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2011年
アニメについて・2011年
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
さて、年明けから何故か妙にアニメを観る時間が取れない期間が続いた所為で更新がずい分と遅れてしまった結果、12月の最終週〜1月末(2010/12/25〜2011/01/31)までの間に終了した作品・開始された作品、及び放映のあった継続作品の感想を纏めて更新する事になってしまいました。
しかし、一応、新番組は第1話視聴時点、継続作品は1月最初の放映分までという原則は守っております。
ただ、「海月姫」と「屍鬼」だけは、1月2回目の放映が最終回という事もありまして、1月最初の放映分までのは飛ばして最終回視聴後の感想のみとしております。
現時点での視聴本数は19本。
ここしばらくずっとこんな本数ですが、新番組をそんなに切りまくっているという訳でもない(第1話を観て切ったのは4本だけかな?)ので、やはり本数全体が減ってきているんでしょうね。
それはまあ良いのですが、深夜枠の作品が特定の曜日に偏っているのが少し難儀かもしれません。
月曜日の深夜に5本もある一方で、日曜日・水曜日・土曜日の深夜には1本もありません(正確には、日曜日の深夜にNHK衛星第2で「かみちゅ!」を観てたりするのですが、まあこれは新作とは言えないので員数外という事で)。
もう少し平均的にバラけてくれるとありがたいのですが。
員数外と言えば、NHK教育で放映されている「マリー&ガリー Ver.2.0」を、最近スペシャル番組があったのを期に観始めました。
これは、5分間の短い作品で、NHKのサイトの番組表や地デジのEPGでは「すイエんサー」の枠内に含まれてしまっていて、表に出ていません。
しかし、実際の放映時間としては、25分間の「すイエんサー」の本編とは完全に区別されていて、放映されるのは後の5分間と決まっています。
何故か、東芝のRD-XS43等で使われている番組表(DEPGとか番組ナビとか呼ばれているもの)では、ちゃんと「すイエんサー」とは独立した別枠になっていたりするのが謎ですが。
内容としては、理科や科学嫌いの女の子が、ガリレオをはじめとする歴史上の科学者達と科学的なネタでドタバタするという感じなのですが、これがまた、(監督こそ佐藤順一氏ではないものの)「おジャ魔女どれみ」のスタッフが結構入っていたりする事もあって、結構面白かったりします。
アイキャッチやサブタイトルの背景のイラストが、妙に萌える感じになってたりしますし。
「Ver.2.0」というタイトルの通り、第2期の途中から観始めたという事もあり、特にこのページに感想は書きませんが、毎週割と楽しみにしている作品です。
帯番組
対象作品無し。
日曜日
- べるぜバブ[読売テレビ]
A:
D:
-
2011/01/09読売テレビにて放映開始。
原作は、田村隆平氏が「週刊少年ジャンプ」に連載中のコミック。未読。
日本一の不良高校に通う、人を人とも思わない悪魔のような不良高校生が、川を流れてきたオッサンの中から出てきた魔王の赤ん坊に懐かれて、人類を滅ぼす為にやってきたというその赤ん坊を育てるハメになってしまう話。
タイトルにひらがなとカタカナとが混じっているのは「ドラえもん」みたいなものかと思ってたが、赤ん坊の「バブ」という声にかけてるのか。
事前に放映されていた番宣の特番を見て、「典型的な『ジャンプ作品』だな」みたいに思って全然期待していなかったというか、守備範囲外の作品かなと思っていたのだが、実際に観てみたら、話の導入、展開のテンポ、キャラクター等々、これが意外と面白く楽しく観れてしまったので、とりあえず視聴継続。
ただ、高本監督の作品で、今まで面白いと思えた作品が殆ど無いので、その辺は「面白いのはもしかして第1話だけかも」という気がして少し不安ではあるが。
それにしても、EDに思いっきり提供テロップが被せられていたのは何故なんだろう。
後提供画面がちゃんとあったのに(※これは第2話から改善された。もしかして第1話のは放送事故だったんだろうか?)。
- STAR DRIVER 輝きのタクト[毎日放送]
A:
D:
-
第14話まで放映。
タクトが「綺羅星十字団」のサイバディとの戦いを繰り返す内に、サカナちゃんこと気多の巫女が解放されて島を出ていったり、スガタが「王のサイバディ」を動かしてヤバい事になったり、マリノが「綺羅星十字団」にも隠し続けていた、双子の姉妹のミズノが日死の巫女だという事がヘッド達にバレたりした所。
時間の流れが止まっている「ゼロ時間」の中でしか動かせないサイバディを、普通の時間の中でも動かせるようにして、経済的・軍事的に世界の覇権を握ろうという「綺羅星十字団」の目的はとりあえず明らかになっているものの、相変わらずどんな展開になるのかサッパリ判らない話ではある。
何より、主人公のタクトや、タクトに「タウバーン」の事とかを教えたっぽいタクトの祖父という人物が謎過ぎる。
が、笑いありラブコメありで個々の話はまあまあ面白い。
後、今回からOP・EDが変わった。1クール毎に変わるのももはや定番となりつつあるな。
- 心霊探偵八雲[NHK衛星第2]
D:
-
2010/12/26放映終了。後番組は何故か「かみちゅ!」。
色々あった末に、両目の赤い男の企みが頓挫し、七瀬美雪は逃走の末に湖に車で飛び込んで行方不明、脳死状態だった一心は車椅子の少女に臓器を提供して逝ってしまい、奈緒は後藤刑事の家に引き取られ、八雲は相変わらず晴香ちゃんの持ち込む心霊事件を解決する日々という所で幕。
複数の事件が、八雲を中心に収束していく展開は結構面白かったが、「両目の赤い男」が何故ああいう怒りや憎しみに凝り固まった魂だけの存在になったのか、という所が結局明かされないまま終わったので、一応一通りのケリはついたのに今一つモヤモヤしたものが残る話だった。
案の定、タイトルに反して「探偵」ものではなかったし。
どうでもいいが、晴香ちゃんが着たきり雀だったのは何とかならなかったのか。
一応、「花の女子大生」なのに。
月曜日
- お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!![サンテレビ]
A:
(サンテレビ・KBS京都)
D:
(サンテレビ・BS11デジタル)
-
2011/01/10深夜(正確には2011/01/11未明)サンテレビにて放映開始。同日KBS京都でも放映開始。
サンテレビから4日遅れの2011/01/14からBS11デジタルでも放映開始。
原作は、草野紅壱氏が「WEBコミックハイ!」に連載中のコミック。未読。
超ブラコンの妹が、実は血がつながっていないと知って、兄とノーマルな恋愛が出来ると喜ぶという超前向きな話…だろうか。
アルバムの写真に妹が写っていないのは、てっきり全部妹が撮影したものだからとかいうネタかと思ってたら、本当に養女だったという話なのは驚いた。
兄は兄でその妹に欲情してるし、真面目にやると物凄くアブない話になりそうだが、第1話のようなコメディ路線で行くなら面白そうなので視聴継続。
あの色々と隠しているのは、公式サイトによればペンギンらしい(そして例によってBDやDVDでは消えるらしい)が、どういう基準で隠しているのかは相変わらず謎だ。
とりあえず各局とも「隠し方」は同じようだ。
- パンティ&ストッキングwithガーターベルト[サンテレビ]
A:
(サンテレビ)
D:
(サンテレビ・BS日テレ)
-
2010/12/27深夜(正確には2010/12/28未明)放映終了。後番組は「IS<インフィニット・ストラトス>」。
ダテンシティのヘルズゲートをブリーフのヘルズモンキー(って「地獄の門の鍵」って事か)で開き、最強のゴーストを呼び出して地上と天界を支配しようという悪魔コルセットの企みを打ち破り、ダテンシティに平和が訪れたと思ったら、実は悪魔だったというストッキングにパンティがみじん切りにされてしまい、隣町にもあるというヘルズゲートまでばら蒔かれてしまうという急転直下の展開で幕。
で、来期に続くという事だが、どこまでマジなのか判らん。しかしあの実写下半身はいったい。
やはり『下品で品性下劣で淫乱な「パワーパフガールズ」』といった趣の作品だったが、アクションが面白い話や、「せいし工場」みたいな隠喩が面白い話等があって、結構楽しめた。
よくもまあ、これだけ下品だったり低かったり汚かったりするネタを考えつくものだとある意味感心する。
しかし、ラストの急転直下の幕引きで何がなんだか訳の判らない作品に。
本当に続きがあるのか?
- IS<インフィニット・ストラトス>[サンテレビ]
A:
(サンテレビ・KBS京都)
D:
(サンテレビ・BS-TBS)
-
2011/01/17深夜(正確には2011/01/18未明)サンテレビにて放映開始。
サンテレビから2日遅れの2011/01/19深夜(正確には2011/01/20未明)からKBS京都でも放映開始。
更にサンテレビから12日遅れの2011/01/29深夜(正確には2011/01/30未明)からBS-TBSでも放映開始。
原作は、MF文庫Jから刊行されている弓弦イズル氏の小説。未読。
女しか動かせない筈のパワードスーツみたいなメカ「インフィニット・ストラトス」を動かせた主人公の少年が、その「インフィニット・ストラトス」の操縦者を育成する学校(当然生徒は女子ばかり)に入学して頑張る話…なのか?
別に義務という訳でもなさそうなのに、何故主人公の少年がその学校に入学したのかが判らないので、今一つ話が見えない。
「インフィニット・ストラトス」を操縦して大会で優勝したいとか、そういう目標があるようにも見えなかったし、事前に読んでおくべき本を捨ててしまったりしていて、そもそもやる気があるようにも見えない。
かといって、あのお姉さん兼担任教師に無理矢理入学させられた、という訳でもなさそうだし。
更に、設定もキャラクターもお約束通りだし、台詞回しも説明台詞が多くて萎える。
だいたい、全寮制の学校なのに、特に事情の説明も無く、何故か授業が始まってから初めて寮に入るという展開も無理があり過ぎる。
ハーレムものっぽいが、TBS製作だから「その方面」も大して期待できないし。
が、冒頭や途中に出てきた夕暮れの空が綺麗だったのと、戦闘シーンのスピード感は気に入ったので、とりあえず視聴継続。
とはいえ、あのデカい手足が付いているのに顔だけが生身で剥き出しのメカは、見た目のバランスが悪くてイマイチだが。
後、主人公の少年が、女子に気押されるだけでロクに言いたい事も言えないヘタレだとさすがに見る気も失せそうだが、一応言う時は言うみたいな感じだったのでギリギリセーフ。
今後次第かな。
- ドラゴンクライシス![読売テレビ]
A:
(読売テレビ)
D:
(読売テレビ)
D:
(キッズステーション)
-
2011/01/10深夜(正確には2011/01/11未明)読売テレビ「MONDAY PARK」枠にて放映開始。
読売テレビから1日遅れの2011/01/11深夜(正確には2011/01/12未明)からキッズステーションでも放映開始。
原作は、集英社スーパーダッシュ文庫から刊行されている城崎火也氏の小説。未読。
主人公の少年が、ロスト・プレシャスとかいう物を探すトレジャー・ハンターみたいなハトコの仕事に巻き込まれて、悪人(?)達から貴重なロスト・プレシャスを奪ったと思ったらそれが夢で見た美少女で、何故か懐かれている内にその少女がドラゴンだと判ってエラい事に、みたいな話か。
まあ何かありがちな話っぽいし、一見現代の日本と変わりなさそうなのに「ロスト・プレシャス」だの「ドラゴン」だのというファンタジーな要素が普通にあるという世界観も少し無理矢理な感じがしないでもないが、普通には面白そうなのでとりあえず視聴継続。
しかし釘宮さんのあの声で「りゅーじ」と言われると、何か「ゆーじ」に聞こえてしょうがないのは気のせいか。
- 君に届け 2ND SEASON[読売テレビ]
A:
D:
-
2011/01/10深夜(正確には2011/01/11未明)読売テレビ「MONDAY PARK」枠にて放映開始。
2009年12月〜2010年6月に放映されていた「君に届け」の第2期。
この枠の作品は、「君に届け」の第1期をはじめとして、今まではキー局の日本テレビの放映から数ヶ月遅れで放映されていた(もしくは放映自体がされなかった)が、ここにきて、やっと「周回遅れ」を脱して同時期の放映となった。めでたい。
第1話は胡桃(ざわ…)の回想の形で第1期の総集編的な内容だったので、本筋は次回からという事らしいが、この第1話もある意味「胡桃スペシャル」として、胡桃の可愛い所が山盛りで見応えがあった。
メインスタッフもキャストも第1期と同じようなので、今期もまた楽しみな作品である。
で、また実写コーナーもあるのか。今度は「シリトド」というらしい。
