うえさんの戯言

十月


10月30日

 プラモデルのページ「製作日誌」の’99年ノリックYZRを更新。
 最近、色々と忙しくてなかなかまとまった時間が取れないので、ゆっくりと模型製作をすることが出来ないでいます。
 そんな中、1時間だけとか、あるいは30分だけとか、ちょっとした時間を見つけてはちょっとづつ進めています。
 本当に年内に完成するんでしょうか!?

 *****

 バイクのあるパーツが欲しくてたまらなかった。
 そこそこ値段の張るものだっただので、ボーナスをもらった地点で買おうか、やっぱり高いしやめとこうかな?などと悩んでいた。
 しかし悩めば悩むほど欲しくなってきたので、給料をもらって速攻で、清水の舞台から2回宙返り1回ひねり(一般名:ムーンサルト)をしながら飛び降りる覚悟で注文してしまった。
 おかげで次の給料日まで丸々一月もあるというのに、雑費等を差し引けば、「諭吉もねぇ!新渡戸もねぇ!夏目もそれほど残ってねぇ!」吉幾三の「オラこんな村いやだ」のメロディーに乗せて歌えてしまうくらい貧乏になってしまった。
 それはもうペンギンが凍え死んでしまうくらい、財布の中身は寒くなってしまったのだった。

 と、まあ、財布の中でならバナナで釘が打ててしまうくらい寒くなってしまった今月の財政状況なのだが、何事もなければなんとかなるでしょう。
 そう。何事もなければ・・・。

 
 私の財布の中身ほどではないが、最近、朝夕はめっきり寒くなってきた。
 愛車スープラを運転中も夜なんかだと暖房を入れるようになった。
 暖房が程よく効いた車内は結構気持ちのいいものだ。
 ほわ〜んとした気持ちで運転していた時だった。
 ちょっとしたギャップを超えたその瞬間、エアコンの吹きだし口から全開で冷た〜い(ジュースの自販機風)風が全開で吹きだした。

 ?????

 なにが起こったのかまったく理解出来ず、冷風全開のまましばらく走っているとまた「ほわわ〜ん」と暖かい風に切り替わった。
 
 「なんやったんや?今のん?」と思いつつ、スープラを走らせること数百メートル。
 またしても冷風全開になってしまった。
 どないなってんねん???と思いつつ、エアコンの操作パネルをイジリ倒してみるが、まったく温風が出ない。
 
 どうやらエアコンが故障したようである。
 しかし冒頭に述べたように今月の財政はすでに死んでいる。
 どうやり繰りしたってエアコンの修理代など出ないのだ。

 とは言うものの、これからの季節、寒くなる一方だというのに、暖房なしと言うワケにもいかない。

 ここはいっちょD.I.Yで修理だ!ってんで、根性一発、コンソール回りをバラしてエアコンの操作パネルを取り外し、あやしい部分をイジリ回してみる。
 症状からいって、どこかの接触不良っぽかったので、接点という接点を磨き倒し、再び装着。

 直ったかな?どうやろう?などと思いつつ、エアコン暖房ON!!

 すると暖か〜い(ジュースの自販機風)風がほわわ〜んと吹きだし口から出てきた

 やりー!!どうやら直ったようだ。
 ただでさえ寒い財政状況なのにエアコンの修理代とかで、これ以上寒くならないで良かった〜。

 などと思ったのも束の間、数分後には吹きだし口からは冷風全開!!になっていたのだった・・・。
 う〜ん、どうしよう。

 別にディーラーへ修理に出しても構わないんだけど、仮にエアコンの修理をしたところで、いつ廃車にしなきゃならないようなトラブルが起こるか判らんしなぁ・・・・。

 この辺りの判断の難しさが昭和生まれのクルマを平成13年に転がす難しさでもあったりする。
 でもまあ、無い袖は振れんし、とりあえずもう一回、D.I.Yで修理してみよう。

 それでもだめなら・・・・・。

 この冬は厚着してスープラに乗ろうっと。
 ま、それでも私の財布の中身よりは暖かいかもしれんし。(^_^;)


10月24日

 先週から歯医者に通いだした。
 今日はその2回目。
 予約は5時にとってあった。
 ・・・って、仕事終わんの5時やのに、間に合わんやん。
 う〜ん、どうしよう。
 予約した時間にキッチリ行くにはテレポーテーション使うしか手がないな・・・って、そんなん使えたら、こんな会社でこんな仕事してないって。(^_^;)

