MORIWAKI ZERO-X7 '85


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第5回更新分

仮で作ってあったリアサスをイジります。
と言っても、2段スプリングにして、シャフト下側の受けを作っただけなんですけどね。
実車はスイングアームに貫通する部分が一段太いのですが、これ以上太くするとスイングアームに通せないので、妥協します。(^_^;)
2段スプリングにするにも上の段(?)のスプリングにいいのがなくて、探しまくりました。
メインのスプリングに使っていたRS1000用は現在欠品で入手出来なくて、結局ホームセンターで購入したモノを使用しました。
スプリングの受けを作るのが面倒でしたね。(^_^;)

マフラーを自作します。
全部作るのは面倒なので、仮で付けてあったCBのカスタムチューンのエキパイを使おうと思ったのですが、オイルパンの脇を通る取回しだったのでやめました。
オイルパンの下で集合する・・・ってトコになぜかこだわってしまいました。(^_^;)
だもんで、エキパイはΦ3のフレックスロッドで作りました。
「オイルパンの下で集合」以外はこだわってないので、取回しは適当です。(笑)
集合部から後ろは5ミリのプラ棒。
サイレンサーはこの段階ではまだ芯です。
この適当な取回しのエキパイですが、これを作るのに四苦八苦。
さらに集合部分から後ろのプラ棒を曲げるのに四苦八苦。(^_^;)
サイレンサーの芯になるパイプはエバグリーンの6.3ミリ。
このサイズのプラパイプを探すのに、模型店に電話で問い合わせたりと、このマフラーを作るのに結構手間がかかってます。(^_^;)

ZERO-X7を作る上でフレームのリブに次ぐハードルである、フォーサイトマフラーのサイレンサー。
まずは芯に6.3ミリのプラパイプを使い、フィンを立てていきます。
フィンには0.5ミリのプラ板を1ミリ幅に切ったものを使いました。
この辺りは瞬間接着剤の嵐です。(^_^;)
このフィンを切り出す作業で悶絶しました。(笑)
1ミリ幅に切り出す際に切り出した部材が反っていくんです。
接着も普通の瞬間接着剤だとすぐ取れるので、色々試した揚げ句、アルテコの黒い瞬間接着剤にたどり着きました。
もちろん瞬間硬化剤も併用です。(^_^;)

厚さ0.5ミリ幅2.5ミリのプラ板を貼り付け、前後を整えてサイレンサーが完成。
本当はもっとフィン部分がラウンドしているのですが、そこまで再現する技量はありません!←威張ってどうする!?(^_^;)
まぁ、雰囲気は出てると思うので、本人的には満足です。(^_^)
最初は巻きグセを付けたプラ板でフィンを作ったのですが、切り出す際に反ってしまい、形がいびつになったので却下。
しょうがなくこの方法を採用しました。
一応、フィンの端を削りこんで丸みを持たせてあります。

デカールを作りました。
デカールのデータで新しく作ったのは、ゼッケンの数字とゼッケンベースの枠くらいで、後は以前モリワキマシンを作った時のデータを活用。
失敗した時のために2セット印刷しておきました。
ちなみに前半戦仕様で作っているのですが、後半戦仕様でも作れるデカールにしてあります。
単に印刷面が余ってもったいないから作っただけで、あまり意味はありません。(^_^;)
デカールデータは以前のデータを流用したので比較的簡単に出来たのですが、プリンターが絶不調。
ベースホワイトの上に色を乗せると擦れが多くなり、プリンターを分解掃除までしました。(^_^;)
それでも擦れは直りきらなかったので、4枚ほど印刷して良いトコ取りでデカールを使用するハメに。。。(^_^;)

ベース色の塗装が終わったカウル類にデカールを貼りました。
単純なデカールなんですが、色の境目の黒いラインを貼るのに時間が掛かってしまい、こんな単純なデザインなのに半日掛かってしまいました。。。(^_^;)
この後、クリアー掛けが待ってます。
締切まで時間がないので研ぎ出しが出来ないかも。。。(^_^;)
タンクの塗り分けラインがヒューエルキャップの脇を通る微妙な位置だったので、貼りにくかった覚えがあります。
あとシートカウルのゼッケンの枠も塗り分けのラインとのつじつまを合わせるために切った貼ったであわせてます。
ゼッケンの白デカールは表面が非常にデリケートなので、なじませるのに神経を使わなければならないので疲れました。
全日本仕様を作る時はいつも通過する困難です。
デカール自体は簡単なデザインなんですけどね〜。(^_^;)

