HONDA NS500 '85

Ron Haslam
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 2006年 8月30日 〜 2006年 9月13日

ロスマンズブルーに塗られたNS500。
当時中学生の私には憧れのマシンでした。
その中でもロン・ハスラムは「ロケット・ロン」の異名を持ち、スタートではずば抜けた速さを見せる個性的なライダーで、とても好きなライダーの1人です。(^_^)
今回はこのロン・ハスラムのマシンをスタジオ27のデカールとエッチングパーツを使って製作していきます。
同時進行でWFで購入した同年のラディゲス車も製作していきます。
製作記のメインはハスラム車ですが、ラディゲス車もレポートしていくつもりです。
久し振りの2台同時進行。
うまく製作出来るのかどうか!?(^_^;)

使用するキットは一番新しい再販品。
カウルが白成型パーツのモノです。
ハスラム車にはスタジオ27のデカールとエッチングパーツを使います。
ラディゲス車はUTAさん製のデカールとスタジオ27のエッチングパーツからサイレンサーのみを使用の予定。
なんでサイレンサーだけなのかと言うと、’83モデルを製作する際に余ってくるから・・・って理由です。
我ながらセコイというか貧乏性というか・・・。(^_^;)


’85NSはリヤタイヤがラジアルになっています。
17インチなのか18インチなのか良く判りませんが、とりあえず見た目の偏平率で’86NSR用のタイヤを使います。
以前、モリワキNSR’85でも使ったNSのホイールにプラ板を巻いてインチアップする方法を使います。

0.75ミリのプラ板を幅6ミリで切りだしホイールのセンターリブ部に沿って貼り付けます。
接着には流し込みタイプの接着剤を使い、タイヤをはめ込んだ状態で接着剤が乾くまで置いておきました。
乾いた後、タイヤを外して裏側を瞬間接着剤で補強しました。

カウルとタンク・シートカウルのパーツを接着。
合わせ目付近を中心にパテ盛り。
さすがに金型が古いキットなのでパーツの合いが悪くパテの量も多くなりました。
チャンバーは裏側をパテで埋めます。
スイングアーム右側にある凹モールドを埋めます。
2台分あるので、結構な仕事量です。(^_^;)

キットのタンクは全体的に角張ってるカンジがするので角を削って丸くしてみました。(右がノーマル。左が加工品)
パーツにパテの裏打ちをしていないので、あまり大胆にやると穴が開いてしまいそうなのでほどほどでやめておきました。(^_^;)
ちなみにラディゲス車はほととんど削ってません。

カウルのビス類のモールドは全て削ってしまい、虫ピンに置き換えました。
スクリーン部分がインセクトピンの4番、アッパーカウルステー部分は6番、残りはコーナンのクギコーナーで買った虫ピンを使いました。
ややオーバースケールなカンジもしますが、模型的にはこんなカンジでOKかな?(^_^;)
あと、カウルサイドのステーは真鍮パイプに置き換えるので切り飛ばしてしまいます。

このキット最大の難関、スクリーンのすり合わせです。
スクリーン、アッパーカウルをテープで仮止めして少しずつ削り込んでいきます。
ところがこの部分、ほとんど別のキットのパーツかと思うくらいパーツの合いが悪く、一向にすり合わせが完了しません。
しょうがないんで、カウルとスクリーンの一体化をすることにしました。
カウルとスクリーンを瞬間接着剤で固定。
あとはペーパーで整形していきます。
塗装時のマスキングが上手く出来るか不安・・・。(^_^;)
ちなみにラディゲス号はまだすり合わせでいくか一体化するかで悩んでいます。。。(^_^;)




  〜 2006年 10月26日

仕事が異常に忙しく、ほとんど製作時間の取れない日々。
なんとか2〜3日に一度、1時間弱程度の製作時間を確保するのが精一杯です。
そんな牛歩状態で本当に少しづつ製作を進めています。
なのに、ちょっと寄り道とかしてるモンでさらに製作は遅くなってるんですけどね。。。(^_^;)

カウルのフチはいつも通り薄々攻撃。
フチをマジックで塗って、厚みを確認しやすい状態にして削っていきます。
ある程度までデザインナイフで削り(切り?)取り、ペーパーで仕上げます。

下1気筒分のサイレンサーはテープエンドを直径2ミリの真鍮パイプに置き換えました。
エンド付近にはエッチングパーツのリベットパーツを貼り付けます。
裏側はパテで埋めてしまい、チャンバー側の接着部分を切り取り、真鍮線で繋げるようにしました。

スイングアームのチェーン引きとキャリパーサポートとトルクロッドをエッチングパーツに置き換えます。
各パーツの上がキットのまま、下がエッチングパーツを使ったモノ。
エッチングパーツを使った方は、かなりリアルでいいですね。(^_^)
ちなみにキットのままのパーツはラディゲス車用です。
こうして並べてみるとキットのままだと見劣りするのでエッチングパーツを使おうかなぁ・・・と悩んでいまいます。(^_^;)

シリンダーのパーツは金型が古いせいか、結構大きな段差が出来てしまいます。
パーツの整形が面倒なパーツのひとつです。
完成後はカウルに隠れてしまうパーツなので手抜きしてもいいんでしょうけど、やっぱり処理してしまうモデラー魂。(^_^;)
2台分で6個のシリンダーですが、結構面倒な作業でした。(^_^;)




