MORIWAKI ZERO-X7 '85


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Max Moto Modeling」で開催された「モデラーGP2007」に参加した作品の製作記です。
基本的に投稿時の写真とコメントをそのまま使用しています。
追加コメントはオレンジでその当時の様子や補足などを書いています。
オレンジのコメントだけのところは追加写真を使っての説明です。


第1回更新分

締め切りまで1ヶ月を切った今頃になってエントリーです。(^_^;)
お題は モリワキ ZERO-X7 ’85 八代車です。
いつか作りたいと思っていたマシンですが、こういう機会でないと着手することもないだろうし、ましてや完成などとなるともっとないかと思い、このマシンをチョイスしました。
ほぼスクラッチとなると思いますが、技量もないし、資料も少ないので、あくまでも雰囲気重視のなんちゃって仕様で製作するつもりです。(^_^;)
あと1ヶ月弱しか期間がないので、リタイヤ覚悟のエントリーです。。。
そういえば、夏休みの宿題は終わりのほうで慌ててやったっけなぁ。。。(^_^;)
ZERO-X7をエントリーマシンに選定したのは、まず私自身が好きで思い入れのあるマシンであったのが最大の理由です。
モデラーGPのトークショーに八代さんが来ると言うのも大きな理由でした。
いつか作りたいマシンではあったので、こういう締切があるような機会でないと完成もしないだろうと思ったのもあります。
本当は今年のモデラーGPはエントリーする予定ではなかったのですが、主催者のマックスさんのお誘いと八代さんが来ると言う理由でエントリーしたという現金なヤツです。(^_^;)

ベース・・・というか、たたき台・・・・というか、芯(?)を構成します。
実車エンジンはCBX750Fなのですが、キットがないので同系エンジンのCB750Fを使います。
フレームはRS1000、前後足回りはRGB500、カウル類はKR1000Fをベースに作っていきます。
エンジンにRS1000を使わなかったのは、オイルパンの有無。
X7はウェットサンプなのでオイルパンがあるんですよね〜。
実際はCBとCBXではクランクケースの形状がまったく違うのですが、腰上が似てるからいいか・・・。的なノリで作り始めてました。(^_^;)

まずはフレームを加工していきます。
トップチューブの芯をモデラーズのフレックスロッドで作ります。
後で角断面に加工するので、取り回しだけを決めるってカンジで作っていきます。
ホントは1から作るのがいいのでしょうが、左右対称とセンター出しのコトを考えるとベースがあった方が比較的簡単なのでこの方法を選択しました
エンジンはフレームを作っていく際の治具として使用。
モンスターを作った時と同じ手法だっただけに、この後待っている角断面化地獄を思うと鬱でした。(^_^;)

アッパーカウルはKR1000Fをベース・・・と言うか、芯に使います。
ゲージにする・・・と言うほうがいいかもしれませんが。(^_^;)
とりあえず、ライトなどの穴は埋めてしまうので、プラ板で塞ぎます。
アッパーカウルのベースにKRを使ったのは、スクリーンを使いたかったから。
ヒートプレスの技術を持っていないので、スクリーンは流用しなくちゃいけなかったんです。
本当はRS1000の方をベースにした方が早かったと思うのですが。。。(^_^;)

アッパーカウルは下側の前方向をプラ板で延長し、パテを盛って成形。
まだ全然似ていませんが、これをベースに加工していきます。
フレームはフレックスロッドにエポパテを盛り付けて角棒状態にしていきます。
タンクは以前モリワキモンスターを作った時のタンクの複製品をベースに加工していきます。
フレームの幅が決まらないとタンクの幅も決まらないので、まずはトップチューブを角断面化していきました。
しかし、フレームの形状がなかなか決まらず四苦八苦しました。
タンクもモンスターを作った時に複製したものをベースにしたのですが、1000ccのモンスターよりも750ccのZERO−X7の方が幅が広いという事態に・・・。(^_^;)



第2回更新分

ZERO-X7最大の特徴(?)はフレームのリブ。
どうやって再現するか考えたのですが、とりあえず試しに彫ってみることにしました。
リューターを使って彫ってみたのですが、ラインがガタガタになり「ダメだこりゃ」(いかりや調)ってコトで、この方法は却下。(^_^;)
パテでリブを埋めてしまいました。
リブが最大の難関になるのは判っていましたが、真っすぐ彫るのがこうも難しいものかと泣きが入ってました。(^_^;)
何度か埋めて彫り直したのですが、結局上手く行かずに断念。。。(^_^;)

リブをどう再現するか考えつつ、まずはフレームを角断面にしなきゃ・・・ってコトで、角断面化。
アンダーチューブはRS1000のフレームワークをそのまま使ってプラ板とエポパテで加工。
シートレールとシートレールへ続くアンダーチューブはプラ角棒を芯に加工しました。
角断面化しつつ、左右のブレを修正してたのですが、このブレの修正が思ったよりも難航しました。
モンスターを作った時よりは早く出来ましたが、ほぼ同じ過ちを繰り返してたような気が・・・。(^_^;)

