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アニメについて・2013年


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2013年1月期

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします…って、2月も半ばを過ぎているのに何言ってんだ、という感じですが。
 例によって遅くなりましたが、前四半期終了作品、今四半期開始作品、及び1月最初の放映話時点での前四半期からの継続作品の感想です。
 現時点での視聴本数は18本。

帯番組

 対象作品無し。

日曜日

聖闘士星矢Ω[ABCテレビ]
 第39話まで放映。
 アリアの最後の力で、マルスが作った新十二宮に飛ばされた光牙達が、マルスの野望を阻止する為に十二宮それぞれを守る黄金聖闘士達と次々に戦いながら先に進んだり、エデンもまたアリアが愛した世界を守りマルスの行ないを正す為にマルスと戦う決意を固めたりして、地球が闇に包まれるまで後6時間半ぐらいという所まで。 話の展開的には、真の黒幕は実はメディアの方で、マルスは本当は高い理想を持っていたのに、それをメディアによって歪められてしまっただけ、みたいな感じになりそうなのだが、果たして。
 十二の宮を次々と攻略していくという話になるらしいので、ワンパターンな展開になるのではないかと心配だったが、各宮にいる黄金聖闘士達がそれぞれ個性的で、また敵だったり味方だったりと立場も様々なので、意外と面白い。 フドウとの戦いは、「聖闘士星矢」というよりは、何か「孔雀王」みたいだったし。
 しかし、最初の宮にいた貴鬼にクロスを修復してもらったのはいいとしても、次の宮のハービンジャーに皆体中の骨をどこかしらは折られている筈なのに、普通に戦っているというのはいかにもこの作品らしいというか。 いつの間に体の傷が治ったんだという感じになってしまうのは、もうある種の「芸」だな。
宇宙兄弟[読売テレビ]
 第39話まで放映。
 六太がヒューストンでの最終試験を受け、月に向かう日々人の打ち上げを見たりして、遂に宇宙飛行士候補者として選抜されてJAXAの入社式を迎えている一方で、月に行った日々人は、連絡が取れなくなった無人探査車を探しに行く途中で月面車ごと崖から落ちるという所まで。
 日々人達を打ち上げたロケットが、開発中止になった筈の「アレスI」によく似ているのは、原作が描かれた時点ではまだ中止になってなかったからなのかな。 その辺は、アニメでは現実に合わせて変えれば良かったのに、と思うが、打ち上げシーン自体は凄く良かった。 さすがに「王立宇宙軍」並みとはいかなかったが、9分前のカウントダウンのホールドがちゃんと描かれていた所や、イグニッションの瞬間からリフトオフまで無音にするという演出は、充分堪能できた。
 それにしても、全体的に回想シーンが多かったり、真壁やせりかが合格の連絡を受け取るというだけの話で一話ずつ丸々使ったりと、尺の使い方が贅沢な感じがする。 悪く言えば話の進みが遅すぎるのだが、この作品の場合は、それがいい味を出しているように見える。
 しかし、六太が妙にネガティブ思考だったり、JAXA理事長のキャラが作り過ぎに思えたりする所は今一つ。 ネガティブ思考の割には、六太の「主人公補正」も少し強すぎるような。 特に、六太が閉鎖環境試験で別の班だった人の事までよく知っていた、という件は、さすがにスーパーマン過ぎるだろうという気がした。
 後、今回からまたOP・EDが変わった。OPは「月世界旅行」のパロディか。
ドキドキ!プリキュア[ABCテレビ]
 2013/02/03ABCテレビにて放映開始。
 言わずと知れた「プリキュア」シリーズの最新作。 もはや何作目なのか数えるのも面倒なぐらい続いている感じのシリーズで、初代が活躍した最初とその第2期のシリーズぐらいしかまともに観ていない。
 今度の敵は、人の自己中心的な心を利用して「ジコチュー」という怪物を生み出し、破壊活動をする連中で、そいつらと既に戦っていたプリキュア(ソード)がいて、主人公はその戦いを目の当たりにして自らもプリキュアになって戦う事になるという感じか。
 主人公が、やたらと人の世話を焼くのが好きな生徒会長で、しかも、高さ900mもあるタワーの展望台まであの短時間で階段を駆け上る超人的な身体能力の持ち主というのは、随分と基本スペックが高そうだ。
 更に、既に主人公とは別にプリキュアがいたり、変身すると髪の色や長さが変わって別人のような見た目になったり、第1話では主人公は変身バンクのお披露目だけで終わったりと、今までのシリーズとは少し趣が違うような感じ。 ただ、この方が、第2話への「引き」としては面白いし、今までの経緯(何処かに「既に滅びた王国」があって、ソードはその「王国」の為に戦っていたらしい)や、敵の目的(ソードが匿っている「王国」の女王(?)の奪取らしい)もそれなりに判り易い構成だったので、久し振りに観てみるか。
 EDのダンスは、最近のシリーズでは定番になっているらしいが、さすがによく出来ていて、2Dのキャラを上手く違和感なく3Dにモデリングしている。 ビジュアル的にも色々と進化しているようなので、その辺りにも注目して観たいものだ。
AKB0048[サンテレビ]
 2013/01/06サンテレビにて放映開始。 同日深夜(正確には2013/01/07未明)KBS京都でも放映開始。
 2012年4月〜7月に放映されていた作品の続編。 話数のナンバリングも、続きの「第14話」からとなっているので、分割2クール作品の後編と言うべきなのかもしれない。
 今日も今日とてライブを繰り広げるAKB0048だが、ツバサが「総選挙」や「センターノヴァ」の復活を発表したり、智恵理達が深銀河貿易機構D.G.T.Oに連れ去られて公開裁判にかけられるのを助けに行ったりという派手な活動の裏で、智恵理の父親が何やら企んでいるという話から。
 相変わらず、歌と戦闘をシンクロさせて盛り上げるのが上手い。 中の人達の演技も多少は上手くなっているようだし、割と面白くなりそうかも。 ゆうこが男前過ぎて格好いいし。
 しかし、キャラの名前はまだまだ覚えられないな。 公式サイトのキャラクター紹介を見ないと、顔と名前とが一致しない。 最終回までに覚えきれるだろうか。

月曜日

まおゆう 魔王勇者[サンテレビ]
 2013/01/07深夜(正確には2013/01/08未明)サンテレビにて放映開始。 同日KBS京都でも放映開始。 原作は、エンターブレインから刊行されている橙乃ままれの小説。未読。 元々は、「2ちゃんねる」に投稿されていた即興小説だったらしい。
 人間と魔族との戦争が続く中、勇者が、戦争に決着をつける為に一人で魔王の城に乗りこんだが、魔王と一緒に戦争を止める為に行動する事になる話か。
 監督が同じ人の所為か、それとも主役二人の中の人が同じ所為か、どこか「狼と香辛料」を思わせるような作品だ(CMまで似たような作りだし)。 主役二人にしてからが「勇者」と「魔王」としか呼ばれていないが、他の主な登場人物達にも固有の名前が無いのは、ずっとこのままなのか、単に第1話だからなのかは謎。 とりあえず、人間・魔族の両陣営共に戦争が経済構造の中に組み込まれてしまっていて、単にやめればいいという状態ではなくなっている所からいったいどう決着をつけるのか、という辺りは面白そうなので視聴継続。
 ただ、人間と魔族との違いが、今の所サッパリ判らないので、その辺は早めに明らかにしてくれないと、そもそも何故戦争になったのかが判らない。 少なくとも、魔王は見た目だけでなく、その価値観や行動原理も特に人間と違いは無さそうだし。 むしろ、勇者の方が、敵である魔王に簡単に言いくるめられ過ぎのような気がするぐらいだ。 戦争を終わらせる為に魔王と手を組むにしても、あれでは「魔王の色香に惑わされた」と言われても仕方がない気がする。 その辺りは、今後何らかのフォローがある事に期待したい。
緋色の欠片 第二章[読売テレビ]
 2012/12/24深夜(正確には2012/12/25未明)放映終了。
 拓磨が鬼の力に苦しめられたり、卓が珠紀達を裏切ってロゴスにつくと見せかけて実は宝具を取り戻そうとしたり、封印が不完全でまた鬼斬丸の力が目覚めようとしたり、それを抑える為にお婆ちゃんが今度は珠紀と拓磨を生贄にしようとしたり、ロゴス内部でもアリアとドライとの対立が顕在化したりと色々あった挙げ句、鬼斬丸を手にして巨大化したドライを、珠紀の玉依姫の力を得た拓磨達が総攻撃して倒し、残った鬼斬丸も珠紀の「消えて」という願いで消えて全てが片付いて、珠紀は神社を守っていくという所で幕。 美鶴ちゃんは生きてたか。
 全体的には、映像は綺麗だったし、まあまあ面白かった。 しかし、話自体はよくあるパターンのものだし、キャラクターの行動にも意外性が無くて型通りという感じだった。 特に珠紀のお婆ちゃんは、珠紀を犠牲にするようでいて、実は何か別の理由があって珠紀達を試しているだけなのかと思っていたが、本当に単に犠牲にするつもりだった、という辺りは拍子抜けだった。 まあ、そういう「裏」を期待してはいけない作品だったという事かもしれない。
ちはやふる2[読売テレビ]
 2013/01/21深夜(正確には2013/01/22未明)読売テレビ「MANPA」枠にて放映開始。
 2012年1月〜6月に放映されていた「ちはやふる」の第2期。
 第1期の最終回のそのまま続きで、新年度が始まって、競技かるた部も新入生を迎えるが、千早達2年生5人の大切にしたいものがそれぞれ別々なのが判ったり、大勢来た新入部員達も殆どが太一目当てで、本気で競技かるたをしたい人はいなかったりする所から。
 新しいレギュラーも加入して、今期もまた楽しめそう。
 ただ、メインスタッフは殆ど同じだが、シリーズ構成の人が第1期から変わっているのが少し不安要因か。 原作が少女漫画だし、男性から女性に変わった事がプラスになればいいが。
 また、ほぼ1クール遅れだった第1期と違って、今期はキー局の日本テレビの放映からの遅れが半月程しかないのは嬉しい。
ひだまりスケッチ×ハニカム[毎日放送]
 2012/12/24深夜(正確には2012/12/25未明)放映終了。 後番組は「みなみけ ただいま」。
 5月から始まって、最後は新年を迎えた所で幕。 今期は、時系列の入れ替えは殆ど無く、ほぼ時系列通りに話が進んでいった。
 今期で4クール、「特別編」等も入れると5クール分ぐらいの話をしているのに、未だに「マンネリ化」していないように思えるのが凄い。 同じような日々でも、歳月の流れと変化がしっかりと描かれているからだろうか。 特に最終回では、ゆの・宮子・乃莉・なずなの4人でいる場面が多かったように思えて、同じ時期の、同じ初詣の話でも変わっていっている事が感じられた。 それでも、この作品が持つ「暖かさ」、「可笑しさ」、そして何より「楽しさ」は、幾つ回を重ねても変わらないのだろうと思える。
みなみけ ただいま[毎日放送]
 2013/01/07深夜(正確には2013/01/08未明)毎日放送にて放映開始。 原作は未読。
 言わずと知れた「みなみけ」のTVシリーズ第4期。 またスタッフがごっそり入れ替わって、監督は川口敬一郎氏・アニメーション制作はfeel.になった。 Wikipediaの記述を見ると、単行本第10巻限定版に同梱されたOADと同じスタッフらしい。 しかし、作品の「過度な期待をせず淡々と」という雰囲気は健在のようなので、とりあえずは一安心かな。 ただ、春香の制服を着崩した寝姿とか、夏奈の下着姿とかが出てくる辺り、多少エロ方面の描写が増えたような気はする。 この方が原作に近いのだろうか。

火曜日

ハヤテのごとく! CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU[テレビ大阪]
 2012/12/25深夜(正確には2012/12/26未明)放映終了。
 ナギの父親の遺品で、三千院家に伝わる「黒椿」を巡って、ナギの妹だというツグミ・ルリがやって来たり、ラスベガスまで遺品の確認に行ったら、持つ者を不幸にするという「黒椿」の所為でハヤテが不幸な目にあったりと色々あった挙げ句、「黒椿」の力でハヤテの魂と「黒椿」の中に閉じ込められていたナギの父親の魂とが入れ替わったり、「黒椿」を奪おうとする魔女のドリーと戦いになったりして、巨大化したドリーが「黒椿」を取り戻そうとしてナギを捕まえたりするが、ナギの父親が「黒椿」を剣に変えて自分を刺してハヤテの魂と入れ替わり、それで元に戻ったハヤテを見てドリーは王が死んだ事を悟って消えてしまって、「黒椿」の中に戻ったナギの父親もナギを助ける為に「黒椿」の中で奇跡を起こしてその引き換えに成仏していまって一件落着、という所で幕。 ラスベガスであんなアイドルのコンサートをやっていて、それにあんな若い連中がいっぱい来ているというのが凄い違和感が。 ルリはドリーの本当の娘という訳ではなかったのか。 何か伊澄さんのキャラが今までのシリーズと全然違ってて凄い違和感が。 ヒナギクが使っているあの剣も今までのシリーズに出てきてたんだっけ。 「2本の針が8の位置で重なる時にとてつもない幸運が訪れる」というのは、「黒椿」の中に閉じ込められた人が自分の命と引き換えに起こす奇跡だったと。 一応、一通りの説明は全部つけられた形なのかな。
 今回のシリーズを観て、全体的に感じるのは、やはり「違和感」かな。 キャラの性格が今までのシリーズとは何か変わっているように見えたり(特に伊澄さん辺り)、今までのシリーズで見た覚えのないキャラがいきなり以前からの知り合いとして登場してきたり、ナギ達が「アパートで暮らしていた」などという知らないエピソードの事が出てきたりと、原作未読で、アニメもTVシリーズしか観ていない身としては、「何だこれ」と思うようなシリーズになっていたように思う。 それに、「黒椿」だの魔女だのが絡んできて、舞台もラスベガスに飛んだりしてと、全体的な印象では従来のTVシリーズの続編というよりは、何となく劇場版作品のように思えた。 なので、本筋とはあまり関係の無い前半のエピソードの辺りが、余計に要らない話だったように感じてしまって、TVシリーズの構成としては今一つ。 妙に頭が大きく見えるキャラデザインもそうだし、前半で妙に思わせ振りに芝居をしていたルカも、結局本筋に絡むのはあれだけ?みたいな感じで終わったし。 原作ファン向けのシリーズだったのかな。 まあ「黒椿」を巡って展開された本筋の部分は、割と面白かったと思う。 公式サイトによれば、2013年春からまた新シリーズが始まるらしいが、今度はどうなるんだろう。
サイコパス[関西テレビ]
 第12話まで放映。
 幾つかの事件を解決していく内に、その背後にいる共通する人物が浮かび上がり、朱が遂にその人物である槙島と直接対峙するが、何故か犯罪係数が低くてドミネーターが作動せず、目の前で友人を惨殺されてしまうという事件が起きて、今度は執行官の過去話のシリーズに入るのかという所まで。
 とりあえず全体的な感想は最後にするが、ここで各キャラの過去話に入るのは構成としては今一つのような気がする。
 後、今回からOP・EDが変わった。 ED映像は「野郎の裸は要らない」に尽きる。
ROBOTICS;NOTES[関西テレビ]
 第12話まで放映。
 あき穂と海翔がロボワンに出場して決勝戦まで勝ち進んだり、決勝戦で負けた相手が実は同じ高校の昴だった事が判ってロボ部に引き込む事で何とか廃部を回避したり、「キルバラ」の作者の天才プログラマであるフラウや、空手部を引退した淳和が入部したり、「スペースアメ」の社長に資金提供してもらう事ができて遂にガンつく1が完成したがロクに動く事もできずに壊れてしまったり、万博にはJAXAの協力も得て新しいガンつく2を造って持っていく事にしてガンつく1はその後造り続ける事にしたりと色々あった末に、淳和がロボットを怖がるようになってしまった原因の事件が判ってとりあえずそれを克服したりする所まで。
 そういう、ある意味普通の高校生活(JAXA協力の下でロボットを造る、というのは、現実に高校生達がJAXAで実現可能な宇宙探査ミッションを企画するという「きみっしょん」を彷彿とさせられる)を送る一方で、ARの映像として出現するAIの愛理やら、謎の組織が企む「人類牧場化計画」を記した「君島レポート」やら、その内容を写したような内容だったという放映されなかった「ガンヴァレル」というアニメ作品の最終回が流出したりやら、その「ガンヴァレル」の監督が失踪していたりやら、「キルバラ」のランキング上位3人が半年も前に事故死していたりやらと、怪しい話が並行して進んでいく辺りが、いかにもこのシリーズらしい。
 初めの内は、あき穂の非常識な言動が気になったり、フラウの2ちゃん用語の使い方が適切でないように思えて気になっていたりしたのだが、回が進むに連れてそういう所も無くなってきて、普通に楽しめるようになってきたのはありがたい。
 後、今回からOP・EDが変わった。 制服の冬服もいいな。 奇をてらわない、現実にもありそうなデザインなのがいい。