- これはゾンビですか?[サンテレビ]
A:
(サンテレビ・KBS京都)
D:
(サンテレビ)
-
2011/01/10深夜(正確には2011/01/11未明)サンテレビにて放映開始。
サンテレビから1日遅れの2011/01/11深夜(正確には2011/01/12未明)KBS京都でも放映開始。
原作は、富士見ファンタジア文庫から刊行されている木村心一氏の小説。未読。
何故か知らないが連続殺人鬼に殺されてしまった少年が、何故かネクロマンサーにゾンビとして蘇らせてもらって、自分を殺した殺人鬼を夜な夜な探し回っていたら、今度は魔法少女ならぬ魔装少女が現れて、何故かその魔力を吸い取ってしまったので、自分が女装少年になって戦うという話…だろうか。
今一つギャグなのかシリアスなのかよく判らない作品だが、とりあえず女装した辺りから何となく面白かったので視聴継続。
それと、部屋の天井付近から広角レンズで部屋を俯瞰するような構図が何回か使われていて、それが妙に印象的だったというのもある。
何故ネクロマンサーが蘇らせてくれたのか(そして何故家に住み着いているのか)とか、何故主人公の少年が魔装少女の魔力を吸い取ってしまったのかとか、直射日光の下は歩けないと言いつつ直射日光の当たる窓辺に座っているのはいいのかとか、だいたい何故主人公の少年は一軒家に一人暮らしなんだとか、色々と放ったらかしになっている点があるような気がするのだが、その辺はおいおい明らかになっていくのだろうか。
それとも、その辺はこの作品的には気にしてはいけない点なんだろうか。うーむ。
ちなみに、この作品でも謎の黒い影やら謎の発光現象やらが起きるが、各局によって違いは無いようだ。
火曜日
- GOSICK─ゴシック─[テレビ大阪]
A:
D:
-
2011/01/11深夜(正確には2011/01/12未明)テレビ大阪にて放映開始。
原作は、富士見ミステリー文庫から刊行され、同文庫の廃刊後、現在は角川文庫から刊行されている桜庭一樹氏の小説。未読。
第一次大戦後に、日本の同盟国のヨーロッパの架空の国に留学していた主人公の少年が、頭脳明晰な少女と知り合った事で、様々な事件に巻き込まれる、という話か。
これって要するに、シャーロック・ホームズを金髪碧眼の美少女に、ワトスンを主人公の少年に、レストレード警部をあの変な髪型の男に置き換えて、舞台をロンドンから架空の国に移したミステリーという事なのか。
金髪碧眼の美少女が、何故かパイプをくわえてるし。
主人公の少年が、周りから「漆黒の瞳を持っている」から「黒い死神」だとか言われているのに、実際には茶色の瞳だというのは今一ついただけない。
しかし、陽気な眼鏡っ子の先生は良い。
それに、金髪碧眼ゴスロリ娘が、気だるそうにゴロゴロ転がってるのも良いので視聴継続。
さて、ミステリーとしてはどうかな。原作は、推理小説という事らしいが。
とはいえ、別にミステリーファンという訳ではないので、それなりにミステリーっぽいだけでも別にいいのではあるが。
ていうか、主人公の少年の「黒い死神」というのは、何か本筋に絡むような謎というか設定なんだろうか。
それにしても、あの図書館が、所謂「浅草十二階」に見えてしまってしょうがないのは私だけだろうか。
- 海月姫[関西テレビ]
A:
(関西テレビ)
D:
(関西テレビ・BSフジ)
-
2011/01/11深夜(正確には2011/01/12未明)放映終了。後番組は「フラクタル」。
蔵之介が月海をお洒落にしたり、蔵之介の兄の修がその「アフター月海」に惚れてしまったり、地区再開発計画で天水館も取り壊しの危機になったり、その計画を推進しているやり手の稲荷のハニートラップに修が引っ掛かったり、天水館を住人で買い上げる為に海月人形を作ってフリマで売ったりと色々あった末に、月海がデザインした海月ドレスがファッション雑誌のコンテストでトップを取って、天水館を買う資金を稼げるかと思ってたら、オーナーである千絵子の母親が天水館を売らない事にしたと言ってきたので、再開発で取り壊しの危機が去ってめでたしめでたしという所で幕。何のこっちゃ。
ラス前の回の「すわ天水館取り壊しか!?」という引きもただの間違いだったという肩透かしなオチだったり、修と稲荷の件も何か中途半端なままだったりと、少し纏めきれていないというか、尻切れトンボな感じがしないでもない。
やはり全11話というのは短いんじゃないのだろうか。
それでも、個々の話は面白かったし、月海の(少し行き過ぎな感はあったが)可愛いところも良かった。
ベンツの為なら雇い主である筈の修の秘密も売り渡すという、運転手の花森もいい性格をしてて可笑しかったし。
何となく、「本当の戦いはこれからだ!」的な所で話が終わってしまった感じがするので、続きを観たい作品である。
- フラクタル[関西テレビ]
A:
(関西テレビ)
D:
(関西テレビ・BSフジ)
-
2011/01/18深夜(正確には2011/01/19未明)関西テレビ「アニメわ〜く!」枠にて放映開始。
フジテレビ「ノイタミナ」枠の第24弾作品…でいいのかな。「ノイタミナ」作品としては珍しい、原作が無いオリジナル作品である。
「フラクタル・システム」というものによって人間が働かなくてもよくなった時代で、退屈な日々を過ごしていた少年が、何者かに追われている少女と出会った事で冒険に巻き込まれていく話…だろうか。
人間本人は何処か好きな場所に住んでいて、家族や人付き合いは殆ど「ドッペル」という立体映像のアバターのようなもので代用しているとか、「フラクタル」という巨大なシステムが出来ていて人間は働かなくてもよくなった(でも何か警察のような仕事をしている人はいるようだが)とか、少し昔のSFみたいな世界観は悪くないのだが、何か引っ掛かるものがある。
少女を追っていた連中がどこかで見たような三人組だったり、それがいくら間抜けだとはいえあれだけあからさまに崖の途中に引っ掛かっている少女を見失ってたり、その少女を見つけた時の少年と引っ掛かっている少女との位置関係から見て少女が落っこちたら崖の下まで落ちそうな感じに見えたがそうではなかったり(というか、あの場面の位置関係が判らないような見せ方だった)、さっき会ったばかりの相手に笑顔がどうとか言い出す少女の言動の奇怪しさだったり…。
そういった、一つ一つは些細な点なのだが、それが幾つもあるのでどうも違和感というか不自然さが拭えない感じに思える。
「フラクタル」が出来たのが22世紀で、あれがそこから更に千年も経っている世界だとは、公式サイトの説明を見るまではとても思えなかったし。
というのも、「現代風」の物(一目でそれと判るようなデザインのメディアプレイヤーやプロジェクター、折り畳みスタイルでキーボードとディスプレイが付いたそのまんまのノートパソコン等々。仮に「フラクタル」が出来てから文明が停滞しているとしても、それらは22世紀のデザインの物でなければならない筈なんだけど。もしかして、「フラクタル」のお陰でどんな時代のどんな物も好きなように作り出せるとかいう設定なんだろうか)が多数登場しているからせいぜい百年先ぐらいの未来にしか見えなかったからだが、そういう辺りも、今一つ「世界の描き方」が中途半端な感じがする。
キャラクター・デザインというか、キャラクターの作画も何か微妙。
監督の山本寛氏が、妙に大仰な事を言っているのも気になるし。
そこまで大層な作品には見えなかったが…。
まあ、珍しいオリジナル作品だし、世界観は悪くない(神のような存在のお陰で働かなくても生活できるとか、各人が好きな場所に住んでいるとかいう辺りは、クラークの「幼年期の終り」っぽい)ように思えるので、とりあえず視聴継続。
(2011/02/27追記)
関西テレビから約5週間半遅れの2011/02/26深夜(正確には2011/02/27未明)からBSフジでも放映開始。
こちらは、例によって最初に関西テレビの「アニメわ〜く!」の代わりに「ノイタミナ」枠のタイトルが出る。
本編には、地上波との違いは無いようだ。
しかし、改めて観ても、やはりこの第1話は何か色々と違和感を感じるなあ。
- 屍鬼[関西テレビ]
A:
(関西テレビ)
D:
(関西テレビ・BSフジ)
-
2011/01/11深夜(正確には2011/01/12未明)放映終了。後番組は「放浪息子」。
このまま、村全体が桐敷と屍鬼の手に落ちるかと思われたが、敏夫の計略によって遂に屍鬼の存在が村人全ての目に明らかにされ、徹底的な屍鬼狩りが始まって、遂に屍鬼を狩り尽くしたものの、山入りから出た火が広がって村は炎上し、大川に追い詰められた沙子は屍鬼となった静信によって助けられて共に何処かへと姿を消し、かおりと昭を救った夏野もまた辰巳と決着をつけ、敏夫は結局村を救えなかった無力感を抱いて生き残った村人達と共に村を去る、という所で幕。
EDで流れた「数日後」という映像が小さくて今一つよく判らなかったのが残念。
あのぐらいはちゃんとフルサイズで流してほしかった。
全体的に、閉ざされた村にはびこる恐怖と狂気、凄絶な惨劇、メインキャラクターといえども次々と犠牲となっていく容赦の無さ、全てが失われていく喪失感と、ホラー作品としてなかなか面白かったと思う。
絶望的な状況からの逆転劇、あるいは絶望の中にも光を見いだすような存在(屍鬼となっても最期まで血を吸う事を拒絶し続けた律子とか)が、陰鬱な物語に絶妙なアクセントとなっていたし。
何より、それぞれのキャラクターが個性的で、皆何かしら魅力的な描かれ方をしていたのが印象的だった。
あの常に人を見下しているようで気に食わない態度の辰巳ですら、沙子に対して忠義を尽くすというか、ひたすら忠実な態度を見せた終盤では憎めないキャラになっていたり。
ただ、あの個性的過ぎる髪型の数々は、正直言ってどうかと思うが。
もしかして、あの変な髪型も、凄惨過ぎる物語に対する一服の清涼剤のようなものだったのだろうか。謎だ。
- 放浪息子[関西テレビ]
A:
(関西テレビ)
D:
(関西テレビ・BSフジ)
-
2011/01/18深夜(正確には2011/01/19未明)関西テレビ「アニメわ〜く!」枠にて放映開始。
原作は、志村貴子氏が「月刊コミックビーム」に連載中のコミック。未読。
フジテレビ「ノイタミナ」枠の第25弾作品…でいいのかな。「ノイタミナ」は、このままずっと二作品平行でいくのだろうか。
女の子の格好をしたい男の子と、男の子の格好をしたい女の子との、青春物語だろうか。
単に、女装・男装をしたいだけで、所謂性同一性障害とは違うっぽいが。
周りにあれだけ理解者がいるというのも凄いな。
おのお姉ちゃんにしても、「なよなよしてる」とか言いながらも、別に弟を拒絶してたりはしないみたいだし。
キャラクターの心情と美しい情景(あの満開の桜の場面は何となく新海監督の「秒速5センチメートル」っぽいが)とを、丁寧に積み重ねていくような雰囲気が無茶苦茶ツボなので視聴継続。
もちろん、ショートヘアの娘がいるのもツボだし(<結局それかい)。
しかし、今期のこの枠は、前の「フラクタル」と合わせて「岡田麿里アワー」になってるな。
(2011/02/27追記)
関西テレビから約5週間半遅れの2011/02/26深夜(正確には2011/02/27未明)からBSフジでも放映開始。
こちらも、前の「フラクタル」と同様、本編には地上波との違いは無いようだが、最後に出るエンドカードの絵(「次回もお楽しみに!」のもの)が地上波のとは異なる。
地上波のは本作品のメインキャラの集合写真みたいな絵だが、こちらでは「フラクタル」のキービジュアルの絵(自転車を押すクレインとネッサとが並んでいるもの)が左半分に、本作品の地上波のとは異なる絵(主役二人のもの)が右半分にと、二作品の絵が並んでいるものになっている。
- DD北斗の拳[関西テレビ]
A:
D:
-
2011/01/11深夜(正確には2011/01/12未明)関西テレビにて放映開始。
何だかよく判らないが、デフォルメされた「北斗の拳」のキャラが現代日本で何か色々やるというギャグアニメなんだろうか。
5分間枠の短い作品だが千葉繁さんも出ている事だしとりあえず視聴継続。
ちなみに、映像は16:9だが、本編の映像はその内の4:3の部分だけで、普通は黒帯になっている左右の部分にはキャラクターが描かれているという、一時期の「ケロロ軍曹」のような形式になっている。
ところで「DD」ってどういう意味?
- 荒川アンダー ザ ブリッジ*2[テレビ大阪]
A:
D:
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2010/12/28深夜(正確には2010/12/29未明)放映終了。
色々あった末に、王様ゲームでマリアが優勝してしまってリク達が犬にされたりするが、また結局いつもの河川敷の生活が続くよという所で幕。
で、何かいい話っぽく締められて誤魔化されたような気がしないでもないのだが、結局、金星に行くとかどうとかいう話はどうなったんだ?