 ま、友達と待ちあわせとかじゃないし、出来るだけ急いで行けば大丈夫でしょう。
 予約した時間に遅れたからって怒られはせんでしょう。

 で、仕事が終わってからダッシュで歯医者へ・・・と、その前に、歯を磨いていかなくては。
 いくら急いでいたからと言っても口の中に食べカスとか残っててはカッコ悪いし。まあ、歯医者に行く前に歯を磨いていくのはエチケットでしょう。
 ダンディーうえさんとしてはその辺りは遅刻するよりも重視したい項目でもあるし。

 で、予約した時間に遅れること15分。
 別に怒られたり注意されたりはしませんでした。まあ、当然っちゃ当然やけど、内心ホッとしてたりして。
 少しの待ち時間の後、治療開始。

 私は歯の治療中には、だいたいの場合において先生の目を見ている。
 治療中は当然口を開いているので、痛くともそのことを言えない。
 もし痛かったりしたときは目で訴えるのだ。
 目を見て、先生に表情で自分の状態を伝えるために目を開いているのだ。

 しかし治療の後、簡単な作業の時に診てくれる歯科助手の人の時は目を閉じるようにしている。
 なぜかというと、以前、先生の時と同じように目を見ていたら、「あの・・・・。目を閉じて下さい。」と言われてしまったことがあるからだ。
 一瞬、キスでもされるんかと思った。(^_^;)
 別に変な目線で見ていたわけじゃないけど、やはり女性が私のようなダンディーな男性に見つめられたりしたら集中出来ないのだろう・・・・って、やっぱ違う!?(^_^;)

 先生の治療が終わった後、歯科助手さんに交代。
 この歯医者さんには3人の歯科助手さんがいるのだが、どうせならいちばん好みに近い人に担当してもらいたいと思うのは男として当然でしょう。
 今日はうまい具合にその好みに近い人が担当。ラッキー♪

 で、実際に診てもらう間は前述した理由から、目を閉じたままだった。
 目を閉じているとかすかに風を感じた。
 「・・・・ん?」と思って目を開けてみてビックリした。
 歯科助手さんの顔が私の顔の約3センチくらいまで近付いていたのだ!
 かすかに感じた風は、その助手さんの息だったのだ。
 奥歯の治療だったので見にくかったのだろうが、普通そこまで顔は近づけないでしょう。
 私としては予測もしない出来事にちょっと動揺していた。
 思わず、助手さんの目を見つめてしまったのだが、彼女はニッコリと微笑んで治療を続けていた。

 治療が終わったあと、なんとなく得した気分で帰宅するのだった。
 いやまあ、男ってそんなモンです。決して私だけじゃない・・・・・はず。(^_^)

 で、帰宅後、治療した歯を鏡で確認していた時に大きな汚点を発見!!

 鼻毛ボーン!!

 何という事だ!!
 時間に間に合うかどうかに気をとられて、そこまで気が回らんかった。
 私の職場はそんなに空気がよくないこともあって、鼻毛の成育が早い。
 朝見たときは大丈夫でも夕方にはヒョロヒョロ〜と伸びてるなんてことは日常茶飯事なのだ。
 鼻息でひらひら揺れるくらい伸びてるし・・・・。
 きっとあの歯科助手さんもあれだけ顔を近づけてたら発見してただろうな〜。
 あの時、目が合ってニッコリと微笑んでたのはもしかして・・・・??
 ダンディズムを極めんとする私にとってこれは屈辱的な汚点である。(T_T)

 来週、歯医者に行く前には、歯を磨く前に鼻毛チェックだ。・・・と心に刻む私であった。


10月22日

 2001年5月2日。
  惨敗。
 2001年8月12日。
  大惨敗。

 なんのコトかって〜と、平ちゃんの麻雀の成績である。

 2001年、平ちゃん宅で行われた2回の麻雀大会。
 麻雀の場所を提供してくれている平ちゃんは、いずれの麻雀大会でも惨敗に終わっている。
 その負けっぷりたるや、「キング・オブ・ローザー」を名乗っても不思議でないくらい気持ちのいい負けっぷりだったのだ。