水曜日

キングダム[NHKBSプレミアム]
 第26話まで放映。
 都合により、BSデジタル放送の視聴ができなくなった為、この回までで視聴終了。 NHKの事だから、いずれ地上波で放映してくれるだろう事を祈って。
 信が、秦国と魏国との戦に参加して、戦は大将同士の一騎討ちに持ち込まれて結果秦国が勝利し、信も手柄を立てて百人将になり、大将軍になる為に王騎将軍に修行をつけてもらったりしている内に、今度は趙国が秦国に攻め込んできて、王騎将軍がその迎撃軍の司令官に任命され、信もまたその戦に参加するという所まで。
 とにかく、物語が面白い、キャラクターが魅力的、映像が格好良い、と良い作品の要素が揃っているので、早く地上波で放映してほしい。
ガールズ&パンツァー[テレビ大阪]
 第10.5話まで放映。
 全国大会決勝戦が始まった所で、何故か2回目の総集編が入っていったん最終回になってしまった。 どういう事情があったのかは想像するしかないが、続編(というか残り2話というか)が3月に放映されてきちんと完結するらしいので、感想はその時に。
新世界より[ABCテレビ]
 第14話まで放映。
 早季達が、夏季キャンプで「ミノシロモドキ」こと国立国会図書館のアーカイブの端末に遭遇して過去の人類の歴史を知り、「化けネズミ」に襲われて捕まったりしたが何とか脱出できて、更に二年が経って、瞬の呪力が無意識から漏出するようになってしまって死んでしまったり、早季が倫理委員会の次のリーダーと目されている事が判ったり、処分されると思った守が家出したり、探しに行った真理亜と駆け落ちしてしまったりする所まで。
 溜まった録画を続けて観ているので、感想は全部観終わってから纏めて書く事にする。

木曜日

しろくまカフェ[テレビ大阪]
 第39話まで放映。
 パンダ君やシロクマさん達の相変わらずのトボケた会話をお楽しみいただくアニメで面白い。 しかし、ビーフジャーキーがあるという事は、この世界では牛は「食べ物」なんだろうか。 哺乳類なのにそれでいいのか、という気がする。 まあ、その辺の「細かい事」は気にしてはいけない作品なんだろうけど。
 後、今回からまたOPが変わった。 しかし、曲自体の出来はともかく、微妙に本編の内容と合っていない感じが漂っているのは、やはりエイベックスだからなのだろうか。 EDの方は、1クールでキャラソンを3曲ぐらい順番に流しているのは相変わらず。 今回からは、パンダ君の妹のメイメイバージョンになった。
生徒会の一存Lv.2[サンテレビ]
 2013/01/10深夜(正確には2013/01/11未明)サンテレビにて放映開始。 2012年10月から、ニコニコ生放送で先行配信されていたらしいが、そちらは観ていない。 原作もまだ未読のまま。
 2009年10月〜12月に放映された「生徒会の一存」の第2期。 杉崎が、まだ生徒会に入る前の話という事で、1回目の話数が第0話になっている。 と思ってたら、生徒会のメンバーが、アニメ第2期のタイトルを考えているという、またメタなネタだった。 「くりむの一存」で「クリムゾン」というのは、そんなに悪くないような気がするな。 タイトルは「れべるに」と読むらしい。 とりあえず、今期も面白そうなので視聴継続。
 ただ、スタッフは全面的に変更されていて、佐藤卓哉監督・スタジオディーン制作から、今泉賢一監督・AIC制作になっているが、そこが少し心配だ。
 で、あの眼鏡っ子・水無瀬さんは後の話でも出てくるのだろうか。 一応杉崎の同級生らしいので、出てくる機会はありそうな気もするが、回想だけにしか登場しないのではもったいない。
僕は友達が少ないNEXT[毎日放送]
 2013/01/17深夜(正確には2013/01/18未明)毎日放送にて放映開始。
 2011年10月〜12月に放映されていた作品の第2期。 内容は、第1期からのそのままの続きのようだ。 しかし、本編や、ED映像を見る限りでは、第1期よりも更に夜空と星奈との関係の方が重視されそうな雰囲気ではある。 監督が、第1期の斎藤久氏から、第1期では副監督を務めていた喜多幡徹氏に変わっている、というのが不安要素か。 シリーズ構成にも、原作者の平坂読氏が参加しているようだが、これが吉と出るか、凶と出るか。

金曜日

エリアの騎士[BS朝日]
 第33話まで放映。
 都合により、BSデジタル放送の視聴ができなくなった為、この回までで視聴終了。 駆が、U-16の代表合宿に呼ばれて参加するも、代表選抜からは外れてしまい、江之島高校サッカー部はこれから全国高校選手権大会に臨もうかという所まで。
 この最後のクールでは、海の家でバイトをしたりとか、文化祭でバカ騒ぎとか、何かあまり本筋とは関係無いような話が多くて、話があまり進まなかったような印象がある。 ただでさえ、ギャグ(のつもりでやっていると思われる)シーンは滑り気味の本作品なのに、こんな話ばかりではどうも…。 舞衣が姿を見て怯えていた、あのパパラッチについても結局何なのか判らなかったし。
 結局、最終回まで観る事はできなかったが、仮にできたとしても、それでもこの作品についてはあまり良い評価はできなかっただろう。 全体的に、作りが古臭いというか、せっかくアニメ化したのに漫画の技法をそのまま持ち込んだだけ、みたいに見える所が多くて、あまり面白くなかった。
神様はじめました[テレビ大阪]
 2012/12/28深夜(正確には2012/12/29未明)放映終了。
 奈々生が土地神としてミカゲ社に住み始めて、鞍馬山の烏天狗でアイドルをやっている鞍馬が現れたり、奈々生が学校に迷い込んできた白蛇を助けたらそれが蛇の妖怪の瑞希だったり、巴衛が昔悪羅王という妖怪とつるんで酷い事をしていた事とか、雪路という人間の娘と恋仲になっていた事とかを奈々生が知ってしまったり、昔巴衛が右目を奪った龍王に襲われたり、瑞希まで奈々生の神使になってしまったり、ミカゲ社に対する悪い噂を払拭する為に祭を開こうとしていた所に、乙比古というミカゲとつるんでいる神様が放った瘴気が封印されていた土蜘蛛の瘴気を呼び覚ましてエラい事になりそうだったのを何とか浄化したりと、色々あった末に、ミカゲ社での祭も盛況の内に終わり、奈々生と巴衛が改めて心からの「神使の契約」を交わした所で幕。 祭の時に「死に面」を買っていった男は誰なんだという。
 全体的には、大地監督らしいテンポのいいお気楽ラブコメ逆ハーレム風味といった感じで面白かったけど、最後2話は(話を締める為だろうとは思うが)奈々生が唐突にネガティブ思考全開になって神社を捨てて出て行ってしまったり、かと思ったらすぐにやる気を取り戻して帰って来たり、いきなり神楽を上手く舞えるようになったりと、少し話が強引過ぎるように見えたのが残念だった。
 奈々生と巴衛の設定も、どことなく「犬夜叉」のかごめと犬夜叉に似ているのが気になったり。 特に、昔雪路が飲んだ「龍王の右目」が奈々生の中から出てくるとかいう辺りは、桔梗と共に葬られた四魂の玉がかごめの中から出てきた、という話とそっくりだし。
 そんな訳で、ややオリジナリティに欠けるように見えたのは今一つだった。

土曜日

ポヨポヨ観察日記[テレビ大阪]
 第32話まで放映。
 都合により、キッズステーションでの視聴ができなくなったので、地上波での視聴に切り替えた。 地上波での放映は、キッズステーションから約半年遅れの為、今頃真夏の話をやっていて、季節感がズレている事この上ないが、映像はこちらの方が綺麗だ。
銀河へキックオフ!![NHK総合]
 第33話まで放映。
 都大会終了後、辞めると言い出した花島コーチを何とか引き留めたり、「スリーU」の3人等メンバーが抜けて人数がまた足りなくなったり、青砥と多義が加入して8人制のチームとして再始動したり、玲華が痩せたりと色々あった挙げ句、プレデターが8人制サッカーの大会「未来カップ」に出場して勝ち進み、決勝戦で景浦のいるアマリージョと延長戦にまでもつれ込む激闘を繰り広げた末に、遂に優勝する所まで。
 相変わらず、要所要所でアクションが冴えていて面白い。 特に、「未来カップ」決勝戦の対アマリージョ戦後半を描いた第32話は、無茶苦茶燃える展開だった。 しかし、この「未来カップ」に向けて8人のチームになる所までが長かったような。 予定では残り5話あるけど、ここから何をやるんだろう。
 2013/03/02放映終了。
 プレデターのメンバーが、スペイン・バルセロナで開催される「ガラクシア杯」に出場したり、その合間にエリカ達が青砥の父親を探したり、「ガラクシア杯」は決勝戦で破れて準優勝で終わったものの、その後に世界選抜チームに戦いを挑んでその試合振りが注目を集めたりして、その一年後にそれぞれの道を歩んでいるプレデターのメンバーが、また集まってミニゲームをするという所で幕。
 第1話冒頭から言われていた、翔達にしかできないサッカーで「世界を震撼させた」というのが「楽しいサッカー」だった、というのが、いかにもこの作品らしいというか。 ただ、話の盛り上がり的には、やはりあの対アマリージョ戦が最高だったような気がする。
 全体的には、8人制サッカーや、ブラインドサッカー等、普段よく見る11人制のサッカーとは異なるサッカーの世界を描いていたり、また試合の様子を安易に説明台詞にする事なくアクションで描こうとしていたりしていて、意外と面白かった。
 ただ、話の盛り上がり的にも、またアクション作画や演出的にも、最終回よりも「未来カップ」決勝戦を描いた話の方が上だったように思えて、終盤数話のスペイン編が今一つに見えたのは残念だったかも。
バクマン。3[NHK Eテレ]
 第14話まで放映。
 最高と秋人の新連載「PCP」がその内容故にアニメにはならないと言われたり、最高達に憧れて漫画家になった人がネットでアイデアを集めて作品を作って挑戦してきたり、「PCP」の内容を真似た模倣犯が現れて秋人が精神的に追い詰められたりと色々あった挙句、エイジが自分の作品の「CROW」を、自分が望む通りの形で終わらせる為にトップを獲り続けるというのを聞いて、最高達も「勝ち逃げ」を許さないと奮起する、という話まで。
 相変わらず、ビジュアル的にはあまり好きじゃない(変な顔とか特に)が、話自体は今までの中で一番面白いかも。 漫画でバトルものをやっているような、いかにも「少年ジャンプ」らしい展開に思える。 その分、漫画以外の部分の恋愛話などは、正直言ってイマイチ。 ていうか、中井さんの扱いが酷いな。
 後、この回からOP・EDが変わった。 ここに来てJAM PROJECT投入とは、何かいよいよ最後っぽい雰囲気になってきたかも。
ジョジョの奇妙な冒険[毎日放送]
 第13話まで放映。
 第1部が終わり、第2部が始まって、ジョジョが最初の「柱の男」のサンタナを完全に石にする事に成功した所まで。 感想は、終了した所で纏めて書く事にする。
イクシオンサーガDT[テレビ大阪]
 第12話まで放映。
 元の世界に戻る方法が判るかもしれないというので、紺がヒメの一行と共に都に行く事にして、紺を目の敵にしてしつこく追ってくるエレク達や、暗殺者達と戦いながら旅を続けるも、謎の女から新しい武器を受け取ったエレクによって紺とヒメが死んでしまい、セングレン達が二人の葬式を執り行ったのを見て、セングレン達を監視していたエレクの部下達も引き上げるという所まで。
 監督が同じ人という事もあって、ギャグやコミカルな所が「男子高校生の日常」と似ていて可笑しい(エレクの部下達がバレーボールをやりながら間抜けな会話をしている、という所なんかそのまんまだし)が、ライバルキャラであるエレクが、紺と絡むと完全にギャグキャラになってしまうものの、それ以外の所では強くて優秀でまっとうな軍人だというのを見せているなど、キャラクター達を魅力的に描くべき所をしっかりと締めていて実に面白い。
 ちなみに、アニメはゲームの一世代前の話らしい。 そういう設定を、提供画面の柱で説明するのはいいのか、という気がするが、この作品の場合は別にいいかという気がする。
コード:ブレイカー[毎日放送]
 2012/12/22深夜(正確には2012/12/23未明)放映終了。
 「コード・エンド」を迎えた人見が死んで事件は終わったが、本命の敵がまだ別にいるという事が明らかになったりしつつ、大神達コード・ブレイカーはまたそれぞれの仕事に就くために散っていくという所で幕。 「さがしもの」って、「探し物」ではなくて「捜シ者」なのか。 最終回で、あの公園にいっぱいあった花束って、第1話で殺された浮浪者の為に大神が持って来た花束と同じ物かな。
 それにしても、無差別爆弾テロであれだけ一般人を犠牲にした人見が、何故あんな「いい人」みたいな扱いで死んでいくんだろう。 その爆弾テロを阻止するでもなく、爆発するのに任せて大勢の一般人が犠牲になるのを見過ごしていた平家先輩も、何故あんな「実はいい人」的な扱いになっているのかも判らない。 人見にしても、コード・ブレイカーの「待遇改善」が目的の筈なのに、「守る価値が無い愚かな人々」みたいな変な方向に思想がねじ曲がってて、回を追う毎に陳腐なキャラになっていってしまったように思う。
 それに結局、今回の人見の事件は、大神の「真の力」を呼び起こして、本命の敵である「捜シ者」に対抗できる異能者に育てる事を目的に「エデン」が仕組んだものだったようだが、それにしても、やり方がぞんざいというか、いい加減というか、適当というか。
 そして何より、大神のあの指輪は何なんだとか、桜の過去に何があったんだとか、話の核心部分は謎のままで終わった事もあって、実は分割2クール構成なのかそれとも「この続きは原作を読んでね」なのかは判らないが、どうにも消化不良でいけない。 とはいえ、ここまでキャラ・設定・ストーリーが陳腐だと、続きを観たいとも思わないが。 第1話を観た時は面白そうな話だと思ったんだが、初めの期待値が高過ぎたかな。
ソードアート・オンライン[毎日放送]
 2012/12/22深夜(正確には2012/12/23未明)放映終了。
 キリトこと和人がクリアした事で、プレイヤー達は「ソードアート・オンライン」から解放されたものの、アスナこと明日奈を含めた約300人のプレイヤー達の意識が未だに戻らず、一方で「ソードアート・オンライン」と同種の「アルヴヘイム・オンライン」というゲームの中にアスナによく似たキャラクターがいるという事が判ってキリトがゲームに入り、そこで知り合ったリーファというキャラとそのキャラクターがいる世界樹を目指すが、リーファが実は和人の妹の直葉である事が判ったり、明日奈を含めた約300人のプレイヤー達の意識が戻らないのは、明日奈の知人で明日奈を狙っている須郷という男の所為だという事が判ったりと色々あった末に、遂に須郷を倒してゲームに捕らわれていたアスナを解放し、事件が終息して、新たなバーチャルMMO世界でキリト達の冒険がまだまだ続く、という所で幕。
 「ソードアート・オンライン」や「アルヴヘイム・オンライン」の世界の映像はなかなか綺麗だったし、アクションも結構面白かった(最初のボス戦の時だけ妙に「金田アクション」っぽい画になっていたのは何故なんだろう)し、音楽もなかなか良かった。 特に、OP・ED曲は、前半・後半共に結構いい感じだった。
 しかし、ストーリー的には、この先どう展開するのか判らなかった「ソードアート・オンライン」が舞台の前半に比べると、「アルヴヘイム・オンライン」が舞台の後半は予定調和な展開だったし、設定にも無理な所が目立っていたように見えて残念だった。
 ドラマ的にも、須郷という倒すべき判り易い「ボスキャラ」(しかも相当間抜けな小者)が存在する事で、和人の物語は先が見えてしまっていた(おまけに、ゲームの中ではキリトは殆どチートしているようなものだし)ので、もっと思い切って直葉を主人公にした、直葉主観の物語にしてしまった方が良かったのではなかろうか、という気がする。 その辺、どっちつかずで、少し焦点がボケてしまっていたような印象があった。
 後、終盤では、茅場晶彦が何故か「いい者」扱いされていたようなのが気になった。 「ソードアート・オンライン」では、茅場の所為で千人単位で死人が出た事は確かなのに、それはもういいのかという。
 そういえば、和人が初めて「アルヴヘイム・オンライン」にログインした時に、スタート地点のホームタウンではなく全然別の所に落っこちたのは、結局何故だったんだろう。 何も説明が無かったような気がする。
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2013年4月期

