マイライフ・アズ・ア・ドッグ 5
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何でもそーやって笑って誤魔化そうとしてッッ!!私もうアナタの世話で一週間もアカデミー休んでるんです
よ!?その上今度は自分が罹患して休むだなんて・・・・顰蹙なんてもんじゃないんですよッッ、職員室から私
の机無くなってたらどうしてくれるんですかッッ!!
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「えーでもさあ、オレ言い付けちゃんと守ったじゃないエッチもちゅーもダメだって言うからそりゃもー死ぬ気で
我慢してさぁ、大体こーんな拷問ありえないっつーのずーっとせんせと一緒にいられんのに気持ちイイこと出
来ないなんてさぁぁ」
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当たり前でしょ!?感染症患ってるなら当然のことです、常識ですッッ!!なのに乳枕しろだの一緒の布団
で寝ろだの、そんなことしてりゃどうしたって染るでしょ絶対!!100%!!
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「えーだって一人で寝るなんて寂しいんだもん。気持ちいいんだもんせんせのチチ枕シクシク」
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泣き真似なんかしたって駄目ですッッ、だからどーしてアナタはそーやってすぐ誤魔化そうと・・・・アタタタタ、
痛・・・・あたま痛・・・・
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額からズルリと滑った濡れタオルを掴み呻いた。特効薬無しの新種インフルエンザに罹った上忍を看病して
約一週間、ようやっと床上げした彼に代わり今度は自分が寝込んでしまった。ある程度予想の付いていた状
況とは言え、文字通りお約束通りの展開に情け無さで涙が出る。急な発熱の所為で回る視界を少しでも収め
ようと、きつく目を瞑り指先でゆっくりとこめかみを揉んだ。
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「あー駄目だってせんせ、大声出しちゃ。頭に響くでしょ」
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すみませんカカシさん、額に貼るあのヒエぴたっての買ってきて貰えませんか、もう無くなっちゃって・・・・タオ
ルじゃすぐズレちゃうんですよ。それから消耗時用の、ドリンクタイプの栄養剤を何本か・・・・
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「ハイハイ、どうぞ何なりとお申し付け下さい?先生にはそりゃとってもお世話になりましたからv」
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・・・・ってなんで布団の中に入って来るんです!!私買い物頼んだんですけど!?
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きゃーーーッッ!!な、何!?なにパンツ一丁になってんですかッッ、誰がそんなこと頼んでッッ
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「うわーボク傷付いちゃうなーそんなリアクション、ていうかせんせアレよ?上忍の股間を枕に出来るなんてS
級にレアな滅多無い経験だと思うけど?」
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だから誰もそんなこと頼んでもお願いしてもないっつってんです!!やだぁぁぁッッ、何ですか早く仕舞って下
さいよそのはみ出してるのっっ
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「『その』って・・・・んもー照れ屋さんなんだからせんせ、ホントは大好きな癖にこの極太如意棒v・・・・あだだ
だだッ、分かった分かりましたよちゃんと仕舞いますから!!だからそんなに太股抓らなくったって!!」
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・・・・カカシさん、お願いですからヒエぴた買ってきて下さい・・・・そして少しでいいから静かに寝かせて下さ
い、頼みますから・・・・・
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「んー、そーね、今せんせに必要なのは『癒し』だよね。大丈夫、そりゃオレだってそこんとこちゃんと考えてま
すから」
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銀の柳眉を寄せ勿体ぶった仕草で上忍が頷く。いやいやいや、結構ですから。何も考えて頂かなくても構っ
て頂かなくても全然結構ですから!!とにかくちょっとだけ、ええ出来れば半日でいいんですお願いだから一
人にして下さいませんか・・・・?力の入らない視線で精一杯目に物言わせていると、上忍は秀麗な笑顔をこ
ちらに向け唐突に印を切った。
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バフンと上がる馴染みの煙の向こうで、揺らめくのは細身の人影。腰まで流れる銀の長髪にねじ切れそうな
胴、アンダーを押し上げる豊満な胸。朱を掃いた様な赤い唇の口角が上がり、煙の隙間から切れ長の蒼い瞳
がパチリとウィンクを寄越す。
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もう二度と見える事は無いと思っていた記憶の彼方のあの女性が__短冊街でゴロツキに囲まれ、自分の
背中で震えていたあの美女が今度は婉然と微笑み私を見下ろしている。
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「うふふ、お久しぶりねせんせv どう?私。相変わらず完璧でしょ?」
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・・・ええホント、いつ見てもとってもお綺麗で・・・・って何!?あの私、お買い物頼んだだけですよね・・・・?