 その平ちゃんがその不名誉な称号を受け入れなければならないのか!?それとも跳ね除けることが出きるか!?
 今回の麻雀大会は平ちゃんにとって、まさに正念場と言えるだろう・・・・・。

 などと長い前置きになってしまったが、土曜の夜、友人の平ちゃん宅で8月以来約2ケ月振りに麻雀大会をしたのだった。
 今回のメンバーも、くまさん、みーちゃん、平ちゃん、私、の4人で行う。・・・予定だったんだけど、急遽、My会社の後輩、「ホッシー」が後から途中参加することに。

 いつもと違う面子が入った麻雀はどうなることやら・・・。

 まずは最初の半荘が始まった。
 幸先いいスタートを切ったのはみーちゃん。

 大きな勝ちでもなかったんだけど、やはり5月の麻雀が皆の脳裏に深く刻まれていたようで、この地点で皆のスローガンは「みーちゃんは勝たせねえ!!」に決定!!

 実を言うと過去数回行われた麻雀大会でのトータルの勝敗を計算すると、私の記憶が正しければ、一番の勝ちはくまさんになるハズなのだ。
 その次に私が僅差でついているくらいになると思う。
 厳密に勝敗データを見て計算したわけではないので、なんとも言えないが、たぶんみーちゃんはトータルでは「負け組」に入るハズなのだ。
 その辺りは、手元に勝敗表を持ってないので、こっそりと計算してみ?平ちゃん。(さりげなく私信)

 と、まあ、本来は負け組のハズのみーちゃんが、たった一度の勝ちでターゲットにされるのは、それほど5月の大勝のインパクトが強かった証拠だろう。
 いわゆる「記録より記憶」っていうヤツなのだろうが、確かに名誉なことかもしれないけど、勝敗のジャマになるくらいならそんな記憶いりません。(^_^;)
 でも、ある種、武勇伝だしなぁ〜、やっぱ欲しいかも!?(どっちやねん!>自己ツッコミ)

 てなカンジで進んでいった麻雀大会なのだが、今回は初参加のホッシーがカギを握るかもしれないと思っていた。
 私は何度か彼と卓を囲んだことがあるから、ホッシーの技量&手の内の傾向はある程度把握できている。
 ・・・が、他のメンバーには未知の人物であることは間違いなく、これがどう影響するか興味津々であった。
 麻雀というゲームは、けっこう面子の相性に左右されるモノだしね。

 さて、半荘も2回目が終わったころ、ようやくホッシーが到着。
 1回目・−3、2回目・−3、と人畜無害なスコアを出していた私が一旦抜けて、ホッシーと交代。

 他のメンバーには、「ホッシーはタコ麻雀(あまり役にこだわらずにアガルような麻雀)やで。」と言ってあったのだが、彼が最初に上がったのは純チャン三色という、すごく綺麗な役だった。
 会社のメンバーで麻雀した時はそんな上がり方してなかったのに、どうなってんの!?
 この半荘に関しては、なかなか手強い印象のホッシーだったが、この後は実力通りというか、まあまあの出来の麻雀を展開していた。

 いつもは、半荘も3回目くらいからちょっとづつ負けが積もりだす平ちゃんなのだが、今回はなかなかイイカンジで展開しているようで、少し勝っていたようだ。
 よほど超名誉な称号、「キング・オブ・ローザー」の地位がいらなかったらしい。って〜か、普通、欲しがらんわね。

 こんなカンジで大きな出来事もなく、麻雀は続いていったのだった。

 毎回、麻雀の最中にみーちゃんによる、寒い親父ギャグが何度も炸裂する。
 それに対して、出来うる限りツッコミを入れないというメンバー間の暗黙の了解があるのだが、今回初参加のホッシーは当然それを知らず、北極クマも凍りそうなギャグにいちいちツッコミを入れていた。
 いつもならツッコミを入れてもらえず寂しい思いをしなければならないみーちゃんは、それはうれしそうにツッコミをもらっていた。
 そのコトの方が麻雀の内容よりも印象に残ってるってのが我ながら笑える。(^_^)

 今回の麻雀の結果。

 トップは私で、以下 2位・ホッシー、3位・平ちゃん、4位・くまさん、栄光の最下位はみーちゃんの手に渡った。

 平ちゃんは、麻雀大会が新居で行われるようになってから、初のプラス目。
 トップは獲れなかったとはいえ、今までマイナス街道まっしぐら!!だった彼にとって、プラス目で終了できたのは嬉しかったようだ。
 私的には、あの名誉ある称号を不動のものにしてもらったほうが、このページのネタになってよかったんだけどね。(^_^;)
 なんにせよ、マイナス街道から抜け出せてよかったね、平ちゃん。

 次回は年末に行う予定。
 年末年始の忙しい時期なんだけど、きっと皆、無理やりでも時間作って参戦するでしょう。
 もちろん、私もそのつもり。

 果たして平ちゃんは念願のトップを獲ることが出来るのか!?