 例によって遅くなりましたが、前四半期終了作品、今四半期開始作品、及び4月最初の放映話時点での前四半期からの継続作品の感想です。
 現時点での視聴本数は6本。

帯番組

 対象作品無し。

日曜日

聖闘士星矢Ω[ABCテレビ]
 第52話まで放映。
 光牙達が、新十二宮を守る黄金聖闘士達と次々と戦う内に、ソニアが倒れ、マルスを倒し、メディアの弟のアモールを倒し、メディアも消え、遂に光牙の中に眠っていた闇の神アプスが現れて光牙の身体を乗っ取ってしまったが、エデンやルナ、復活した星矢らの活躍でアプスを光牙の中から追い出して、光牙が遂にこれも消し去って(倒せたのかどうかは不明)アテナを解放し、地球は救われたが、また新たな女神パラスとその僕の戦士パラサイト達が現れて、更に昴というスチール聖闘士も現れて、新たな戦いが始まるという所まで。
 さんざんやられてダメージを受けていた筈なのに、コスモを燃やして気合いと根性で何とかなってしまったり、追いつめられてピンチになると、「セブンセンシズ」という真の力が覚醒して敵を倒したりと、この辺りの展開はもうお約束というか、王道というか。 御都合主義と言われればそれまでだが、これを「燃える展開」と捉える事ができれば楽しめる。 実際、光牙とアプスとの決戦シーンは、作画監督が馬越さんだった事もあって、実に格好よかった。 バックに「ペガサス幻想」が流れたら、もう燃えるしかないという雰囲気になるのが凄い。
 で、この回から、新章「ニュークロス編」に突入という事で、新たな敵・仲間・クロスが登場すると。 これも、王道的な展開だな。
ドキドキ!プリキュア[ABCテレビ]
 第10話まで放映。
 マナが「キュアハート」になったのに続いて、六花が「キュアダイヤ」になり、更にありすが「キュアロゼッタ」になって、その上アイドルのまことが「キュアソード」である事が判って、「キングジコチュー」に滅ぼされた「トランプ王国」の事も知って、行方不明のプリンセスを探さないといけないという所に、卵から生まれた謎の赤ちゃんが現れてなし崩し的にマナ達が面倒を見る事になり、更にまことがマナと六花の学校に転校してくる、という所まで。
 この手の話だと、「マナが友人達にプリキュアの秘密をいかに隠すか」というような話で引っ張るのが定番だと思うが、意外とアッサリとバレた上に、皆またアッサリとプリキュアになってしまうのは、まあ「そーゆーものだ」と思う方がいいのかな。 ジコチュートリオの一人のイーラが、「プリキュアがまた増えた。その内100人ぐらいになるんじゃないのか?」とか言うシーンがあって、今までのシリーズのプリキュアが全員揃ったら20人ぐらいいるのかな、このままシリーズが続いていったら、本当に100人ぐらいになりそうだ、とか思ったら何か可笑しかった。
 それにしても、今度のプリキュアは、素のプロフィールでも高スペックの子が揃っているような。 観ていないシリーズも多いのだが、子供向けの作品なのにこんなにスペックの高い連中が主役でいいのか、という気がしないでもない。
宇宙戦艦ヤマト2199[毎日放送]
 2013/04/07毎日放送にて放映開始。
 言わずと知れた「宇宙戦艦ヤマト」の初代TVシリーズを、出渕裕監督の下でリメイクした作品。 去年から、数話ずつを一まとめにしてパッケージが発売されたり、映画館で上映されたりしていたが、遂に地上波でのレギュラー番組として放映が始まった。
 約1年前に、ファミリー劇場で第1話のみ放映されたのを観たが、それ以降の話は全然観ていないので、今回の地上波放映は楽しみにしていた。 公式サイトによれば、この地上波放映版は、劇場版やパッケージ収録版とは、OP・ED曲が異なるのをはじめ、本編にも尺や規制に合わせた修正が若干入っているらしい。
 第1話は、話の流れ自体は初代TVシリーズの第1話と殆ど同じだが、冥王星海戦がイスカンダルからの使者を迎える為にガミラス艦隊を引きつける囮だったらしい事とか、古代進と島が火星にいたのもその回収の為にあらかじめ待機していた事になってるとか、古代守が戦場に残る理由が少し異なるとか、ディテールが色々と違う。 何より、土方や山南といった、元のシリーズでは続編で初めて登場するキャラクターが既にいるのが面白い。 こういう事ができるのも、リメイク版ならではだろう。
 それに、メカニックのディテールが凄く細かい上にリアルっぽいのがまた良い。 以前観た特番によれば、今回のメカニック・デザインを担当した人は、「メカが判っている人」らしい。
 今後の展開が楽しみだ。
AKB0048[サンテレビ]
 2013/03/31放映終了。
 アキバスターの人達に大ブーイングを浴びても歌い続ける研究生達。 そして凪沙の中に敦子の姿を見た人達が凪沙を第14代目敦子として讃え、更に智恵理がセンターノヴァとして人々の心をまとめ上げ、あっちの世界からゆうこも帰って来たが、センターノヴァを捕らえようとDES軍の戦艦が突入してきて、それに対しても歌い続けて遂にDES軍のキララドライブにも干渉してDES軍を撤退させアキバスターは解放され、DES軍との戦いはまだ続いているがAKB0048は今日も歌い続けているという所で幕。 ゆうこが写真を撮っていたのが最後にちゃんと活かされていたのはよかったな。 しかし、いくら謎パワーを持つセンターノヴァ相手とはいえ、生身の女の子に艦砲射撃をするDES軍も、それに耐えて歌い続ける智恵理達も、何というか「デカルチャー!」な感じだった。 で、結局、智恵理の父親を暗殺したのが誰なのかは判らず終いなのか。
 何か色々あったけど、最後はやっぱり「戦いなんかくだらねえ!俺の歌を聴けー!」とばかりに、銃弾の雨を避け、艦砲射撃すらはね返して、敵であるDES軍にも歌を届けて歌で戦いを止めさせ、平和を取り戻すという、いかにも「マクロス」らしいオチに…って、これは「マクロス」じゃなかったか。 しかし、何とも「デカルチャー!」な話だった。
 歌と戦闘をシンクロさせて盛り上げるのが上手いのは、さすが河森さんという感じの作品だったが、芸能が解禁されてきている中で相変わらず0048だけがその担い手となっている事とか、AKB48とのタイアップ作品という枠の中で作らなければならない事による設定の不自然さ、みたいなものはやはり感じてしまう。 その辺を割り引いて観れば、意外と面白くなった作品かもしれない。 凪沙の中の人も、第1期よりは演技が上手くなっていたように思えたし。
 ただ、智恵理の父親を暗殺したのが誰なのか判らず終いだったのは、いかにも積み残しが過ぎる気がする。 というか、そもそも父親をあんな形で殺す必然性ってあったのかどうか自体がいささか疑問だった。
キングダム[NHK総合]
 2013/04/07深夜(正確には2013/04/08未明)NHK総合にて放映開始。
 2012年6月から、NHKBSプレミアムで放映されていた作品が地上波に降りてきたもの。 BSでは最後まで観る事ができなかったので、改めてこの地上波放映で始めから観直す事にする。 しかし、BSではCATVのSTBを通してS-VHSの画質でしか観られなかったので、HD画質で観るのはこれが初めてだったりする。 ある意味新鮮かもしれない。

月曜日

まおゆう 魔王勇者[サンテレビ]
 2013/04/01深夜(正確には2013/04/02未明)放映終了。
 新しい作物を栽培して食糧事情を改善させたり、人間側が魔族に占領されていた極光島を奪回したり、逆に魔界側で人間が占領していた開門都市を明け渡したり、魔王が「免許更新」の為に魔界に帰っている間、身代わりをしていたメイド姉が「人間宣言」をしてしまったり、穀物の移動に関税をかけた為に中央諸国と南部三国との間で戦争が起きそうになったり、魔王が歴代魔王の魂に汚染されてしまったりと色々あった末に、勇者の言葉を聞いて魔王が無事に自分を取り戻したり、人間同士の戦争も雪が降り出した事で無事に回避されたりしたが、人間にも魔族にも戦争の継続を画策する勢力があったりするので、戦争を終わらせる為の戦いはまだまだ続く、という感じで幕。 女魔法使いが、自分の事を「冗長系?」とか言ってた意味が判らなかったり、以前主要キャラになるみたいな感じで顔見せしていた青い顔の魔族が結局それっきりだったり、鉄砲が出てきたが実戦投入はまだされてなかったりと、色々と投げっ放しで終わったような。 第2期あるのか?
 全体的には、ジャガイモやトウモロコシの栽培、活版印刷、奴隷解放や人間宣言、複数の通貨制度、種痘、鉄砲等々、人類の文明史をなぞるように展開するストーリーは面白かったが、色々と投げっ放しで終わっている点も多く、消化不良な感じで終わったのは残念だった。 第一印象で「狼と香辛料」と似ていると思ったが、やはりその通りで、特に「経済のしくみ」的な話になると、長い説明台詞にこちらの思考速度が追いつかずに「???」となる所も少なからずあったりしたのもよく似ていた。 一度観ただけでは理解しにくい話だ。
 それに、登場人物達の呼称が全て「魔王」「勇者」「女騎士」等と、固有名ではなく、言わば「役名」になっているのは少々無理があり過ぎる気がする。 こういう呼称の仕方は舞台演劇のようでもあり、斬新な感じもなくはないが、アニメで使われるとどうにも違和感の方が先に立ってしまう(特に「メイド姉」「メイド妹」とか。三姉妹だったらどうするつもりなんだという…)。
 とりあえず続編がある事に期待、という事で。 でも、最後に「Fin.」とか付いてたから、もう無いのかな。
ちはやふる2[読売テレビ]
 第11話まで放映。
 新入部員は結局2人しか残らなかったが、とりあえず入部届を出した人数が多かったので、部室の没収はひとまず回避されたり、新入部員が入った事で千早達2年生も先輩らしくなっていったりしながら東京都の地区予選に出場して、北央と共に全国大会出場を決め、その全国大会でも決勝トーナメントの準決勝戦まで勝ち進んだ所まで。
 新入部員を迎えて、千早達が先輩らしくなっていくと同時に、かるた部としての結束も今まで以上に固まっていく過程が、コミカルな所を交えながら上手く描かれていて、相変わらず面白い。 ただ、少し展開が早過ぎるかな、と思う所があったりする。 それと、新は今期は出番が少ないな。 活躍は、個人戦が始まってからになるのだろうか。
みなみけ ただいま[毎日放送]
 2013/04/01深夜(正確には2013/04/02未明)放映終了。
 またスタッフがすっかり入れ替わったので、どうなる事かと少し心配だったが、今期もまた「淡々と描かれる」南家の三姉妹と愉快な仲間達の日常を、「過度な期待をしないで」ゆるゆると楽しめた。 それだけでなく、妙に気合いが入っているように思える挿入歌とか、京都弁が伝染する話での京都弁のイントネーションがごく自然に思えた所とか、入浴シーンに謎の発光現象や妙に濃い湯気が無かった点は、積極的に評価したい。
 ところでこれ、登場人物は年をとらないのかな。