な、なのに何の理由で呵々子さんの変化なんか
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「『なんか』って、もーつれないんだからせんせったら。まさか忘れた訳じゃないでしょ、あの劇的運命的な出
会いを?先生すっごい颯爽と私を助けてくれたじゃない」
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ええ・・・・ホントにね・・・・全く一生の不覚っていうか痛恨のミスっていうか・・・・
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唯でさえ凄味のある美貌に、切れ長の目をつり上げて睨まれると心底怖ろしい。仁王立ちする美女の背後に
牙を剥く大蛇の影を見た気がして慌てて布団を被ろうとすると、その手をがっしりと掴まれた。
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「あの時も申し上げた筈でしょ?ご恩返しは必ずさせて頂きますって・・・・う・み・の・さ・まv」
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( ゚Д゚)ハァッッ!? 一体どれだけ前の話してるんです、そんなことならもうとっくに
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「まぁまぁそう仰らず。折角ですもの、上忍の好意はいつでも有り難く受け取られた方がよろしくてよ?」
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そんなものもうイヤっていう程・・・・いやいやいやだから!!またなんでそうやって布団に入ってくるんですア
ンタはッッ・・・・ぎゃーー!!
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むぎゅ、と押しつけられた豊満な胸に息が詰まる。抱き込まれた腕の中で慌てて顔を上げると、今度はすかさ
ず唇が降って来た。変化前より随分と肉厚になったそれは火照る額に頬にひんやりとした涼感をもたらし、そ
の心地よさに思わず吐息を漏らしてしまった。
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「ね、せんせ、ちょっと試してみて。ホラこうしてるだけでも気持ちいいでしょ?身体を寄せ合ってるって、唯そ
れだけで」
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いつもとは違う弾力のある胸の向こうから響く、規則正しい心音。力強い鼓動。そのリズムに聴き入っている
うち、程なく四肢がゆったりと弛緩し始める。とろりと半熟に溶けた意識に身を委ねていると、細い指先にそっ
と汗ばんだ前髪を梳かれた。
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「身体が弱ってる時はね、寄り添ってくれる人肌が何より特効薬なの、それは上忍も中忍も下忍も民間人もみ
んな同じ・・・・誰だってそうでしょ」
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「オレね、寝込んでる間散々我が儘言った自覚あるけど・・・・せんせがずっと傍にいてくれて、ホント嬉しかっ
た。何のかんの言っても本気で気遣って心配してくれてるの、すごく良く分かったから」
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・・・・だってしょうがないじゃないですか。カカシさんみたいな手の掛かる人のお世話、余所にお願いする訳に
もいきませんし
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「ふふふ分かってるじゃない、オレだってお願いされる気無いよ?せんせじゃなきゃ。真面目な話、こうしてせ
んせがぎゅっとしてくれてた時ね・・・・『あーこれが母性っヤツなんだ』ってしみじみ思ったんだよね・・・・母親
の顔なんて知らない癖にさ」
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ぎくりと身体が張った。が、しかしその強張りは直ぐに背中をさする掌の温かさに溶かされてしまった。__違
う、こうしてあげたいのは私の方なのに。母親の話は初めて聞いた。勿論未だ彼の口から『白い牙』の名前が
吐かれた事はなく、果たして彼に兄弟姉妹がいるのかすら今の自分には分からない。けれどこうして思わず
といった風情で漏らされる過去話は、きっと彼なりの思い遣りに違いないのだ。その気遣いに出来れば気の
利いた言葉で返したいのに、熱に膿んだ脳細胞は最早まともな働きをしない。これ以上の努力はいたずらに
頭痛を酷くするだけと潔く思考回路を放擲し、しなやかに撓んでいる背中へそっと両手を回した。
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・・・・それで呵々子さんになってくれたんですか。わざわざ乳枕してくれる為に?
