YAMAHA YZR500'87 ALLJAPAN#6

Norihiko Fujiwara
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 2011年 2月15日 〜 2011年 2月27日

ごく一部のマニアなバイクモデラーによって行われる「赤いのGP」シリーズ。
第三弾が「YZR GP」となりました。
参戦する作品をどうしようかと考え、梶ケ谷レーシングのブルメタのストロボストライプをやりたい!と思ったので作る事にしました。
'87年全日本チャンプの藤原儀彦のマシンを作ります。
この年は前年度のYZR500をヤマハから貸与されてたので、実際には'86YZRです。
このマシンは以前に平のマシンでスクラッチしたことがありますが、今回はUTAデザインのキットを使用します。
なにげに久々のガレージキット製作ですが、はてさてどうなるやら・・・!?(^_^;)

このブルーメタリックのマシンを製作します。
いつか作りたいマシンの一台だったので気合いも充分です。(^_^

キットはUTAデザインのガレージキットを使います。
ガレージキットは久々に製作します。
最近はデカール替えとかスクラッチとかそんな作品ばっか作ってたんで・・・。(^_^;)

まずはテープを使っての仮の仮組み。
キットの構成と全体的な雰囲気を確認します。
以前、同じマシンをスクラッチしたことがあるだけに、解釈の違いが見れて面白いですね〜。(^_^)
雰囲気的にはかなり良いカンジですが、そこは以前スクラッチした私です。
少しこだわってみたいところもあるので、修正を入れていこうと思います。
・・・が、あまり大きくイジっちゃうと、なんのためにガレージキットで作るのか判らなくなるので、大きくイジらずにキットの素性の良さを活かす方向で。(^_^)

全体の雰囲気は掴めたので、接着出来るところは接着した状態で仮組み・・・と思ったのですが、フレームパーツの歪みが大きかったので、修正します。
最初、ドライヤーで温めて修正しようとしたのですが、フレームがゴツくて歯が立たず、結局鍋に煮込みました。。(^_^;)
昔はガレージキットと言うと最初に鍋で煮込んで歪みの修正が当たり前だったんですが、最近はすっかりご無沙汰の作業です。
この方法だと柔らかくなって修正は容易なのですが、反面、柔らかすぎて修正が迷宮入りすると言うリスクもしょってます。(^_^;)
案の定、ベストなポジションに落ち着くまで1時間くらい掛かってしまいました。(^_^;)

修正したフレームを接着してシャーシ周りの仮組み。
全体的にフレーム関係が細いような気もしますが、まあ、ここはあえてこのまま行きます。
基本的にカウルレス状態を作り込む仕様になってないので、上側のチャンバーが半円だったり、下側のチャンバーの取り回しが違ったりしてます。
とはいえ、エンジンはOW70とは別物になってますし、ちょっと手を入れればカウルレス状態でも観賞レベルまで持って行けると思うので、この辺りを中心にイジっていく予定。(^_^)

カウルをつけた状態。
カウルサイドのラインとか修正レベルで出来る部分を中心にやってこうかと思ってます。
カウル正面の開口部とかも変えなきゃならないんで、なんだかんだで結構手は入れると思ってるんですけどね〜。(^_^)



〜 2011年 4月27日

ただでさえ、仕事が忙しくて製作時間が取れないのに、途中で戦車なんかに浮気をしたりもしてたんで進みが遅いYZR。(^_^;)
大幅な改造はしてないんですが、どうしても気になる部分を中心に手を入れていたら、結構な作業量になってしまい、さらに進みが悪くなっています。



カウルの内側の加工です。
赤丸の部分を削ってしまいます。
キットでは組みやすさを重視してか実車とは開口部の構成が変わってしまっちゃってるんですよねぇ。
実車通りにしちゃうと最後にシャーシと合体させる時に問題が出そうなんですが、そこはその時考える事にします。(^_^;)

カウルのアウトラインも多少イジります。
アッパー前方部分は延長して、サイドカウル後端部分はマジックで引いた線のラインでカットします。
これでちょっと雰囲気変わるかなぁ?

