以前製作したモリワキNSRのデカールを流用してNS500を作ってみたいと思っていました。 しかし、デカール用にいくつかのロゴを新たに作らなければならなかったので、そのままになっていました。 ちょうどMOTOGPの方で来年からモリワキフレームのマシンが参戦すると言うことでいいきっかけが出来たってんで製作開始です。 モリワキカラーのNSは’86年シーズン前の八代テスト仕様、’86年樋渡全日本仕様、’87年樋渡全日本仕様の3種類だったと記憶してるのですが(もしかしたら’86年にWGP仕様の樋渡車があるかも?)その中でもモディファイが進んでいて、なおかつ、資料写真が一番多かった’87樋渡全日本仕様を製作します。 全日本GP500で最後に勝ったNSでもあるので思い入れがあるってのも理由なんですが・・・。 (3気筒で・・・ということなら’88年にRS500で五百部の勝利が最後になりますが・・・。) |
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うんちくめいた前置きはともかく、まずは資料探しです。 ちなみに写真に写っている雑誌は「グラインプリ・イラストレーテッド」「サイクルサウンズ」「サイクルワールド」の各号です。 |
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まずはいつも通りカウル類の製作から始めます。 この時代のキットはカウルがセンターから縦に割れる2パーツ構成。 タンクやシートカウルは現在のキットも同じようなパーツ構成ですが精度が全く違います。 最近のキットではカウル類のパーツにパテ盛りはほとんどしないんですけどね・・・。(^_^;) |
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シートカウル裏側に補強として0.5ミリのプラ板を当てておきます。(赤丸部分) 写真では判りづらいですが、シートカウル上部のスリットも開けてあります。 |
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この時代のキットの定番作業、チャンバーの裏側のパテ埋めです。 この地点では溶接跡の再現はしてません。 またスイングアームにある丸穴のモールドも埋めてしまいます。 |
年末は仕事が忙しかったこともあり、製作のペースもかなり落ちていましたが、止まったわけではありませんでした。 合間のちょっとした時間を使って、超スローペースながらも進んでいました。 パテ盛り→修正の繰り返しの作業時期はこのくらいのペースの方が性に合ってるような気がしないでもないのですが・・・。(^_^;) |
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’87NSは下1気筒のチャンバーの取り回しが変わっています。 外観から分かる大きな違いはチャンバーテール部分の取り回しで、それまでのNSがステップ下にサイレンサーがあったのが、シートカウル下にまで跳ね上がってきています。 チャンバー本体の取り回しの資料写真がなかったので、本体はそのままにして、テールパイプ部分を2ミリのプラ棒で延長。 延長した部分を適当に曲げておきます。 この地点でのテープパイプの長さと形状はホント〜に適当です。(^_^;) |
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下1気筒用のサイレンサー。 5ミリのプラパイプに3ミリのプラ棒を挿して作ります。 3ミリのプラ棒にはどちらも2ミリの穴を空けパイプ状にしてあります。 エンドパイプ部分はこれまた適当に曲げてます。 こんなに適当ばかりでいいんでしょうか??(^_^;) |
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モリワキNSは’84の車体に’87のパーツを組み込んだ仕様なので、シートカウルはチャンバーが当たる部分をカットされています。 一応、カットラインを決める時は、ジャンクパーツのフレームにセットして、位置決めはしてます。 |
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ジャンクパーツのフレーム&エンジンに、カウル類と下1気筒分のチャンバー&サイレンサーをセットして、形状を修正します。 チャンバーの角度とシートカウルのカットラインの角度がずれていますが、実車でもこんな感じに見えるので(私が資料写真を見る限り・・・という注釈がつきますが。)、これでOKとします。 前後ホイール・タイヤとフロントの足回りは’86NSRから移植。 それにしても’85NSRを作った時にも思ったのですが、ホイールを交換するだけで雰囲気がずいぶん変わりますね。 |
相変わらずのスローペースですが、ちょっとづつ進んでいます。 細かいトコなどをやりつつ、デカールの製作も進めています。 いつもならカウル先行になるのですが、デカールの製作が遅れているのでシャーシの方が先行するという、私にしては珍しいパターンになってしまっています。 このままだと最後はカウルのクリヤー乾燥待ちってコトになりそうですが・・・。(^_^;) |
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デカールの製作です。
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ある程度デカールのデータが出来たら、まずは普通紙にプリントアウトしてみます。
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プリントアウトしたデカール(まだ普通紙ですけど・・・)をカウル類に貼ってみて大きさ等をチェックします。 ゼッケンベースやゼッケンなどはOKですが、カストロールのロゴとMORIWAKIの文字が大きすぎたようです。 あとNGKのステッカーが小さいようなので作り直しですね。 これでNSRからの流用は結局モリワキのロゴだけになってしまいました・・・。(^_^;) |
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エンジンですが、今回はカウルを付けた後でカウルの脱着が出来ないために完成後はほとんど見えません。 なので、これといって手を加えずほぼストレート組み。 メタルックでホースバンドを再現したのと、キャブレターにアクセルワイヤーを追加した程度でやめておきました。 アクセルワイヤーは、キット付属のビニールチューブにモデラーズのプラグコード0.56ミリを差し込んでいます。 |
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リヤブレーキのトルクロッドは’83後期からスイングアームの下を通る仕様になっています。 キットのトルクロッドはスイングアーム上を通るようになっているので、途中で切り離してまっすぐなるように繋いで延長します。 (上が加工前、下が加工後) ちょっと曲がってるようにも見えますが、取り付けてしまえば目立たないのでこれでOKとします。 |
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フロント周りは’86NSRのパーツを使うので、ハンドルもNSRのパーツです。 |
ここんトコ、別モデルの製作などで製作作業が止まっています。 以前の更新時よりほとんど進んでいないのですが、とりあえず進んだ分だけでも・・・。(^_^;) |
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モリワキNSのホイールはマグネシウムホイールでその色は金色です。 今まで使っているノズル口径0.3ミリのエアブラシで金色を吹くのは意外と難しいので、メタリック色専用にノズル口径が少し大きいエアブラシを買ってしまいました。 クレオス製のシングルアクションでノズル口径は0.4ミリです。 ダブルアクションで0.5ミリ口径ってのもあったのですが、私はシングルアクション派なので・・・。 それにこちらのブラシの方が安いですしね。(^_^;) |
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塗り終えたホイール。 今までは、しょちゅうノズルが詰まっていたので、金色を吹こうと思うとホイール1本で10分近くかかっていました。 今回は2本で5分もかかっていません。 やっぱり道具って揃えれるものなら揃えたいものですね。(^_^) |
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組み終えたリヤ回り。 チェーン&スプロケットは、チェーン部分をガンメタルで吹いた後、スプロケットとチェーンのピンをエナメル塗料で筆塗りしています。
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デカールのデータも出来たので、カウルの塗装に着手しようと思ったのですが、カウルの塗り分けラインの位置で悩んでいました。 そうこう悩んでいたら、「ちからん」さんからモリワキNSの画像を頂きました。 で、写真を見ると、シートカウルのゼッケンベースが思っていたより大きいし、各スポンサーシールの大きさの関係がよく解ったので、デカールのデータを手直しすることにします。
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