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「そ。オレの快楽はせんせの快楽、オレの気持ちいいがせんせにとって気持ち悪いワケないでしょ」
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呆れた、すごい自信・・・・でもまたこうして会えるなんて、思ってもみなかったけど
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「ふふふ、実際気持ちイイでしょ?フワフワしてさ。ホラ、遠慮しないでもっとコッチ来て。脚、絡ませてもいいか
ら」
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目蓋を開けていられない。向かい合って顔を埋めた胸の上下に合わせて、溶けだした意識が収縮と拡散を繰
り返す。寄せては返すレム睡眠の波に全身の感覚を浚われ、その時、細い指が寝間着の中に潜り込んでい
ることに全く気付けなかった。
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・・・・し、よう・・・?しようって・・・・?え、何を・・・・あ、アッッ
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クナイだこや固い節のすっかり消えた、爪の先まで繊細に女体化している柔らかな指が脇腹をなぞりさすり、
上へ上へと這い上がる。
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いやと言うほど覚え込まされたその感覚が尾ていから背筋を高速で駆け昇り、俄に脳が身体が覚醒した。這
い回る指は明らかに性的な意味合いを主張しながら熱を帯び、覗き込んでいる絶世の美女の色違いの瞳
は、違えようもない欲情に濡れている。
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・・・・なに、何バカなことを言ってるんですッッ、いけないに決まってるでしょうッッ、何言って
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「だってせんせの寝顔すっごい可愛いんだもん、何だか我慢できなくなっちゃって」
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バカ・・・・ッッ!!子供じゃないんですよッッ、何で、どうしてそうあなたは堪え性がないんです!?
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「えーでもさ、風邪引いてる時ってこう妙にシたくならない?何かムラムラしちゃったりするよねぇ?」
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巫山戯るのもいい加減にして下さい、私病人なんですよ!?もう忘れちゃったんですか!!それにそんな恰
好で・・・・嫌です私、絶対にイヤッッ!!
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「だーい丈夫、こっちの身体でする方が、寧ろ負担掛からないよ?男のオレとするよりさ。・・・ね、しよ、せん
せ・・・・気持ちいいだけだから。辛いことなんて一つもなーいよ?優しくして、もう死ぬほどトロっトロに溶かし
てあげるから」
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バカバカバカッッ、絶対イヤ、こんなの嫌ッッ!!・・・・ひぁッッ!!
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熟れた果実のような赤い唇に、その奥の白い歯列に胸の先端を吸われて大声を上げた。上下両の前歯にキ
ツく扱かれ、続けざま滑る舌先に嬲られる。仰け反って上げる悲鳴が淫らな喘ぎにとって代わるまで、さして
時間は掛からなかった。
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あ、あ、ああッッ、ん・・・・ッ、ヤだぁ・・・・ッッ!!
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「まーだそんなこと言ってるの、聞こえるでしょ?この音」
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下着の中に入り込んだ指は楽々と秘唇を割り、滑りに滑った粘膜を掻き回す。じゅぷじゅぷと響く音は淫猥に
過ぎて聞くに耐えず、両の腕で顔を覆った。
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「すっごいね、幾らでも湧いてくるよこれ。ねぇ、どうするの?」
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ン、ン、あ、あ・・・・ッッ、ああン、い・・・・ッッ、あッ、もう、もうやめて・・・・ッッ
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「まーたまた、それは幾ら何でも無理でしょ?こんなになってんのに。せんせだって自分の身体だもん、分か
るでしょホラ」
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指を増やされさらに激しく攪拌され、腰が浮き上がる程に身悶えた。空いた片方の手で乳首を捏ねられ、引き
つった悲鳴を上げる。淫楽と疾病の両の熱で浮かされた身には、続けざまに襲う快楽の波に抗う、術も力も
殆ど残っていなかった。こうなったらもういっそ、流され達してしまった方がどれ程楽か__浮かんだその思考
をまんまと見抜いたのか、上忍は美しい女の顔を淫欲に歪ませて口角を上げた。
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「ね、せんせ、すごくいいんでしょ。したいんでしょ?だったらそう言ってよ、お願い」
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あううッッ、そこダメぇッッ、はぁ・・・・ッッ、イ・・・・い・・・・
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「・・・・なに?どうするの?ちゃんと言ってよ、そしたら何でも好きなことしたげる・・・・ね、せんせ」
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はぁぁ、は・・・・、んんッッ、い、い・・・・イイ、やだ、すごくッッ、シたい・・・・
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「は・・・・せんせ、すっごく可愛い・・・・ね、オレ元に戻ろうか?ちゃんと挿れる?・・・それともこのまま、舐め
