日高山脈・ペテガリ岳

 
  日高山脈ではペテガリ岳と幌尻岳が最も名高い山で、特にこのペテガリ岳は、長い尾根の アップダウンを繰り返さないと頂上には辿りつけないので、遥かなる山と言われている。 静内町から静内ダム方面に延々山道を40km位入りこの間、

くねくねと曲がるカーブが多く また道も砕石の敷き詰めた道で車のタイヤには厳しい条件だ。また現在もこの道は工事をして いて道路状況は変わるので事前に情報の収集が必要だ。 小屋の前は広い駐車スペースがあります。ここが登山基地と なり往復10時間位の長いコースだが、アップダウンの繰り返しと最後に 500m以上の標高差を一気

に登る辛い道程で、実際よりも長く感じるコースだ。 1050mのコブまではジグザグと進みながら単調な斜面をぐいぐいと登って 行ので効率良く高度が稼げる。(1時間30分位) そのご褒美に1050mのコブでは、木立の間から1839峰とヤオロマップ岳が見える。 ここからは、登っては下っての繰り返しの連続だが途中の1259m付近ではペテガリ岳 の姿も望まれ、更にアップダウン

を繰り返して1301mコブまで登り切るとペテガリ岳や 中の岳が見えるが、またここから急な下りとなって平坦なコルにでる。 が、ここからがコースの中では最大の登りである。先にも述べたように500mの標高差の 急斜面をただ登るだけ、登っても登っても頂上には着かず・・・青息吐息の頃にやっと 頂きが見えてくる。 流石日高山脈ペテガリ岳からの展望は、北、遥か彼方にカムエク・エサンマントッタベツ岳 ・札内岳、南に転じれば神威岳・中ノ岳と、頂きに居る者だけが、苦しさと厳しさに耐えた 証で至福のひと時を味わえる瞬間だ。

写真は西尾根の稜線上で左に1839峰とヤオロマップ岳

登山時間・日帰り装備・・・ペテガリ山荘→1050mのコブ(1時間40分)→1293m(1時間10分)
→1301m(1時間10分)→ペテガリ岳(1時間40分)
下山・・・ペテガリ岳→1301m(1時間)→1293m(1時間)→1050mのコブ(1時間)→ペテガリ山荘 (1時間)

静内湖キャンプ場・・・静内町役場 п@01464−3ー2111
  静内山岳会・・・静内町役場内(ペテガリ山荘)п@01464−3ー2111