その金星行きの話といい、ニノの正体の話といい、アマゾネスの宝物の話といい、色々と有耶無耶にされたままだったり投げっ放しだったりするネタが残っているような気がするのだが、その辺は、この作品的にはあまり気にしてはいけないポイントなのかもしれない。
しかし、金星行きの話だけは、結構そのネタで引っ張っていたので、もう少しフォローが欲しかったように思う。
キャラクター達のインパクトで勝負できた第1期に比べると、少しその辺りのネタの「引っ張り過ぎ」感というか、しつこさみたいな所が気になって今一つ楽しめなかったかもしれない。
まあ、EDや次回予告の実写版は、相変わらずインパクト充分だったけど。
水曜日
- イナズマイレブン[テレビ大阪]
A:
(テレビ大阪)
D:
(テレビ大阪・BSジャパン)
D:
(キッズステーション)
-
第113話まで放映。
天界だの魔界だのの連中との対決が終わって魔王の復活が阻止できたと思ったら、FFIの大会実行委員長でブラジル代表監督のガルシルドの世界征服の陰謀が明らかになり、そのブラジルとの決勝トーナメント第1試合が始まった所。
天界や魔界での勝負の付け方から世界征服の手段まで何でもとにかくサッカーという辺りは、何でもとにかくボーグバトルで決着を付けるという「カブトボーグVxV」に通じるものがあるような気がしないでもないかも。
こういうのは、良い意味でバカバカしくて好きだ。
しかし、ガルシルドの悪行の証拠を掴む為とはいえ、円堂達がガルシルドの屋敷に忍び込むという話はどうなんだろう。
監視カメラにしっかりと顔を撮られていたから、逆に円堂達の方が不法侵入や窃盗で訴えられそうなものだが。
まあ、その辺りは、この作品的にはあまり気にしてはいけない所なのかもしれないが。
後、今回からEDが変わった。前の方が映像は好きだが、曲は今回のがいかにも少年アニメっぽくて良いかもしれない。
木曜日
- 魔法少女まどか☆マギカ[毎日放送]
A:
D:
-
2011/01/06深夜(正確には2011/01/07未明)毎日放送にて放映開始。
平凡な普通の女の子・まどかが、ある日人語を話す小動物を助けて魔法少女になって、「魔女」と戦う話…だろうか。
小動物の助けを求める声を聞いて魔法少女に、って、何となく「リリカルなのは」を連想させられる。
あちらも、第1期の監督は新房氏だったし。
という事は、あの小動物も、「淫獣」とか呼ばれるようになるんだろうか(違
それはともかく、「監督・新房昭之×脚本・虚淵玄×キャラクター原案・蒼樹うめ×アニメーション制作・シャフトによるオリジナルアニメプロジェクト」という事で、結構前から公式サイトをティザー広告みたいに作って話題になっていた(?)作品である。
例によって、ワイド画面の上下に更に黒帯を入れるというシネスコのような横長の映像や、パースを付けずに描かれた背景等々、いつもの新房監督作品でお馴染みの画作りに加えて、コラージュのようなけばけばしくて怪しい空間で繰り広げられる戦闘シーンや、可愛らしいキャラクターデザインに反して妙にシリアスっぽい話の展開等はなかなか面白そう。
冒頭の「夢落ち」のシーンは、まどかがこれから起きる事を予知夢として見たという事なのか、それともあれは既に起きた事で、何らかの理由で時間が戻ってリセットされたという事なのか、その辺りも興味深い。
視聴継続。
- Rio -Rainbow Gate!-[毎日放送]
A:
(毎日放送)
D:
(毎日放送・BS11デジタル)
-
2011/01/06深夜(正確には2011/01/07未明)毎日放送にて放映開始。
毎日放送から1日遅れの2011/01/07からBS11デジタルでも放映開始。
公式サイトによると、物語自体はオリジナルらしいが、主人公のリオというのは、パチンコ・パチスロのキャラクターらしい。
「勝利の女神」という異名を持つカジノの女ディーラー・リオの活躍を描く、カジノを舞台にしたお色気アクションもの…だろうか。
カジノが舞台で、ポーカーのようなゲームで勝負をするといっても、「アカギ」や「カイジ」みたいに様々な駆け引きや計算を元に行なわれるという訳ではなく、リオの運というか超能力みたいなもので勝ってしまうという感じみたいなので、その方面は特に見所という訳ではなさそうだ。
それよりも、リオをはじめとする女性キャラクター達のお色気を楽しめばいい、みたいな感じである。
とりあえず、主人公のリオのキャラクターは良さそうなので視聴継続。
しかし、居るだけで客が勝ってしまうというのでは、カジノのディーラーとしてはむしろ失格なのでは…。
ところでこの作品、地デジのEPGでは、何故かジャンルが「国内ドラマ」になっているので、DMR-BW780やCATVのSTB・TZ-DCH505でジャンルが「国内アニメ」の作品を検索しても引っ掛からない。
一方、RD-XS43の「番組ナビ」によるアナログ放送の番組表や、BS11デジタルのEPGでは、ちゃんと「国内アニメ」になっている。
これは、やはり放送局(毎日放送)が悪いという事なんだろうか。うーむ。
ちなみに、裸やぱんつの見せ方は、地上波もBSも全く同じようである。
- それでも町は廻っている[サンテレビ]
A:
(サンテレビ)
D:
(サンテレビ・BS-TBS)
-
2010/12/30深夜(正確には2010/12/31未明)放映終了。
色々あった末に、歩鳥がうっかり死んでしまって天国に行ったがかろうじて生き返るという話で幕。
天国に行ってまで働いてお金を稼がないといけないのは嫌だなあ。
てっきり、喫茶店を舞台にした女子高生の日常系の話ばかりなのかと思っていたが、未来人は出てくるわ、宇宙人は出てくるわ、死んだ爺さんの地縛霊(?)がいるわ、更に主人公は死んで生き返るわで、非日常的(というか非現実的?)な話もアリだというのは意外だった。
しかし、歩鳥の言動が普段から頓狂な事もあってか、そういう話も割と違和感が無かったというのが面白い。
それでも、学校をサボって知らない町に行き、そこでも色々な人が普通に生活しているという事を実感したり、夜中に散歩して昼間とは異なる夜の町の姿を知ったりする話のように、(おそらく)誰にでも覚えのある、子供が新しい世界を知った時のちょっとした「感動」や「驚き」を丁寧に描いていたりして、日常系の作品としての基本的な所もきちんと押さえているというのも良かった。
基本的な所を押さえていると言えば、喫茶店シーサイドのメイド服が、赤だの青だのピンクだのという派手な色のミニスカートなどではなく、ちゃんと黒のロングスカートに白いエプロンというのも好印象。
梅津泰臣氏の映像と、坂本真綾さんの「DOWN TOWN」(これまた懐かしい曲である)とが合わさったOPも楽しかった。
全体的に、新房監督が、「ひだまりスケッチ」とはまた一味違う日常系作品のスタイルを確立したのでは、と思える作品だったと思う。
しかし、同じサンテレビなのに、「学園黙示録」などでは見せまくっていたモノをこちらでは謎の発光現象やら何やらで隠してしまうのは何故なんだろう。
基準がサッパリ判らん。謎だ。
あ、こちらはTBS製作だからか?
金曜日
- ウルヴァリン[アニマックス]
D:
-
2011/01/07アニマックスにて放映開始。
原作は、アメコミのマーベル・コミック。前番組の「アイアンマン」同様、実写映画化もされているらしい。観た事は無い。
「ウルヴァリン」と呼ばれている、物凄い治癒能力や手の甲から刃を出したりできるミュータントの男が、ヤクザの親分の娘で政略結婚の為に奪われた恋人を助け出す為に戦う話…だろうか。
「Welcome to Tokyo.」だとか「タンスクローゼット」だとか、何となく妙な感じの台詞が、どこか無理矢理アメコミっぽさを出そうとしているように思えて可笑しいが、とりあえずアクションに期待して視聴継続。
しかし、冒頭のシーンからいきなり一年後に飛んでいつの間にか恋人がいなくなってるとか、ちょっと話の運び方が唐突過ぎるような気もする。
いくら原作がアメコミだからといって、あまり大雑把だと面白くなくなりそうで少し心配。
それにしても、振った木刀の切っ先が音速を超えるとか、あのヤクザの親分は実はどこかのマッド・サイエンティストの作ったアンドロイドか何かなのか?
- おとめ妖怪ざくろ[テレビ大阪]
A:
D:
-
2011/01/07深夜(正確には2011/01/08未明)放映終了。後番組は「レベルE」。
色々あった末に、女郎蜘蛛を倒して神がかりの里の事件が片付いて妖人省も解散となり、ざくろ達と総角達とは離ればなれになるが、結局また再開されて元通りという所で幕。
神がかりの里が壊滅したので、今後はもう半妖が生まれてくる事も無いのかな。
恋愛ものとして見ると、ざくろはともかく薄蛍らがパートナーを好きになるのが簡単過ぎるように思えるし、バトルものとして見ると、今一つ緊張感に欠けるように思える(イヅナを操って攻撃するのが仕事のイヅナ使い達が、あっさり自分自身がやられてしまうというのはさすがに間抜け過ぎる)が、それはそれとして、どこかほんわかしているような、見ていて思わず頬が緩むようなほのぼのした所が妙に楽しい作品だった。
花の枝を持った薄蛍達が歌うのを背景にして、見得を切りながらざくろが戦うというシーンも、まるで舞台演劇のような趣があって面白かったし。
ところで、Japanist2003では、総角(あげまき)や雪洞(ぼんぼり)はちゃんと変換できるのだが、西王母桃(ざくろ)は変換できなかった。
これだけ当て字なのか?と思ってたが、一応正式な(?)読み方として存在するらしい。
- レベルE[テレビ大阪]
A:
D:
-
2011/01/14深夜(正確には2011/01/15未明)テレビ大阪にて放映開始。
原作は、集英社ジャンプ・コミックスから刊行されている冨樫義博氏のコミック。既読。
ごく一部の人類しか知らない内に、数百種類の異星人が地球を訪れ、あるいは住み着いているという世界。
高校入学と共に一人暮らしを始めた野球少年の元にやって来た、困った性格の異星人に、地球人・異星人を問わず色々な人達が振り回される話。
手元にある単行本第1巻の奥付を見ると、1996年3月第1刷発行とある。
そんな15年も前の原作を、何故今頃になってアニメ化するのか不思議に思っていたが、原作は大好きな作品なので結構楽しみにしていた。
SF漫画と言えばスペース・オペラ的なものや発達したテクノロジーを描くものが多い中、異星人の生態や生物学的な面に焦点を当てて描くというのが新鮮で面白かった。
第一印象としては、ほぼ期待通りというか、原作の「間」やテンポ、雰囲気みたいなものはちゃんと出ているように思えた。
ただ、原作には出てこなかったオウムは、いったいどういう役回りなのかは謎だ。
とりあえず面白かったので、ずっとこの調子で行ってほしいものだが、原作でのやたらと文字の多い所をいったいどう処理するのか、非常に気になる。
後、原作に比べると、少し駆け足に思える所があるのも気になる。
大丈夫なのか?
土曜日
- 極上!!めちゃモテ委員長 Second Collection[テレビ大阪]
A:
(テレビ大阪)
D:
(テレビ大阪)
D:
(キッズステーション)
-
第40話まで放映。
何か悩みを持っている女の子が登場する→まずRR学園の誰かがお助け→上手くいかない→未海が改めて相談を受けて悩む→何か(たいていは潮の何気ない一言)をヒントにアイデアが閃く→お悩み解決、というパターンがもはや「水戸黄門」等の時代劇のように固定化されてきた。
最近は、更に冒頭に妙な煽り文句が付くようになったりして、テンプレートが出来上がっている。
しかし、それでも何故か面白いのがこの作品の恐ろしいところだ。
青が魔子を見て「あのリボン、デカ過ぎるよね」とかボソッと呟いたり、「豹柄コーデをするには豹について知らなければ」などと思わず「本当かよ!」とツッコミ入れたくなるような理屈が出てきたり、未海の妄想がどんどんエスカレートしていってたりと、相変わらず何処かヘンな所がツボに入る。
3DCGによる描画の方も、すっかり慣らされてしまったせいか、観ていても殆ど違和感を感じなくなってきた。
この手法が広がると、従来の作画監督−原画−動画というアニメーターのヒエラルキーが崩壊するかもしれない。
ただ、やはりまだ作品を選ぶ手法ではあるだろうな。
ところで、月に一度のMMTVに出てくる会社の社員や偉そうな人達って何者なんだろう。役者なんだろうか。
それとももしかして、本物のショーワノートの社員や「ちゃお」の編集部の人がやってるのだろうか。謎だ。
- ケロロ軍曹[テレビ大阪]
A:
D:
-
第346話まで放映。
内容的には相変わらず。
しかし、まさか「逮捕しちゃうぞ」ネタまで出る事になるとは思わなかった。
それにしても、今の放映形態にもすっかり慣れてしまったが、このままテレビ東京以外の所ではBパートが放映されないままなんだろうか。
もったいない。
- バクマン。[NHK教育]
A:
D:
-
第14話まで放映。
月例賞に応募したり、手塚賞に応募したり、「NEXT」に掲載されたが読者アンケートで1位を取れなかったりした挙句、今までの「邪道」から方針を変えて「王道」で行くと決めた二人が、ライバルの新妻エイジと初めて対面した所。
ライバルと言っても片思いっぽいが。
何だかんだあっても、主人公の二人が結構熱血系になってきたような所は割と面白い。
しかし、初の持ち込みから、単発とはいえ3作目で雑誌掲載まで行くというのは、何か上手く行き過ぎのような気がするので、主人公の2人も充分天才に思えてしまい、新妻エイジの「天才性」が今一つ引き立たない気がするのは気のせいか。
後、今回からOP・EDが変わった。OPは今までの曲の2番かな?
それと、昨年末に、番宣の特番があって、実際の編集者の仕事とか、小畑健氏の仕事場とかが紹介されたが、あれはなかなか興味深かった。
- 俺の妹がこんなに可愛いわけがない[毎日放送]
A:
D:
-
2010/12/25深夜(正確には2010/12/26未明)放映終了。
色々あった末に、桐乃がアメリカに陸上留学する筈だったが止めるという話で幕。
正直言って、桐乃が陸上やってるとかいう設定をすっかり忘れていた。
というか、本編の中でもそんな話は殆ど出てきていなかったような気がするし。
それと、最終回のサブタイトルの「GOOD END」ってどういう意味なんだ。
もしかして、「TRUE END」とか「BAD END」とかの別バージョンの最終回がDVDやBDの特典映像として付くとかいう事なんだろうか。謎だ(※とか思ってたが、本当に別バージョンの最終回が作られてネット配信されるらしい。何じゃそりゃ)。
しかしこの作品って結局の所は桐乃を「我が儘だけど可愛い」と見れるか、それとも「我が儘でウザい」と見るかで評価が変わってしまうような気がする。
話的には妄想実現系というかオタク系のありがちな話だし。
京介がエロゲーの事で父親を「説得」する話とか、アニメ化の時の「たかが中高生」に言いくるめられて制作方針を変えてしまう大人達の話とか、さすがにそれは無理があり過ぎるだろうと思う話が多かったかも。
シナリオ的にも、桐乃の趣味を知ったあやせが京介に話をする時の台詞などが、マスメディア等からの「受け売り」であるというのがあからさま過ぎて全然工夫が無かったりするし(そういえば、あの時京介は、父親から貰ったという警察の内部資料のような物を見せていたようだが、いいのかそれ)。
演出的にも、京介のリアクションがいちいち大げさ過ぎて少し鬱陶しかった。
まあ、一緒の部屋で二人きりで寝ても何も起きないという、殆ど家族同然になっている幼馴染み眼鏡っ子麻奈実ちゃんが可愛かったから良いか(<結局それかい)。
- 侵略!イカ娘[テレビ大阪]
A:
D:
-
2010/12/25深夜(正確には2010/12/26未明)放映終了。
色々あった末に、イカ機能(「機能」って…)を一旦は失ったイカ娘が復活してまた元通りという所で幕。
で、あの謎の少女は結局何者だったんだ。
EDでは「少女(田辺梢)」と書かれてあったが。
水島監督は「ケメコデラックス!」でも最終回にいきなり新キャラ出してたような。
第2期を見据えての事なのだろうか。
それはともかく、水島監督の作品らしく、毎回テンポの良い掛け合いが楽しかった。
「ケメコデラックス!」や「ジャングルは〜」等の今までの作品では、シリーズの途中から妙にシリアスな話になったりテンポが悪くなったりして、それが今一つな出来に思えていたものだったが、本作品に関してはそういう感じもあまりなく、最後まで一定の面白さやテンションを保っていたように思える。
そういえば、結局OPに出てきた筋肉隆々のイカ娘は本編には出てこなかったような…?