10月19日

 バイクのページ、「乗りこなし日誌」を更新。
 10月14日に高野龍神スカイラインまでツーリングに行った時のレポートです。

 *****

 よく思春期の子供がいる家庭などで、リビングで家族揃ってTVを覧ているとベッドシーンなどの場面でその場にいる家族全員がなんとなく気まずい・・・・なんてコトがある。
 私も小学校高学年の頃くらいから高校生になるくらいまでは、家族とTVを覧ていてHな場面があったときはなんとなく気まずく感じたものだ。

 関心はあるのだが、「別にそんなシーンなんて興味ねぇよ。」みたいなフリをしていたような記憶がある。
 今、こうして思いだしてみると思わず赤面してしまいそうなくらいウブな少年期である。

 さすがに最近は、そういう気まずさとは縁遠くなっていた。
 そりゃそうでしょう。私だって大人です。
 思春期のようにウブでもないですわな。

 しかし、大人になったらなったでまた色々とあるもので・・・・。

 水曜日のことだ。
 ちょっとした用事があり、その日私は有給を取っていた。

 昼食をリビングでTVを覧ながら母と食べていた。
 この時間帯は各局とも主婦層向けのバラエティーやワイドショーが多くて、当然、我が家のチャンネルもそういう番組にあわされていた。
 そのとき見ていた番組に「リビングの達人」だかなんだか言うコーナーがあって、プロのキッチンコーディネーターとかが視聴者の家に行き、その家をリフォームしてしまうというコーナーだった。
 見ていると結構面白かったので、昼食後もずっと見ていた。
 そのコーナーが終わった後、母と「あのアイデアは使える」とか「ウチもああいう収納に変えてみようか」などと話をしていた。
 TVはその間も付きっぱなしだった。

 で、そのTVから流れてくる音声に母が反応した。
 思わず、私もつられてTV画面を見る。
 その瞬間、遠い昔にTVを家族で見ているときに感じた、あの気まずさに襲われた!

 「パラサイト・シングル」

 そう、この時はこの話題でTV画面の中は盛り上がっていたのである。
 どういう内容かというと、要するに親と同居しているエエトシこいた子供らがさっさと結婚して自立すれば日本経済が復活するってコトらしいのだ。
 しかも、番組内では結婚しないで親と同居して生活していることがあたかも犯罪のような扱いで話している。

 TVに向かって「ケンカ売っとんかい!わりゃー!!」と叫びそうになるような番組内容だったのだが、ここはじっとこらえて見ていた。
 ふと母と目があったのだが、お互いなんともぎこちない笑顔に感じたのは私の気のせいだろうか?

 その場をすぐ離れたい衝動でいっぱいだったのだが、この話題がTVで終わる前に部屋に戻ってしまうとかえって気まずいような気がして動けなくなってしまった。
 一種の金縛りみたいなモンである。
 金縛りが心霊現象以外にも起こるなんて今まで知らんかったわ、ホンマ。(^_^;)

 で、TVでその話題のまとめに入ったときに母が口を開いた。

 「親と同居してる人、皆が皆こういうんでもないのにねぇ。」

 本心なのか、私に対するフォローなのか定かではないが、とりあえず私に対する気遣いがその言葉にあることは解ったのでありがたく受け取り「ホンマやなぁ、ハハハ・・・」などと口を濁しながら自分の部屋に戻る私であった。
 もちろん、そのときの笑いは少々ひきつりぎみで、戻る姿はそそくさモード全開!という状態であった。

 まさかこんなトコで遠い昔に感じた、あの一種独特の気まずさに包まれようとは・・・・。
 Hな場面とかなら全然ヘッチャラになってるのに、よもやこんなワイドショーごときに団らんのひとときを崩されようとは、思いもしなかった。

