HONDA NSR500 1985
DAYTONA Ver.

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 2012年 8月9日 〜 2012年 9月29日

 最近、市販車の素組みばかりやっていて、レーサーを作りたい衝動に駆られていました。
 ここ2〜3年、冬のWFでアツシバシブランドブースの常連を中心に恒例になっている「赤いのGP」。
 来年のテーマが「NSR-GP」だったので、それに合わせてNSR500にしよう!と思いついたのがスペンサーのデイトナ号でした。(^_^)
 1985年型NSR500はなんちゃって仕様で製作していますが、今回もなんちゃって仕様で製作の予定。
 ただし、前作よりはなんちゃっての度合いを低めようと努力はする予定です。(^_^;)
 仕事と子育てで忙殺されるなか、冬WFに間に合うかどうか微妙ですが、なんとかゴールしたいと思います。(^_^)

ベースキットは1985年型NSR500を製作するのには定番・・・というか、これしかない1986年型NSR500。
ホイルをNSコムスターにするだけでも1985年型に見えなくもないですが、それではあまりにも安直すぎるので、多少は拘っていきましょう。(^_^)

まずはシートカウル。
デイトナ号はシーズン初期型なので、シートカウルの下側の段差がありません。
そのままキットのパーツを改造しても良いのですが、エアインテークなどの加工が面倒なので、ここはDESIGN UTA製の改造パーツをベースに使用します。
このままでも雰囲気はOKなのですが、そこはまあ、フレディーのマシンだけにもう少しこだわって作り込みます。(^_^)

シート座面下の段差はなかったような気がしたので、パテで埋めてしまいました。
この時はこれで合っていると思っていたのですが・・・。

資料と照らし合わせてみるとまったく形状が違うことが判明。
適当な記憶で作るとダメだという例ですね。(^_^;)
思った以上に形状に違いがあり、完全に再現するのは難しそう。。。
とりあえず埋めてしまった段差を作り直し、アウトラインをイジっていくことにします。


カウルはアンダーカウル正面のスリットの形状が違うので、まずはパテで埋めてしまいます。
このカウルは一見'86年型と同じように見えるのですが、実はかなり違います。
それをどこまで再現するか(と言うより出来るか?笑)が悩みどころです。。。(^_^;)

カウル類の作り込みをどこまでするか悩みつつ、シャーシにも手を入れていきましょう。
まずホイールはNS500から流用。
そのままだと17インチタイヤを使えないので、いつものごとく0.75ミリのプラ板を貼り付けてなんちゃって17インチホイールにしています。
フレームは本当は延長したいところですが、そこまで手を出すと迷宮に入ったまま帰って来れなくなるので、ディメイションはそのままに変形目の字断面から目の字断面に改造。
シートレールは前部分をプラ棒で新設しています。
あまりイジるとカウルとの整合性が取れなくなるので、カウル改造の様子を見ながらイジっていきます。(^_^)

この辺で、一度仮組みをしてみます。
カウルはアンダーカウル後端を伸ばして、エアアウトレットをパテで埋めてます。
タンクは下側をカットして、全体的に薄くなるように加工。
シートカウルは前方を延長し、下側のアウトラインを変更しました。
多少イメージに近づきましたが、やっぱりカウルが86年型から抜け出せてないですねぇ。。。(^_^;)

チャンバーは85年型と86年型で取り回しがまったく違います。
キットのチャンバーを切った貼ったして、さらにパテを盛った削ったで形を作りました。
精度はともかく取り回し方自体は実車と同じ・・・はずです。(^_^;)

チャンバーを取付けた状態でバランスを見ます。
もうちょっと密度感が欲しいところですが、カウル内に収まるまで削ったらこうなりました。(^_^;)
今はテープで仮組してますが、きちんとホールド出来るように作れるか、若干不安です。(^_^;)



