他モデルの製作に追われ、なかなか進まないノリック号。 ただでさえ進みが遅いのに、なぜかカウルの塗装で失敗&トラブルの嵐。 カウルに関しては整形時から鬼門になってしまっています。 前回、カウルの塗装を済ませて、デカールを貼り、クリヤ掛けをして研ぎ出しの為にクリヤの完全乾燥を待つこと一週間。 なんと、カウルの塗装にヒビが発生していました。 これで戦意喪失した私はしばらく別モデルに専念していたわけです。 |
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と言うワケで、塗膜にヒビの入ったカウルを見つめていてもどうにもなりません。 まずはペーパーで塗装を削り落としていきます。 次の塗装時に段差が出来なければOKなので、完全には塗装を落としていません。
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再塗装後、デカール貼りを終えた状態。 今回はすでにカウルの塗装は完了してつもりだったので、写真の様にフレームにエンジンをセットしてしまっていました。 ちなみにフレーム&エンジンは写真では判りづらいですが、パイピング作業の途中です。
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デカールの糊出しを終えたら、一晩乾燥させて、クリヤを吹いていきます。 ・・・と、こう書くと今度は順風満帆にいったかのように見えますが、またもやアクシデント。 推測なのですが、この「イモラレッド」はつや消しで、つや消しの塗装表面にデカールを貼って、その上からクリヤを掛けると透けるのかもしれません。 それにしても、このノリック号に関しては、全然上手く作業が進みませんね。(T_T)
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ここのところ、公私共に忙しくってなかなか製作が進みません。 で、忙しい合間をぬって細かいところなんかをチョコチョコとやってます。 |
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冷却水パイプです。 ホースバンドのディテールは、モデラーズの「メタルック・シルバー」を1ミリ程度の幅に切ったものを貼り付けて再現しています。
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チャンバーの塗装です。 焼け表現は主にクリヤーブルーとクリヤーレッドとその2色を混ぜたものをエアブラシで少しづつ吹き付けていきます。 焼け表現を吹き付けた後、スモークグレーとクリヤーブラウンで全体の調子を整えます。 全体の調子を整えたら、今度はエナメル塗料を使って溶接跡を塗装します。
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その溶接の継ぎ目部分の塗装に使用しているのが上の面相筆。
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フロント回りのパイピングです。 YPVSの駆動用モーターから伸びるワイヤーアジャスターは真鍮パイプで作り直し、メーターパネルへの駆動用モーターの取り付け角度も変えています。 アクセルワイヤーは最初0.45ミリを使用の予定でしたが、他の配線とのバランスがおかしくなってきたので0.56ミリに変更しました。
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カウルに泣かされ続けて、なかなか完成しなかったノリック号。 しかし完成間際でまたしても、トラブルが・・・。 |
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カウル類の研ぎ出しです。 まずはデカールの部分を中心に全体に2000番のペーパーをかけます。 デカールの段差がなくなるくらいまでペーパー掛けを行った後、タミヤコンパウンド→モデラーズコンパウンドの順にコンパウンドで磨きます。 写真のシートカウルは、実車ではつや消し塗装につや有りのゼッケン・スポンサーロゴなのですが、そこまでつやを分けて塗装するのは無理なので、全部つや有り塗装にしてしまいました。
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カウルのビスのモールドは虫ピンに置き換えました。 こういうちょっとしたことで質感がずいぶん変わってきます。
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アッパーカウル部分のカメラレンズ用覗き穴のクリヤパーツの接着には、エナメル塗料のクリヤを使います。 瞬間接着剤や有機溶剤の接着剤を使うときのように乾燥後に白くならないので、けっこう良く使う手法です。 接着力は接着剤に比べ当然劣りますが、この程度のパーツなら問題なく使えます。
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それぞれに仕上げたパーツをドッキングさせて、完成・・・と言いたいところだったのですが、どうやらフロント回りのディテールアップをやり過ぎたようでカウルがつきません・・・。 仮組み段階で補機類はまったくつけずに行っていたので、カウルもついていたのですが、本組みでは補機類が干渉してカウルがつかなくなってしまいました。 しょうがないので無理やり収めましたが、アッパーカウルとセンターカウルの間に隙間が出来てしまいました。 とりあえず、カウルなどを装着し、仕上げにモデリングワックスで磨いて完成です。 この作品では色々と失敗も多かったのですが、なんとか完成してよかったです。 最後に、もうひとつ・・・・・。 最後の最後まで失敗だらけの作品になってしまいました。 |