 これから家族とTVを覧るときは新聞で番組内容をチェックした方がよさそうだ。(^_^;)


10月15日

 リンクに「るぱん君のお部屋」を追加。
 友人のえてきちのホームページです。
 まだ本格稼働して間もないページですが、これからが楽しみです。
 愛犬のウェルッシュコーギーの「ルパン」くんのことが中心になっています。
 まきぽんの「ガーデニング日記」などもあります。

 *****

 私は自他共に認める浪費家である。
 以前、このページでも書いたのだが、財布の中身≒全財産という式が成り立つ人間であったりする。

 だもんで、両親からは「貯金しろ。」とさんざん言われ続けてきた。
 20代前半の頃は「将来のため」に。
 25歳を過ぎたころからは「結婚資金」として。

 しかし・・・である。
 「将来のため」と言われても当時(と言うか今も!?)、目先のことしか見えていない私にそんな将来のための貯金など出きるわけもなく、「結婚資金」と言われても、結婚の予定どころか相手もいない状態でそんな貯金など出きるわけがなかった。
 当然、毎月の給料は欲しいものを買い、したいことをするために消えていくのだった。

 そんなこんなで、いままで貯金の貯の字もしてきていない私に両親もあきらめたのか、ここ1〜2年はそんなコトを言わなくなっていた。

 そう、まったく言わなくなっていたのだが・・・。

 先日のことだ。
 リビングでTVを覧ていると父がボソッと言った。

 「お前・・・。ちょっとは貯金してるんか?」

 「してへん。」(キッパリ)

 あまりにも毅然とした態度で答えたので、父は少しあきれたのか、うつむき加減に小さな溜め息をついていた。

 「そろそろ貯めとかんと、後々しんどいぞ。」

 ・・・と言われても私が貯金の出来ない性分なのは前述した通りである。

 「後々・・・って言っても、別に結婚とかするワケでもないしな〜。」

 「オレももう51やろ?そろそろ老後とかのコトもあるし・・・。」

 ・・・ってオイオイ。
 老後の面倒見てもらうために金貯めろって〜のか!?
 確かに子の役目としてそれは覚悟しているが、老後の金くらい自分で貯めてもらわんと、なんぼ親子でもそれはツライ。

 「私に親父の老後の金まで世話しろってんか?そら無理な話やぞ。」

 いくらなんでも、そこまで将来甘えられちゃタマランのでハッキリ言ってやった。
 すると・・・・・。

 「何を言うてんのや。ちゃうちゃう。」

 は?どういうこっちゃねん???
 
 「オレん時は年金あるから大丈夫やけど、オマエん時は年金あるかどうか判らんやろ?」

 って、私の老後の話かい!!

 「オレはオマエら子供おるさかい、いざとなったら頼れるからエエけど、オマエ、このままやったら年金以外頼るモンないやろが。もし年金なかったらって時のための金、要ると思わんか?」

 ・・・・・・・・。

 二の句が継げんとはこのコトか?
 あのな〜、ナンボなんでもそれは早すぎる話とちゃうか?

 人生の半分も過ぎてない地点でそんな話されてもリアリティーないっちゅうねん。

 ・・・などと言いつつも、部屋に戻った後、給料明細を見ながら「月いくら位なら貯金出きるやろか?」などと真剣に考える私の姿があるのだった。

 う〜む、それにしても、「将来」とか「結婚」とかで動じなかったのに「老後」で反応してしまうとは・・・。
 情けないというか、切実というか・・・・。(^_^;)


10月11日

 先日、届けられた一枚の封書。
 「和歌山県警察本部」と封筒に書かれていた。

 え!?
 もしかして半年くらい前に逃げた黄線はみ出しの違反がバレたとか・・・??
 それとも高速走ってたときにオービスにかかってたとか・・・??
 さらにさらにもしかして・・・・???

 などと過去の悪行が一気に走馬灯のように甦る。
 う〜ん、なんかヤバイ違反とかしたっけな〜?
 
