夕張山地・夕張岳

  夕張山地は、芦別岳と夕張岳が有名な山で、北海道の中央部の高山を形成する大雪山と 十勝連峰から離れていて、日高山脈の西に位置している山地で、固有名詞の花の多い山でも ある。

芦別岳の西にあって、崕山と言う石灰岩の岩塔が連なる岩山で、貴重な高山植物の豊富な 山があるが、近年この山の高山植物が盗掘の被害にあう事が多く、地元山岳会や関係方面で 登山規制をしていて、年一回の募集による研究登山のみが行われている。

夕張岳は蛇紋岩の土壌に多種の固有の高山植物が多く写真のユウパリコザクラもその一種で 大雪山のエゾサクラソウとは葉や葉先などに違いがみえる。 夕張、赤石町からユーパロ川沿いの林道に入り終点が登山口であるが、最終的には林道に 置く事になる迷惑にならないようにお互い気を付けたいものだ。
このコースは馬ノ背コースと冷水コースがあるが、水場のあるコースを登り下山に馬ノ背コース を使う登山者もいる。 冷水コースから登り馬ノ背コース分岐と進む頃には展望が開いてきて、滝ノ沢岳と前岳が見えてきて、 望岳台では北に芦別岳が望まれる。(2時間30分)更に進むと夕張岳の山頂が見え出して来る。



ガマ岩とひょうたん池の間を抜けると、夕張固有の花の生えている所で花々を踏みつけないようにしたいものだ。ここからしばらくは平坦地でお花畑があり、釣鐘岩も過ぎ、ハイマツの急斜面をジグを切って行くと目の前に山頂が近い。展望は360度、東側は大雪山から日高山脈、西側は札幌の山や羊諦山も見える。写真は夕張岳のユウパリコザクラ 

登山時間・日帰り装備・・林道終点→冷水ノ沢(1時間20分)→馬の背分岐(20分)→望岳台(40分)
→ガマ岩(1時間)→夕張岳(1時間20分)(林道終点→ヒュッテ20分)
下山・・・夕張岳→ガマ岩(50分)→望岳台(30分)→冷水ノ沢(1時間)→林道終点(50分) 夕張岳ヒュッテ
・・キャンプが出来馬の背コースの登山口でもある。
  п@01235−2−3131 食事・寝具なし