て擦る・・・?」
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あ・・・・ッ、ン、ン、して・・・・このまま、して・・・・擦って・・・・ッッ
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最早恥も外聞もなく、唯ひたすら、鼻先にぶら下げられた絶頂を追うことしか頭になかった。半端に身体に引っ
掛かっていた寝間着を自分から脱ぎ、全裸になって上忍の首にしがみつく。体液でしとどに濡れた膣内と淫
核を弄って欲しくて、束の間離れていた細い手を取って再びそこに導く。上忍は色違いの両の眼を流れる銀
髪の間から爛々と輝かせ、肩で大きく息を吐いた。
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「うわッ、ここ、すっごい熱いよせんせ・・・・そんなにいいんだ?ね、して欲しい?」
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「は、せんせ・・・・なんて顔してんの全く。やらしすぎでしょ、それ」
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「あークソッ、何かもうすっげぇ興奮するな・・・・まいったな、まさかここまでとはねぇ・・・・」
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な、に、綺麗な顔で、そんなこと言ってるんですか・・・・
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「ふふふ、だってせんせが前言ったんじゃない。オレの唯一の長所はこの顔だけだって」
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バリン、と何かが割れた気がした。それが自分の胸の中で響いた音だと気付くまで、少しの間があった。
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のし掛かる身体を押し退けようとしても、病んだ腕にはたいした力も入らない。突っ張っていた両手を下ろし、
横を向いて身を屈めるとそのまま床に転がり落ちた。そのまま部屋を出ようと床を這い襖に手を掛けると、驚
いた表情の上忍が寝台の上から慌てた声を上げた。
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・・・・お風呂に、入って来ます・・・・汗を掻いたので・・・・
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「風呂!?風呂って、そんな身体で何いってるの!!心配しなくても、後で拭いて綺麗にして上げるって」
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カカシさん、私、あなたとお付き合いするまで確かにジタバタしましたけど
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でも私、決してあなたの顔とかスタイルとかステイタスとか、そんな上っ面の条件に惹かれて頷いたんじゃあ
りません。・・・・何処のどなたがそんなことを言ったのか知りませんが、そこだけは間違えないで下さい。
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「え、せんせ、一体何言って・・・・、あ・・・・ッッ!!」
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一糸纏わぬままフラフラと薄暗い廊下を歩き、灯りの落ちた浴室を目指す。洗面所のスイッチを押した所で、
追ってきた上忍に肩を掴まれた。
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「ね、せんせごめん!!馬鹿な感違いしちゃって、ホントにごめんッッ!!せんせが頭に来るのもすっごい分
かるけど、でもお願いッッ、そんな身体じゃ」
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掴まれた肩を振り払おうと勢い良く回した肘が、丁度彼の鳩尾に入ってしまった。ぐ、と低く呻いた声と一緒に
ごく軽い爆発音がして煙が上がる。__変化が解けたのだろう。だが私は振り返ることもせず素早く浴室に
入り込むと、扉を閉め内鍵を掛けた。
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「せんせッッ!!そんな恰好してないでお願い出てきて!!ね、頼むからこっち来て、服を着て!!」
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上忍、元暗部、写輪眼、『白い牙』の息子、六歳で中忍になった天才的忍、ビンゴブックにも名を連ねる里一
の業師__里の誉れ。けれどそんな肩書きや能書きを脱ぎ捨てて、屈託無く笑い駄々を捏ねるのは私と共
にする時間の中でだけ__そう思っていた。私だけが、そうさせて上げられるのだと。
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けれどもそれは、間違いだったのだろうか。自分本位の、軽率な思い上がりだったのだろうか。やはり彼にと
って私は爛れた淫欲を満たすだけの、手軽な性欲処理の相手なのだろうか__周囲の認識が、未だ持って
そうであるように。綺麗な顔が一番好きだと彼に囁いた、何処の誰とも知れぬその女のように。
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ドンドンと扉を震わせる振動に構わず、シャワーのコックを捻る。サァサァと頭から降る水が何時までも温い湯
に変わらないのを不審に思い、液晶の表示を眺め元栓が切れているのを知った。__別にどうだっていい、
寧ろこの熱を持った身体に、強く打ちつける冷水はとても肌に心地よい。違う、これは涙じゃない。過去の情
人と取り違えられて、傷付いて泣く程私は柔な女じゃない。
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扉の向こうで呼び続ける声を消そうと、更に大きくコックを捻った。私の名を呼び続ける男の声は、最早切れ切
れにしか聞こえない。
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サァサァと流れる水が、飛沫を上げて全身を流れてゆく。
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私は顔を上げ目を閉じて、冷たい洗礼に身を晒し続けた。
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