 恐る恐る封筒を開けてみると、先月参加した「ベストライダースコンテスト」(バイクのページ参照)の成績表だった。

 別に県警本部から封書が送られてきたくらいでビビッたりせんでも良さそうなモンだが、普段の生活態度にハッキリ言って自信はない!って、いばれん、いばれん。(^_^;)

 で、その成績表なのだが、私の名前以外は名前の明記がされていなかった。
 たぶん、競技参加者全員分の成績表を別個で作ったようだ。
 なかなか細かいトコまで気を使っていると感心してしまった。

 さて、この「ベストライダースコンテスト」、参加当日に成績発表がなかったので、たぶんそのまま発表されないんだろうと思っていた。
 自分のレベルがどのくらいか知りたかったので、こういう形で結果が知れたのは結構うれしかったりする。

 で、気になる結果だが・・・・。

 参加者48人中、24位。

 スーパーど真ん中!である。
 なんと言うか、KING OF 可もなく不可もなく ってカンジだろうか?

 まあ、初参加だし上出来とも言えなくはないのだが・・・・。
 こうも中の中だと面白味もなにもあったモンじゃねえな〜、などと思いつつ、成績表をよく見ると、競技別順位が掲載されていた。

 バイクのページにも書いている通り、競技は4つの種目で行われた。

 ・1本橋走行
 ・遅乗り走行
 ・パイロンスラローム
 ・スラローム(ジムカーナ?)

 この成績表が送付されて判明したのだが、最終種目のスラロームは「傾斜走行」というのだそうだ。
 
 で、個別の成績なのだが、1本橋走行ではなんと2位だった。
 1位の選手との差、わずか0.2秒!
 あと0.2秒、橋の上でねばれていたら初参加にして種目別優勝もあったのだ!
 これは我が事ながら驚いた。
 いや〜、私って結構イケルやん。

 その次の遅乗り走行が18位。
 うん、この競技も結構イイ。

 ・・・と、ここまでは気分良く成績表を見ていた。
 しかし・・・である。

 2位、18位、と比較的上位にランクされているにもかかわらず、総合では24位なのだ。
 という事は、当然、他の競技は・・・・・・。

 なぜかドキドキしながら、順位を見てみる。

 パイロンスラローム、33位。
 傾斜走行にいたっては37位である。

 これは寒い!!
 かつて「赤い彗星のうえさん」を名乗っていた私にとって(バイクが黄色だとか言うツッコミはいれないように)、通常の3倍のスピードを出さなければいけない競技で惨敗し、通常の数分の一のスピードで争う競技で健闘しようとは・・・。
 これでは赤い彗星失格である。(いや、まあ、バイクが黄色だとか言うツッコミはいれないで)

 それにしても意外であった。
 教習所に通ってた時は、1本橋とかの遅乗りが苦手だったのに、その苦手なはずの競技で健闘し、「そこそこイケルやろ」とタカをくくっていた競技で惨敗しようとは・・・。

 来年のベストライダースコンテストまでにスピード競技でのレベルアップを果たさなければ、と心に誓う私であった。

 その前に「赤い彗星」は、ええかげんやめんとイカンなぁ。
 でも黄色を使った格好良い異名ってあるっけな〜?
 どうしても黄色という色からは「キレンジャー」しか思い浮かばないのは私だけ!?(^_^;)


10月3日

 プラモデルのページ「製作日誌」の’99年ノリックYZRを更新。
 約5ケ月振りの更新となりました。
 このノリックYZRにはかなり手を焼いていて、なかなかペースが上がりません。
 今年中には完成させたいんですが、どうなることやら・・・・。

 *****

 ファイナルファンタジーの映画の公開が今週いっぱいで終わるらしい。
 公開前には、あちらこちらのTVなどで紹介されていたし、わりと話題にもなっていたので、もう少し公開期間が長いかと思っていたのだが、よもや公開から3週間で終了とは予想以上の早さだった。
 なんでもスクエアはこの映画の失敗のせいで約130億円の損失を出したとか。

 この映画、私もなんとなく気にはなっていたのだが、結局見に行かず終いだった。
 実は私はファイナルファンタジーの映画が興行的に失敗に終わるだろうと思っていた。

 そう思わせたのにはいくつか理由がある。
 そのうちのいくつかを項目別に考察してみよう。

 ・CGを売りにしすぎた。

 この映画の最大の売りが「フルCG」の映画ってことだった。
 しかし、映画にとって映像の迫力とか音響とかっていうのは、あくまで2次的なものだろう。
 全てはストーリーが面白いかどうか?にかかっているのではないだろうか。