デカールを貼った後、全体の雰囲気を見るために仮組みしてみます。
もし位置などに間違いがあれば、このクリアー掛け前のこの地点なら直しが効きますからね。(^_^)
シャーシが未塗装でもカウルが仕上がってくると完成が近づいたような気がしてモチベーションも上がります。(^_^)

ディスクの放熱孔を開けてます。
最近のGPマシンなどにはない作業です。(^_^;)
位置決めからやらなくちゃならないので、非常に面倒でした。
ちなみに穴位置が微妙にずれてます。。。
この作業だけで2時間くらいかかりました。
非常に地味な上に集中力がいるので、途中で嫌気がさしてましたね。(^_^;)



第6回更新分

フロントフォークをイジります。
フォークアウターはプラ板を貼り付けて、このマシンのフォーク特徴である平らな部分を作ります。
ここには「MORIWAKI ENG」の浮き文字のロゴが入りますが、さすがに浮き文字で再現する根性も技術も無いのでデカールで再現する予定です。(^_^;)
キャリパーはNSRのジャンクパーツのブレンボからAPロッキードっぽいアウトラインを削り出します。
やたらとのっぺらぼうですが、締切まで時間も無いので、このまま行きます。(^_^;
一応、浮き文字のトライもしてみたのですが、まったくと言っていいほど形になりませんでした。(^_^;)
フロントフォークは前後の車高のバランスを取るために3ミリ延長しています。
このフォーク延長で全体の雰囲気が随分変わったので嬉しかった覚えがあります。(^_^)

時間が無いのでのっぺらぼうで行く・・・と行ったキャリパーですが、見ているとやはり寂し過ぎるなぁ。。。と言うコトで、ディテールを追加。
ディテールを追加したからと言って、より実車に近づいたかと言うとそうでもないのが私流。(^_^;)
いいんです。自己満足ですから。(^_^;)
つーか、これでさらに完走に赤信号が。。。。(^_^;)
こんな単純な形状ですが、これでも2時間くらい掛かってます。(^_^;)
どれだけ手が遅いねん!って話で。。。(^_^;)

キャブレターはどうやらCRキャブっぽいので、アオシマのゼファー改用を流用します。
そのままではキャブの口径が小さ過ぎるので、4ミリのパイプで口径のツジツマをあわせます。
キャブそのものが小さいんちゃうんか!?と言う疑問はこの際無視です。
なんつっても時間がありませんから。(^_^;)
一応、自作も試みましたが、上手く作れずに断念。
それ以前にこの地点では複製する時間の猶予がなかった・・・って話もありますが。(^_^;)
このパーツをアオシマに注文して待ってたら間に合わないってコトで、模型屋さんの御好意で、キットの中のパーツを先に抜いて使わせてもらいました。
感謝!(^_^)

ベースにしてるCB750Fのエンジンはスプロケ回りはカバーが付くので、それを外しちゃうとのっぺらぼうなんです。
さすがにそのままでは寂し過ぎるので、エンジンの左側デッチあげます。
一応、資料を参考にしていますが、腰下がCBXとはまったく違うCBのままなので、この辺りが限界です。(^_^;)
あと、空いたスペースにはシフトリンゲージのシャフトが来る予定。
このあたりは資料を見ながら「それらしく」出来ればいいかなぁ・・・と思いつつ作業してました。
実車のCBXとは腰下の長さすら違うので、完全にスクラッチしないとどうやっても似てこないので。。。(^_^;)
ちなみにカウルのマウントは0.2ミリの洋白板。
クランクケースカバーの下の六角穴は六角レンチを熱して押し付けて型を付けると言う力技です。(笑)