  〜 2012年 10月29日

 相変わらず忙殺の日々の中、製作時間を取るのに四苦八苦しています。(^_^;)
 週に2日ほど、1回2〜3時間が限度なので、進みは遅いですがなんとか進めてます。
 デイトナ号は資料が少ないので、細部を調べるのに時間が掛かってしまうのも、牛歩の原因かもしれないんですけどねぇ。。。(^_^;)

カウルをさらにイジります。
ナックルは下側に黒瞬着を盛り、肉厚を稼いでナックルの開口部を大きく丸くします。
カウルの分割線はカウル左側と同じ位置にするために一度埋め、再度彫り直します。
(ちなみに'86は右側のカウル分割線が左側に比べ低い位置にあります。)
カウル分割線を上げると共に、ラジエターのエアアウトレットを小型化します。
アウトレット前方の凸部分ももう少し小さいのでこの後、削る予定。
ナックル開口部からエアアウトレット上部へと続くラインがイメージと違うのですが、ここがなかなかイメージ通りにならないんですよねぇ。。。(^_^;)
NSRに限ったことじゃないんですが、この時代のレーシングマシンはこのラインが決まるかどうかで似るか似ないかが決まると言っても過言ではなくくらい、重要なラインだと思ってます。(^_^)

タンクは高さを詰めたので、裏側のパーツも途中で分割して幅詰めをして取付けます。
単純に幅詰めだけで出来ると思っていたのですが、タンク下部の前後長も微妙に変わるので、意外と面倒でしたね。(^_^;)

タンク上面のヘルメット用の逃げは'86に比べ後方(と言うか、中心寄り?)にあるので、元の凹部分を埋め、新たに彫り直します。
プラの肉厚ギリギリまで攻めました。
ホントはもうちょっと深くしたかったんですが、タンク裏側に裏打ちするのを忘れてたので・・・。(^_^;)
まだクイックチャージャーも付けなきゃならないので、さらに加工が必要なんですが、タンク上面の給油口は資料があるんですが、タンク側面の給油口の資料がないんですよねぇ。。。
給油口とエア抜き口と2口必要なはずなので、どこかに付いてると思うのですが。。。(^_^;)

今の状態で、一度サフを吹いて仮組みしてみます。
う〜ん、ずいぶんとイメージには近づきましたが、まだまだですねぇ。。。
とは言え、あまり深追いしすぎても迷宮に入って帰って来れなくなるので、このあたりで妥協しましょう。
最初から「なんちゃって仕様」と銘打ってたし。←言い訳。(^_^;)
それでも、私が作った1985年型NSR500の中では、一番イメージに近いんですけどね。(^_^)


ボトムエンドを小加工。
ボルトは1mmの六角プラ棒をスライスして、中心に穴を空けたものを貼り付けました。
スリットはデザインナイフでチマチマと。
ちょっとした加工なんですが、あると雰囲気変わるんですよね〜。(^_^)

フォークアウター用の整流板を作ります。
0.5mmのプラ板をドライヤーで熱して、4mmのアルミ棒に巻き付けて曲げたものをカットしただけです。
加工手順的には簡単なハズなんですが、思うように曲がらずに苦戦しました。(^_^;)
途中でライターで炙ってみたり色々やったのですが、結局ドライヤーで地道に加熱、ちょっとだけ曲げ、加熱、ちょっとだけ曲げを繰り返し曲げました。
左右両方作るのに3時間近くかかってしまいました。
原型作ってヒートプレスした方が早かったかも。。。(^_^;)



  〜 2012年 11月29日

 思うように進まないデイトナ号。
 途中で3気筒にもちょっと浮気したりしてたので余計にそうなんですが。。。
 そろそろペースを上げていかないとWFに間に合わない予感満載です。(^_^;)

ラジエターを小改造。
水路の取り回しが86年型とは違うので「似たようなカンジ」で。(^_^;)
本当はラジエターの大きさそのものも違うように見えるのですが、そこまで再現するとなると小改造ではすまなくなるので、ここは妥協します。
なにげに妥協が多いと思われるでしょうが、妥協しないと模型って完成しないんです。(^_^;)