リブの再現ですが、彫るのを諦めて、逆に貼り付けてみます。
ホビーベースのプラストライプを貼り付けてリブを再現。
リブの深さが浅いんですが、そこは「リブがあればええんじゃぁ!!」と開き直るコトにします。(^_^;)
たぶん雰囲気は出ると思うし。。。(^_^;)
リブを貼り付ける作業は非常に地味ぃ〜な作業でした。
フレーム1本に付き8本のプラストライプを貼り付けるので時間はかかるし、素材が0.14ミリと薄いのですぐちぎれるし。。。8^_^;)
ドライヤーであぶったり、ライターであぶったり、シンナーで柔らかくしてみたり、試行錯誤しながらの作業でもありました。(^_^;)

フレームのメイン部分(?)にプラストライプでリブを再現しました。
意外に難航しました。(^_^;)
正直、キレイではないのですが、彫って再現するよりは遥かにキレイなので、これで妥協します。(^_^;)
アッパーカウルはパテを盛っては削るの繰り返し。
バイクとしてのバランスを整えてるうちにどんどんZERO-X7から遠ざかって行ってしまいました。(^_^;)
どうやって流れを引き戻すか。。。それが問題ですね。(^_^;)
スイングアームはRGBそのままだと細かったので、0.5ミリのプラ板で一回り太くしました。
スクリーンとキャブはKR1000Fのパーツ(ジャンク)で様子を見てみただけです。
頭の中に完成時のイメージを描きながら作業しないと、とんでもないモノが出来てしまうので。(爆笑)
形はいい感じになってきたのですが、X7に似てこない。。。
何が違うのかイマイチ良く判っていなくて、資料写真とニラメッコする時間が多かったですね。
違うところが分かっても、再現出来るかどうかの問題もあったんですが。。。(^_^;)
ちなみにこの頃はカウルの違いについてはかなり判ってたんですが、スクリーンをKR1000から流用するという制限の中でどう工夫(妥協? 笑)するかで考え込んでましたね。(^_^;)


  第3回更新分

アッパーカウルの成形にやたらと時間が掛かってます。
ずいぶんマシにはなりましたが、まだ何か違う・・・。
なまじKRをベースにしたので、その形を引きずっているって感じでしょうか!?(^_^;)
スクリーンはKR1000F用を加工して使用します。
本当はバキュームで作りたいトコなんですが、いかんせん技術がないモンで。。。(^_^;)
実はKR1000のスクリーンも多少加工してます。
スクリーンのRとカウルのRが一致しなくて、どうやって形を整えるか考えながら削ってました。(^_^;)

シートカウルは下側をプラ板とポリパテで延長。
なんとなく雰囲気は出てきましたが、まだ何か違うような。。。
もうちょっとイジってみるつもりです。(^_^;)
アッパーカウルのサイドにエアインテーク(?)を彫りました。
雰囲気は出てきてるんですけどね?。
カウル類はそろそろ塗装に入らないと間に合わないので、この辺りが妥協ポイントかなぁ。(^_^;)
この頃になると締め切りが気になりだし、どこで妥協するか・・・ばかり考えていたような気が。。。(^_^;)
タンクとフレームの隙間もどうやって修正するか悩んでました。


 第4回更新分

シートカウルはもうちょっとリアが長い様な気がしたので、エポパテを盛って延長。
とりあえず仮のリアサスを作ってバランスを見ます。
リアサスは4ミリのプラパイプとワッシャーで製作。
スプリングはRS1000用です。
実車は2段スプリング(?)なので、現段階ではあくまでも仮です。(^_^;)
製作記的にはさらっと書いてますが、実はこの前の更新からアッパーカウルは大改修。
ほぼ全面で形状をイジってました。
その割に違いが少ないのが哀しいですが。。。(^_^;)
見えない苦労も多々あるのです。(笑)

フロントのブレーキディスクはインナーディスクの形が似てる・・・ような気がするTZ-M流用。
そのままだとディスク径が小さ過ぎるので、RGBのディスクの外周を合体させました。
実車とは形状が違うことは違うんですが、RGB用をそのまま使うよりはマシかと。。。(^_^;)
インナーディスクをスクラッチする根性も技術もありませんし。。。(^_^;)
RGBのディスクを切り抜くのに時間が掛かりました。
キレイでかつ、センターがキッチリ出ている円で切り出すとなると、なかなか難しかったです。

タンクは上部前面に凹みを付けました。
スプリント仕様はヒューエルキャップはエアプレーンタイプなので、大きさのちょうど良かった隼用を流用。
実際の形が判る詳細な資料がなかったので、大きさだけで選びました。
まあ、同じエアプレーンタイプだし、そんなに差はないだろうと思うんですが。(^_^;)
タンク上面の資料が乏しく、凹みの形状がイマイチ分かりませんでした。
フューエルキャップもタンクのセンターにあるタイプとやや右寄りにあるタイプがあったのですが、’85年前半はたぶんこの位置であってるだろうと言うコトで決めました。

さらにしつこく仮組みでバランスを見ます。
カウル類はこのあたりが私の技術の限界なので、表面を仕上げて塗装工程に入ります。
そろそろシャーシを本格的に作っていかないと締めきりに間に合いません。
まだまだやるコトは多いので、これから睡眠不足になりそうな予感。。。(^_^;)
ようやく形にはなってきましたが、シャーシ関係がまったく出来ておらず、どうしよう・・・状態でした。(^_^;)
この頃から、締切よりもモテギのイベントに間に合えばいいか・・・と開き直っていたような気も・・・。(^_^;)


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