HONDA NS500

MORIWAKI RACING

HIWATASHI Ver.

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 〜 2003年 5月3日

デカールデータの作り直しが意外に面倒でついついサボりがちでした。
そうこうしながらもちょっとづつ進んではいますが、相変わらず牛歩です。(^_^;)

 

デカールのデータの手直しが出来たので、実際にデカールに印刷してみてみます。
デカールに印刷する際は、紙に印刷するのと違い下地用に白を印刷しなければなりません。
そこで下地用のデータとカラー用のデータを作ります。
右の黒一色なのが下地用データ、左がカラーデータです。
下地用データは黒いですが、印刷時は白で印刷されます。

まずは下地の白を印刷し、そのまま用紙を排出せずにカラーデータを上から印刷します。
アルプスのプリンタドライバーの「ページ合成」と言う機能を使用します。

 

 

印刷出来たデカールがこれです。

上の下地データでは黒かった「9」が白で印刷されてるのが判るでしょうか?

ゼッケン「9」が6つあるのは、デカールの透け防止に重ね貼りするつもりなので、6つ作りました。

ゼッケンベースは赤と枠だけの2種類作りました。
ゼッケンベースを塗装しようと思っているので、赤いゼッケンベースは塗装時にマスキングの型紙に使用します。
型紙なので別に赤くする必要はなかったのですが、ま、気分は国際A級ってコトで・・・。(^_^;)

 

実際に貼ってみて、各デカールの大きさのバランスなどをチェックします。
おおむね良好なので、これでデカールはOKとして、カウルの塗装作業にようやく入れます。
今回はここまでが長かった・・・。(^_^;)

チャンバーの塗装です。
’80年代のマシンのチャンバーのほとんどは黒で塗装されていました。
焼け表現を行うとなると、 チャンバーの熱で塗装が剥れている状態、チャンバーが焼けている状態、さらにその焼けによりサビが出ている状態、と相当難しいコトになってきます。
完全な表現は無理としても「なんとなく・・・」なら私にも出来そうなので、「なんとなく、そんなカンジに見える」塗装を施します。
これはKR500を製作した時と同じ手法です。

まずは下地にシルバーを吹きつけます。
これはのクレオスの8番を使用しました。

エキパイのシリンダー付近など、高温になりそうなところを中心にクリヤーブルーを吹きつけます。
高温になりそう・・と言っても、そこは適当です。(^_^;)
この時、塗料の濃度は通常の2倍くらいの希釈率で行ってます。
その方が塗料が薄く乗るので微妙な色の加減がしやすいからです。

クリヤーブルーを吹いた周辺を中心にクリヤーパープルを吹きつけます。
若干赤がきつめの紫にしています。
ここでも一応、チャンバー内の排気の流れと温度をイメージしながらの作業となりますが、やはり適当です。(^_^;)

’80年代のマシンにだけ施される作業、黒の吹きつけです。
溶接部を中心に吹きつけます。
最近のGPマシンのチャンバーは溶接後、サンダーなどで仕上げていますが、この頃のマシンは溶接跡がそのまま残っていたと記憶しています。
なので、溶接部の方が肉厚があるので温度が上がりにくい=塗装が剥がれにくいという勝手な理屈で溶接部を中心に黒を吹いています。←たぶん大間違い。笑 (^_^;)

実際には、溶接部そのものより、その周辺を黒く吹くのが正解だと思うのですが、そのためのマスキングが非常に手間のかかるものだと考えただけでイヤになるで、このあたりが妥当かと・・・。(^_^;)

一応、フリーハンドで溶接部の両脇をなぞるように黒を吹いています。

チャンバー全体にクリヤーブラウンを吹きつけます。
この時、クリヤーブルーなどを吹きつけた部分に吹き過ぎないように気をつけます。
あまり吹き過ぎると仕上がりがくどくなるので気をつけます。
・・・と言うか、すでに吹き過ぎてくどいです。(^_^;)

最後にスモークグレーで調子を整えれば出来上がり。
ブラウンを吹き過ぎたせいでくどい仕上がりになってしまいました。
あと、もうちょっと溶接部にシルバーを残した方がよかったかな?ってカンジです。

フロントフォークはシルバーで下塗りした後、クリヤーブラウン等を塗り重ねて塗装。
ちょっとイメージと違う色になってしまいましたが、これでOKとします。(^_^;)

インナーフォークはモデラーズのメタルックシルバーを貼りました。
もはや定番中の定番ですが、相変わらず、この手の作業は苦手です。(^_^;)

後ろ2気筒用のサイレンサーです。

当初、タミヤの5ミリプラ棒を加工して作っていましたが、直径5ミリでは太すぎました。(写真上)
かと言って、これより細いのとなると3ミリになってしまい細すぎます。

たまたま行った東急ハンズで4ミリ径の塩ビパイプを見つけたので、それを使用して新たに作りました。(写真下)
サイレンサー本体に4ミリの塩ビパイプ、取り付け部をタミヤの3ミリ径プラパイプを使用。
補強としてポリパテを埋めてます。

それにしても4ミリ径のプラ棒&プラパイプもタミヤから出して欲しいモンです。(^_^;)



