やさしいグロンギ語入門。

グロンギ族(いわゆるわるもの)の方々は、なんだかわけのわからんコトバでお互い語らってらっしゃいます。観ているとなんだかわからんまでも、その言葉はまるきりデタラメなわけではなく、ちゃんと会話として成立していることがおわかりになるかと思います。
何をしゃべっているのかわかれば。内容が把握できれば「クウガ」の楽しさ倍増!というわけでビギナーの方々のために、同じくビギナーである筆者が、僭越ながらグロンギ語解読の方法をちょびっとご紹介したいと存じます。これでアナタのビデオもすり切れ必至!(あかんやん。)

グロンギ語とは?
基本的に日本語です(笑)。子音が入れ替わっているだけで、母音、単語、語順などほぼ日本語。さらに固有名詞には子音の入れ替えもありません。要するに、意味を理解するには文字(っちゅーか音)の翻訳さえできればいいわけです。

1.聞き取る。
とにかく聞き取るのが解読の第一歩。バラねーちゃんのセリフなんて棒読みで聞き取りやすくてグー。がんばってメモにとりましょう。

2.状況から明らかに翻訳できるセリフをみつける。
たとえばバッタ怪人の人間体がアジトで「ガベザ、ガベザ!」と言い放っているシーンがありました。彼は手に杯をかかげて誇らしげでした。まさか杯にウーロン茶でもないでしょうから、ここは「さけだ、さけだ!」と言っている、と推察されるわけです。

3.五十音対応表を作る。
前述の方法で、ga>sa、be>ke、za>da、という推論が成り立ちます。コレを繰り返して五十音表を形作りましょう。ただし一子音が一子音に必ずしも対応しているわけではないらしいのでご注意。さらに助詞(いわゆる「てにをは」)等の例外も存在します。助詞の「が」は「グ」となるようです。また促音(小さい「ッ」)や長音(のばす音)は、同じ音を二回続けることで表すようです。数字にも特例があります。
固有名詞にも注意。どうしても翻訳できないと思ったら、実はグロンギの名前だったり(<経験者)。

4.あとは気合い。
ここで注意しなければならないのは「グロンギの方々がしゃべっているのは日本語だけど、日本語の単語通りに区切ってしゃべっているわけではない」という点です。対応表をにらみながら聞き取るよりは、一度聞き取ったものを文字に直し、あとから対応表で翻訳した方がラクです。
しかし聞き取りも難しく、対応表も完全なものはなかなか作れません。あとは状況をよみ、気合いで翻訳!これに尽きます。

わかると楽しいぞ、グロンギ語(笑)。


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