エンジンも小改造。
ウォーターポンプから伸びるパイプの向きを変更。
シリンダーヘッドからの水路をラジエターに合わせて変更してます。
この辺りも雰囲気重視で。(^_^)

タンクにクイックチャージャー用の基部を作り、そこへ給油口を取付けます。
給油口はスタジオ27のNS用エッチングパーツを使用。
給油口とエア抜き口と2口だと思っていたのですが、資料をどうみても1口仕様にしか見えず悩んでいましたが、某モデライダーの助言で1口タイプと判断しました。(^_^)
1口仕様の可能性も考えてましたが、決断出来ずにいたんですよね〜。
やっぱり実際にレースやってる人の助言は説得力があります。(^_^)

フロントディスクはアウターのブレーキ痕モールド(?)をそぎ落とします。
インナーディスクの形状がまったく違うのですが、そこは得意の妥協で。(^_^;)


トップブリッジは小ディテールアップ。
ブレーキオイルのリザーバータンクのホース基部を下側に移動。
ボルトの頭を六角プラ棒で再現。
ちょっとしたコトですが、やるとやらないでは印象が結構変わるんですよね〜。(^_^)

アクセル周りも小加工。
アクセルワイヤーの基部を製作。
っても、0.8ミリの真鍮パイプを挿し込んだだけです。(^_^)
キットのままだとハンドルに対して垂直にワイヤーが立ち上がる仕様になっちゃうので、ワイヤーを取り付けた際に収まりが悪くなるんですよねぇ。。。
実車とは形が違うコトは違うんですが、ワイヤーの出る方向が同じになったってコトでディテールアップと言い張ります。(^_^)

車体周りをサフって仮組みしてみます。
チャンバーは連結用のステーを取り付けています。
フレームとスイングアームの長さを変えてないので86NSRっぽさが残ってはいますが、まあ、そのままに比べれば随分と85NSRに近づいたと思います。(^_^)
基本バランスは取れたので、あとは各パーツの精度を上げていきます。
・・・が、結局粗いまま組み立てていく予感満載です。(^_^;)



  〜 2012年 12月31日

師走に入って、さらにペースダウンのデイトナ号。
密かに年内完成を目指してたんですが、軽くノックアウトです。。。(^_^;)
なんとか来年2月のWFには間に合わせる予定ですが、予定は未定で決定にあらず・・・です。(^_^;)

フレームに溶接跡を付けます。
プラストライプに接着剤をたっぷり塗り付け、柔らかくなったところをデザインナイフの先を使って形を作ります。
少々形がイビツですが、塗装するとそれっぽく見えるのでOKです。(^_^)
同じ要領でメインフレームとビボット部分の溶接とスイングアームの溶接跡を付けました。

カウルの塗装をします。
サフ→ファンデーションホワイト→GXホワイト→クリア→クレオス#3→タミヤTS15→クリアの順で塗装。
途中、エアブラシから水を吐いてしまって、修正にちょっと手間取りました。(^_^;)
相変わらずマスキングが下手なので、はみ出しの修正なんかも時間が掛かってます。
ここで時間を取らずに出来るようになれば時間が短縮出来るんですけどね。(^_^;)

デカールを作ります。
使用するのは基本的にはゼッケンと枠とFreddieのネーム。
筆記体なので、作りのにやや苦戦しました。(^_^;)
一応、カストロールとアメリカ国旗も作りましたが、これは結局84NSRのデカールを流用したので使いませんでした。

デカールを貼り付けました。
NS500とNSR500ファクトリー、最近発売になった'84NSR500から色々と流用。
結構デカール代掛かってますね。(^_^;)
こうやってデカールを貼ると形の矛盾とか結構見えてきますが、とりあえずなんちゃって仕様なんで目をつぶるコトにします。(^_^;)



Page2へ続く。

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