最初に戻る
すっかり遅くなってしまいましたが、2011年3月最終週(2011/03/25)以降に終了した作品・開始された作品、及び放映のあった継続作品の感想を纏めて更新します。
「イナズマイレブン」のように、4月最初の放映から間もなく終わってしまった作品もありますが。
視聴本数は17本。
今期は、個人的な事情により、結構新番組を切っていったという事もあってか、比較的少ない数になりました。
やはり今後の個人的な事情次第で、とりあえず視聴継続にした作品も、最後まで観ていられるかどうか判らないのですが…。
後、特に感想をここに書かない作品で、「マリー&ガリー」と「ファイアボール チャーミング」という5分間枠の作品も観ています。
「マリー&ガリー」は、NHK教育の「すイエんサー」という番組にくっついている作品で、最近存在を知って第2期「Ver.2.0」の途中から観ていたのですが、今期から第1期の最初に戻ったので観ています。
「ファイアボール チャーミング」は、5分間枠の中の最初の2分間ぐらいという更に短い作品で、ロボットのお嬢様と執事(?)との掛け合いが面白いです。
さて、無事に次の四半期を迎えられるだろうか…。
帯番組
- もしドラ[NHK総合]
A:
D:
-
2011/04/25月〜金の帯番組として放映開始。
原作は、岩崎夏海氏の小説「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」。未読。
入院した親友に代わって、野球部のマネージャーになった女子高生が、たまたま手にしたドラッカーの「マネジメント」という経営の本を参考にして、野球部を甲子園出場に導く話…らしい。
アニメ化の発表から放映開始(当初は3月下旬に放映される予定だったが、東日本大震災の影響で遅れた)まで、あまり間が無かったように思うので、どういう感じになるのかと思っていたが、思っていたよりは普通に面白そうかも。
また毛色の違う高校野球ものになりそうで興味深い。
2011/05/06放映終了。
見事に甲子園出場を成し遂げて幕。全10話で帯番組だとやはり終わるのが早い。
夕紀ちゃんを死なせてしまった所では安易な「泣き」に走ったかとも思ったが、その後の、夕紀ちゃんが野球を好きになった理由とクライマックスとの絡ませ方がしっかりハマっていて綺麗に纏めていたので、結果的には良かったのかもしれないと思い直した。
でも、最後のキャプテンのインタビューの台詞は、少しストレート過ぎるような気はしたが。
日曜日
- べるぜバブ[読売テレビ]
A:
(読売テレビ)
D:
(読売テレビ)
D:
(アニマックス)
-
第11話まで放映。
男鹿が、ベル坊を押しつけられる凶悪な奴を探すが、結局自分が勝ってしまうので相手が見つからず、相変わらずベル坊の世話をしながら、レディースのトップに惚れられたりしている所。
キャラクターは面白いし、テンポも良いしで、コメディとして観ていて楽しい。
しかし、赤ん坊を裸で連れ回しているのに、何故警察に捕まらないんだろう。謎だ。
後、今回からOP・EDが変わった。
前の方が「らしく」て良かったかも。
特に、OPは妙に爽やかな曲になってしまって、あまり似合っていない気がする。
似合っていないと言えば、新しいEDでのヒルダも、妙に楽しげな感じがあまり似合っていないような。
ちなみに、EDアニメーションは梅津泰臣氏が担当しているようだ。
(2011/06/10追記)
読売テレビから約5ヶ月遅れの2011/06/10からアニマックスでも放映開始。
しかし、7月からいきなり放映時間が変わるらしい。大丈夫か。
久し振りに第1話を観たが面白い。OPも、やはりこの最初の曲の方が似合っているように思う。
- STAR DRIVER 輝きのタクト[毎日放送]
A:
D:
-
2011/04/03放映終了。
色々あった末に、巨大なサイバディ・ザメクを操って自分の望みを叶えようとしていたヘッドを倒し、ザメクを自分ごと封印しようとしたスザクも助け出して、「俺達の人生はこれからだ!」エンドで幕。
ザメクは、ゼロ時間の外に出て地球の全てのリビドーを吸い取り(吸い取られると人類は滅亡するのか)、第5フェーズになると時間を自由に操れるようになるので、ザメクを操るヘッドはタイムトラベラーとなって過去を好きなだけ繰り返せると。
それがヘッドの目的だったのか。なんという中二病。
「勢いだけで」とヘッドが言っていたが、まさに勢いだけで突っ走ったような作品だったと思う。
観ている間は、その勢いが面白くて良いんだが、観終わってみると「結局何だったんだ」という。
やはりヘッドが言っていたように、「祭」みたいなものだったのかもしれない。
いっぱい楽しんで、終わったら、さあまた明日から仕事頑張ろう、みたいな。
そう思って見ると、タクトが、ゼロ時間という「祭の空間」を破壊して、その空間に閉じこもろうとしていたスガタを現実の世界に引きずり出したのも、実に象徴的に思える。
考え過ぎかもしれないが。
他に気になったのは、戦闘シーンの作画が、昔(と言っても80年代ぐらい)のロボットアニメっぽい感じになっていた所。
影の付け方とか、止めの入れ方とか、極端なパースの付け方とかが、どことなく金田アクションというか、金田アクションの亜流みたいに見えた。
意識してやっていたのかどうかは判らないが。
後、ラストは少しアッサリし過ぎていたように思える。
もう少し余韻に浸るというか、エピローグ的なものが欲しかった。
月曜日
- お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!![サンテレビ]
A:
(サンテレビ・KBS京都)
D:
(サンテレビ・BS11デジタル)
-
2011/03/28深夜(正確には2011/03/29未明)放映終了。
色々あった末に、修輔と奈緒は相変わらずの関係のまま、みたいな感じで幕。
結局、第10話は(私が観れる局では)放送されず終いだったのが残念だった。
放映された第11話とは前後編のような連続した話だったらしく、その後編である第11話だけを観ても今一つ面白くないというのがまたとりわけ残念。
それはともかく、バカバカしいのに真面目な話やら、修輔が色々な意味でダメになっている所に興奮している奈緒やら、色々と面白かった。
しかし、黒ストッキングに縞パンは今一つ似合わないような気がする。
- IS<インフィニット・ストラトス>[サンテレビ]
A:
(サンテレビ・KBS京都)
D:
(サンテレビ・BS-TBS)
-
2011/04/04深夜(正確には2011/04/05未明)放映終了。
暴走した無人機を皆で止めて、一夏のハーレム生活はまだまだ続くよ、という所で幕。
暴走事件は束の工作だったという事か。
その束の最後の思わせぶりな台詞といい、一夏の夢に出てきた謎の少女といい、そもそも一夏が男のクセに何故ISを動かす事が出来るのか判らないままな事といい、続編を作る気満々だな。
とにかくアクションシーンがスピーディ且つダイナミックで格好良かった。
特に、空中戦のシーンでは、雲の描写の美しさや、雲をスピード感を表現する為に使う上手さが印象的だった(まあ、少し「マクロス」っぽい感じはしたが)。
ラブコメ部分も、これでもかというぐらいにお約束のイベントが目白押しで、いっそ清々しいぐらいだった。
それだけに、シリアスな部分にはやや強引な展開が見られたのが残念な所(例えば、ラス前の話で、一夏が漁船を見て無人機への攻撃を中止してしまう所があったが、飛び道具を使っていて流れ弾の危険があったのならともかく、剣を使った攻撃だったのだから別に止める必要は無かったような。私の見間違えや記憶違いでなければ、だが)。
後は、一部の(肌色の多そうな)シーンで、どう見てもこれは本来のカットから差し替えられているだろうと思える不自然なカットが見られた事も残念だった(<そこかい)。
ところで、シャルロットのちちは、どう見ても場面ごとにサイズが変わっていたようにしか見えなかった(特に脱ぐとデカくなる)のだが…まあいいか。
- ドラゴンクライシス![読売テレビ]
A:
(読売テレビ)
D:
(読売テレビ)
D:
(キッズステーション)
-
2011/03/28深夜(正確には2011/03/29未明)放映終了。
後番組は「花咲くいろは」。
最後は皆揃ってローズを取り戻しに行って、竜司とローズとが何かよく判らないけど凄い「エンゲージ」をして事件も解決し、また日常生活に戻って幕。
結局オニキスはどうなったんだ。
それと、ラス前の話でオニキスが竜司に言っていた話は、結局全部嘘だったのだろうか。
だとしたら、幾らローズの体調が悪くて動揺していた所につけ込まれたとはいえ、竜司が間抜け過ぎる。
竜司の話を聞いた時のマルガの反応が微妙だったから、全部が嘘なのではないと思われるが、そこを曖昧にしたまま話が終わってしまったので、結局どうでもいい話だったのではという感じになってしまった。
せっかく、それまでファンタジー・ラブコメとして普通に面白くやってたのに、ラスト2話で台無しになったような気がする。
以前あんな事件があったのに、オニキスの口車をやけに簡単に信じ込んでローズを引き渡すという、竜司の行動にまず不自然さを感じてしまう(というか、マルガに相談しようとかいう発想は誰も無かったのか?というのが不思議。連絡方法が無いのか?)。
ローズ奪回作戦の展開や描写も、ずい分と適当で無理矢理な感じだったし(あのスポットライトはいったい何処から? ヘリ?)。
更に、ラストのとってつけたような全員集合(何故オニキス付きのあの女性まで教師になって来てるんだ?)にも、物凄いやっつけ感が漂っている。
全体的には、キャラクターの創り方は気に入っていたのだが。
例えば、あの戸倉という学者が、学者バカではあってもそれなりに礼儀は弁えているので、空気の読めない無礼者が下手にローズに手を出して大騒ぎ、みたいなありがちでつまらない話が無かったりする所とか。
どうも、シリーズをとりあえず終わらせる為に、無理矢理事件を起こして盛り上げようとして、強引に話を打ち切ったのではないか、と思えてならず、非常に残念な幕切れだった。
- 花咲くいろは[読売テレビ]
A:
(読売テレビ)
D:
(読売テレビ)
D:
(キッズステーション)
-
2011/04/04深夜(正確には2011/04/05未明)読売テレビ「MONDAY PARK」枠にて放映開始。
読売テレビから3日遅れの2011/04/07からキッズステーションでも放映開始。
公式サイトによれば、「P.A.WORKS 10周年記念作品」らしい。
月刊「ガンガンJOKER」で、アニメ放映に先行する形でコミック版が連載されているようだが、それが原作なのではなく、アニメのコミカライズ版という位置づけらしい。
P.A.WORKSのオリジナル作品で安藤真裕監督というと、「CANAAN」(これはゲームから派生した物語だったらしいので、完全なオリジナル作品という訳ではなかったが)が今一つ微妙な印象があって少し不安ではあるが。
母親が恋人と夜逃げしてしまい、母方の祖母が女将を努める旅館に行かされて働かされる事になる女の子の話か。
設定的にはかなりとんでもないというか唐突な話ではあるが、主人公の女の子が結構真っ直ぐな事を真っ直ぐに言う辺りは好みなので視聴継続。
でもいきなり人に向かって「死ね」とか言う子とか、いきなり手を出す女将さんのお祖母さんとかは、ちょっとキャラ付けが極端な気がしないでもないが。
特にあのお祖母さんは、右も左も判らない若い子を、下働きとはいえ「仕込み」も無しにいきなり客商売の現場で働かせる、というのは、幾らなんでも時代がかって過ぎるのでは、と思わないでもない。
NHKの朝ドラじゃあるまいし。
そんな感じで、脚本には何か今一つな印象を受けるものの、P.A.WORKSだけあってさすがに映像的には綺麗。
ただ、せっかく映像が綺麗なのに、何となく台詞に頼り過ぎている気もするが。
今度は石川県か。
取材協力に光岡自動車の名前まであるのが面白い。
- 君に届け 2ND SEASON[読売テレビ]
A:
D:
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2011/04/11深夜(正確には2011/04/12未明)放映終了。
後番組は「逆境無頼カイジ 破戒録篇」。
色々あった末に、爽子と風早がお互いに告白して、晴れて「公認」のカップルになって、爽子がくるみとの「けじめ」を付けたりして他の女の子達の気持ちの整理もついて、「俺達の恋愛はこれからだ!」みたいな所で幕。
あー、じれったかった。
観ていて「そんな受け取り方するか?」とツッコミを入れたくなるような所もあったりするが、それも「この二人ならしょうがないかも」と納得もしてしまうのは、やはりキャラの立て方が上手いんだろうと思う。
そうやって、さんざん焦らされた末に告白、公認、そして風早を好きだった他の女の子達の「アフターフォロー」まできっちりやってしまうという構成も見事。
第1期に続いて、相変わらず空が印象的に描かれていたり、爽子の黒髪が綺麗だったりと、美術や作画も見応えがあったと思う。
そういえば、実写パートの「シリトド」は殆ど無かったような。
ネタが無かったのか、それとも人気が無かったのか…。
- 逆境無頼カイジ 破戒録篇[読売テレビ]
A:
D:
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2011/04/11深夜(正確には2011/04/12未明)読売テレビ「MONDAY PARK」枠にて放映開始。
2007年10月〜2008年5月に放映されていた「逆境無頼カイジ」の続編。
相変わらず、立木さんのナレーションが面白過ぎる。
でも、「ざわ…ざわ…」の声は第1期の方が良かったかも。
- これはゾンビですか?[サンテレビ]
A:
(サンテレビ・KBS京都)
D:
(サンテレビ)
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2011/04/04深夜(正確には2011/04/05未明)放映終了。
ユーを狙っていた「夜の王」の事件が一件落着して、最後は皆で屋内プールに行ってアイドルのイベントを乗っ取って歌いまくる話で幕。
何て酷い最終回だ(誉めてます)。
どーしてこーなった(笑)
魔装少女や、様々な声優さんが演じる「妄想ユー」を初めとして、ギャグのノリが少し独特な感じがするのだが、そこが妙にツボに入って面白かった作品だった。
ただ、「夜の王」の事件のようなシリアスな話になると、その独特な間というか意味のよく分からない展開に少しついていけない感じもしたのが残念な所。
ところで、EDの同級生の女の子の出番がずい分少なかった気がするが、原作からしてこの程度の扱いなんだろうか?