 公開前のTVなどでの紹介は「フルCG」の映画って紹介ばかりで、肝心のストーリーの紹介をほとんど見た覚えがない。 
 確かにCGのスゴサが売りではあったのだろうが、ストーリーがどういうふうなのかが判らないと一般の人は覧に行かないだろう。

 CGの凄さをアピールするのに必死で肝心なストーリーをないがしろにしてしまったプロモーションに問題があるような気がする。

 ・リアリティーのないリアリティー

 先の項目とかぶってくる部分もあるのだが、フルCGのリアルさを前面に押し出していたこの映画。
 しかし、フルCGであるがゆえにかえってリアルさを出せずにいたような気がする。

 私的には、作品上でリアルさを出すには2つの方法があると思う。

 ひとつは実写を使う方法。
 たとえ作品の世界観に現実性がなくても、俳優や女優、建物や小道具など現実社会に存在するかどうかに関係なく、たとえ作り上げたものであってもそこに「ある」ものを写しているのだから、少なくともその点に関してはリアルと言える。

 もうひとつは実際にあるものを作品に取り込む方法。
 例えばアニメーション。
 アニメ自体には実写のようなリアルさはないが、その中に実在する建物やモノを取り込むことによってリアルさを出せる。
 例えば「パトレイバー」などでは、東京の街は実際の地名で登場し、ロボット物にもかかわらず、警察や自衛隊など実在する団体を登場させたりしてリアルさを出していた。
 最近のだと「千と千尋の神隠し」の1シーン。
 これは私は覧に行ってないので友人に聞いた話なのだが、とある登場人物が「父さんの車は4駆だから」と言って悪路を走って行くシーンがあるらしい。
 で、その4駆の車が「アウディクワトロ」でカーステレオが「カロッチェリア」になっていたらしい。
 その上、映画のエンドテロップにはキッチリとアウディーとカロッチェリアのロゴが流れていたというから恐れ入る。
 「千と千尋・・・」は私は覧ていないので世界観は判らないのだが、こういう細かいところでリアリティーが出て現実と作品の世界とのギャップが埋まり、作品の世界観により引き込まれやすくなっているのではないだろうか?

 ファイナルファンタジーに関して言えば、実写ではないし、その世界観から実在する物が登場するとは思えない。
 果たしてファイナルファンタジーにリアリティーがあるのか?そう考えた場合、私的にはないように思えるのだ。
 別にリアリティーがなくても魅力のある映画はたくさんあるが、CGによるリアリティーを売りにした映画であるがゆえに矛盾が生まれ、作品の魅力をスポイルしてしまっているような気がする。
 いっそ、リアリティーを追及するのではなく、もっとアニメ寄りキャラで迫力のある画面作りをしたほうがウケたのかもしれない。

 ・ゲーム層の取り込み失敗

 PS2のFF10には、映画ファイナルファンタジーのプロモーションDVDが付属していた。
 FFシリーズをプレイするゲーマーならCGが凄いこの映画に興味を持つことは間違いないだろう。
 しかし、このプロモDVDでどの程度のCGなのかが判ってしまった。
 それだけでお腹イッパイってカンジなのだ。
 ゲームの中のCGには興味があってもスクリーンの中のCGには興味がないって人だってたくさんいるだろうし・・・。

 あと、FF10のゲームのストーリーのつまらなさも影響してるような気がする。
 個人的にはFF10のシナリオは過去のFFシリーズの中で1、2を争う出来の悪さと考えている。
 私だけでなく、私のまわりでFF10をプレイして同じ意見を持つ人はたくさんいる。
 そんなゲームのシナリオを作る会社が製作した映画が果たして面白いのだろうか?という疑問が出てきてもおかしくはない。

 と、まあ、私なりに映画「ファイナルファンタジー」の失敗の理由、というか私自身が覧に行かなかった理由を書きなぐってみた。
 これだけ色々な要素を考察してはみたが、私的には覧に行かなかった理由として、もっと大きな要素が存在する。

 それは・・・・・・・。

 ヒロインが可愛くない!!

 CG駆使してんだから、もっと可愛いヒロイン出せたろうに。
 そしたら、たぶん覧に行ったんじゃないかな?
 やはりこういうCGを売りにしてる映画なんだから、出てくる女性キャラは可愛いのがいいのに決まってる。
 少なくとも私と同意見の諸兄方はたくさんいるハズである。(^_^;)

 それにしても、もうスクエアは映画には手を出さんだろうな〜。


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