クランクケースカバーは「HONDA」の彫り文字を反対側のカバーのパーツから移植しています。
本当は文字がもっと大きいのですが、ちょうどいい大きさのモノが見つからなかったので、同じCB用を使用しました。
このパーツだけのために、キットをひとつ潰してしまいました。
ベースキット代だけでいくらかかってんでしょ?(^_^;)


  第7回更新分

ステップ周りを作ります。
フレームへの基部をプラ棒から削り出し、そこへRGBのプレートを加工して付けました。
シフトペダルはプラ板から切り出して製作。
ステップは2.5ミリ(だったかな?)のプラパイプの先端を斜めにカットしただけ。
ホントはローレット加工してるんですが、そこまで再現してる時間もないので。(^_^;)
ま、これでもタミヤのキットよりはマシでしょう。(笑)
シフトリンケージは真鍮線・真鍮パイプ・プラ棒で製作。
塗装後は固定しちゃいますが、今のところ意味もなく可動します。(^_^)

反対側のステップ周り。
プレートとブレーキペダルはRGB流用。
マスターシリンダーはNSから持ってきました。
ステップ回りはいつも忘れてて、塗装後に最後の方で作ることが多いのですが、今回は塗装前にちゃんと作れました。(^_^)
ブレーキペダルはサイレンサーと干渉してしまったので、取り付け角度でごまかしてます。(^_^;)

フロント周り。
オイルクーラーはRS1000用を縦幅を詰めて使用。
シュラウド(?)は透明プラ板(なにげに懐かしい響きだ。。。(^_^;))を使い、ペーパーで擦って半透明っぽくしました。
トップブリッジはRGB用。
ハンドルの垂れ角と向きを変えてます。
ついでにアクセルワイヤーのアジャスターを追加しました。
フロントブレーキのリザーバータンクはプラ棒の組み合わせで製作。
タコメーターはRGB用をベースに製作。
シュラウドの固定には後の塗装のことを考えて両面テープを使ってます。
ハンドル回りの処理が粗くなってしまったのですが、時間がなくてそのままにしてしまいました。
このあたりは締切との戦いになってきていましたし。。。(^_^;)

シートカウル下にあるイグナイター(?)を作りました。
ヒートシンクはエッチングノコで切り込みを入れて再現。
本当は薄いプラ板で貼っていくのがリアルなんでしょうけど、そんな根気はなっしんぐ。(^_^;)
少々いびつですが、ないよりはマシってコトで。。。(^_^;)
本文中にもあるように、本当はプラ板を並べてヒートシンクを作るつもりだったのですが、時間の無さに負けました。。。(^_^;)

シートスポンジを作ります。
1ミリのプラ板から切り出しました。
本当のスポンジかゴム板から切り出そうかと思ったのですが、実車のシートスポンジの色が黒ではないのでプラ板で製作。
若干薄いような気もしますが、細かいコトを気にしては頭頂部が薄くなるので考えないことにします。(^_^;)
こちらも本当は1.5ミリのプラ板で作りたかったのですが、手持ちに1ミリのプラ板しかなく、模型店まで買いに行ってる時間もなかったので妥協です。
0.5ミリのプラ板を貼り重ねようかとも思ったのですが、仕上がりが汚くなるよりは薄い方がマシかな〜と思ったので。。。(^_^;)


 第8回更新分

エアブラシで塗装が終了したパーツ。
ここからはエナメル塗料でチマチマと筆塗りしていきます。
マスキングが苦にならない人なら、もっとエアブラシ塗装の領域が広いんでしょうけど、私的にはこの辺がエアブラシ領域(?)の限界です。(^_^;)
フレーム関係はシルバー1色、マフラー関係はセミグロスブラック1色と使う色が少なかったので楽でした。(^_^)
マスキングもブレーキディスクとサイレンサーの塗装くらいだったし。
ただし、この後、サイレンサーの塗装には泣かされました。(^_^;)

塗装の完了したパーツを組み上げていきます。
雰囲気出てきた・・・ような気がします。(^_^;)
この地点では細かいパーツはまだ付いてません。
そして、この辺りから締切に間に合わすために製作に必死になって、途中の写真が少なくなってます。(^_^;)
この地点で、いくつかのパーツの作り忘れが発覚。
急遽作ったりしてたので、時間が無くなり写真も撮ってないと言うわけです。(^_^;)