  〜 2006年 11月24日

公私共に多忙な状態。
製作時間がほとんど取れない状態で、睡眠時間を少し削りながら製作を進めてます。
寝不足状態で製作してるので、加工中の妥協点が低くなりがちなのが問題ですが。。。(^_^;)

下処理の完了したカウルにサーフェーサーを吹きます。
シートカウル上面の合わせ目の処理が甘かったのでもう一度ペーパー掛けしました。
どうもこのキットではこの部分が苦手です。。。(^_^;)
サーフェーサーを吹かずに塗装する方法もあるのですが、やはり一度サフ吹きをした方が処理の甘いところが判りやすくていいですね。(^_^)
ただ、グレーサフの後に白を乗せるのは手間がかかりますけど。。。(^_^;)
乾燥後、1500番のペーパーで表面を整えます。

クラッチとクランクケースカバーにエッチングを貼り付けます。
右がエッチングパーツを貼り付けたもの、左がキットのまま。
リアルかどうかは微妙な気もしますが、とりあえずシャープにはなりました。(^_^;)
クラッチの上のカバー(?)もエッチングパーツであるのですが、取り付けがかなり面倒なのでキットのままです。(^_^;)

カウル類にベースの白の塗装をします。
グレーサフ→ホワイトサフ→ホワイトの順で吹いていきます。
グレーの上に白色は乗りにくいので、数回に分けてホワイトサフを吹きました。
サフが乾燥したら、1500番のペーパーで軽く研ぎだして、クレオスの1番白を吹きました。
乾燥後、クリア掛けしてから、塗り分けのためのマスキングに入ります。
マスキングを面倒くさがる人なので、ここで作業が止まらないようにしなくちゃ。。。(^_^;)

フロントフォークはアクスルエンド部分を加工。
アクスルシャフトのボルトとエンドを締めつけるボルトを追加。
あとエンドの下に切り込みを入れて、それっぽくしてみました。
ハスラム車にはエッチングパーツを使用。
ラディゲス車は六角のプラ棒を使用しました。
エッチングパーツほどシャープさはありませんが、それなりに雰囲気は出てます。(^_^)




  〜 2006年 12月27日

相変わらず公私共に多忙な日々。
年内完成を目指していたNSですが、製作時間が少な過ぎて断念。
どうせ完成が遅れるなら・・・と細かい所にこだわってみようとか考えてますが、どうなることやら・・・。(^_^;)

カウルのマスキングをします。
ゼッケン部分は透けを防止するためにホワイト部分をマスキングして残します。
その際、デカールのゼッケンベースと大きさが同じになるように、マスキングテープを切りだします。
まず、マスキングテープを適当な大きさに切りだし、カッティングシートに貼り付けます。
デカールをスキャンしプリンターで印刷したものをマスキングテープの上にセロテープで貼り付け、その形通りに切りだしました。
実際にデカールを貼る際は伸びなどがあるので厳密には大きさは合わないでしょうが、透けるよりはマシ・・・かな?(^_^;)
ハスラム号はフロントゼッケンとシートカウルのゼッケン部分を同様の方法でマスキングして、ブルーのマスキングをしました。
ラディゲス号は特にゼッケン部分のマスキングは行わずに塗り分けラインのマスキングのみ行ないました。

ハスラム号製作時の重要課題(?)である「ロスマンズブルー」の調合。
市販の色そのもので近いのもあるようですが、私の中では、’80年代中盤のロスマンズブルーって、限りなく濃紺に近い青・・・というか、碧のイメージなんです。
以前、’85や’86NSRを作った時はクレオスの5番を使っていたのですが、最近の傾向としてはもっと明るいようです。
とりあえず、その5番のブルーのイメージを引きずったままで調色。
5番の青と328番のブルーFS15050を1瓶、326番のブルーFS15044を瓶半分で調合。
比率が単純なのは無くなっても調合しやすくするためだったりします。(^_^;)

ブルーを塗装してマスキングを外した状態です。
画像ではかなり黒く写ってますが、実際にはミニチャンプスの’87NSRと同じような色でしょうか?(^_^;)
私的にはもうちょっと透明感があってもいいかと思いますが、デカールともバランス良さそうなので、「うえさん的ロスマンズブルーin’80年代中盤」ってコトで認定です。
ちなみにクレオスの5番と比べるとやや透明感に欠け、紫成分が少ない・・・ってカンジでしょうか?
この後、一度クリア掛けをして、デカール貼りに移ります。

 

キャブレターの加工です。
キャブレターはキットの金網のモールドを削ってしまい、インテーク部分を「ファンネルっぽいなにか」に見えるように加工します。(^_^;)
その上に金網を被せ、円周をエポキシパテで囲んで、それっぽく見せました。
金網は40メッシュ(1インチに40の網目がある)を使用しましたが、もうちょっと細かいのを使った方が良かったかもしれません。(^_^;)
金網を丸く切りだすのに苦労して、ずいぶん時間を浪費しましたが、完成後はほとんど見えないんですよね〜。
それでもやらずにはいられない哀しいモデラー魂。(^_^;)

リアブレーキのディスクはエッチングパーツに置き換えます。
キットのパーツと違ってシャープだし質感があってカッコいいです。(^_^)
こうして並べて初めて気付いたのですが、エッチングの方が一回り大きいんです。
リアキャリパーをキットのリアディスクに合わせて作ってしまったので修正が必要っぽいです。。。(^_^;)



続く

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