十勝連峰・十勝岳

  十勝連峰の最高峰でありまた、火山活動が活発な山で記録では30〜40年周期で爆発を繰り 返していて、火山情報には注意したい。 この山の登山基地は白金温泉か富良野岳の十勝岳温泉または、吹上温泉になろう。しかし いずれにしても望岳台に駐車場があるのでここが前線基地となろう。望岳台から避難小屋をめがけて ごろごろ岩をよけて進みます。小屋付近まではスキー リフトがあるが夏は運休だ。この小屋は貴重な存在で、十勝岳のような目標となる木が一本もない 山ではガスがかかったりすると、地形が不明確で進路を見失いがちになりやすいために小屋の存在が 重要だ。
またこのコースは途中、リフト終点辺りで美瑛岳への分岐もあり健脚な登山者は、美瑛岳 に登り美瑛の裏を巻いて鋸岳を通過して十勝岳を目指すと言う一度で二度おいしい登山者もいるようだ。 いずれにしても小屋まで一時間で、この先はごろ岩・火山れきと、尾根に取り付くと踏み跡が明確には 分からないので慎重に岩のペンキなどを確認しながら進むことになる。  やがて平坦地に出てくると 十勝岳山頂が間近に見え噴煙が上がっているのも見える、また美瑛岳もみえる。 更に進み尾根への急斜面登りが始まるが、火山灰が堆積しているのでずりずると滑りなかなか前には 進まない。だが目の先に頂上あるので後一時の忍耐だ。
頂上からの眺めは最高だ。360度開けていて、十勝連峰の北にあるオプタテシケ山その奥にトムラウシ 山も見え、また表大雪の山々、遠くに日高山脈もかすんでいる。

また美瑛分岐からは美瑛岳・美瑛富士・オプタテシケ山へのコースであり、その先のトムラウシ山 へのコースでもある。 左の写真は美瑛岳から撮影、手前が鋸岳・十勝岳、右奥が富良野岳です。右は美瑛岳に向かう途中で 撮影した美瑛岳です。

登山時間・日帰り装備・・望岳台→避難小屋(1時間)→火口(1時間30分)→十勝岳(1時間30分)
下山・・十勝岳→火口(1時間)→避難小屋(1時間)→望岳台(50分)
望岳台にはレストハウスもあります。