火曜日

サイコパス[関西テレビ]
 2013/03/26深夜(正確には2013/03/27未明)放映終了。
 狡噛が槙島に手傷を負わせて止めを刺そうとした所に朱が割り込んで、一度は槙島を見失うが、逃走を図った槙島を追い詰めた狡噛は、遂に槙島を射殺して姿を消し、槙島を生かしたまま確保する事ができなかった朱は、シヴュラ・システムの秘密を守る事で生命と行動の自由を得て2ヶ月後、犯罪係数が上昇したままの宜野座が新たに執行官となり、その上司となった朱が、新しい新人監視官を迎えるという所で幕。 狡噛は、結局船で高飛びしたのかそれとも船乗りになったのか、いずれにしても国外に脱出したのかな。
 稀にみる凶悪な犯罪者と、それを追う刑事達の姿を描くという「刑事もの」としてのドラマはまあまあ面白かったのだが、随所に見られる世界観や設定の甘さが足を引っ張っていたように思える。
 特に、作品のキーアイテムとなっているドミネーターの設定がイマイチ。 電波が遮断されてオフラインになっただけで使い物にならなくなったり、目標の識別から発射まで時間が掛かり過ぎたりと、「武器」としての説得力に欠ける。 終盤でも、朱がシヴュラ・システムと取り引きして手に入れた「切り札」も、結局一度も使わず終いでストーリー上は全くの無駄設定になってしまっていたし。
 他にも、全身義体の描写が、制作がProduction I.Gの所為もあるのか、どう見ても「攻殻機動隊」の劣化コピーにしか見えなかったりするし。 やたらと文学作品等を引用する衒学的な所も何か似ているし。 そうやって何か賢ぶっている風なのに、「善玉ウィルス」のようなトホホな言葉を使っていたりと何処かアンバランスな所も気になった。 槙島の動機が、狡噛が指摘していたように、本当にただの「駄々っ子」的なモノでしかなかった、というのも拍子抜け。 時代設定が100年後なのにも関わらず、現代と全く変わらないスマートフォンや、「2ちゃんねる」や「ニコニコ動画」そのまんまのネットサービスなど、デザイン的にもイマイチ。
 結局、「どこかで見たようなモノ」という感じが始終付きまとっていて、その所為かあまり楽しめなかったかもしれない。
ROBOTICS;NOTES[関西テレビ]
 2013/03/26深夜(正確には2013/03/27未明)放映終了。
 ロボットの大量暴走事件が起きてそれがフラウの所為にされたり、冷凍睡眠されていた愛理の本体を見つけたり、「君島レポート」を全て集めようとしていた海翔の目の前で瑞榎がパワードスーツの暴走で死んでしまったり、ガンつく2の転倒事故で昴が大怪我をしてロボ部が解散させられたり、それにもめげずにあき穂と海翔がガンつく2を造って遂に万博に出展できたが、エグゾスケルトン社のロボットが大暴れして万博会場を破壊してしまったり、その間にJAXA種子島宇宙センターが占拠されて、君島コウこそが真犯人でかつての集団昏睡事件を引き起こした張本人だった事などが判ったりしたので、あき穂達がガンつく1を改造してロケット打ち上げ阻止に向かい、ロケット打ち上げ場でみさ希お姉ちゃんのロボットと対峙したガンつく1が、苦戦しながらも遂にみさ希お姉ちゃんのロボットを撃破して、澤田が送ってきた君島コウを消去するプログラムで君島コウも消え、ロケットの打ち上げを阻止する事が出来て一件落着という所で幕。 「ワイバーン」とか「トレボー」とか「ウィザード」とかいうコードネームを使っているのはやはり「パトレイバー2」のパロディなんだろうか。 コンピュータ上にだけ幻の爆撃を出現させるという辺りが、存在していないものを見せるという意味では同じネタだし。 そういえば、モノポールが空から降ってきたのは結局何故だったんだろう。 内蔵バッテリーでの稼働時間が約5分ってエヴァかよ、という。 5年ぶりに打ち上げられるロケットって有人機だったのか。 で、結局フラウの母親は行方不明のままなのか?
 主人公達が普通の高校生活(JAXA協力の下でロボットを造る、というのは、現実に高校生達がJAXAで実現可能な宇宙探査ミッションを企画するという「きみっしょん」を彷彿とさせられる)を送る一方で、ARの映像として出現するAIの愛理やら、謎の組織が企む「人類牧場化計画」を記した「君島レポート」やら、その内容を写したような内容だったという放映されなかった「ガンヴァレル」というアニメ作品の最終回が流出したりやら、その「ガンヴァレル」の監督が失踪していたりやら、「キルバラ」のランキング上位3人が半年も前に事故死していたりやらと、人類全体を巻き込むような陰謀という怪しい話が並行して進んでいく辺りが、いかにもこのシリーズらしい。
 初めの内は、あき穂の非常識な言動が気になったり、フラウの2ちゃん用語の使い方が適切でないように思えて気になっていたりしたのだが、回が進むに連れてそういう所も無くなってきて、普通に楽しめるようになってきたのはよかった。
 しかし、「敵」の設定が、「人類牧場化計画」だの何だのを企む大げさな組織にしては少しショボ過ぎたかも。 結局、「君島コウ」は言う程には現実世界に影響を及ぼせなかったみたいだし、手駒として動かせる人間もそんなに多くなかったしで、「300人委員会」とかいう連中には大した実働戦力は無いのかと。 何となく、「高校生達が自作のロボットを使って世界を救う」という所から逆算して、主人公達でも何とかなるように敵を設定したように見える。 まあ物語作りとしてはそれでもいいのかもしれないけど、本作品の場合は、それが少しあからさまに思えて少し残念だった。
 後、空からモノポールが降ってきたのは何故なんだとか、フラウの母親は結局行方不明のままなのかとか、投げっ放しになっているネタが散見される所も残念。

水曜日

ガールズ&パンツァー[テレビ大阪]
 2013/03/27深夜(正確には2013/03/28未明)放映終了。 12月に第10.5話の総集編をもっていったん最終回となっていたが、残り2話が無事に放映されて、きちんと完結した。
 みほを隊長に、全国大会に出場した大洗女子学園チームが、次々に強豪校に勝利していき、この全国大会で優勝しないと廃校になると知ったりしたが、戦車道の楽しさを知ったみほ達は、決勝戦でみほの姉が率いる黒森峰女学園と戦い、激闘の末に遂にフラッグ車同士の1対1の対決に持ち込んでこれを撃破、優勝した所で幕。 しかし、本当にこれで廃校は免れたんだろうか。
 この作品は、とにかく見せ方が上手いと思う。
 第1話冒頭の、戦車の砲身の下から見た主観視点での一連のシーンから面白い画作りをしていると思っていたが、主観・客観、俯瞰・あおり、望遠・広角と様々なカメラ・ワークを駆使して全体的に面白くて格好いいシーンが多い。
 また、数が多いキャラクター達を、戦車の洗車風景を流して見せる事で、とりあえずどんなキャラクターがいるのか一通り把握させるという見せ方の上手さ。
 それに何より、下手な説明台詞に頼らない脚本が上手い。
 例えば、第4話で市街戦に持ち込んだ時、戦車が全速で駆け抜けるすぐ脇で一般市民が試合を見物しているという、一見すれば危険過ぎてあり得なさそうなシーンも、勢い余った戦車が突っ込んで自分の店が破壊されても、店主が「これで新築できる!」と喜んでいる1カット・台詞1つで、「ああ、これは『岸和田だんじり祭』みたいなノリのイベントなのか」と納得させられる。
 こういう世界観の納得のさせ方の上手さによって、女子高生が戦車戦をする、という作品世界にすんなり入れる。
 また、音楽もよく考えられているように思う。 アメリカっぽい陽気なサンダース大学付属高校には「バカが戦車でやって来る」的なお気楽な感じの曲が、旧ソ連っぽいプラウダにはロシア民謡(?)が、という感じで、それぞれ印象に残る個性的な曲が使われている。
 そして何より、迫力のある戦車戦のシーンが面白い。 第2次世界大戦ぐらいまでの車両が使われているので、現代の最新鋭戦車のように走りながら撃っても当たる、などという事はないが、それを逆に活かしてとにかく走り回って攪乱し、隙を突いて撃破する、という、みほの立てる様々な作戦で次々と強敵に勝利していく展開の爽快さが生まれてきているように思う。 戦車について特に知識が無くても、観ていれば判り楽しめる、という映像の作り方が、とにかく上手い。
 さて、これで空の「ストライクウィッチーズ」、陸の「ガールズ&パンツァー」と出来たのだから、これはもう海の「サブマリン・マーメイド」(仮題)とか創るしかないのではなかろうか。
新世界より[ABCテレビ]
 2013/03/27深夜(正確には2013/03/28未明)放映終了。
 悪鬼の愧死機構が、人間相手にではなくバケネズミに対してなら働くと見抜いた早季の作戦により、遂に悪鬼を倒してスクイーラを捕らえる事に成功し、裁判によってスクイーラは死ぬ事も許されず延々と苦痛に責め苛まれるという刑に処されたが、覚が倫理規定に反してバケネズミの遺伝子を調べたら、それがハダカデバネズミを進化させたものではなく、かつて存在していた「呪力を持たない人類」にハダカデバネズミの遺伝子を組み込んで、愧死機構が働かないぐらいのケモノにまで貶めたものだと判って、早季がスクイーラに止めを刺して刑から解放して、更に10年後、覚と結婚して子供を身ごもった早季が、更に千年後の人類がより良く変わっているようにと希望を託すという所で幕。 結局、真理亜と守はどうなったんだろう。 子供を産んだ後で、スクイーラ達に殺されてしまったのだろうか。 悪鬼を倒した時に、早季の脳裏に二人の笑顔がよぎったのが、何か凄く哀しかった。
 千年後の未来の日本で、呪力を持ちながらも表面上は穏やかな社会を築いている人類と、知性を持ちながらもその人類に支配され使役される立場のバケネズミとの関係を描くという、まるでH.G.ウェルズの「タイムマシン」で描かれていた未来世界のような世界観と、最後の最後までいったいどんな結末を迎えるのか予測のつかないストーリー展開が非常に面白い作品だった。
 バケネズミが、実は呪力を持たない人類を遺伝子改造したものだったという衝撃の真実が明かされるラストと、それを知った早季が、刑に処されもはや原型をとどめないぐらいまで体を責め苛まれたスクイーラに、出会いを懐かしそうに語りながらもその苦痛から解放する為にと止めを刺すという、穏やかでありながらもどこか残酷な、この世界を象徴するようなシーンがとても印象的である。
 また、本作品は、いわば「超能力もの」でもあったわけだが、「超能力もの」ではしばしば、超能力を使って他人を害する者達が登場して、その超能力をどのように制御し平和な社会を作るか、という点が作品の要となる。 その方法は、法律で縛ったり、超能力を無効にする技術を使ったり、同じ超能力を持つ「正義の超能力者」が「悪の超能力者」と戦ったり、はたまた超能力者個人の倫理観に期待したりと、作品によって様々であるが、遺伝子レベルで人間に対する攻撃抑制と愧死機構とを組み込み、更に幼少時からの徹底した教育によって行なう、という本作品のそれは、今まで観てきた作品の中でも非常に合理的で説得力がある方法だったように思える。
 ただ、この仕組みを実現する為には、千年という長い時間があってこそだと思うので、現代や近未来を舞台にした作品では無理だろう。 まさに、千年後の世界という本作品の舞台設定ならではのものだと思う。
 更に、登場人物達の言動が、それぞれ説得力があるものにちゃんとなっている脚本もいい。 例えば、中盤で記憶を改竄されていた事などに早季が気付き始めた頃、富子が早季を説得する場面があるが、その時の富子の話が、理詰めで通す所と情に訴える所、最低限必要な事実を明かす所と伏せる所とが巧みに織りまぜられていて、これなら確かに早季も納得するしかないだろう、と思えるような話になっている。 他の作品で、このように大人が子供に話をする場面で、そんな拙い話し方をしたら子供は全然納得しないだろうし余計に事態を悪くさせるだけだろう、と思うような話をしてしまう(そしてそれによってストーリーを転がそうとする)というのをよく見かけるが、本作品は、その辺りをきちんとした上で物語も上手く進めているというのが良かった。
 そのような世界観や設定、ストーリーの面白さに加えて、「ボノボる」という言葉まで作られた早季達の年齢にそぐわない濃厚な性愛の表現、そしてそれまでも世界の必然として組み込んでいる緻密な構成が素晴らしい。
 残念なのは、作画のレベルが今一つ安定していなかった事ぐらいか(とはいえ、充分に平均以上のレベルだったとは思うが)。 たまに、妙に「金田アクション」っぽい作画になるのも気になった。 「ソードアートオンライン」でも同様の作画があったけど、両作品を制作しているA-1 Picturesにそういうアニメーターがいるのだろうか。謎だ。