ナックルガードも削り込みます。
上から見て左が加工前、右が加工後。
上から見てナックル下側の裏側が見えるように加工しました。
ナックル全体が後ろに下がるカンジになるようにも加工してます。
マニアにしか判らない差ですね。(^_^;)



'86YZRのカウルは私の中では「デブっちょ」と言うイメージです。
キットのカウルはスリムすぎる印象があったので強制的に太らせます。
檻の中に閉じこめて、ひたすら飼料をあたえ・・・って、違う!←軽いボケ。(^_^;)
カウルの全幅を広げるのに、カウルを鍋に張ったお湯で煮込み、温かくなったところを無理やり広げるという荒技を駆使。
普通ならパーツを切った貼ったで全幅を広げるところなんでしょうが、レジンキットの強みを活かした広げ方をしました。(^_^)
上が加工前、下が加工後。
かなり印象が変わってきました。
やっぱこのくらいデブっちょの方が「らしい」気がします。(^_^)


チャンバーは上2気筒分がチャンバー部分をオミットされてるのでエポパテを盛って欠落部分を再生します。
この加工をやると、シートカウルの内側を削り込まなくちゃならないんで面倒なんですが、シャーシ再現をやりたいんでしょうがないですね。(^_^;)

下側2気筒のチャンバーはエキパイの取り回しが逆だったので修正します。
ここは以前スクラッチした時も妥協してしまったポイントだったので、今回はこだわりました。(^_^)

キットのタンクはWGP仕様のショートタンク。
藤原車は平も使用した全日本仕様のロングタンクでした。
だもんで、エポパテでタンク後端を延長します。
ついでにタンク上面前方の凹み(ヘルメット逃げ?)も追加。
キレイな真円に出来ず、やや残念な結果に陥ってしまった感もありますが、あった方が雰囲気良いのでこれで行きましょう。(^_^)

エンジンと一体成形だったキャブレターは切り離し、ファンネル部分を削ってOW70からファンネルを移植しました。
特にキットのままでも問題なかったんですが、塗装が楽になるかな・・・と。(^_^)

フェンダーはキットものは幅が足らなかったのでOW70のものを加工します。
全幅で1.5mm拡大。
あともうちょっと加工が必要かな?(^_^;)

加工したパーツをざっくりと仮組みしてみます。
ちなみにフレームはシートレールを延長、ラジエターをシャーシに取り付ける為の加工&パイピングの追加をしています。
ここからコンデンサーやプラグなどの補機類・小物を追加していく予定。
こういう小物を作るのって意外と時間が掛かるんですよね〜。
流用出来そうなパーツを探さなくちゃ。(^_^;)



〜 2011年 12月31日

模型展示会だの結婚式だの仕事だので、完全に放置状態だったYZR。
2月のWFに向けていい加減に再開しないと間に合わないということで、再始動。
果たしてWFに間に合うのか!?(^_^;)


タンクのイメージがまだ違う感じがするので、イジっていきます。
タンクの全高が少し足らない気がしたので、タンク下部にプラ板を貼って高さを稼ぎます。
ニーグリップのえぐれのラインもなだらかになるように修正しました。
タンク後端はパテを盛りすぎていたので削り込み、ニーグリップからタンク後端に向けての面構成を少し変えました。

カウルの形状も少しイジります。
エアアウトレットの開口部を若干小さくして、その前の膨らみ部分もラインを修正します。
ナックルガードの形状を変えたのに合わせて、ハンドル部分の開口部を大きくします。
かなり時間が掛かってますが、完成後に気付く人はほとんどいないでしょうね。(^_^;)

仮組みしてバランスを確認します。
まだイメージと違う感じもしますが、これ以上となると大幅な改修になっちゃうので、この辺りが妥協点かなぁ?(^_^;)
で、この状態のまま約半年間、手付かずで放置されてしまっていました。
実はこの写真、5月に撮影されたものだったりします。(^_^;)


半年間放置後、製作再開はシャーシの補機類製作から。
ラジエターのホースとコンデンサーを追加しています。
コンデンサーは'86NSRのものを加工。
リアサスペンションはキットではレジンパーツなのですが、モールド等を切り飛ばし、適当なスプリングなどで作り直しました。
プラグ穴も開けて、プラグを挿せるようにしています。

カウルは表面処理した後、ファンデーションホワイト→GXホワイト→クリアーと吹き進めます。
この後、マスキング作業に入りますが、ストロボストライプのマスキングは面倒なので少し気が重いですね。(^_^;)



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