火曜日
- ケロロ軍曹アンコール![テレビ大阪]
A:
D:
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2011/04/05テレビ大阪にて放映開始。
単なる再放送ではなく、テレビ東京でのみ深夜放映されていた(と思っていたのだが、最近、奈良テレビにも表示がある事に気付いた。どちらにしろ観れないが)30分枠の「乙」の放送になっている。
テレビ大阪で放送されなかったBパートが付いて、OPと次回予告がフルバージョンになって、15分枠に変わる前と同じフォーマットになった。
しかし、素っ裸の夏美をスライムで縛り上げるとは、確かに深夜放映に相応しい内容のようだ(<そこかい)。
- GOSICK─ゴシック─[テレビ大阪]
A:
D:
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第11話まで放映。
豪華客船の事件、盗賊の事件、灰色狼の村の事件、デパートの事件ときて、グレヴィール警部がドリル髪になる原因となった事件の話まで来た所。
てっきり1クールものかと思い込んでいたが、どうやら2クールはあるようだ。
正直言って、ミステリーものとして見ると、ミステリーのタネがどこかで見たようなありがちなものが多くて今一つ。
これはやはり、ミステリーものとしてではなく、金髪碧眼の美少女探偵ヴィクトリカの様々な表情を楽しむ作品なんだろうなあ、と思う。
(2011/04/19追記)
第13話からEDが変わった。
やはりヴィクトリカの表情が可愛い。
- Steins;Gate[サンテレビ]
A:
D:
-
2011/04/05深夜(正確には2011/04/06未明)サンテレビにて放映開始。
原作は、5pb.が開発・発売したXBOX360用のアドベンチャー・ゲーム。未プレイ。
作品の雰囲気が、何となく「CHAOS;HEAD」に近い気がすると思っていたが、原作ゲームを作っているのが同じ所で、世界観も共有しているらしい。道理で。
しかし、アニメの方のスタッフは全然被っていないようだ。
何だか話がよく見えないが、秋葉原を舞台にして、技術オタクみたいな奴が、いつの間にかタイムスリップに巻き込まれて大変な事に、みたいな話なんだろうか。
監督に、佐藤卓哉氏と浜崎博嗣氏との名前が並んでいるが、監督が二人いるのだろうか。変なの。
太っていてメガネで2ちゃんねる用語みたいな言葉で話す絵に描いたようなオタクのハッカーや、子供っぽい言動の女の子という、いったい何時の流行りなんだと思うようなキャラクターには少し引くが、話自体は面白そうなのでとりあえず様子見か。
しかし、あの中鉢博士って、どう見てもドクター中松だな。
仮にも都知事選の候補者を、選挙中に弄るような話を放映して大丈夫か。
- フラクタル[関西テレビ]
A:
(関西テレビ)
D:
(関西テレビ・BSフジ)
-
2011/04/12深夜(正確には2011/04/13未明)放映終了。
色々あった末に、フラクタルシステムを守ってきた僧院はロストミレニアムとの戦いで崩壊したものの、フリュネとネッサとが「鍵」として一つになる事を選んでフラクタルシステムは再起動され、一年眠り続けたフリュネが目覚めた所で幕。
世界観や設定には面白そうな所があったものの、物語としてそれを充分に生かしきれていたかと言われると正直言って微妙。
ギャグ(と思われる所)も笑えなかったし。
で、結局、どの辺が「フラクタル」(大雑把に言って「部分と全体が自己相似になっているもの」程度の意味合いで使っていると思うのだが)だったんだろう?
- 放浪息子[関西テレビ]
A:
(関西テレビ)
D:
(関西テレビ・BSフジ)
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2011/04/12深夜(正確には2011/04/13未明)放映終了。
色々あった末に、二度目の倒錯劇の幕が開くというところで幕。
「放浪」と付いたタイトルの通り、主人公の二鳥修一と、彼に関わるキャラクター達が、あっちに行ったりこっちに行ったり、色々迷ったりしながら少しずつ変わっていく様子が丁寧に描かれていたのが印象深い作品だった。
修一は、見ていて鬱陶しいと感じたりする所はあったものの、ここぞという時の行動力や、周りのキャラクター達が何だかんだ言いつつも修一に影響を受けて変わっていく様子が描かれることで、しっかり「主人公」していたと思う。
しかし、そういう丁寧な描写が印象的だっただけに、本来の第10話と第11話とを一話分に編集した「ニコイチ」でTV版第10話として放映されたのが残念だった。
「ノイタミナ」枠は全11話じゃないとダメになったのだろうか。
それならそれで、全11話として構成を行なってほしかったと思う。
- DD北斗の拳[関西テレビ]
A:
D:
-
2011/04/05深夜(正確には2011/04/06未明)放映終了。
ケンシロウが屋台「北斗之軒」の後継者になる話で幕。
最後までギャグが今一つ笑えなかった。
水曜日
- イナズマイレブン[テレビ大阪]
A:
(テレビ大阪)
D:
(テレビ大阪・BSジャパン)
D:
(キッズステーション)
-
第124話まで放映。
全ての黒幕だったガルシルドが逮捕され、遂にFFI世界大会も決勝戦を迎え、イナズマジャパンとリトルギガントとが同点で後半戦を戦っている所。
もはや、試合中に特にきっかけも無く、必殺技が「進化」したり、必殺技を生み出したりするのは何でもない事になったようだ。
この手の作品って、だんだん強い相手が出てきて、それに合わせて主人公の側も強くなっていくという話が定番だと思うのだが、本作品の場合は、先に宇宙人(じゃなかったけど)やら天界・魔界の住人やらといった人外の連中と戦ったりしている所為か、だんだん強くなっていっているという感じがしない。
その辺、今一つカタルシスに欠ける気がする。
それにしても、大会の会長であるガルシルドが逮捕されるという、物凄いスキャンダルがあったのに、平気で続行されているFFI世界大会っていったい…。
まあ、その辺は、本作品的には気にしてはいけない所なんだろう。
2011/04/27放映終了。
イナズマジャパンがFFI世界大会で優勝し、円堂達が雷門中学を卒業して、10年後にまた新しい伝説が始まるという所で幕。
いきなり10年後に飛んで新シリーズの前フリとは。
影山は、円堂の祖父と同じように、死んだと見せかけて実は生きていた、みたいなオチかと思っていたが、どうやら本当に死んでしまったらしい。
この作品で、真面目に死んだキャラって、影山だけなんじゃなかったか。
宇宙人(じゃなかったけど)や魔族みたいな人外の存在が出てきたり、必殺技もだんだんマンネリ化してきたような感もあったものの、全体的に見れば、熱血サッカーアニメとしては割とまっとうな作品だったと思う。
ラストで卒業試合を行なって思い出を振り返る、みたいな締め方も、長いシリーズの締めとしては手堅い感じである。
ラブコメ要素をあまり出さなかったのも、少年向け作品としてしっかりターゲットを絞っているようで好印象だった。
ただ、シリーズ前半は、少しその方面にも色気を出そうとしていたような感じもあったが、制作方針の変更でもあったのだろうか、と思うぐらい、途中からだんだん色気が抜けてきたような気がする。
木曜日
- へうげもの[NHKBSプレミアム]
D:
-
2011/04/07NHKBSプレミアムにて放映開始。
原作は、「モーニング」に連載中のコミック。未読。
タイトルは「ひょうげもの」と読むらしい。
骨董品(と言っていいのかどうか分からないが。当時を基準にすると何て言えばいいんだろう。単に美術品や工芸品と言えばいいのかな)が好きな好き者の武将の話か。
真下監督だけど、音楽が梶浦さんじゃないし、女性キャラもいないので、あまり真下監督作品っぽくないかも。
でも、次回予告には何かアブなそうな絵があったが。
とりあえず、真下監督に期待して様子見か。
後、本編終了後に、「へうげもの 名品名席」として、本編中で登場した名品の実物を紹介するコーナーがあるのが面白い。
本編と言えば、最近のNHK作品は24分とか24分半とかで終わるものが続いていたが、本作は久し振りに25分間いっぱい使っている。
- 魔法少女まどか☆マギカ[毎日放送]
A:
D:
-
2011/04/21深夜(正確には2011/04/22未明)放映終了。
後番組は「Aチャンネル」。
東日本大震災の影響(だけだとは思えないが)で放映が遅れ、後番組の「Aチャンネル」の放映が先に始められていたが、ラスト2話(毎日放送の場合。他局は3話)の放映がようやく終わった。
今回は何事も無く済んで良かった。
まどかが、全ての魔女を消し去る事を願いとして魔法少女になり、あらゆる時間・空間に遍在する神のような存在になった宇宙で、また別の形で魔法少女達の戦いは続いている、という所で幕。
第1話冒頭のシーンは、やはり「リセット」されたという事だったのか。
可愛らしいデザインのキャラクターと裏腹にシリアスに展開されるストーリー、コラージュのようなけばけばしくて怪しい空間で繰り広げられる「魔女」との戦闘シーン、そして何より、変化のない表情でしつこく契約を迫るキュゥべえのキャラクター性の面白さと、見所の多い作品だったと思う。
ストーリーにしても、ほむらが時間を戻って何度も「やり直し」をしている、という所までは第1話冒頭から散々匂わされていたから「予想通り」と思えたが、その後、まどかがああいう風になるという事までは予想できなかったので、良い意味で期待を裏切られた感じだった。
まあ、「宇宙のルールを書き替える」というのは、多少強引な気がしないでもないが。
- Aチャンネル[毎日放送]
A:
(毎日放送)
D:
(毎日放送)
D:
(毎日放送・アニマックス)
-
2011/04/07深夜(正確には2011/04/08未明)毎日放送にて放映開始。
毎日放送から11日遅れの2011/04/18からアニマックスでも放映開始。
原作は、黒田bb氏が「まんがタイムきららキャラット」に連載中のコミック。未読。
制作のStudio五組というのは、かのGONZOの第5スタジオのスタッフが独立して設立したものらしい。
タイトルの意味は不明。
女子高生達の日常を描く話か。
「ひだまりスケッチ」や「GA」等と同じ雑誌に連載している4コマ漫画が原作らしいので、作品のコンセプトも似たような感じになるのだろうか。
とりあえず、天然ボケ娘にベッタリの金属バット娘が面白いので視聴継続。
それにしても、いきなり挿入歌・歌詞テロップ付きで音楽パートが入るとは珍しいかも。
- Rio -Rainbow Gate!-[毎日放送]
A:
(毎日放送)
D:
(毎日放送・BS11デジタル)
-
2011/03/31深夜(正確には2011/04/01未明)放映終了。
後番組は「Dororonえん魔くん メ〜ラめら」。
リオが、ゲートを賭けて様々な勝負を行なった挙句、最後にリナとの勝負に勝ってMVCDとなり、アルティメット・ロールルーラーの力で世界中がラッキーに包まれ、その力を利用して世界を操ろうとしていたカルティアをはじめとするカジノギルドの急進派の陰謀もついえてハッピーエンド、で幕。
カードを13枚集めると、虹が現れて、何でも願い事が叶えられるってどんな「ドラゴンボール」だ。
それに「世界同時多発ラッキー」って。
内戦終結からアイスの当たりまで、ずい分と格差の大きいラッキーだ。
更に、まさか、あのアフロサムライがあんな重要な役どころだったとは。
ゲームの勝敗がロールルーラーという超能力みたいな力で左右されたり、ゲートがオーパーツだとかいう話がいきなり出てきたりと、色々とツッコミ処はあるものの、そういう事は「細かい事」というか、初めから気にしてはいけない作品だという事なんだろう。
そういう事を考えるより、リオ達の活躍をお気楽に楽しんで笑って、最後に少しハッピーな気持ちになって観終われればそれで充分だと思うし、実際楽しめた。
で、最後に思わせぶりに出てきた二人は新たな敵という訳か…と思ってたら、公式サイトで公開されているショートストーリーに出てくる、ニーナという吸血鬼の娘らしい。
ていうか続編決定?
- Dororonえん魔くん メ〜ラめら[毎日放送]
A:
D:
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2011/04/07深夜(正確には2011/04/08未明)毎日放送にて放映開始。
原作は、言わずと知れた永井豪氏の「ドロロンえん魔くん」。でも原作は読んだ事が無い。
妖怪パトロールのえん魔くんが、人間界で悪さをする妖怪達を退治する為に活躍するという、あの「ドロロンえん魔くん」の新作。
旧作は、1973〜1974年に放映されていたらしい。もう40年近く昔になるのか。
しかし、これは何か色々な意味で酷いアニメだ。
ほめ言葉として。
音楽がムーンライダーズというのが不思議な感じだし。
とりあえず、どんな作品になるのか興味はあるので視聴継続。
監督が「ベターマン」の米たにヨシトモ氏だし。
金曜日
- ウルヴァリン[アニマックス]
D:
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2011/03/25放映終了。
後番組は「X-MEN」。
色々あった末に、遂に信玄や黒萩を倒したと思ったら、真理子も流れ弾で死んでしまうという所で幕。
素手でローガンと互角に戦える信玄って、絶対に普通の人間じゃないだろう。
ストーリー自体は、奪われた恋人を奪い返す為にひたすら戦うという、極々シンプルな話なのだが、それだけに、こんな虚しいラストで良いのかと思ってしまう。
せめて、アクションがもう少し良ければと思うのだが、それも悪くはないが良くもないという凡庸な感じだったし、これでは単に虚しいだけの話のような気がする。
その話の展開にしても、ローガンを味方にする為に雪緒が公安の浅野を殺した、っていう所も無理矢理過ぎるように思えるし。
そんな事をしなくても、真理子を奪われた時点でローガンが信玄と敵対するのは決まってた訳だから、浅野が殺されたのも全然意味が無い虚しい事だった訳だし。
さりとて、キャラクターに魅力があるかといえば、そういう訳でもなかった。
特に、ヒロイン(なのかどうかは今一つ疑問だが)の真理子が、単にローガンが助けに来るのを待っているだけの、今時珍しいぐらいの「王子さまが助けに来るのを待っているお姫さま」キャラだというのがどうにも。
その上、単に流れ弾に当たって死んでしまうというのでは、本当に虚しい死に方だった。
あの公安の連中も、物語の本筋とはあまり関係の無い所で動いていただけで、結局いてもいなくてもたいして変わりが無かったように思える。
キャラクターで言えば、信玄が一番面白い奴だった。
もしかして、この作品のテーマは「虚しさ」なんだろうか?
