大雪山・旭岳

北海道の最高峰の山、旭岳である。標高は2290bだが緯度が北のぶん本州の山の3000b級 の山と変わらない程の厳しさがあり、特に9月の中旬頃は雪が降りやすく、天気予報等に注意して しっかりとした装備で登山したいものだ。

旭岳は観光客に人気があり、その理由はロープウエイで一気に1600bの高地に立つ事が出来る 事です。
登山道もしっかり整備されていて、姿見ノ池周辺の沼めぐり、花の季節は6月下旬から8月までです が、9月に入っても紅葉を楽しみながらも、高山の秋の花があります。

ミヤマリンドウ・コガネキク・ イワギョウ等の花、チングルマの綿毛などを楽しめます。
時間に余裕があるのであれば、ロープウエイ駅から左にコースをとり裾合平方面に足を向けるのも 良い。裾合分岐から中岳温泉までの中間点で、夏はチングルマの大群

落、 エゾノツガサクラ・アオノ ツガサクラ、特に秋には紅葉したチングルマの綿毛が美しい。
このコースをそのまま歩くと渓谷に向かい、その中ほどに浴槽が掘られていて、まったくの自然の ままの中岳温泉で沢の水で湯加減を調節する。傍らを登山者が行き来する。中岳はお鉢平の中の 一つの山で左に行くと北鎮岳、その先は比布岳・愛別岳、また沼の平と言う大小さまざまな池塘を 見ながら愛山渓温泉にも下山できる。

中岳から右にコースをとると旭岳の裏から伸びる間宮岳の分岐、北海岳・黒岳小屋・黒岳、層雲峡 温泉に下山できる。9月の中旬頃は、朝一番のロープウエイで姿見駅から裾合平・中岳から 黒岳・層雲峡と歩くと、裾合平のチングルマの紅葉と、黒岳斜面の見事な紅葉と、紅葉が二度一遍に 楽しめる。健脚が必要だがあまりにも欲張り過ぎだろうか。

また旭岳の避難小屋は現在建て直し中で今シーズン中には出来るようです。
旭岳温泉街の中ほどに、青少年キャンプ場があり、このコースの奥には亜高山帯の湿原の散策路が あり、途中大きな岩の間の暗く湿った所にヒカリゴケの生育地がある。更に進むと旭ヶ原入り口 の標識があり、20分程で旭岳の見える湿原にでる。更に進み旭ヶ原展望台、コース一番の 眺めの良い場所で十勝連峰から化雲岳・旭岳が一望に見渡せる。また、このコースは天人峡温泉に 繋がっている。

登山時間 日帰り装備 姿見駅分岐→避難小屋(30分)→旭岳(1時間40分)
下山・・ 旭岳→姿見駅分岐(1時間20分)時間にはロープウエイ・休息等々は入っていません。
ロープウエイを使わずに温泉から直接登る時間は、姿見駅分岐まで(2時間40分)

旭岳青少年野営場 п@0166−82−2111  現地0166−97−2544
大雪山ハイランド(ロープウエイ)п@0166−97−2234
JR旭川駅〜ロープウエイ間のバスп@0166−32−2161 (旭川電気軌道)