利尻山

  日本の最北端にある島で花の島としても有名な利尻島・礼文島の利尻富士とも言われる 利尻山。地図にある通り二つの登山コースがある。沓形コース・鴛泊コースだが今回は鴛泊コースを 紹介します。 飛行機で利尻に来るか船でくるのかは分かりませんが、船だと鴛泊港から直接3合目の 北麗野営場まで行けてバンガロー他諸設備がそろっている。 実質的にここからが登山で直ぐに涌き水のでてる甘露泉だ。

この先はポン山への道に 入らずに真直ぐ進むと後は長官山までの尾根場の一本道だ。 七合目までは単調な長い長い道のりでその先は岩尾根となり長官山が見え出してくる。 (3時間位)


長官山には避難小屋があり御来光登山のための小屋でもある。 (管理 観光課TEL 01638−2−1111)  利尻山頂も見えるがまだまだ遥か先で しばらくは潅木の中を歩き九合目辺りから火山灰と岩れきの急斜面となり山頂に近づくにつれ て傾斜が増し砂礫の不安定な登路だ。 更に進むと沓形コースからの合流点で、利尻山固有のリシリゲンゲ・リシリリンドウ・ リシリオウギと花々を愛でながら最後の急斜面を登ると360度開けている山頂にでる。 (5時間位)

利尻山は島そのものが山で山頂からは足元から切れ落ちる断崖・岩塔などがすさまじい 光景を作り周囲は急斜面となって落ち込んでいるので、近くまで踏み込むと危険である。 しかし海に浮かんでいる山なので眺望が素晴らしく、礼文島はもとよりガスがかかって いなければサハリンも見える事と思う。写真は私が訪れた時、姫沼からの撮影

登山時間・日帰り装備・・・北麗野営場→5合目(30分)→長官山(2時間40分)→利尻山(1時間30分)
下山・・・利尻山→長官山(1時間10分)→5合目(1時間20分)→北麗野営場(30分)