とはいえ、せめて視聴者には「観て良かった」と思えるような何かを残してくれれば良かったのだが。
それにしても、アニマックスの作品公式サイトは、何故あんなに重いんだろう。
まあ、アニマックスのサイト全体が普段から重いんだが、ここのサイトはとりわけ重い。
- X-MEN[アニマックス]
D:
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2011/04/01アニマックスにて放映開始。
原作は、所謂アメコミのマーベル・コミックス。例によって実写映画化もされている。どちらも未見。
突然変異で超能力を持って生まれた正義のミュータントのチーム「X-MEN」が、悪のミュータントの集団と戦う話…だろうか。
「アイアンマン」「ウルヴァリン」ときて本作品と、何も無理に日本を舞台にしなくても、という気がしないでもないが、とりあえず「ウルヴァリン」よりは面白そうな感じなので視聴継続。
しかし、作画への力の入れ具合が、前作の「ウルヴァリン」とは違い過ぎるような。
だいたい、同じキャラの筈のウルヴァリン自体が、あれでは全くの別人ではないか。
「マドリプールでバカンス」云々と言っていたので、時系列的には本作品が「ウルヴァリン」より後になるのかもしれないが、もしかして前作の終了後に体を鍛え直したのかと思うぐらい体つきも容貌も違うし。
何なんだいったい。
- 神のみぞ知るセカイII[テレビ大阪]
A:
D:
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2011/04/15深夜(正確には2011/04/16未明)テレビ大阪にて放映開始。
2010年10月〜12月に放映された「神のみぞ知るセカイ」の続編。
オラトリオ風のOPも、本編のノリも、第1期そのままなので今期も楽しめそうだ。
メイン・スタッフも第1期と同じようなので、その点でも安心して観れそうである。
ファミコン時代のRPG風の「第1期の粗筋」は、いかにも本作品らしくて面白い。
で、第2期最初の「攻略対象」は、女子空手部の主将。
背が高くて、スタイルが良くて、髪が長くて、強くて、だけど可愛いものが好きって、「あずまんが大王」の榊さんか。
- そふてにっ[サンテレビ]
A:
D:
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2011/04/08深夜(正確には2011/04/09未明)サンテレビにて放映開始。
原作は、あづち涼氏が「月刊コミックブレイド」に連載中のコミック。未読。
ソフトテニス部の中学生の女の子達の日常を描くコメディか。
もしかして、誰憚る事無くパンチラを描きたいから、テニス部を題材にしたんじゃなかろうかと思うような話だ。
実際にはパンチラじゃないけど。
でも、テニス用のアンダースコートではなく普通のぱんつの場合は、シーンによってはマスクがかかるのは他作品と同じようだ。
ただ、巨乳メガネの川のシーンやちち揉みのシーンは、事前にやっていた新番組を紹介する番組「アニメナビu」では、マスク無しで胸がモロ出しだったのに、本編ではマスクがかかっていた。
何故だ。
ていうか、オオサンショウウオはあんなにデカくないと思う。
とりあえず、面白そうなので様子見する事に。
- レベルE[テレビ大阪]
A:
D:
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2011/04/08深夜(正確には2011/04/09未明)放映終了。
後番組は「まりあ†ほりっく あらいぶ」。
原作の最後のエピソードを残して幕。
なるほど、あの猫からもうルナ王女の工作が始まってたと、そう繋げてきたか。
これは予想の斜め上だった。
最後の最後まで、原作通りに展開するかどうかハラハラさせられたのは面白かったと思う。
しかし、原作の最後のエピソードも、捨てるには惜しい気がするので、その点はマイナス。
もしかして、パッケージには収録されたりするのだろうか。
でも、全体的に見れば、アレンジはよく考えられていた方だろう。
原作では漫画制作だった所を、映像作品に置き換えて、観ている者の体験(読者・視聴者が、「レベルE」の一エピソードだと思って読んだり観たりしていたものが、実はバカ王子による創作物だった、という)が同等になるようにしたり。
また、原作の膨大な台詞による部分は、適切に削除したり構成を入れ替えたりして処理してたし。概ね満足。
- まりあ†ほりっく あらいぶ[テレビ大阪]
A:
D:
-
2011/04/08深夜(正確には2011/04/09未明)テレビ大阪にて放映開始。
2009年1月〜3月に放映されていた「まりあ†ほりっく」の第2期。
まさかOPで「前作の粗筋」をやるとは。これはさすがに第1話だけのOPかな。
かなこが入学して二ヶ月って、前作はまだそんな所だったっけ。
前作の最後で、強引な引きで終わったロザリオの件とかは、今期で解決されたりするのだろうか。
何となく、また謎のまま終わりそうな気もするけど。
しかし、今期もまた、かなこが弄られまくる話になりそうだ。
土曜日
- 極上!!めちゃモテ委員長 Second Collection[テレビ大阪]
A:
(テレビ大阪)
D:
(テレビ大阪)
D:
(キッズステーション)
-
2011/03/26放映終了。
最後のMMTVがまだ残っているようだが、アニメ本編はこれで終了っぽい。
色々あった末に、衣舞が、またイタリアに行ってしまうリッキーと仲直り(?)したり、委員長が結局スカウトを断ってまためちゃモテ委員長として頑張っていくという決意を新たにした所で幕。
最後のエピソードは、一年間の締めとしては少し話が弱かったかも。
衣舞・リッキーの話と委員長のスカウトの話を平行してやった所為かもしれない。
第2期全体としては、月に一度「MMTV」が入る為に、アニメ本編のボリュームが少なくなってしまったのは残念だった。
しかし、そのMMTVにしても、様々な面でアニメ本編とのシンクロがされていたので、結構面白く観れたのは好印象。
何より、実写版の人物が、中の人をモデルにしてキャラクターデザインをしたのかと思うぐらい、アニメ本編のキャラクターそっくりというのが面白い(もしかして本当にそうだったりするのか?)。
本編の方も、ハウツーものみたいな面が強くなって、物語としては第1期に比べると少し弱くなってしまった感はあったものの、台詞の端々に相変わらず妙なセンスが見えるという面白さは変わらなかった。
3DCGによるキャラクターの作画も、それなりに観れるレベルになっていたと思う。
「バストアップでゆっくりとカメラが回り込んでキャラを映す」などという、手描きでは物凄く手間がかかりアニメーターの高い作画力も必要とされるような作画をアッサリこなしているのも、3DCGならではだと思うし。
とはいえ、やはり「本作品だから観れる」というレベルの話であって、どんな作品にも使えるというレベルにはまだまだ達していないとも思うので、使う作品を選んでいけば、結構面白いのではなかろうか、という感じだ。
- ケロロ軍曹[テレビ大阪]
A:
D:
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2011/04/02放映終了。
最後は、ケロン軍本隊が侵略にやって来たのを、ケロロと冬樹とで「説得」して危機を回避する話。
そんなんでいーのか、という気もするが、まあ「ケロロ軍曹」らしいか。
後、公式サイトの放送日程を見ると、どうやらテレビ大阪では第358話が放映されていないようだ。
で、結局「春」って誰なんだ。父親? いたの?
丸7年に渡って放映されていたシリーズが遂に終了。
個人的には、もう殆ど惰性で観ているような所があったし、最後の年は、テレビ東京以外ではAパートしか放映されないなど、不満が残る点が色々とあったが、何だかんだ言いつつ最後まで観ていたのは、やはり観ていて結構楽しかったからなんだろうと思う。
それに、テレビ大阪でも、今期から「ケロロ軍曹アンコール!」として、テレビ東京で「ケロロ軍曹乙」として放映されていたものが始まった。
まあ、どうせ放映するなら初めからやってくれればいいのに、とも思うが、後一年新作で楽しめると思えば悪くない。
- バクマン。[NHK教育]
A:
D:
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2011/04/02放映終了。
色々あった末に、いよいよ連載が決まったという所で幕。あの謎のサラリーマンも漫画家になったのか。で、第2期は決定なのかな。
全体的に、今一つ物語の印象が薄い気がするのは、漫画も恋愛もハードルが低いように見える所為か。
そういう点での努力や苦労を描くというより、漫画界の内実を描く方に主眼が置かれていて、漫画家の話ではなく、漫画家を含めた漫画を創る人達全体の話として見ると、色々と興味深い所があった作品だった。
とりあえず、「本当の戦いはこれからだ!」エンドなので、第2期にも期待したい。
- TIGER & BUNNY[毎日放送]
A:
(毎日放送)
D:
(毎日放送・BS11)
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2011/04/02深夜(正確には2011/04/03未明)毎日放送「アニメシャワー」枠で放映開始。
毎日放送から7日遅れの2011/04/09深夜(正確には2011/04/10未明)からBS11でも放映開始。
超能力を持つヒーロー達が、スポンサーを背負って事件解決に活躍し、その様子が娯楽として提供されている世界で頑張る落ち目のおじさんヒーローの話…だろうか。
ヒーロー達の背負っているスポンサーが実在の会社やブランドだったり、ヒーロー達が会社に雇われていたりと、一種のタレント業みたいになっているという設定は割と面白そうなので視聴継続。
しかしあのスポンサー企業は、この作品にどういう形で関わっているんだろう。実際にお金を出したりしてるんだろうか。
- DOG DAYS[毎日放送]
A:
(毎日放送)
D:
(毎日放送・BS11)
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2011/04/02深夜(正確には2011/04/03未明)毎日放送「アニメシャワー」枠で放映開始。
毎日放送から7日遅れの2011/04/09からBS11でも放映開始。
主人公の少年が、犬耳尻尾付きの人達が戦をしている異世界に召喚されて、勇者として戦う話…だろうか。
戦と言っても、テレビ中継されてたり人死にも出ない「風雲たけし城」のようなアスレチック・ゲームみたいだし、基本的にコメディなのだろうか。
導入部にしてはどうも今一つ平板な印象があるのだが、とりあえず、都築真紀×草川啓造という「なのは」のスタッフに期待して様子見か。
それにしても、犬の人達に呼び出されて助っ人をさせられるというのは、まるで「ねこめ〜わく」ならぬ「いぬめ〜わく」だ。
- よんでますよ、アザゼルさん。[毎日放送]
A:
(毎日放送)
D:
(毎日放送・BS11)
-
2011/04/09深夜(正確には2011/04/10未明)毎日放送「アニメシャワー」枠で放映開始。
毎日放送より1日早い2011/04/08からBS11でも放映開始。
ただし、視聴は地上波基準で行なう。
原作は、久保保久氏が「イブニング」に連載中のコミック。未読。
テレビ放映に先立って、原作コミックの単行本に付属する形で、同じスタッフによりOVAが制作されていたらしい。
下級の悪魔・アザゼルを呼び出して事件を解決する探偵事務所を舞台にしたコメディ…だろうか。
監督が水島努氏なだけあって、小気味よくテンポのいい演出で笑わせてくれる。
本当に悪魔なのかどうかよく判らない見た目のアザゼルや、いきなり契約させられた事務バイトの眼鏡っ子も面白いキャラクターだし。
15分枠と尺は短いが、それがかえって話のテンポをよくするのに役立っている感じもする。
ちなみに、アザゼルというのは旧約聖書のレビ記に登場する堕天使又は悪魔の名前らしい。
本作のアザゼルは、とてもそんな偉そうなものには見えないが。いーのかこれで。
最初に戻る
例によってすっかり遅くなってしまいましたが、2011年6月最終週(2011/06/24)以降に終了した作品・開始された作品、及び放映のあった継続作品の感想を纏めて更新します。
ただし、「Aチャンネル」と「Dororonえん魔くん メ〜ラめら」については、最終回の放映が、最終週前日の23日深夜(24日未明)という事もあり、前期ではなくこちらに感想を入れてあります。
現時点での視聴本数は25本。
今期は、それなりに「当たり」というか、第1話で切っていいと思う作品が少なかった所為で、最近としては本数が多くなってしまいました。
それでも、一時期のように30本超えが当たり前、みたいな頃に比べると少ないですが。
問題なのは、本数よりも、放映日の偏りです。
特に、月曜と火曜の深夜には、地上波3局で重複してしまう為、DMR-BW780一台では対応しきれず、STB+RD-XS43に振り分けなければならなくなってしまいました。
一週間は168時間もあるのに、何故その内の僅か1時間に放映が集中するのか、日曜や水曜の深夜はガラ空き(私が観ている作品が無い、というのではなく、アニメ作品の放映自体が殆ど無いのです)なのにこれは嫌がらせか、と思わないでもありませんが、まあ仕方がないですね(<観る作品を削ればいいじゃないかというツッコミは無しの方向で)。
後、今期から(正確には6月下旬ぐらいからですが)、地上波のアナログ放送が、J:COMの都合でデジアナ変換(地デジの映像をアナログ放送に変換して配信する)に変わった為、基本的に地上波のアナログ・デジタルの映像の形式は同じになりました。
つまり、どちらも映像は16:9となり、アナログは4:3レターボックスで、デジタルは16:9スクイーズで、という形式に統一された事になります。
なので、今後は、今書いているように、作品毎にいちいちアナログとデジタルの映像の形式を記載しなくてもいいのですが、まあせっかくなので、アナログ放送が完全に停止する今期ぐらいは続けます。
それに、KBS京都だけは、地デジの再配信がされないので、デジアナ変換されていないアナログ放送そのままの映像が入っていますし。
アナログ放送が完全停止されると、もうKBS京都は観れなくなるんですがね(※注:7月下旬からJ:COM大阪によりKBS京都も地デジの地域外再送信が開始された為、引き続き観れるようになりました)。
ちなみに、アナログ放送には停波までのカウントダウンテロップが出ているとの事ですが、そのあまりのデカさに苦情が殺到したとか(これはデジアナ変換の映像には出ません)。
でも、KBS京都は、4:3レターボックスの上側の黒帯部分にテロップが出ているので、邪魔にならないようになってるんですよね。
他の局もこの形にすればいいのに、と思うのですが…。
と思っていたのですが、KBS京都もいつの間にか本編映像に重ねて出す形式に変わってしまったようです。
ただし、今期唯一KBS京都で観ている「森田さんは無口。」には、このカウントダウンテロップが出ていません。
深夜の放送だからなのか、それとも5分枠の短編作品だからなのかは判りませんが。
しかし、デジアナ変換されて配信されているものを録画すると、アナログなのにコピーワンスになっちゃうんですよね。
訳が判りません。
帯番組
対象作品無し。
日曜日
- べるぜバブ[読売テレビ]
A:
(読売テレビ)
D:
(読売テレビ)
D:
(アニマックス)
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第24話まで放映。
男鹿が、校内で一番強い男・東条に勝ったり、魔界に行ってアランドロンの娘を助けたりしている所。
相変わらず無茶苦茶な話が結構面白い。
ラミアがヒルダに「一人の王子を贔屓してはいけない」みたいな事を言ってた話があったが、すると他にも王子がいたりするのだろうか。
後、今回からOP・EDが変わった。OPを見る限りでは、今度は別の学校の連中とケンカしたりする話になるのか?