木曜日

しろくまカフェ[テレビ大阪]
 2013/03/28放映終了。
 皆で花見をして、これからもこんな風にユルユルとした日々が続くんだろうなあと感じさせるような話で幕。
 こういう一話(この作品の場合は「半話」だが)完結スタイルの作品の場合、最終回をどうするかというのは悩ましいところだと思うが、こんな風にキャラクターが勢ぞろいして終わるというのは一つの定番になっているような。
 とにかく、一年間シロクマさんの駄洒落やら、パンダ君の毒舌やら、毎回撮影場所に凝っていた次回予告やら(あのロンドンのはわざわざロケに行ったんだろうか…?)で楽しませてくれて面白かった。
 キャストも何気に豪華だったように思う。 キャストと言えば、パンダママが森川智之さん・エゾリスママが宮田幸季さん等と、おばさんキャラを男性キャストがやっていたのが、昔の吉本新喜劇みたい(今のも同じかもしれないが今は見ていないので…)で面白かった。 グリズリーさんのお母さん役が井上喜久子さんで、「17歳」ネタをナチュラルに使ってきたのには噴いた。 グリズリーの17歳というのは、人間で言えば何歳ぐらいに相当するんだろう。
 また、効果音にも妙に凝っていたような気がする。 自動車のタイヤが路面を擦る音とか、林の中で聞こえる小鳥のさえずりとか、やたらと細かく音が付けられていたのが印象に残った。
 一方で、OP曲はどれも今一つ作品に合っていなかったような気がする(エイベックスだからか…?)。 ED曲はキャラソンなので、やたらと曲数は多かったが、こちらも今一つ印象に残った曲が無かった。
 ところで、ビーフジャーキーがあるという事は、この世界では牛は「食べ物」なんだな。 哺乳類なのに。 爬虫類のワニや、鳥類のペンギンですら知的生命体扱いなのに。
生徒会の一存Lv.2[サンテレビ]
 2013/03/14深夜(正確には2013/03/15未明)放映終了。
 色々あった末に、卒業式の前日に、生徒会室の掃除をしたり、備品を揃えたり、送辞・答辞を考えたりする話で幕。 最後に眼鏡っ子・水無瀬さんが忘れられずにちゃんと出てきたのは良かった。
 しかし、真面目にやればやるほどスベっているような気がする所は最後まで変わらなかったと思う。 第1期でも、コミカルな部分と、シリアスな部分とのバランスが悪いように見える所があったが、この第2期は、それがより増幅されてしまっていたように思える。 というか、コミカルな部分にパロディネタや他作品ネタが減り、その結果として第1期で感じたようなパワーが無くなって、何か「普通のコメディ」になってしまった為、相対的にシリアスな部分の「スベっている感」がより目立つようになった、というか。
 結局、この作品も、「スタッフが変わって第1期より面白くなくなった作品」リストに追加か。
僕は友達が少ないNEXT[毎日放送]
 2013/04/04深夜(正確には2013/04/05未明)放映終了。
 マリアの姉のケイトが登場したり、幸村が女の子だという事が明らかになったり、小鷹と夜空が10年前は友達だったという事が皆にバレたり、文化祭向けに隣人部で映画を作ったり、小鷹と星奈とも小さい頃に会った事があって、それどころか父親同士で勝手に許嫁にされていた事が判ったり、生徒会のメンバーが登場したりと色々あった挙句、星奈に唐突に告白されて逃げ出した小鷹が、逃げ出した隣人部に戻れずに成り行きで生徒会の葵達の手伝いをしていた所、理科に呼び出されて説得(?)され、部室に戻ったら今度は夜空が「旅に出る」という所で幕。 また最終回でOPにSEが付いていた。 幸村が女の子だという事って、いつから皆が知っていたんだろう。
 それはともかく、こんな所で終わってどーする、という気がするのだが、もしかして、続編シリーズとかパッケージソフトにテレビ未放映の第13話とか「真の結末は劇場版で!」とかだったりするのだろうか。 よく判らない。
 しかしまあ、小鷹に対する視聴者のツッコミを、最終回で理科に全部代弁させるというのは、ある意味メタフィクションと言えるような気がしないでもないかも。 タイトルの「僕」というのは、結局理科の事だったんだろうか。 この第2期は、始めは夜空と星奈との関係が重点的に描かれるのかなと思っていたが、中盤以降は殆ど理科がメインヒロインみたいになってきていたし、毎回どころか一話の間でも髪型や髪の色を変えてくるぐらい、デザインがしょっちゅう変わっていて妙に力が入っていたし。
 シリアスな事態になりかけても、結局は大した問題には発展せずに収束するという展開が何度も繰り返されて、「現状維持」がメインテーマみたいになっていた本作品だったが、最後の引きでまたどうなる事やら。 「この続きは原作を読んでね」エンドなのかもしれないが、かなり中途半端な感じで終わってしまったのは残念だった。 ある意味、「残念系青春ラブコメ」という売り文句に相応しい終わり方と言えなくもないかも。

金曜日

土曜日

ポヨポヨ観察日記[テレビ大阪]
 第45話まで放映。
 やっと作中の季節が秋になった。 季節感のズレが酷い。
 で、そろそろキッズステーションで観た話に追いつきそうだ。
 2013/05/25放映終了。
 で、追いついたと思ったら、あっという間に終わってしまった。 最後は、犬とケンカしたポヨが、うっかりトラックの荷台に乗って遠くに運ばれてしまうという話で幕。 まあ無事に帰ってくるのはお約束。 一年間楽しかった。
バクマン。3[NHK Eテレ]
 2013/03/30放映終了。
 結局エイジが「CROW」を思い通りに終わらせる事を誰も阻止できなかったり、最高達が「PCP」と並行して初めからアニメ化を視野に入れた新作「リバーシ」の連載を始めたり、それが本当にアニメ化決定したり、最高と亜豆との交際が世間にバレたり、にも関わらず公開オーディションで亜豆が見事に「リバーシ」のヒロイン役を獲得したりと色々あった末に、遂に「リバーシ」のアニメが放映されて夢が叶ったので、最高が亜豆にプロポーズする話で幕。
 「リバーシ」のアニメは夕方枠なのか。 内容がエグそうなので深夜枠かと思った。 一方で「PCP」はまだ連載が続いてたのね。 しかし亜豆の家ってどんだけ金持ちなんだ。 あんな立派な家を2軒も維持しているとは、親は何をやっている人なんだろう。
 それはともかく、「秋人が話を創り、最高が絵を描いて、その漫画がアニメ化されたらそのヒロインを亜豆が演じる」という夢が叶う、という、一番最初に示されたゴールに辿り着いて終了する、ある意味予定調和な結末だったが、途中の様々な紆余曲折と、何より漫画の制作現場の「今」が窺えるような「業界もの」としての面白さがあった。
 ただ、それ以外のエピソード(特に恋愛絡みの話)は今一つだったし、作画やギャグもどうも趣味に合わなかったので、全体的に見ると少し残念な感じの作品に思えてしまう。
 それと、作中で登場する漫画が、どれも作中で評価されている程には面白いように見えなかったのも残念だった。 もっとも、そんなに面白い作品が本当に創れるなら、「バクマン。」の作者も「バクマン。」ではなくその作品を描いているだろうから、それはそれでしょうがないのだろう。 しかし、その「作中作品」が本当に面白いのだという「説得力」の持たせ方には、もう少しいいやり方が無かったのかなというのは考えてしまう。 結局、読者アンケートが全て、みたいな感じに見えてしまった。
 とはいえ、そのように「読者アンケートに振り回されているのが今の漫画制作の現場なんだ」という事なのかもしれず、それはそれで奥が深いのかもしれない。
宇宙兄弟[読売テレビ]
 第52話まで放映。 今回から、放送枠が、日曜日午前7時から土曜日午後5時30分に変更になったので、記載位置も変更した。
 月面で事故に遭った日々人が何とか助かったり、六太が各国宇宙飛行士の合同訓練に参加する為にNASAに行っていきなりサバイバル訓練になり、新田の弟の事が判ったりした所まで。 枠変更の1回目は総集編…というか、初めの方の話の振り返りか。
 相変わらず、キャラの描き方には好きになれない所がある(六太が相変わらずネガティブ思考なのが鬱陶しいというのもあるが、特に、六太らJAXAの宇宙飛行士達のマネージャーになった人が、コテコテの「大阪のオバちゃん」みたいなキャラなのがどうにもこうにも…)が、物語自体はかなり面白い。 特に、月面で酸素が切れそうになった日々人が助かる所は、先輩の宇宙飛行士で事故で死んだブライアンと、その名前を取った酸素生成自走ロボットの「ブライアン」とが実に上手く重ねて描かれていて、なかなか感動的だった。 この作品では、こんな風に何かを「重ねて描く」という話が多いように思う。
 また、この日々人が助かったという連絡を受けた時の六太のシーンのように、キャラクターの表情を少し長めのカットでじっくり描くという、実写ドラマ的な画作りをする所も割と印象に残る。
 ただ、最近、原作に話が追いつくのを防ぐ為か、回想シーンや前回の話を繰り返したりするシーンがだんだん長くなっていっているような気がする。 まあ、これはこれで、1回ぐらい放送を見逃しても話が判るというメリットはあるだろうけど。
 後、今回からOP・EDが変わった。 今回のも割といい感じかも。
ジョジョの奇妙な冒険[毎日放送]
 2013/04/06深夜(正確には2013/04/07未明)放映終了。 第2部のラストまで進んだ所で幕。
 今回アニメ化された第1部・第2部は、原作を連載で読んでいたので、いわゆる「ジョジョ立ち」と呼ばれる特徴的な決めポーズや、独特のオノマトペまで再現したシーンの数々を観て懐かしかった。 ストーリーや設定の細部は忘れているのに、ポーズやオノマトペ、更には名台詞の多くは覚えているというのが面白い。 だいたい記憶にある原作通りの終わり方だったが、このまま第3部のOVAシリーズを観たくなる。 第3部以降もTVシリーズとして作るのかどうかは判らないが、第3部のOVAシリーズも、原作の全てのエピソードを網羅している訳ではないが、出来自体は凄く良かったので、これを再度アニメ化するとなると少し複雑な感じである。 より良くなるのかどうか…。
イクシオンサーガDT[テレビ大阪]
 2013/04/06深夜(正確には2013/04/07未明)放映終了。
 エレク達には死んだと思わせておいて紺もヒメもしっかり生きていたり、帝都に着いても結局元の世界に戻る手掛かりが無かったので、ヒメの婚約者のジャグラバーク卿の領地まで行ったり、そこでも手掛かりが無いどころか、新婚初夜にヒメがジャグラバーク卿をボコってしまった為に暗殺者扱いされて逃げ出す事になったり、アルマこと謎の女に頼まれて世界の危機を救うはめになったり、帝国とジャグラバークとの戦争は回避できたものの、ウルガ教団の大司教が最終兵器を繰り出して来たりと色々あった末に、ウルガ教団の最終兵器フォレゾーも、紺の口車の前に破れさって戦争は回避され、大司教も捕まって世界の危機は去り、イクシオンの秘術でマリアンのタマがエレクに移植されてエレクと紺が戦う理由も無くなって、紺が元の世界に戻った所で幕。 永井一郎さんのナレーションで「和平協定が結ばれた」とか反則技だな。
 2クールに渡ってひたすらバカをやっていて実に楽しかった。 とはいえ、キャラの立て方や話の締め方はしっかりしていて、「真面目に、かつ全力でバカをやっている」と思える所が実にいい。 本気で「II」があるなら観てみたいものだ。
 それにしても、あの「太陽にほえろ!」のパロディ回とか、どう見てもオッサン向けに作っているとしか思えない。 元ネタを知っている人って、この作品の視聴者の内にどのぐらいいるんだろう。
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2013年7月期

 例によって遅くなりましたが、前四半期終了作品、今四半期開始作品、及び7月最初の放映話時点での前四半期からの継続作品の感想です。
 現時点での視聴本数は15本。

帯番組

 対象作品無し。

日曜日

聖闘士星矢Ω[ABCテレビ]
 第63話まで放映。
 光牙や昴が、パラサイトの危機を他の聖闘士達に伝えて回って仲間を集めたり、エデンをパラサイトがスカウトに来たり、光牙達が世界中で人々の時間を奪っているパラサイトを倒して回ったり、助けた人々を連れてパライストラに集結した所にパラサイトが襲ってきて黄金聖闘士の玄武が戦ったり、その戦いで玄武を失ったパライストラに星矢とアテナがやって来て、パラスの居場所がパラスベルダという街である事を突き止める所まで。
 アテナ側もパラス側も、どちらも戦力を出し惜しみしているというか、わざわざ下っ端から順番に戦いに出てくる必要性があるのかどうかがよく判らない展開になっている気がする。 パライストラでの戦いでも、星矢がもっと早くに出てきていれば、玄武も死なずに済んだのではないかと思えるし。 その辺、何か理由は説明されていたかな。 この作品は「そういうもの」だ、と言われればそうなのかもしれないが。
 「新聖衣(ニュークロス)編」になったという事で、光牙達青銅聖闘士の聖衣も新しくなったようだが、以前のように宝石から出てくるのではなく、大きな箱に入っていて、それをえっちらおっちらと背負って移動しているのが、何か可笑しい。 こちらの方が、元々の設定らしいが何か笑える。
 さて、この先どうなる事やら。 やっと、タイトルの「Ω」という言葉が本編に出てきたし、そろそろ下っ端同士のワンパターンな戦いが続く話から新しい展開が見られるだろうか。
ドキドキ!プリキュア[ABCテレビ]
 第23話まで放映。
 謎のイケメン・ジョーが、実はトランプ王国の騎士でかつアン王女の婚約者だという事が判ったり、そのアン王女を遂に見つけていったんはジコチュートリオに奪われたがまた取り戻したり、キングジコチューの娘のレジーナがマナと親しくなってしまった為に父親との間で悩んだ挙句にキングジコチューに洗脳されてまた敵になってしまったり、新しいジコチューの幹部や、新しいプリキュア・キュアエースが現れたりする所まで。 キュアエースの変身シーンは、まるで「ミンキーモモ」のそれのようだ。 キュアエースは、見た目はいかにもアン王女っぽいが、変身前の姿はそうでもないのは、やはり別人という事なのか。 また、この回で、アイちゃんがマナの妹という設定(違)が追加されたが、これは今回限りの魔法なのか、それとも今後しばらく続くのだろうか。 その場合、ジョーはいったい何処で何をしてるんだという。
 敵のボスの娘と仲良くなってしまって苦悩する、という展開は、なかなか王道っぽくていいかもしれない。 お約束通り、敵にも味方にも新しいメンバーが増えて、本来のお客である子供向けの玩具になりそうな新しいアイテムも登場して、シリーズ中盤でのテコ入れ完了といった所か。
 ただ、作画面では、初めに期待していたほどにはアクションにキレや面白みが感じられないのは残念なところ。 このキュアエース参戦の話では、久し振りにいいアクションが観られたので、今後もこの調子でお願いしたい。
宇宙戦艦ヤマト2199[毎日放送]
 第14話まで放映。
 ヤマトが、銀河系を出て中間地点のバラン星を目指す一方で、ドメルがバラン星に着任したり、次元潜航艇に襲われたり、「魔女」に精神攻撃を受けたりする所まで。
 旧作では、主人公が古代進とハッキリ決まっていて、古代が成長していくドラマになっていて、人間関係なども全てが古代を中心にして構築されていたが、本作品は、そこを大胆に変更して、地球側もガミラス側も全て含め、様々な人間模様を描く群像劇の形になっているのが面白い。 そこに、精緻なディテールで描き込まれたメカニックや、ミリタリー的な演出が加わって、単純なリメイクを超えた作品になっていると思う。 後半も楽しみだ。
有頂天家族[サンテレビ]
 2013/07/07サンテレビにて放映開始。 同日KBS京都でも放映開始。 同じ作品が、サンテレビとKBS京都とで同時期あるいは同じ曜日に放映される事は幾らでもあったが、時刻まで完全に同じというのは、結構珍しいかも。
 原作は、幻冬舎文庫から刊行されている森見登美彦氏の小説。未読。
 京都を舞台に、人間に化けるのが好きな狸と、その師匠の天狗の爺さんと、その天狗の弟子になって空を飛ぶ術を身に着けた「弁天」と呼ばれている人間の女性とが繰り広げるコメディ…なのだろうか。 タイトルの意味も、それにどういう話なのかも、同じ原作者の「四畳半神話大系」より更によく判らないが、とりあえず面白そうなので視聴継続。 見覚えのある京都の風景がたくさん出てくるのは何か嬉しいし(でも女子高生に化けた雄狸というのはあまり嬉しくない)、久米田康治氏原案のキャラクターもいい味を出しているし、「弁天」が空を飛ぶ所が軽やかで気持ち良さそう。
 後、京都南座がスポンサーに入っているのが面白い。 最近は、人形浄瑠璃がネギを振ったりもしているみたいだし、伝統芸能とサブカルとのコラボというのも珍しくなくなってきたのかな。
ロウきゅーぶ!SS[サンテレビ]
 2013/07/07深夜(正確には2013/07/08未明)サンテレビにて放映開始。 サンテレビから3日遅れの2013/07/10深夜(正確には2013/07/11未明)からKBS京都でも放映開始。
 2011年7月〜9月に放映されていた、熱血スポ根とロリコンが同居する小学生バスケ作品の第2期。 タイトルの「SS」は「Second Season」の略かと思っていたが、もしかして「SSサイズ」の意味なんだろうか。
 昴がコーチになって3ヶ月、相変わらずのバスケ三昧の日々を送る智花達だが、バスケをするのに否定的な智花の父親に智花がバスケを辞めさせられそうになったりするが、結局理解を得られてめでたい所に、謎の少女が現れて智花に勝負を挑んでくる話から。 また唐突な。 父親も理解が早過ぎるような。 しかしまあ、葵は相変わらずのツンデレだし、智花がシュートを打つ所はやはり綺麗だし、相変わらずな感じなのでとりあえず視聴継続。
 ただ、監督が、第1期の草川啓造氏から柳伸亮氏に変わったのがどう出るか。 祭の会場で智花が父親に連れて行かれそうになった所で、花火が上がるまで昴と父親がお互いに気付かないとか、演出が不自然な所が気になったりしたが、さて。 Bパートの入りで変に盛り上がっていたのも意味不明だ。
 しかし「小学生は最高だぜ!」というのをED曲にしてしまっていいのかという。
キングダム[NHK総合]
 第14話まで放映。
 本殿に到達した信たちがランカイを倒し、竭氏も討ち取り、外に逃げ出したセイキョウや戦いを続けていた政らの前に王騎将軍が現れる所まで。
 BSで観ていた時に感想は書いているので今回は省略。 しかしこのいい所で放送の休みが何度も入るのは勘弁してほしい。

