大雪山・赤岳

赤岳は表大雪の中にあっては独特の山容で、切った岩を積み重ねたような頂上である。 地図にある通り、銀泉台ヒュッテからのコースと、白雲岳の麓を歩く黒岳方面からのコース、 高原温泉からのコースとあり、しかし、多くの登山者と、ましてや観光客は最短距離の銀泉台 コースを登る。
  その訳は、一時間も登ると斜面には夏の時期、お花畑が次々と現れ、もう少し足を伸ばすと 馬の顔に似た名称から、ピンク色の駒草と言われる可憐な花が咲いている駒草平らがあり、 世の中に私を嫌いな人はいないと言う様に咲き誇り、登山者の疲れを癒してくれます。また、秋になると斜面の木々が色好き、澄み切った青空と斜面の赤と黄色のコントラストが 人々を魅了させる。 特にこの時期、紅葉見物の観光客が多くヒュッテの駐車場は元より、狭い山道が通行不能と なり自家用車の規制が行われる事もある。 白雲岳に行くのには赤岳からが最短距離で、朝、ヒュッテを出発すれば赤岳までが3時間、 白雲岳まで1時間30分位で、帰りの時間を充分に取っても日帰りの登山が出来る。 白雲岳からは視界がよければ、南遥か遠くにトムラウシ山が展望出来るはずである。

写真は白雲小屋と左手奥にトムラウシ山          右写真 ピンク色の駒草(コマクサ)
銀泉台ヒュッテ、宿泊申込先 林野弘済会旭川支部 TEL 0166−61−1092
登山時間  →ヒュッテ・・赤岳頂上(3時間)→白雲山(1時間30分)
下山    →白雲山・・赤岳(1時間10分)→ヒュッテ(2時間10分)日帰り装備