 〜 2003年 5月30日

RC211Vなどの製作などで牛歩状態のNS製作。
塗装しようと思った日に限って雨・・・というカンジで、カウルの塗装の段階で作業が止まっていました。
サクサクっと進みたいんですけどねぇ・・・。(^_^;)

 

ベース色の塗装が終わった状態です。
シートカウルのチャンバー部分の膨らみで隙間が出来るのと、ラインが真っすぐ整わないので、簡単な塗り分けのわりにマスキングは意外に難しく感じました。
ゼッケン部分も塗装するので、この後もう一度マスキングして塗装。

 

 

 

ゼッケンベースは塗装で塗り分けます。
その際、ゼッケンベースのデカールを型紙に使用します。
今回はマスキングゾルを使って、マスキング。
写真左は判りにくいですが、マスキングゾルを塗布しています。
マスキングゾルをよく乾燥させて、デカールを貼ります。
デカールを型紙にデザインナイフで切りだし、デカールごとマスキングゾルを剥がせば、マスキング終了。・・・のハズだったのですが、このマスキングゾルが上手く剥がれません。
なんとか剥がせましたが、マスキングテープの方が楽だったかも。(^_^;)
シートカウルのゼッケンベースも同じようにしてマスキングし、塗装します。

 

シャーシの仮組をもう一度行いました。
フロントタイヤがカウルと干渉するのでステアリングステム部分にスペーサーを入れていたのですが、それで足らなくなるフロントフォークの長さをすっかりと忘れていました。
フロントフォークとハンドルパーツの間にもスペーサーを入れ、長さ合せは完了。
あと、アッパーカウル固定用のセンターのビスを虫ピンにするので、ステーの先端にピンバイスで穴を空けました。
ゼッケンベースの塗装が終わったカウルを付けてみて、塗り分けラインがあっているかをチェックします。
若干のズレがありますが、まあ良しとします。(^_^;)
ちなみにシートカウルはサイレンサーに合せて再度カットしています。
こうして仮組してみるとモリワキカラーってカッコいいな〜などと自画自賛してしまったり・・・。(^_^;)
ここから完成までが結構長いんですよねぇ。(^_^;)

 

デカールを貼り終わった状態。
ゼッケンの数字は2枚貼り重ねています。
またカストロールのロゴステッカーも白が透けたので、急遽下地用のデカールを作り重ね貼り。
色の境目の黒のラインもデカールです。
この後、クリア掛けして研ぎ出します。
自作デカールは表面が弱いので、クリア掛けには時間をかけます。
以前、モリワキNSRを製作したときはクリアを厚塗りしたにもかかわらず、研ぎ出しでデカールを削ってしまったという失敗を教訓にし、今回は7〜8回を予定。
クリアを吹くだけでも10日くらいかかりそうです・・・。(^_^;)
それでも失敗してデカール貼りからやり直すよりはマシでしょうし・・・。(^_^;)

 



 〜 2003年 6月26日

カウルのクリヤ乾燥待ちで進んでいなかったNS。
クリヤ吹きつけ後3週間乾燥させて、ようやく仕上げ作業に入ります。
今回は完成までです。

 

アクセルグリップ部分のワイヤーロックの再現です。
0.24mmのステンレス線を使用しました。
実車のワイヤリングと同じようにひねって絞り込みます。
結び目(と言っていいのかな?)に瞬間接着剤を1滴落とし接着。
乾燥後、余分な部分を切り落とします。
’86NSRやRC211Vのグリップのように、ワイヤリングが施されてる部分のモールドが凹んでいるタイプのものには有効な手段です。
RC211Vの時も同じように作業しました。

 

 

 

アッパーカウルの正面を虫ピンで固定するために受け穴を空けます。
写真では分かりづらいですが、一応、メーターステーのセンターに空いています。
このくらいの直径のものに穴を空ける時は、センターにキッチリ空けるのが結構難しくて、かなり苦労しました。

 

 

ようやく乾燥したカウルの研ぎ出しです。
まず、2000番のペーパーをかけます。
今回は、ペーパー掛けをデカールの部分を中心に行いました。

ペーパー掛けが終わったら、コンパウンドをかけます。
磨きにくいところから綿棒を使って磨き、その後全体を磨きます。

磨き終わったパーツは、中性洗剤で良く洗い、裏側をフラットブラックで塗装します。

 

カウルのピスのモールドを虫ピンに置き換えています。
実車はビス部分をカッティングシート等で隠していましたが、こちらの方が模型映えしそうなので・・・。(^_^;)

 


タンクのエアチューブをクリヤチューブで再現。
個々に完成させたパーツをドッキング。
最後にスクリーンをつけて、、、と言うところで、アクシデント発生!
なんと、カウルとスクリーンのパーツの間に隙間が!
この段階で大きく加工する根性もないので、少しだけすり合わせしてなんとか装着。
スクリーンとカウルの間に少し隙間が出来ましたが、まあ、良しとします。(^_^;)

最後にモデリングワックスをかけて、ようやく完成です。

いろいろ失敗もありましたが、出来上がってみれば、思った以上にカッコいいので気に入ってます。(^_^)
同じNSでもトリコロールやロスマンズカラーと違い、モリワキカラーってだけで個性があふれています。
またモリワキカラーのマシンを作ってみたいと思いますが、あとはスクラッチに近い工作しないと出来ないものばっかですね・・・。(^_^;)


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