月曜日

きんいろモザイク[サンテレビ]
 2013/07/08サンテレビにて放映開始。 同日深夜(正確には2013/07/09未明)KBS京都でも放映開始。
 原作は、原悠衣氏が「まんがタイムきららMAX」に連載中のコミック。未読。
 主人公が、昔(って中学生ぐらい?)イギリスにホームステイをした時に、ホストファミリーの娘と仲良くなって数年後、今度はそのイギリス娘が、日本の主人公の所にホームステイに来て、同じ高校に編入もしてきて始まった楽しい高校生活を描く話…かな。 「日常系」がまた一つ。 原作が4コマ漫画らしく、テンポがよくてなかなか面白いので視聴継続。
 しかし、仮にも高校生にもなっているのに、英語の手紙を読むのもできないというのは少し問題があるような。
神さまのいない日曜日[サンテレビ]
 2013/07/08深夜(正確には2013/07/09未明)サンテレビにて放映開始。 同日KBS京都でも放映開始。
 原作は、富士見ファンタジア文庫から刊行されている入江君人氏の小説。未読。
 どういう話なのか今一つよく判らないが、つまり、昔に何か異変があって、人類は殆どがゾンビになってしまっていて、それを「成仏」させる事ができる「墓守」と呼ばれる者がいるが、それはどうやら人間ではないと(あのスカした白髪男の「質問」からして、どうやらアンドロイドとか人型の端末とか、要するにそういう類のモノか?)。 で、主人公のアイは、人間なのに墓守をやっているのか、それとも自分が人間ではないという自覚が無い、少し変わった墓守なのかよく判らないが、とにかく普通の墓守とは少し違う存在だという事か。
 どういう設定なのかは何となく判ったものの、それ以外はサッパリだが、とりあえずアイが可愛いので視聴継続(<それでいいのか)。 アイのキャラデザインが、少し「カードキャプターさくら」のさくらに似ているような気もするが、多分気のせいだろう(<おい)。 アイの母親の名前が「アルファ」さんとは、まるで「ヨコハマ買い出し紀行」のようだ。
ちはやふる2[読売テレビ]
 2013/07/08深夜(正確には2013/07/09未明)放映終了。
 瑞沢高校かるた部が、全国大会で団体戦優勝、更に個人戦でもB〜D級優勝という成績を残したが、千早は右手人差指の手術を受ける事になって入院し、かるたができずにいる所に富士崎高校の夏合宿に誘われて、太一と二人で参加するという所で幕。
 こんな中途半端な所で終わるとは。 第3期は決まっているのだろうか。 それとも「続きは原作を読んでね」エンドなのだろうか。
 第1期に引き続いて、今期もまた、千早の「かるたバカ」っぷりをはじめとするコミカルな描写を交えつつ、登場人物達の競技かるたにかける青春を、熱く、また格好よく描いていて面白かった。 前半、あまり出番がなかった新も、終盤での個人戦の試合でしっかりと存在感を見せつけてくれたし、千早・太一・新の三角関係も、千早が新に対する気持ちに自覚的になってきた事で進展しそうな感じになってきたしで、これからの展開がますます楽しみなのだが、それだけにこの「ぶった切り」のような終わり方は残念だった。 第3期があるなら、早めにお願いしたいところ。
げんしけん 二代目[毎日放送]
 2013/07/08深夜(正確には2013/07/09未明)毎日放送にて放映開始。
 原作は、木尾子目氏が「月刊アフタヌーン」に連載中のコミック「げんしけん−二代目−」。 無印の「げんしけん」は一通り読んでいたが、こちらは未読。
 2004年10〜12月に第1期が、2007年10〜12月に第2期が、それぞれ放映されていた作品の第3期。 ただし、話の内容としては連続性があり続編と言っていいと思うが、作品としては、原作も一度完結してからの続編なので、アニメとして「第3期」と言っていいのかは微妙。 第1話の次回予告でも言っていたように、OVAとして制作されたものもあるし。
 物語は、荻上さんが会長になって新年度がスタートし、とりあえず新入会員が3人も入ってくるが、その内の一人は女装男子だった、という話から。 TVシリーズの前作「げんしけん2」は、確か笹原が就職を決めた辺りまでしかやっていなかったと思うので、そこから荻上さんと付き合い始めて卒業して、荻上さんが会長になって新体制がスタートするまでの話は、やはりOVAになっていたりするのだろうか。 OVA版を追いかけていないのでよく判らない。
 で、キャストは全員入れ替わったのか。何故だ。 前作が無ければ特に違和感は無いと思うのだが、やはり前作のイメージがあると少し違和感がある。 前作から割と間が空いているのが幸いか。
 一方のスタッフは、水島努監督・横手美智子シリーズ構成というのはOVA版のメンバーのようだ。 横手氏は、第1期から通してシリーズ構成を担当しているし、水島氏はどんな作品でも「外さない」演出をする人なので、あまり心配は無いだろう(多分)。 制作会社はProduction I.Gという事なので、作画面での心配も無いだろう(多分)。
 とりあえず相変わらず面白いので視聴継続。 ちなみに、各話のサブタイトルは、既存のアニメやゲームなどのタイトルのパロディになっているようだ。 最近でも「ニャル子さん」の第2期でもやってたような。
ローゼンメイデン[毎日放送]
 2013/07/08深夜(正確には2013/07/09未明)毎日放送にて放映開始。
 原作は、PEACH-PIT氏が「週刊ヤングジャンプ」で連載中のコミック。未読。
 2005年5〜9月(ただし毎日放送で)に第1期が、2005年12月〜2006年3月(ただし毎日放送で)に第2期「トロイメント」が、それぞれ放映されていた作品の第3期…なのかな。
 あの「ローゼンメイデン」の「続編」なのかどうかよく判らないが、断片的に得た情報からすると、本作はどうやらジュンが「巻かなかった」世界の話になっているらしい。 とはいえ、第1話は「巻いた」世界の話の総集編になっていて、どうやら本シリーズの本編は第2話から始まるようだ。 「トロイメント」が、アニメ独自の展開になっていた(らしい)という事もあってか、原作を読んでいないと最後の方はどうなっているのかよく判らない。 前作までを観ていたから何とかついていけたが、これが初見の人にはサッパリなのでは。 もう少し親切な作りにしても罰は当たらないと思うのだが。
 とりあえず、話は気になるので視聴継続。

火曜日

たまゆら〜もあぐれっしぶ〜[サンテレビ]
 2013/07/09サンテレビにて放映開始。
 2011年10月〜12月に放映されていた「たまゆら〜hitotose〜」の続編。
 年明けで終わった前シリーズのほぼそのままの続きで、2年生になるのを前に、楓が写真部を作る事を決意する話から。 写真部を作るというが、今時写真部が無い高校というのも珍しいのでは。 そうでもないのかな。 少しだけ出てきた新キャラは、あれでは何か悪役みたいだが、この作品の性質上、そういうキャラは出てきなさそうだしどうなる事やら。
 しかし、ちひろちゃんの友達の「ともちゃん」がエア友達じゃなくて安心した(<おい)。 実在する上に巨乳で喋り魔とは。
 メイン・スタッフは前シリーズとほぼ同じなので、その点では安心か。 脚本陣に少し入れ替わりがあるのと、前シリーズには無かった「総作画監督」が役職として加わっているのとが違うぐらいだが、これが何か影響するかなという感じ。
 とりあえず、「毎回が最終回」などと一部では言われていた話のクオリティがどこまで続くか、楽しみではある。 観ている方が恥ずかしくて身悶えしそうになるような話に期待。
リコーダーとランドセル ミ☆[KBS京都]
 2013/07/02深夜(正確には2013/07/03未明)KBS京都にて放映開始。
 2012年1月〜3月に第1期が、2012年4月〜6月に第2期が、それぞれ放映されていた作品のTVシリーズ第3期。
 いきなり実写で始まったので何事かと思ったら、監督とあつし役の置鮎さんとのトークで番組紹介をする話だった。 本編は次回からという事で、監督曰く「原作テイスト」に近づけたという事らしいが、さて。
神のみぞ知るセカイ 女神篇[テレビ大阪]
 2013/07/09深夜(正確には2013/07/10未明)テレビ大阪にて放映開始。
 2010年10月〜12月に第1期が、2011年4月〜6月に第2期が、それぞれ放映されていた作品のTVシリーズ第3期。 単発のOVA作品が第2期の後に発売されていたらしいが、そちらは観ていない。
 幼馴染みで女神のディアナを宿している天理から、今までに「攻略」して駆け魂を回収した女の子達の中に、遥か昔に自らを犠牲にして冥界の旧悪魔達を封印した女神達が宿っている事を知らされた桂馬が、女神を探して再び女の子達の「攻略」に挑む話…だろうか。
 冒頭の、桂馬の回想として流された見覚えの無い女の子達が出てくるアレは、TVシリーズでやっていない所の纏めか?と思ったが、新キャラが登場する話でOVA作品として作られていたのは、天理の話だけのようだ。 他は全部省略なんだろうか。 OVAの「天理篇」を観ていないとやや唐突な感じはするが、必要な状況説明はディアナが一通りしてくれたので置いてきぼり感は無い。 監督が今までのシリーズから変わっているのが少し不安材料だが、結構好きなシリーズなので今期も楽しみ。
 後、無駄に壮大な感じのOP曲は相変わらずいい。
 しかし、ヒロイン達が桂馬との事を憶えているというのは少し反則かも。

水曜日

木曜日

サーバント×サービス[ABCテレビ]
 2013/07/05深夜(正確には2013/07/06未明)ABCテレビにて放映開始。
 原作は、高津カリノ氏が「月刊ビッグガンガン」に連載中のコミック。未読。
 区役所に配属になった新人公務員達の悪戦苦闘の日々を描くコメディ…だろうか。 割とテンポが良くて面白いので視聴継続。 何より主人公(?)のルーシー(略)が眼鏡っ子なのがいい。 巨乳はともかく。
 何となく「WORKING!!」と雰囲気が似ているなと思っていたが、原作者が同じ人だった。道理で。 主人公が巨乳なのもそれでか(違…わない?)。
 スタッフクレジットが背景の中に描いてあるOPは、何か最近は時々見るな。
 ところで、名前には文字数制限とか無いんだろうか?

金曜日

土曜日

宇宙兄弟[読売テレビ]
 第65話まで放映。
 サバイバル訓練が終わって、今度はCANSATのローバー制作訓練をこなしたり、日々人が月から帰ってきたり、シャロンがALSだという事が判ったりと色々あった挙句、六太がT-38の訓練に入ろうかという所まで。 この時代でもまだ練習機はT-38なのか。
 宇宙飛行士候補生としての訓練の模様は面白いが、結局、六太に「主人公補正」が入っているように見えてしまうのが何とも。 また、回を追う毎に、冒頭の「前回のあらすじ」のパートや、本編中の回想シーンが長くなっているように見える。 原作のストックが減ってきたのだろうか。
 …と、思って過去の感想を見直したら、ここ数回同じ事を書いている。 ずっと多いんだな。
 後、今回からまたOP・EDが変わった。 今度のはイマイチ。 EDでキャッチボールをしているボールが中央の写真を横切る時だけ宇宙船やステーションの形になるのは少し面白いが。
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2013年10月期

