣の座敷にお客さんが来た。
 どこかで見たような人やな〜・・・と思ったら、我が職場に出入りしてる下請け会社のNさんだった。
 Nさんと私は直接の面識はないのだが、いつも職場に出入りしてるので顔は知っていた。
 去年まで同じ職場にいたS君もNさんに気づいていた。
 しかし直接面識があるわけでもなかったので、あいさつなどもせず、そのまま過ごしていた。
 最初、一人で来ていたNさんだったが、しばらくしたら一人の若い女性がやってきた。
 Nさんは推定40歳くらい。
 奥さんや彼女にしては少し年が離れてるような・・・。
 S君と2人で「彼女なんかな〜?」などと言っていたのだが、ま、しょせんは他人事。
 あまり気にせずに飲んでいた。
 
 S君とK君、そして私の3人は飲んだり食べたりしながら楽しく話していた。
 そのうち話題が職場の話題になりだした。
 ま、元々同じ職場にいた仲間であるから話の流れとしては当然である。
 職場の誰がどう・・・とか、あの機種はどう・・・だとか、その職場の人でなければ分からない、ある意味専門用語的な言葉が飛び交う会話に発展していたのだった。
 大抵の場合、こういう職場の話になると人の悪口や愚痴に発展しやすいのだが、このメンバーでは単にうわさ話的な会話だけでそういった類いの会話にならないのがスゴイ。(・・・のか?)(^_^;)
 さすがに我が職場が誇った(過去形)さわやかトリオである。・・・って、そんなトリオなかったけど。(^_^;)

 で、私たちがそんな職場の話で盛り上がり出した頃から、隣の座敷で飲んでいたNさんの様子が変わり出す。
 それまで、女性に対して結構大きな態度を見せつつ飲んでいたのが、だんだんと姿勢が良くなり、それこそ正座しそうなカンジにまで萎縮しだしたのだ。
 あまりにも態度が急変したので、「なんか女の子に怒られでもしたんかな〜?」などと思っていた。
 
 で、その女性がなにかで席を立った瞬間のことだった。
 Nさんは急に私たちの方に話しかけてきた。

 「あの〜。僕のこと知ってます??」

 たぶん私たちの会話を聞いて、出入りしてる職場の人間だと思ったのだろう。
 私とS君はNさんのことを知っていたので「ええ、知ってますよ。」と笑顔で答えた。

 普通、こういうシチュエーションだと「ああ!やっぱり!!○○(会社名)の人でしょ!!」などと言いつつ、交流が始まったりするものだ。
 私も当然のようにそういう流れになるものだと決めつけていた。
 たぶんS君もそう思っていたはずだった。

 しかしNさんからは実に意外な言葉が返ってきた!

 「す、すいません・・・。すぐ帰りますから・・・!」

 へ!?
 なんでそうなる!?

 それはそれはものすご〜く恐縮な態度で言われてしまった。
 っていうか、そんなことで謝られてもこっちが困るっちゅうねん。(^_^;)

 「あ・・・、いや、そんなコト言わずにゆっくり飲んでて下さいよ。」

 と言ってみたのだが、

 「あ、いえ・・。ホンマにもう、すぐに帰りますんで・・・。ホンマ、すいません・・・・。」

 なにをそんなに謝らなければならないのかさっぱり解らんちゅうねん。(^_^;)
 もちろん、Nさんに落ち度も何もない。
 たまたま席が隣になっただけで、それまではお互いに話しかけたりもしていなかったのだ。
 にもかかわらず、ひたすら謝り続けて「もう帰りますんで・・・。」を繰り返すNさん。
 私たちはさんざん引き止めたのだが、5分もしないうちに一緒に来ていた女性の荷物もさっさとまとめ、まるで逃げるように帰ってしまった。

 その帰るまでの姿は、まるでヤクザに脅されてビビりながら帰るカタギの衆・・・ってカンジだった。(^_^;)

 その後、私たちは11時過ぎまで飲んでいたのだが、結局なぜNさんが逃げるようにして帰ったのかは謎のままだった。
 ま、いい話のネタにはなったけど。(^_^;)

 それにしても、あのNさんのビビり方&焦り方は尋常ではなかった。
 もしかして、ウチの職場って、社外で会ってもビビるくらいに下請け会社の人に対して、あこぎ&ヤクザなコトしてるんやろか!?(^_^;)
 確かに、よくよく考えてみれば、そういうコトしそうな人いなくもない・・・。(-_-;)

 今度職場でNさんを見かけた時に声をかけた方がいいのか、あえて無視した方がいいのか・・・。
 これって気を使わなくちゃいけない事柄なのか!?(^_^;)



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