月曜日
- ロウきゅーぶ![サンテレビ]
A:
(サンテレビ・KBS京都)
D:
(サンテレビ・KBS京都)
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2011/07/04深夜(正確には2011/07/05未明)サンテレビにて放映開始。
同日、KBS京都でも放映開始。
原作は、電撃文庫から刊行されている蒼山サグ氏の小説。未読。
タイトルの由来は「籠球」(ろうきゅう。バスケットボールの和名)と「休部」(きゅーぶ)かららしい。
小学生の女子バスケ部と、そのコーチをする事になった高校生との、涙と汗のスポ根ものだろうか。
キャラクターやシチュエーションは殆どギャルゲーだし、見た目や言動は色々とアレな感じがあるものの、基本的には普通のスポーツもののような気がしないでもないので、とりあえず様子見か。
しかし、小学生はまだしも、あの社会人の筈の主人公の叔母まであの等身というのはどうなんだ。
後、「隠し方」に芸の無い事をしていた所が一ヶ所あったのは残念(<そこかい)。
- 快盗天使ツインエンジェル〜キュンキュン☆ときめきパラダイス!!〜[サンテレビ]
A:
(サンテレビ)
D:
(サンテレビ・BS11)
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2011/07/04深夜(正確には2011/07/05未明)サンテレビにて放映開始。
サンテレビから4日遅れの2011/07/08深夜(正確には2011/07/09未明)BS11でも放映開始。
原作(?)はパチスロ機らしい。
3年程前には既に一度OVAとしてアニメ化もされていたり、漫画作品もあったりと、メディアミックス展開をしているようだ。いずれも未見。
二人組の少女が、「ツインエンジェル」に変身して様々な事件を解決していくという変身ヒロインもの…だろうか。
「怪盗」じゃなくて「快盗」と書く辺りが、なんかエロゲーっぽい。
そういえば、「ツインドールズ」というアダルトアニメもあったなあ。
それはともかく、既にツインエンジェルが有名になっているぐらい活躍しているという世界観でいきなり始まっているという強引さがなかなか面白い。
スキンヘッドのマッチョマンが高級野菜を闇取引して闇市場で売りさばこうとしているというバカバカしさ、学校に巨大ロボットが攻めてきて機関銃を持った警備員が応戦するという現実離れした突飛な展開も、そういう世界観だと強引に納得させてしまう手段として実に上手に使われていて、ここまでやられるといっそ清々しいぐらいに思えてしまう。
アクションシーンもまあまあ気合を入れて作っているように見えたし、このテンションが続くならバカバカしくて面白い話にはなりそう。
しかし、あのミスティナイトとかいう奴は、どう見ても「セーラームーン」のタキシード仮面だよなあ。
- 花咲くいろは[読売テレビ]
A:
(読売テレビ)
D:
(読売テレビ)
D:
(キッズステーション)
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第14話まで放映。
喜翆荘の女将さんが倒れたり、オトコと夜逃げした筈の緒花の母親がやって来たりと色々あった挙げ句、緒花達が修学旅行に来た所。
従業員が3人(と言えば喜翆荘では半数に近いワケだが)も抜けても大丈夫なぐらい、喜翆荘は暇なんだろうか。
番宣CMで「お仕事アニメ」とか言ってた割には、更に序盤で民子や女将さんに厳しい事を言わせていた割には、正直言って「仕事」の描写がいい加減に過ぎる気がする。
客の目に入るような廊下で大声で話していたり、従業員が旅館の玄関から出入りしてたりするという、客商売でそれはないだろと思うような所が目につくし、特に、あの経営コンサルタントは「それはギャグのつもりでやってるのか」というような事を真面目にやってて、シリアスな話の中で浮きまくってる。
また、「ホビロン」とか「ぼんぼる」とかの妙な言葉を多発させるのも、何だか一昔前に流行った、妙な口癖があったり、やたらと妙な語尾を付けて喋ったりするキャラが出てくるギャルゲーみたいで興が削がれる。
しかも、ギャルゲーの口癖や語尾等には、まだ可愛いと思えたり面白かったりするものもあるが、これは、可愛いとも、面白いとも思えないし。
亀甲縛りとかサバゲーとかのネタも、正直言って「外している」感が大きい。
そんな感じなので切ろうかとも思ってたが、中盤に入って多少物語的に持ち直してきたかな、という感じの話が続いているので、もう少し付き合ってみる事にする。
ただ、緒花の母親の話なんかは、母親の記事の所為で客が来なくなったという問題は何も解決しなかったのに、何か良い話っぽく纏めて終わってたりして、「それでいいのか?」みたいな展開のストーリーが気になる点は多い。
後、今回からOP・EDが変わった。OPは前の方が好みかな。EDは同じぐらい。
- 逆境無頼カイジ 破戒録篇[読売テレビ]
A:
D:
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第13話まで放映。
「地下チンチロ」で勝ったカイジが、一時外出の権利を得て地上に戻り、一気に金を増やそうと帝愛の裏パチンコ「沼」の攻略に挑もうかという所。
EDのお姉ちゃんは、あのオッサンの娘だったのか。
「地下チンチロ」の逆転勝利の話はなかなか痛快だったし、立木氏の煽るナレーションや「ざわ…ざわ…」のBGMも相変わらず面白い。
ちなみに、この「地下チンチロ」については、こちらの「カイジの地獄チンチロに関する経済的考察」という一連の記事が面白い。
- うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE1000%[毎日放送]
A:
D:
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2011/07/04深夜(正確には2011/07/05未明)毎日放送にて放映開始。
原作は、ブロッコリーから発売されたPSP用恋愛アドベンチャーゲーム。未プレイ。
作曲家志望の女の子が、作曲家やアイドルを養成する芸能専門学校に入学して、様々なイケメン達と仲良くなるという話…だろうか。
原作が女性向けの恋愛ゲームという事もあってか、「金色のコルダ」っぽい感じがする。
何かもう、全部若本規夫氏の学園長が持って行ってしまったような気がするが、とりあえず主人公の女の子が可愛いので視聴継続。
でも、あの瞳孔の色が薄いキャラデザは違和感があるなあ。
火曜日
- ケロロ軍曹アンコール![テレビ大阪]
A:
D:
-
第321話まで放映。
この「アンコール!」で初めて観るBパートの方は、多少肌色が多いような気もするが、基本的にはAパートと大差の無い話に思える。
もっと深夜枠に相応しい、ヤバいネタが多いのかと思っていたのだが。
何故、初めからこれを放映しなかったんだろう?
- 森田さんは無口。[KBS京都]
A:
D:
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2011/07/05深夜(正確には2011/07/06未明)KBS京都にて放映開始。
原作は、佐野妙氏が「まんがライフMOMO」「まんがくらぶ」に連載中のコミック。未読。
この3月にはOVAも発売されていたらしい。
ちなみに、原作やOVAでは、タイトルに「。」は付いていないようだ。
何故今回のTVシリーズには付いているのかは謎。
5分枠の短編作品。森田さんという無口な女の子が主人公の日常コメディか。
無口でも頭の中ではいっぱい考えているというのは、「神のみ」の図書委員の子と同じかな。
とりあえず面白そうなので視聴継続。
しかし、視聴できる放送局が(関西では)KBS京都のみというのは最近珍しい。
たいていの作品は、サンテレビでも放映されているのに。
とはいえ、ニコニコ動画でも配信されているらしいので、ある意味全国区だが。
KBS京都は、今月のアナログ停波で見れなくなる(マンションに地上波を配信しているJ:COMが再送信してくれない。J:COMは、KBS京都が区域外再送信を認めないからだ、と言ってるが…)ので、後はニコニコ動画で見るしかなさそうだ。
…と思っていたが、7月下旬から、J:COM大阪がKBS京都の地デジも配信し始めたので、引き続き、しかもHD画質で観れるようになった。ラッキー。
- GOSICK─ゴシック─[テレビ大阪]
A:
D:
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2011/07/05深夜(正確には2011/07/06未明)放映終了。
後番組は「ダンタリアンの書架」。
錬金術師リヴァイアサンの伝説が残る時計塔で人死にが出る事件や、修道院で「形見箱」を探す話や、ココ王妃が殺害された「ココローズ事件」の話等色々あった末に、戦争が始まってヴィクトリカと久城は離ればなれになってしまうが、やがて戦争が終わり、ヴィクトリカと久城が再会した所で幕。
1929年という事は、第2次世界大戦という訳じゃなかったのか。
また、崖から落ちたブライアンをヴィクトリカ一人でどうやって助けたのかとか、何故ヴィクトリカの髪がいきなり銀髪に変わったのかとか、よく判らない所が残った最終回だった。
全体的に、ミステリーものというよりは、時代の流れや大人達の思惑に翻弄されながらも、多くの苦難を乗り越え、生き続け、互いを想い信じ合う、ヴィクトリカと久城のラブストーリーといった感じだった。
それは良いのだが(いや、それにしてもアブリルが不憫過ぎるからあまり良くはないのだが)、結局「黒い死神」とか「灰色狼」とか何だったんだという、「その設定必要だったのか?」と思うような点も少なくなく、微妙な出来ばえだったというのも正直なところ。
まあ、クルクルとよく変わる表情が可愛いヴィクトリカと、健気でショートヘアが可愛いアブリルと、眼鏡が可愛いセシル先生が良かったのでいいか(<それでいいのか)。
ちなみに、最終回直前までずっと「オカルト省」を「オカルトショー」だと思い込んでいたのは秘密。
- ダンタリアンの書架[テレビ大阪]
A:
D:
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2011/07/19深夜(正確には2011/07/20未明)テレビ大阪にて放映開始。
原作は、角川スニーカー文庫から刊行されている三雲岳斗氏の小説。未読。
死んだ祖父から、「ダンタリアンの書架」と呼ばれる不思議な書庫と、ダリアンという少女を引き継いだ主人公が、特別な力がある書物「幻書」にまつわる様々な事件に巻き込まれるという話…だろうか。
「ダンタリアン」というのは、無数の本を持ち知識を司る悪魔の名前らしい。
設定は面白そうなのだが、あのただひたすら本を読み上げているだけのシーンは今一つだった。
第1話放映の前週に、番宣の特別番組をやっていて、大学の先生とかが出てきて作品の時代背景とかを解説していたが、第1話を観た限りでは、よくあるファンタジーもので、そんなに大層な作品には思えなかった。
確かに知識は詰め込んであるように見えるが、それを「物語」として上手く生かせていないというか。
「衒学的な」と言うと言い過ぎかもしれないが、少しそんな感じに見える。
どうも、角川の作品には、事前の宣伝が大げさなものほど、実際の作品は観て面白くないものが多い気がするので、本作品も何か不安だ。
とりあえず、ガイナックス作品だし、本は好きなので様子見か。
山賀博之氏が美術監督としてテロップに名前があるのが何か謎。
この人、今は社長をやってるんじゃなかったのか?