 例によって遅くなりましたが、前四半期終了作品、今四半期開始作品、及び10月最初の放映話時点での前四半期からの継続作品の感想です。
 現時点での視聴本数は15本。

帯番組

 対象作品無し。

日曜日

聖闘士星矢Ω[ABCテレビ]
 第74話まで放映。
 光牙ら聖闘士達が、パラスベルダに突入してパラスの居城を目指してパラサイト達との戦いを繰り広げる中で、昴が青銅聖闘士のクロスを引き継いだり、アテナ自らが黄金聖闘士のハービンジャー達とパラスベルダに乗り込んできたりと色々あった挙句、損傷したクロスを貴鬼に修復してもらった光牙達が再びパラスの居城を目指して進み始める所まで。
 パラスベルダにすぐに着いたので、着いてからの戦いがこんなに長引くとは思わなかった。 少し中弛みしていたような気がするが、アテナも乗り込んできた事だし、今後はもう少し展開が速くなってくれると嬉しいのだが。
ドキドキ!プリキュア[ABCテレビ]
 第35話まで放映。
 キュアエースこと亜久里が参戦したり、記憶喪失になったイーラが六花と少し心を通わせたり、新しくやって来たジコチュー幹部のリーヴァとグーラが結局プリキュア達に勝てないままベールに利用されて終わったり、「三種の神器」の内の一つを手に入れたり、ベールがイーラとマーモに怪しい指輪を嵌めさせて支配したりと色々あった挙句に、王女様とコンタクトが取れてアイちゃんの秘密がまた少し明らかになるという所まで。
 相変わらず、アクション・シーンが今一つなのだが、第33話のキュアロゼッタのバトルみたいに時々面白いアクションが来るので油断できない。 後、最近レジーナの事が忘れられているような気がする。 リーヴァとグーラが退場したりしてジコチュー側のゴタゴタがあったり、プリキュア達のそれぞれのキャラの主役話が続いたりと、少し枝葉の話が続いたので仕方がない気もするが。 このままだと今のクールではもう出番は無くて、最終クールでまたレジーナを巡る話になるのかな。
宇宙戦艦ヤマト2199[毎日放送]
 2013/09/29放映終了。
 自動航行装置の中で眠っていたユリーシャが目覚めたり、ゲートを使って一気にバラン星に到達したり、すぐに別のゲートを使って大マゼラン雲まで行くついでにバラン星のプラントを破壊したり、ドメル将軍が反乱の疑いで捕まったり、しかし結局疑いが晴れたので七色星団でヤマトと決戦してやっぱり負けたり、その最中に雪がユリーシャと間違われて攫われたり、ガミラスの収容所惑星に知らずに立ち寄って反乱の手助けをする事になったり、遂にガミラスに到着してデスラー総統との戦いに勝ったり、イスカンダルに行ってコスモリバースシステムを受け取ってついでにやはりガミラスの捕虜になって護送される途中に難破してイスカンダルで助けられた古代守がもう死んだ事が判ったり、帰路でやはり生きていたデスラー総統の襲撃を受けたが何とか撃退したもののやはり雪が死んでしまったり、しかしコスモリバースシステムで蘇ったりと色々あった挙句、ヤマトが無事に地球に帰還するという、細部は色々と異なるものの、大筋では旧作通りの展開で幕。 で、TVシリーズから劇場版へ、という制作の流れまで旧作を踏襲するのかという。
 あの名作「宇宙戦艦ヤマト」をリメイクする、という事で、いったいどうなることかと不安半分・期待半分で観ていたが、終わってみれば、概ね期待以上の出来だったと思う。
 単に旧作のストーリーをそのままなぞるのではなく、古代進の成長ドラマだった旧作を、多くの人間関係が交錯する群像劇として構築し直し、そこにディテールアップを施したメカニック描写や、旧作では無理や矛盾のあった所(サーシャが波動エンジンの設計図を持って来てそれをすぐに造ってヤマトに搭載したようになっていた所を、設計図は1年前に先に届けられていた事にしたりとか)を辻褄を合わせた設定等を追加し、新作として見応えのある作品に仕上がっていた。
 また、土方のような旧シリーズでは続編で登場したキャラクターや、白色彗星帝国ガトランティスや次元潜航艇ガルマンウルフ等やはり続編で登場した勢力・メカニックが登場するなど、旧シリーズのファンが思わずニヤリとするような要素が散りばめられていたのも面白い。
 そして、何といっても最も大きな違いは、敵であるガミラスの描写だろう。 旧作では、ほぼデスラー総統を中心とする国家の中枢と軍隊しか描かれていなかった所に、本作では普通の市民や、ガミラスに侵略され統治下に入っている被支配層、更にシュルツやドメルら軍人達の家族等々、ガミラスもまた地球と同じ「人間の集団」である事が、より際立って描かれている。 これでは、旧作のようにヤマトが星ごと全滅させてしまうような戦いはできないだろうと思っていたが、その戦いの結末もまた上手く纏められていたと思う。
 ただ、それ故に、あえて旧作の台詞をそのまま使用した所などでは、逆に違和感が残ってしまう結果ともなった。 例えば、第1話で沖田艦長がガミラスを「悪魔め」と心の中で罵る台詞があるが、地球側から戦端を開いてしまった事を知っている沖田艦長が言うには、少し不自然かなと思わないでもない (もっとも、だからといって全人類どころか地球の全生物が死に絶える程にまで攻撃してくるというガミラスのやり方をもって「悪魔」と表現したともとれるが)。
 また、ディテールアップされたメカニック描写は素晴らしかったが、メカ・アクションという面で見ると、ヤマトをはじめとする宇宙船の機動が妙に軽快な所が目立ったりして、個人的には必ずしも満足のいくものではなかった。
 後、どうしても気に入らなかったのが、OP・ED曲。 特に、後半のOP曲はどうなんだという。 初期のOP曲を変えるつもりが無かったスタッフに対し、「大人の事情」でねじこまれた、みたいな噂もあったが、そういう話が無かったとしてもあれはちょっとないだろう、という気がする。
ファイ・ブレイン3〜神のパズル[NHK Eテレ]
 2013/10/06NHKEテレにて放映開始。
 2011年10月〜2012年4月に第1期が、続けて同月〜2012年9月に第2期が、それぞれ放映された作品の、ちょうど1年ぶりとなる第3期。
 今回は、「マスター・ブレイン」というジンの仲間だったらしい連中が相手のようだ。 「全てのパズラーを滅ぼすのが目的」みたいな事を言ってたが、それって単にパズルが好きな人まで含めるのか。 エラい事になりそうだが。 せめて「ファイ・ブレインの子供達」だけにしとけよと。
 とりあえず、今期が最終シーズンらしいし、第2期で殆ど出番の無かったジンの話がようやく片付くらしいので観てみる。 ノノハ目当てに(<マテ)。
 ところで、色の三原色って赤・青・黄だったっけ?
有頂天家族[サンテレビ]
 2013/09/29放映終了。
 偽右衛門の後継者を巡る狸の下鴨家と夷川家との対立を軸に、何を考えているのかよく判らない弁天様や、天狗の赤玉先生が絡んでの大騒ぎ。 その中で、下鴨家の総一郎が金曜倶楽部に鍋にされてしまった経緯が明らかになり、その首謀者だった夷川早雲は雲隠れしてしまい、矢一郎も長老達の前で暴れてしまった事で沙汰をくい、偽右衛門選抜は先延ばしになったが、とりあえず両家の争いも小康状態となって、皆で穏やかな正月を迎えたという所で幕。
 京都の街を舞台にして、狸と天狗と人間との関わり合いを描くという、一風変わった作風がなかなか面白かった。 狸が人間に化けて暮らしていたり(しかし携帯電話の契約とかいったいどうやっているのかは謎だ)、山に天狗が住んでいたりというのが、当然のように描かれている世界観がいい。 何といっても、弁天様が宙を飛ぶシーンの浮遊感が素晴らしい。 ああいう、本当に気持ちよさそうな、「飛行」と言うより「浮遊」と呼ぶのが相応しいようなシーンを久し振りに観たような気がする。
ロウきゅーぶ!SS[サンテレビ]
 2013/09/29深夜(正確には2013/09/30未明)放映終了。
 昴の父親が連れて来たミミが、5年生でチームを作って、智花達6年生のチームと対戦したり、昴が中学生時代に負けた須賀と再会して勝負をする中で智花との絆を深めたり愛莉が兄との関係を修復できたり、智花達の修学旅行と葵が福引で当てた旅行とが完全に一致したり、葵のコーチを受けた5年生チームと6年生チームが再戦したり、晴れて10人揃って公式戦に出る事ができたがいきなり硯谷と当たって互角の戦いを繰り広げたが惜しくも負けたりしたが、智花達が中等部に進学してもまた皆一緒にバスケを続けるという所で幕。 で、残ったミミ達のコーチはいったい誰がするんだという。
 第1期に引き続いて、相変わらず昴のロリコンぶりが目に余るし(葵とホテルの同じ部屋に泊まるより、智花がお泊まりに来た時の方が緊張してるとか)、色々とあざとい場面も目につくし、謎の発光現象とか濃過ぎる湯気とかが目に痛いが、スポ根ものとしての芯がしっかり通っている所もやはり相変わらずなので、ある意味安心して観ていられる第2期だった。
 今期は、智花達6年生の代からミミ達5年生の代へ、つまり先輩から後輩へと受け継がれていくものがあるという、これまたスポ根ものでは定番の要素が大きな位置を占めていて、その辺りも面白かった。
 ただ、その意味では、慧心側と対比する形で、硯谷側でも未有から怜那へという構図もあった訳だが、そちらの方の描写が少なかったのは残念な所。 修学旅行でパンツをどうこうする話も悪くはないが(<マテ)、どうせならそちらの方に尺を使ってほしかったと思う。
 あと、バスケのシーンは今期もいい動きを見せてくれる所が多かったものの、止め画で誤魔化している所も目についた。 シリーズの真ん中で、総集編と一緒に放映されたOVAのあのレベルの作画で、本編のバスケのシーンを観たかったと思うのは贅沢だろうか。 この作品のスタッフが、バスケのシーンに本当に全力を注入したらどんな映像が出来るのかというのは、すごく興味がある。
 ところで、タイトルの「SS」というのはてっきり「Second Season」の略かと思っていたが、もしかして「SSサイズ」の意味だったのだろうか。謎だ。
キングダム[NHK総合]
 第25話まで放映。
 信が、初めての戦で武勲を上げていきなり百人将に異例の抜擢をされたり、王騎将軍の所に押しかけ修行に行ったら無国籍地帯に放り込まれたりして4ヶ月が過ぎ、韓との戦いを有利に進めていた秦に突然趙が攻め込んできて、その迎撃軍の総大将に王騎将軍が任命され、信も戦に参加しようとする所まで。
 ちょうどこの回までBSで観たので、次回からは初めて観る事になる。 どんな話になるのか楽しみだ。

月曜日

ガンダムビルドファイターズ[テレビ大阪]
 2013/10/07テレビ大阪にて放映開始。
 自分の作ったガンプラを特殊なフィールド上で実際に操って戦うという「ガンプラバトル」が世界的に盛んに行なわれている時代で、ガンプラ作りは上手だが操るのが下手な為に「ガンプラバトル」は弱い主人公が、「ガンプラバトル」の事どころか社会常識もよく知らないのにガンプラの操縦は上手い謎の少年と出会って、力を合わせて「ガンプラバトル」を戦うみたいな話かな。
 「ガンダム」シリーズの歴代作品全てのモビルスーツが脈絡無く混在していても問題無いという世界観は、ある意味なりふり構わずという感じではある。 話自体は「プラレス3四郎」か「エンジェリック・レイヤー」かといった感じだが。 「ガンプラバトル」っていったいどんな仕組みで動いてるんだという。 ただ、「ガンプラバトル」をすると本当にガンプラが壊れてしまうというのは少し嫌かも。
 それにしても、ランバ・ラルそっくりのラルさんの中の人が、本編と同じ広瀬正志さんとかいう辺りはさすがのキャスティング。 お母さんが三石琴乃さんで、ライバルのサザキが広橋涼さんとかキャスティングが面白い。
 とりあえず、思っていたよりは面白そうなので視聴継続。 決して、主人公の同級生の眼鏡っ子が可愛かったからというワケではない(<マテ)。 「ガンダム」ネタは、それだけで面白くなるという面があるのがズルい。
きんいろモザイク[サンテレビ]
 2013/09/23放映終了。
 アリスが留学してからの一年間を描いて、皆が進級した所で幕。 「アリスは海を越えて日本に来てくれたのだから、クラスが離れたぐらいは何でもない」みたいな忍の台詞はなかなか良かったし、いい締めになったと思う。 まさか、最後にミュージカルが来るとは思わなかったが。
 原作が4コママンガの所為なのか、少し話が細切れっぽい回が目立ったような気がするが、概ね面白かった。 ただ、せっかく外国人を出すのだから、もう少しカルチャー・ギャップみたいなものが前面に出ていた方が、作品の特徴が際立ったように思える。 後、忍は、単に金髪フェチのだけなような。
神さまのいない日曜日[サンテレビ]
 2013/09/23深夜(正確には2013/09/24未明)放映終了。
 自分の出生と育った村の秘密を知ったアイが、ユリーやスカーと一緒に「世界を救う」旅に出て、死者の国に行ったり、異能力者を集める学園に拉致されたり、「墓守」が生まれる場所に行ったりと色々あった挙句、同じ時間を繰り返すループ世界を解放する手助けをする話で幕。
 過去に起きた何らかの「異変」によってすっかり変わってしまった世界を主人公が旅をして、次々に様々な「不思議」に出会っていくというロード・ムービーのようなスタイルとか、キャラクターの設定等は割と面白そうなのに、何故こうまで変な話になってしまうのか、訳が判らない。 何かイベントが起きてそれが解決するのはいいのだが、何故そうなったのかという説明の部分がバッサリ抜け落ちているので、観ている方としては置いてきぼりにされた気分になるというか。 原作からしてこうなのか、それともアニメ化する時にエピソードを詰め込み過ぎて尺が足りなくなった結果の説明不足なのかは判らないが、いずれにしても、色々と唐突過ぎて話についていけなかった。 後半の二つの「学園もの」のエピソードでは、「墓守」という設定そのものが殆ど意味を持たなくなっていたし。
ワルキューレロマンツェ[サンテレビ]
 2013/10/07深夜(正確には2013/10/08未明)サンテレビにて放映開始。 サンテレビから2日後の2013/10/09深夜(正確には2013/10/10未明)KBS京都でも放映開始。 原作は、Ricottaから発売されたWindows用のアダルトゲーム「ワルキューレロマンツェ 少女騎士物語」。未プレイ。
 ジョストの盛んな学園を舞台に、騎士でもないのにひょんな事からジョストで決闘する事になってしまった女の子と、それを支える主人公を描くラブコメ…だろうか。 原作がエロゲーという事で、ハーレムものっぽい雰囲気はあるが、ジョストのシーンをはじめとして、馬の描き方などアクション・シーンが割といいのは、制作が「インフィニット・ストラトス」と同じエイトビットだからだろうか。 単なるちちとしりとぱんつのアニメなら切っていた所だが、パンツ丸出しで大真面目に決闘を申し込むお嬢様(?)キャラが何か面白かったので視聴継続。 OP・EDを見る限りでは、どうやら美桜は思い切ったショートカットになるらしいし(<そこかい)。
 しかし、舞台は欧州の学園らしいのに、妙に日本人が多いのは気にしない方がいいのだろうか。うーむ。
ぎんぎつね[テレビ大阪]
 2013/10/07深夜(正確には2013/10/08未明)テレビ大阪にて放映開始。 原作は、落合さより氏が「ウルトラジャンプ」で連載中のコミック。未読。
 小さな稲荷神社の跡継ぎになった女子高生と、神使の狐との交流を描く話…かな。 何か「神様はじめました。」っぽいけど、こちらは特に恋愛要素があるワケではなさそうなので、ある意味安心して観ていられるかも。 とりあえず雰囲気は悪くないので視聴継続。
WHITE ALBUM2[毎日放送]
 2013/10/07深夜(正確には2013/10/08未明)毎日放送にて放映開始。 原作は、AQUAPLUSから発売されたPS3用ゲーム「WHITE ALBUM2 幸せの向こう側」。未プレイ。
 学園祭を前にして、メンバーが抜けて存続が危ぶまれるバンドのギタリストの主人公が、2人のヒロインと出会って新しいバンドを作るというような話か。
 前作の「WHITE ALBUM」のヒロインの森川由綺の名前が出てきたので、時系列的に繋がりのある世界の話になるらしい。 森川由綺の持ち歌が出てくる以外の関係があるかどうかは不明だが。
 主人公が妙に説教くさいというか、「何でもお見通し」的などこかエラそうな物言いをするのが気に障るが、第1話ラストの演出が何か良かったので視聴継続。 前作のような特殊な表現を使う演出は無さそうだが。 また、今回は登場人物が高校生っぽいので、前作のようなあからさまなシーンはあまり無いかな。
げんしけん 二代目[毎日放送]
 2013/09/30深夜(正確には2013/10/01未明)放映終了。
 新入会員で女装男子の波戸君の過去話やら、斑目の春日部さんへの片思いの決着やら色々あった末に、最後は合宿に行く話で幕。
 「二代目」というから、荻上さんが新会長として頑張る姿を描くのがメインになるのかと思いきや、新入会員の波戸君と、OBの斑目とのダブル主人公だったような気がするが、これはこれで面白かった。 総入れ替えになったキャストも、違和感があったのは初めの内だけですぐに慣れたし。 ただ、出番が少なかった田中や久我山は慣れる暇が無かったかも。
 サブタイトルが他の作品のタイトル等のパロディになっていたり、スーが毎回「判りにくい」ネタを振りまいていたりして、それらの元ネタが何か考えるのも、何だか「オタク検定」のようで楽しいし。 しかし、スーが何故「雲のように 風のように」の原作小説の書き出し(アニメでは使われていなかった筈)まで知っていたのかは謎過ぎる。
 後、斑目が春日部さんにフラれる話で、斑目が「もし高坂がいなかったら?」と聞いたのに対して、春日部さんが「そんな未来もあったかもね」と思わせぶりな返答をしていたが、もし高坂がいなかったらそもそも春日部さんが斑目と接点を持つ事は無かったんじゃなかろうかという気がする。
蒼き鋼のアルペジオ─アルス・ノヴァ─[毎日放送]
 2013/10/07深夜(正確には2013/10/08未明)毎日放送にて放映開始。 原作は、Ark Performance氏が「ヤングキングアワーズ」に連載中のコミック。未読。
 海から突然現れた「霧」と呼ばれる謎の艦隊に全ての海・空・宇宙を制圧され、人類が分断された世界で、「霧」を裏切って人類に味方する潜水艦イ401のイオナと共に戦う主人公達の活躍を描く、みたいな話か。
 太平洋戦争時の旧日本軍の艦船が擬人化して登場というと、今流行っているゲームの「艦隊これくしょん」みたいだが、原作コミックの連載開始が2009年11月からで、「艦これ」のサービスインが2013年4月らしいので、世に出たのはこちらの方が先か。
 それはともかく、何か見た目が不自然だと思ったら、これキャラクターも全部3DCGなのか。 「キングダム」も同様だがもう少しモデリングがこなれてこないと見た目が今一つだが、戦闘シーンはなかなか面白そうなので視聴継続。 でも回想シーンを第1話に入れるのは少し構成としては面白くないかな。
 それにしても、「青い色の潜水艦」というと「青の6号」みたいな。
ローゼンメイデン[毎日放送]
 2013/09/30深夜(正確には2013/10/01未明)放映終了。
 「まかなかった」ジュンが、送られてきたパーツから真紅を作り上げ、ローゼンメイデンの末妹である雪華綺晶によって捕らわれていた「まいた」ジュンやローゼンメイデン達と協力して遂に雪華綺晶を退け、二つの世界が元通りに戻ったと思っていたら、また雪華綺晶によって「まいた」ジュンや金糸雀のマスターの意識が奪われてしまい、真紅達が「まかなかった」ジュンに助力を求め、「まかなかった」ジュンもそれに応じて、再び「Nのフィールド」に旅立つという所で幕。
 「まいた世界」と「まかなかった世界」という、いわば並行世界が存在するという事で、初めはどうなる事かと思っていたが、なかなか上手く繋げていたように思う。 とはいえ、原作を読まずにアニメしか観ていないと、前作までの繋がりが今一つ判りづらいのではなかろうか。 さすがに、第1話のあの総集編だけで理解するのは、なかなか難しいだろう。
 しかし、メタ・フィクション的な視点で見れば、原作とは異なる展開で進んでしまった今までのアニメシリーズを、原作通りの展開に引き戻すという、言ってみれば作中で雪華綺晶によって混じり合い崩壊してしまった二つの世界を元の姿に戻したように、原作とアニメという二つの世界を元のあるべき姿に戻す為の作品だった、という見方もできるのかななどと思ったり。
 とにかく、またもや「まかなかった」ジュンもアリスゲームに巻き込まれるという所で終わってしまったので、結末としては中途半端な感じがする。 分割2クール構成なのか、それとも「この続きは原作を読んでね」エンドなのかは判らないが、いったんキリのいい所まで進んだストーリーを、最終回で「ちゃぶ台返し」されてしまったので、ストーリーの評価が難しい。
 それにしても、ジュンはどちらの世界でもモテモテなんだな。 許せん(<そこかい)。
アウトブレイク・カンパニー[毎日放送]
 2013/10/07深夜(正確には2013/10/08未明)毎日放送にて放映開始。 原作は、講談社ラノベ文庫から刊行されている榊一郎氏の小説「アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者」。未読。
 謎の穴を通して日本と地続きになった異世界の王国に、日本の「萌え」文化を輸出する為に雇われた、元引きこもりのオタク主人公が、ハーフエルフのメイドやら、巨乳眼鏡の女性自衛官やら、見た目幼女の皇帝陛下やらに囲まれて、キャッキャウフフする話だろうか。 「クールジャパン」を鼻で笑うような設定が面白すぎるので視聴継続。 原作者が「スクラップド・プリンセス」等の榊一郎氏という事だし。

