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国道274号線を清水町から38号線に入り中札内
は札内川沿いの林道を最後まで詰める。そこが車の最終地点で駐車は出来る。ここから沢靴
に履き替えてザックの中身も八の沢分岐でのテント泊の為に重い。沢は何時も雨の影響
を受けて姿を大きく変えるので、
常にテープや岸の様子を観察しながら右岸左岸と沢を詰めていかなければ
ならない。 八の沢出会いまでは何度か深い流れもあるが、しっかりと足場を確保しながら 慎重に進んで欲しいものだ。(2時間位) 八の沢出会いでテント泊をし、ここから日帰り装備で山頂を目指して行動開始。 早朝出発して夕方までにテン場に戻りここでもう一泊をするとゆったりと山行が出来る。 |
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八の沢出会いのテン場からは倒木や流木の中をよけながら八ノ沢の核心部分に向かって
進むと、夏でも雪渓の残っている沢に出会う。 この辺りから段々と傾斜が増して来て
足元をしっかりと見極めながら進むが沢地形が細くなってくる。
更に行くと小さな滝が幾つか見られ、ますます傾斜が強くなって来て
沢水が少なくなる頃になると三股(999m)のポイント地点だ。(1時間30分位) 三股地点ではカムエクの姿もちらちらと見られるが遥か彼方にあるようだ。 急な斜面を黙々登って高度を上げて行くと、沢地から離れてきて傾斜が緩やかになって 草地の広い場所に出てきた。八ノ沢カールの草原だ。(2時間位) カールから頂上部は望めないが、急斜面を登り尾根に立ち上がってしまえば左手には ピラミッド峰、後は稜線上の足場の悪い岩場や、左右に切れこむ谷と細い稜線上を 、高度を上げればもうそこはカムエクの頂上が見えてくる。 |
2日目の早朝から行動を開始して、出会いのテン場に戻れるには10時間以上の時間が必要で、更に
テントを撤収して縦走装備でその日の内に車止め戻るには厳しいものがある。夜半に降雨の予報が無い限り
無理をしない方が良い。