更新時にはアップしませんでしたが、オイルキャッチタンクとリアサスのリザーバータンクも取り付けました。
リザーバータンクは実車ではタイラップ止めなのですが、延ばしランナーで縛って再現。
完成後は隠れるところなのですが、こだわってました。
時間も無いのに。(笑)

カウル類を研ぎ出します。
・・・と言っても、いつものようにデカールの段差を消すところまで削りません。
今回はクリアー層の厚みに自信がないので、艶を整える目的で研ぎ出します。
2000番のペーパーの後、タミヤの粗目コンパウンド、仕上げ目コンパウンドと進み磨きました。
ハーフカウルなのでアンダーカウルがない分だけ、いつもよりは楽だったかな?(笑)
研ぎだし後はエナメルのフラットブラックを筆塗りしておきます。
今回、クリアーはクレオスのスーパークリアー3を使用。
ペーパー掛けの感触がいつも使うスーパークリアー2と違うので余計に慎重になりました。
このあたりから完成が見えてきたので、ものすごくテンションが上がってましたね。(^_^)

カウルの裏側の乾燥待ちの間にシャーシに細かい部品とパイピングを追加していきます。
電装類の配線はまったく分からなかったので、プラグコード以外はオミットしちゃいます。(^_^;)
そのプラグコードですら、プラグからの行き先が嘘っぱちなのは、ここだけの話です。(^_^;)
フレームとタンクの緩衝ゴムはゴムの薄板から切り出し。
実車とは全然形も違うんですが、「実車と同じ素材を使った」という低レベルな自己満足です。(^_^)
こういうところを楽しむのも模型の楽しみのひとつですし〜。(^_^)
配線作業はもっとやりたかったのですが、とにかく資料が少なく詳細が判らなかったので、判る範囲だけやった・・・ってカンジです。
締切まであと数時間だったのですが、ギリギリまで作り込もうと言う意欲だけはありましたね。(^_^)

アッパーカウルにインセクトピンを埋め込みます。
カウルのスクリーン下の部分の強度がないので、折れそうになるのを堪えながら慎重に行いました。
あとはカウル類を装着して完成です♪(≧∇≦)
塗膜で下穴が小さくなっていたので開け直したのですが、塗装が剥がれそうで緊張しました。
カウルの強度も自信がなかったので、ここで割れたらリタイヤ必至!!みたいな緊張感でしたね。(^_^;)

今回はエントリーが遅くなり、ギリギリのスケジュールでの参加でしたが、なんとか間に合った良かったです。
終盤は時間に追われ、作業が粗くなった部分もあるにはありますが、時間に終われてなくても大差ない仕上がりだったでしょう。(^_^;)

資料が少なかったこともあり、難航した部分もありましたが、たくさんの方から資料提供をして戴いたり、また副材料や素材の情報を戴いたりして助けていただきました。
本当にありがとうございました。(^_^)

そんなこんなで、どうにかこうにかなんとか完成しました。(^_^)v
不満のある個所もあるにはありますが、本人的にはZERO-X7に見えるものが出来たので素直に嬉しいです♪
それに完成しちゃうと、なぜか粗が気にならなくなってくるから不思議です。(^_^;)
もてぎに行くまでに壊さないように気をつけます。(^_^)

時間は足りませんでしたが、それでも徹夜などはせずに、朝早起きして製作すると言う新しいスタイルを確立した製作でもありました。(^_^)
徹夜するより効率が良いみたいです。(^_^)
とにかく最後は「完走したい!」という執念にも似た気持ちで製作を進めました。
その甲斐あって、無事完走出来たのは嬉しかったです。
技量不足で再現度が低いのは確かですが、私なりのこだわりと思い入れは充分に作品の中に織り交ぜる事が出来たので満足度は充分です。
またこの作品を完成させたことにより、モデラーGPのイベント会場では八代さんに興味を持ってもらえるなど良いコトづくめだったりで本当に良かったと思います。
この作品の製作時に得たノウハウはこれから先の作品に活かされる事でしょう。(^_^)
またいずれ、こういうスクラッチに近い作品にもチャレンジしようと思います。


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