火曜日

たまゆら〜もあぐれっしぶ〜[サンテレビ]
 2013/09/24放映終了。
 2年生になった楓が写真部を作って、そこに3年生のかなえ先輩が加わって、色々な事があった1年間があっという間に過ぎて、かなえ先輩が卒業していく話で幕。
 結局この作品って、楓が父親から独り立ちしていく過程をひたすらに描いているんだろうなあと。 カメラにしても、写真にしても、楓が出逢う様々な人達にしても、皆何かの形で楓の父親と繋がっていて。 楓は、そうやって少しずつ父親の事を知っていく事で、やがては父親離れをして自立していけるんだろうなと。
 竹原や汐入など、現実に存在している場所を舞台にして、等身大の女子高生達が主人公の「日常もの」の体裁を取ってはいるものの、登場する人達は皆肯定的で、時に後向きになったり自信を失ったりする事があっても必ず自分を認めて支えてくれる人達が周りにいて、すぐに立ち直って前向きになっていけるというこの「たまゆら世界」は、やはりれっきとした「ファンタジー」なのではなかろうか。 あのももねこ様は、この作品がそういう「ファンタジー」な世界である事の象徴として在るのではないか、などと思ったり。
 後、今期は、楓をはじめとして、かおる・のりえ・麻音らも、タイトルの通りに前シリーズより更にアグレッシブに動いていてちょっとビックリ。 ただ、かなえ先輩が加わって、楓の物語という面がより強まった感じがあったので、他のキャラクター達がメインになる話が前シリーズより少なくなってしまった感はある。
 しかし、ここまで来たら、楓の卒業まできっちり描いてほしい気がする。 3年生編があるといいなあ。
リコーダーとランドセル ミ☆[KBS京都]
 2013/09/24深夜(正確には2013/09/25未明)放映終了。
 キャラデザイン等が一新されて、監督曰く「原作テイスト」に近づけたという事だったが、正直言って、実写を加工した背景等と合わせて省力化を図ったようにしか見えない。 しかし、短編作品らしいテンポのいい演出が上手く効いていて、それでも結構いい味を出していたようにも思える。
 それにしても、今期の新キャラはマトモな人がいなかったような。 一応マトモだったのは小林ぐらいか?
神のみぞ知るセカイ 女神篇[テレビ大阪]
 2013/10/01深夜(正確には2013/10/02未明)放映終了。
 地獄の旧体制を復活させ、更に人間界も支配しようという「ヴィンテージ」達を抑える為、また「ヴィンテージ」に襲われて地獄の呪いを受けてしまったかのんと、かのんに宿る女神アポロを助ける為に、以前に「攻略」した女の子達の中から女神を宿している者を探す事になった桂馬が、色々あった末に何とか女神達を全て見つけて目覚めさせる事に成功し、「ヴィンテージ」の企みを阻止して、また今までの日常が戻ってきたという所で幕。
 前二作のTVシリーズは観ていたが、その後のOVA作品を観ていなかったので、話についていけるかどうか心配だったが、序盤をはじめとして随所で今までに何があったかという最低限の説明はされていたので、特に困る事が無かったのはありがたい。
 しかし一方で、終盤の方の展開にはやや強引な感じというか、説明不足に感じる所があって、少し消化不良な印象もあった。
 しかし更に一方では、ちひろと桂馬の関係を描くのには丁寧に尺を使っているような所もあって、その辺のバランスが微妙な感じである。 考えてみれば、第2期のちひろ篇も、間の取り方や尺の使い方が他の話とは少し違っていたような記憶があるし、今回唯一女神の宿主ではなかったヒロインという所為もあって、ある意味ちひろがメインヒロインだったような。
 相変わらず無駄に壮大な感じのOP主題歌をはじめとする音楽の良さと、ラストのちひろ達のバンドのライブシーンに見られる作画の良さ、それに女の子達の描き方の可愛らしさが映える作品だった。 機会があれば、見逃しているOVA作品も観てみたいものである。
 それにしても、今期はエルシィが全然目立たなかった。 ずっとかのんの身代わりを務めていたから、ある意味一番働いていた筈だが。
東京レイヴンズ[サンテレビ]
 2013/10/08深夜(正確には2013/10/09未明)サンテレビにて放映開始。 同日KBS京都でも放映開始。 原作は、富士見ファンタジア文庫から刊行されているあざの耕平氏の小説。未読。
 陰陽道(ていうか呪術?)が公然と存在し、陰陽師が国レベルで活躍しているという世界で、才能が無いと思っていた陰陽道の名家の分家の主人公が、実は凄い才能を秘めていて…みたいな話だろうか。
 話自体はありきたりな感じだが、北斗が可愛いので視聴継続(<そこかい)。 しかし、この手の作品でこの手のキャラクターは、話が進むと出番が無くなっていったり、酷い場合には主人公の目の前で無惨な殺され方で死ぬとか凌辱されるとかして、主人公の力が目覚める切っ掛けにされてしまったりという、どちらにしてもこの先あまりいい役どころにならないような気がするのだが、「2年前に主人公の前に現れた謎の女の子」という設定からすると、もしかしてあのヒロインが主人公をやる気にさせる為に送り込んだ使い魔とかだったりするのだろうか。 それと、「分家の人間が本家の人間の式神になる」とか言ってたが、そもそも人間を式神にするというのは陰陽道的にはアリなのかという気が。 まあいいけど。
サムライフラメンコ[関西テレビ]
 2013/10/15深夜(正確には2013/10/16未明)関西テレビにて放映開始。 フジテレビ「ノイタミナ」枠の第…何弾作品かはもう数えるのが面倒くさいのでパス。 「ノイタミナ」枠だがオリジナル作品らしい。
 「正義の味方」に憧れるあまりに、本当に正義のヒーローになろうとして、まずは身近な小さい悪から正していこうとする若者と、ひょんな事からその若者に懐かれてしまった警官との日々を描くコメディ…だろうか。 タイトルの「サムライフラメンコ」というのをはじめとして、ネーミングには色々と気になるところがあるが、話は割と面白そうなので視聴継続。 しかし「サムメンコ」という略称はどうかと。

水曜日

IS〈インフィニット・ストラトス〉2[サンテレビ]
 2013/10/09深夜(正確には2013/10/10未明)サンテレビにて放映開始。 サンテレビから2日遅れの2013/10/11深夜(正確には2013/10/12未明)KBS京都でも放映開始。 原作は、MF文庫Jからオーバーラップ文庫に移動したらしい。未だに未読。
 2011年1月〜4月に放映されていた作品の第2期。 一夏のハーレム生活は相変わらずのようだが、ヒロイン達の出番にあからさまな格差があるように見えるのは気のせいか。 それにしても、いくら第2期とはいえ、もう少し「一見さん」に優しい第1話にしてもよかったような気がするが。 これではふるい落としにかかっているとしか思えん。
 とりあえず、ラブコメ部分はありがちで見るべき所は無さそうなので、またアクション・シーンに期待して一応は視聴継続。 一夏が男なのに女しか動かせない筈のISを動かせるというその謎は今回は明らかになるのだろうか。 ならないだろうなあ。

木曜日

サーバント×サービス[ABCテレビ]
 2013/09/26深夜(正確には2013/09/27未明)放映終了。
 一宮の妹の塔子ちゃんが攻めてきたり、三好さんが田中さんの孫を紹介されたり、課長がウサギのヌイグルミ型のロボットだったりした挙句、ルーシー(略)の名前を受理したのが長谷部の父親だった事が判るが、長谷部はルーシー(略)に嫌われるどころかむしろ少し仲が進展したという所で幕。 まったく、リア充爆発しろ(ただし長谷部のみ)。
 色々と個性的なキャラクター達が繰り広げるラブコメという事で、まあそこそこ面白かったが、これ特に役所が舞台でなくても出来たような気がしないでもない。 まあ、ルーシー(略)の名前の件があるぐらいか。 最後はドタバタで終わるというのはお約束だな。

金曜日

のんのんびより[テレビ大阪]
 2013/10/11深夜(正確には2013/10/12未明)テレビ大阪にて放映開始。 原作は、あっと氏が「月刊コミックアライブ」に連載中のコミック。未読。
 全校生徒が小中合わせて5人という田舎に住む女の子達の日常を淡々と描く話…だろうか。 何となく「みなみけ」っぽい雰囲気が面白いので視聴継続。 蛍の父親はあんな田舎にいったい何の仕事で引っ越してきたんだろう。 脱サラして農業でも始めたんだろうか。 それにしても一人だけいる男子のあの中三の兄ちゃんは、「影が薄い」というか、そこにいるだけというキャラで既に存在自体がギャグになっているような。
 で、「にゃんぱす」って何?

土曜日

宇宙兄弟[読売テレビ]
 第76話まで放映。
 六太をはじめとして日本人の候補生が全員正式な宇宙飛行士に認定されたり、ISSの乗員のバックアップクルーの席を断った六太が月面バギーの改良策を考案して結局月ミッションのバックアップクルーに選ばれたり、一方でシャロンの病気が進行していたり、日々人が月での事故が原因でパニック障害になってリハビリ訓練の為にロシアに行ったりする所まで。
 相変わらず、「前回までのあらすじ」や回想シーンが多くて話の進行が遅い上に、更に「ミスターヒビット」という劇中アニメのコーナーまで始まって、本編が更に短くなってしまった。 「ドラゴンボール」じゃないんだから。
 また、やはり相変わらず六太の「主人公補正」が気になる。 今期は特に訓練の所がかなりスキップされてしまったので、六太が何故あそこまで様々な人達から推薦を受けるようにまでなったのかがよく判らないので、尚更「補正」が効き過ぎているように見えてしまった。 月面バギーの改良案も、今一つ斬新さに欠けるように思うし(というか、フロントガラスにナビゲーション用の地図を映し出すなんて、現在でもほぼ商用化寸前のアイデアだし、何より地図だけあっても自車の現在位置を精確に特定できないようでは意味が無いし。あの時代の月にはGPSのような精確な測位システムがあるというのであれば話は別だが)。
 後、今回からまたOP・EDが変わった。 やはり、曲・映像共に今一つな感じ。
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