今まで携わった作品でも、監督やシリーズ構成、脚本等が主な役割だったみたいなのに。
何故いきなり美術監督なんだ。
- 夏目友人帳 参[テレビ大阪]
A:
D:
-
2011/07/05深夜(正確には2011/07/06未明)テレビ大阪にて放映開始。
原作はまだ連載中らしい。2003年からというから、もう8年か。未だに未読。
2008年7月〜10月に第1期が、2009年1月〜4月に第2期が放映された、その第3期。
第1期と第2期とが3ヶ月しか間を空けずに放映されていたのに比べると、この第3期は、2年以上も経ってからの放映という事で、第2期の終わりに「また続編がある事を期待したい」と書いてはいたものの、作風が変わったりしないかどうか少し心配もしていたのだが、第1話を観た感じではとりあえず心配は無さそうで一安心である。
ただ、メインスタッフでは、シリーズ構成が過去2期の金巻兼一氏から、今期は村井さだゆき氏に変わっているのが、やや不安要素といえば言えるかも。
後、プロデューサーも大部分が入れ替わっているようだ。
この辺りが、作品の内容や雰囲気に影響してくるのかどうか、注目したいところ。
まあ、個人的には、あの眼鏡っ子委員長が今までよりもう少し活躍してくれれば嬉しいのだが(<それしかないのか)。
- Steins;Gate[サンテレビ]
A:
D:
-
第14話まで放映。
過去にメールを送る事が出来る「電話レンジ(仮)」に続いて、人の記憶を過去に送る事が出来る「タイムリープマシン」も完成した所で、シャイニングフィンガーこと萌郁の組織に襲われてまゆりが殺されてしまい、倫太郎が「タイムリープマシン」を使って過去に戻って何とかまゆりを助けようとするが叶わず、クリスティーナこと紅莉栖の力を借りたら、今度はバイト戦士こと鈴羽が介入してきて、自分が未来からタイムマシンでやって来たタイムトラベラーのジョン・タイターだと明かした所。
あのビルに落っこちた人工衛星っぽいものがタイムマシンだったのか。
おちゃらけた話なのかと思っていたら、「電話レンジ(仮)」の完成から以降はどんどん緊迫した展開が続いて面白くなってきた。
正直言って初めはつまらない事になりそうな気がしていた「2ちゃんねる用語」の多用も、コミカルな表現や、特に紅莉栖のキャラ立てに上手く使われていると思う。
過去を改変した事によるパラドックスの問題は「世界線の移動」という事にして解決しているが、その理屈付けも(今のところは)よく出来ている感じ。
ストーリーとも上手く馴染んでいるし。
後半も楽しみな作品だ。
- うさぎドロップ[関西テレビ]
A:
(関西テレビ)
D:
(関西テレビ・BSフジ)
-
2011/07/12深夜(正確には2011/07/13未明)関西テレビ「アニメわ〜く!」枠にて放映開始。
関西テレビから約3週間半遅れの2011/08/06深夜(正確には2011/08/07未明)からBSフジでも放映開始。
フジテレビ「ノイタミナ」枠の第28弾作品。
原作は、祥伝社から刊行されている宇仁田ゆみ氏のコミック。未読。
実写映画版もこの8月に公開されるらしい。
死んだ母方の祖父の隠し子を預かる事になった、独身男のプリンセス・メーカーな話…だろうか。
こういう、中年間近な男と小さな女の子との子育て奮闘記、みたいな話もありがちな感じだが、水彩画のような淡い背景美術や、あの「まどか☆マギカ」の魔女空間の劇団イヌカレーのEDとかは割と好みなので視聴継続。
しかし、サラリーマンの独身男が、いきなり小さい女の子を育てるなんてかなり無理のあるシチュエーションに思えるが、さて。
原作が既に完結しているという事なので、中途半端な話にはならなさそうなのは安心材料か。
- No.6[関西テレビ]
A:
(関西テレビ)
D:
(関西テレビ・BSフジ)
-
2011/07/12深夜(正確には2011/07/13未明)関西テレビ「アニメわ〜く!」枠にて放映開始。
関西テレビから約3週間半遅れの2011/08/06深夜(正確には2011/08/07未明)からBSフジでも放映開始。
フジテレビ「ノイタミナ」枠の第29弾作品。
原作は、講談社YA!ENTERTAINMENTから刊行されているあさのあつこ氏の小説。未読。
世界大戦後の荒廃した地球に残された、居住可能な6つのエリアに築かれた都市に人類が住む時代。
その6つ目の都市「No.6」に住むエリートコースに乗っていた少年が、当局に追われていた少年を助けた事で、体制からはみ出していくという話だろうか。
所謂「ディストピアもの」のような未来SF的な世界観や、制作がボンズという辺りも共通している所から、何となく同じ「ノイタミナ」枠で放映された「獣王星」っぽい感じがする。
やはり「ノイタミナ」枠作品で同じ「ディストピアもの」っぽい設定だった「フラクタル」とどうしても比べてしまうが、正直言って本作品の方が何倍も引き込まれる。
原作の力かスタッフの力かは判らないが。
とにかくこの手の話は好きなので視聴継続。
音楽が、かのムーンライダーズの鈴木慶一氏という所も注目したいところ。
水曜日
- 異国迷路のクロワーゼ The Animation[サンテレビ]
A:
D:
-
2011/07/06深夜(正確には2011/07/07未明)サンテレビにて放映開始。
原作は、武田日向氏が「月刊ドラゴンエイジ」に連載中のコミック。未読。
「クロワーゼ」は、番宣の謳い文句には「出逢い」に「クロワーゼ」というルビが振ってあるのでそういう意味のフランス語なんだろう。
19世紀のパリを舞台に、何故か日本から奉公にやって来た小さい女の子の物語…だろうか。
何となく、フランス版の「シャーリー」みたい(おかっぱ頭に年齢が満13歳で働き者の奉公人という辺りがシャーリーと同じだし)だが、とりあえず主役の女の子が可愛いから視聴継続。
それにしても、あんな小さな女の子が、一人でパリまで奉公に来たり、フランス語が判ったりというのはかなり謎。
ちゃんとした事情が語られるのか、それとも「そういうものだ」として特に気にせずに観ればいいのかは気になるところ。
眼の色が碧だから、実は親のどちらかがフランス人で、言葉もその親から習ったとか。
木曜日
- へうげもの[NHKBSプレミアム]
D:
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第14話まで放映。
「本能寺の変」で織田信長が死に、更に明智光秀が死んだ所。
胴を真っ二つにされても動いている信長が恐い。
それはともかく、古田左介の、「数奇」と「武」との間で揺れ動く様子が、どこかコミカルで可笑しい。
何処から何処までが史実通りの話なのかよく判らない作品ではあるが、その辺はあまり気にせずに楽しめばいいのだろう。
- Aチャンネル[毎日放送]
A:
(毎日放送)
D:
(毎日放送)
D:
(毎日放送・アニマックス)
-
2011/06/23深夜(正確には2011/06/24未明)放映終了。
後番組は「BLOOD-C」。
新学期(3学期)が始まって、るん達2年生はもうすぐ受験生になってしまうけど、とりあえずはまだいつも通りの日々が続いていく、みたいな感じで幕。
結局、トオルは「るんちゃん離れ」が出来ないままだったな。
まあ、それが出来る時は、本作品的には完結する時だと思うが。
「あずまんが大王」やら「ひだまりスケッチ」やら、「普通の少女達の日常を描く作品」が数多ある中で、どう差別化を図るかというのは難しい所だと思うのだけど、本作品の場合は、「歌パート(歌詞テロップ付き)」の存在がそれに当たるのかな、と。
軽快なOP・EDを含め、そういう歌方面は結構良かったように思う。
ただ、キャラクターの描写に関しては、主役4人以外は少々もの足りない感じはする。
特に先生達については、上記の作品に比べると取ってつけたような感じに見えるというか、主役4人だけで尺が持たなかったからしょうがなく出したみたいに見えるというか、いてもいなくてもあまり変わらない気がするというか。
で、結局タイトルの「Aチャンネル」ってどういう意味が?
- BLOOD-C[毎日放送]
A:
(毎日放送)
D:
(毎日放送)
D:
(アニマックス)
-
2011/07/07深夜(正確には2011/07/08未明)毎日放送にて放映開始。
毎日放送から約4週間遅れの2011/08/03からアニマックスでも放映開始。
Production I.Gによるオリジナル作品。
吸血鬼の血を引く女子高生が、日本刀を手に「翼手」と呼ばれる怪物を狩る吸血鬼ハンターをやる、という「BLOOD」シリーズの最新作という位置づけでいいのかな。
小夜(サヤ)という名前の女子高生・吸血鬼・日本刀という所は共通だが、それ以外に過去の「BLOOD」シリーズとの共通点や接点があるのかどうかは謎。
タイトルの「C」の意味も謎。
キャラクターデザイン原案がCLAMPという事もあってか、キャラの頭身がやたらと高いのが少し気になるといえば気になるが、アクションシーンはさすがに面白いので視聴継続。
ストーリー原案もCLAMPらしく、シリーズ構成が「カードキャプターさくら」等でお馴染みの大川七瀬氏になっている。
しかし何故地蔵。
鎖が付いている制服というデザインも結構不思議というか、ありえなさそうな感じ。
でも、巫女服の鈴とかもそうだが、この制服の鎖に殆ど音が付いてないのが残念。
アレだけ動けば、もっとチャラチャラ音が鳴る筈なのに。
せっかくのデザインが見た目だけで終わってるような。もったいない。
気になるのは、公式サイトに「2012年劇場公開予定」とか書かれているところ。
まさか、TVシリーズは未完で終わって続きは劇場で、みたいな事になるんじゃないだろうな。
それは嫌だぞ。
- 猫神やおよろず[サンテレビ]
A:
(サンテレビ)
D:
(サンテレビ・BS11)
-
2011/07/14深夜(正確には2011/07/15未明)サンテレビにて放映開始。
サンテレビから1日遅れの2011/07/15からBS11でも放映開始。
原作は、FLIPFLOPs氏が「チャンピオンREDいちご」に連載中のコミック。未読。
悪さをした罰として、高天原から人間界に落とされた猫の神様と、その「愉快な仲間達」とが繰り広げるドタバタコメディみたいな話…だろうか。
八百万の神様達がいたり、しかもそれをどうやら街の人達も認知しているみたいだったり、貧乏神が町にやって来るのを防ごうとする話だったりという辺りは、なんか「かみちゅ!」みたいだが、どちらかといえばほんわかした雰囲気だったあちらとは違って、桜井監督らしいコミカルな表現やテンポの良さが面白い。視聴継続。
それにしても、何かと話題になる「いちご」の連載作品にしては色気が無いなあ(<そこかい)。
- Dororonえん魔くん メ〜ラめら[毎日放送]
A:
D:
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2011/06/23深夜(正確には2011/06/24未明)放映終了。
後番組は「輪るピングドラム」。
色々あった挙げ句、「強制大殺生」を賭けた勝負の最中に、えん魔くんの「ほむらかむり」の封印が解けてしまって、人間界も天国も地獄も過剰な「愛」でヤバい事になりそうだったけど、えん魔くんの両親が何とか再封印してめでたし、めでたしという所で幕。
最後の方は、もう何が何だか判らない事になっていたけど、要するに、ヤり過ぎには気を付けようという事なのか(違)。
シャッポじいの頭(?)のてっぺんに時々モザイクがかかっていたけど、やはりあそこがアレだったのね。
永井豪の他の作品も含めた古今東西の様々な作品のパロディと、いかにも永井豪作品っぽいエロに溢れた、「怪作」と呼ぶに相応しい作品だったと思う。
謎の発光現象やら何やらであざとく「隠す」作品が多い中で、そういう安易な方法に頼らずに、よくもまあここまで描いたものだとある意味感心した。
主題歌をはじめとして、ムーンライダーズの音楽も良かったし。
昔の「ドロロンえん魔くん」は、もっとシリアスな話だったような覚えがあるのだが、噂によれば、本作品の方が原作の雰囲気に近いらしい。
ただ、最後に、えん魔くんと雪子姫とがイチャイチャしてたのは、昔のも同じだったような気がする。
- 輪るピングドラム[毎日放送]
A:
(毎日放送)
D:
(毎日放送・BS11)
-
2011/07/07深夜(正確には2011/07/08未明)毎日放送にて放映開始。
毎日放送から8日遅れの2011/07/15からBS11でも放映開始。
ブレインズ・ベースによるオリジナル作品。
「原作」として「イクニチャウダー」という名前がテロップにあるし、「原作小説」と銘打たれた幾原邦彦監督と高橋慶氏との共著による小説もあるようだが、その小説の帯に「オリジナルTVアニメ」とか書いてあるみたいなので、オリジナル作品でいいのだと思う。
「少女革命ウテナ」の幾原邦彦監督が贈る不思議アニメ。
タイトルは「まわるピングドラム」と読む。
「ピングドラム」の意味が不明だが、“penguindrum”と書いてあるので、ペンギンに関係ありそうではあるが、やはり意味不明。
「輪る」と書いて「まわる」と読むのは、本編で盛んに出てくる「運命」の輪という事なんだろうか。
病弱な妹が死んだと思ったら、怪しいペンギンの被り物によって生き返って、ペンギンがクール便で送られてきて、被り物が「妹を生き長らえさせたければ『ピングドラム』を手に入れろ」などと訳の判らない事を兄達に告げて、「生存戦略ー!」な話。
あの「生存戦略ー!」な不思議空間のシーンは、「ウテナ」における「絶対運命黙示録」みたいなものなのかな。
子供達がわざとらしく話していた、おそらくは宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」の中のリンゴの話や、謎のペンギン帽子が言っていた「運命の至る場所」等の言葉からして、死後の世界が何かしら関わってくるのは確からしいのだが、さて。
とりあえず面白そうなので視聴継続。
幾原監督らしく、エロスも抜かりないみたいだし。
- THE IDOLM@STER[毎日放送]
A:
(毎日放送)
D:
(毎日放送・BS11)
-
2011/07/14深夜(正確には2011/07/15未明)毎日放送にて放映開始。
毎日放送から16日遅れの2011/07/30深夜(正確には2011/07/31未明)からBS11でも放映開始。
原作は、言わずと知れたバンダイナムコゲームスの「アイドルプロデュース体験ゲーム」。
初めはアーケードゲームとして、後にXbox360のような家庭用ゲーム機にも移植されたようだ。
Wikipediaの記述によれば、設定は2作目に基づいているらしい。いずれも未プレイ。
タイトルの「A」が「@」になっている理由は謎。
765プロダクションに所属するアイドルの女の子達の話。
今度はロボットものじゃないらしい。
765と書いて「ナムコ」なのか。
数多いレギュラーのキャラクターを、なるべく公平に第1話から登場させる為に、テレビ局の取材によるPVっぽい体裁にして、更にそのカメラマンが新人プロデューサーとして登場する、という趣向は結構面白かった。
しかし、サブタイトルのレイアウトが「エヴァ」っぽかったり、本編の作画の雰囲気も何となくガイナックス作品みたいだし(監督やキャラ原案がガイナの人だから当然か?)、映像の構成もアイドル紹介PVという趣向としてはあまり取材映像らしくない普通の作りだったので、正直言って映像への拘りがあるようには見えないのが残念。
とりあえず、何か変なロボットものになっちゃった、かの「ゼノグラシア」とは大分と違うようだし、どういう物語になるのかは少し興味が出てきたので視聴継続。
金曜日
- X-MEN[アニマックス]
D:
-
2011/06/24放映終了。後番組は「ブレイド」。
東北地方で頻発していた一連のミュータント事件は、世界征服を企む悪のミュータント組織「インナーサークル」と、ミュータントを敵視している組織「U-MEN」とが手を組んで起こしていたもので、その中心にいた健夫という超強力なミュータントの少年が、実は「X-MEN」のリーダーのプロフェッサーXと、久子の恩師であり日本でミュータントを保護する施設を運営していた佐々木先生との間に出来た子供だったと。
佐々木は、健夫の力を抑える薬を開発する過程で、薬の開発にはミュータントの新鮮な臓器が有効だという事を知り、そこに健夫の力を利用しようとする「インナーサークル」がつけ込んで、ミュータント狩りをしたい「U-MEN」をも巻き込んで事件を起こしていたと。
でも結局、「U-MEN」は「X-MEN」によって壊滅させられ、「インナーサークル」も健夫の力が暴走したのに巻き込まれて消滅し、最後は、プロフェッサーXと、健夫の幼馴染みだった久子の「説得」によって、暴走した健夫を成仏させて幕。
久子が健夫を正常に戻した所では、「やはり、思春期の男の子には、父親よりガールフレンドだよな」とか思ったが、その後、プロフェッサーXともあっさり和解してしまったのは何かどっちらけ。
自分の事を息子だとすら知らなかったオッサンを、あんな簡単に父親と納得できるものか?
まあ、お互いテレパシーを持っているミュータントだから、普通の人間には窺い知れないような力で理解し合えたのかもしれないが。
それにしても、最後の場面ではX-MENは役立たずだった。
最後に親子関係や幼馴染み関係を出してきた事で、「X-MEN」の物語としては少し軸がぶれてしまったような気もする。
全体としては、作画は、前作の「ウルヴァリン」と比べると格段に良かった。
「ウルヴァリン」が悪過ぎただけ、とも言えるが。
始まった時にも書いたけど、そのウルヴァリンが、本作と「ウルヴァリン」とでは、全くの別人みたいだったし。
ただし、アクション・シーンは、少し淡白だったというか、動いていたという印象があまり無かったというか。
また、「U-MEN」、「インナーサークル」、佐々木先生と、事件の犯人というか元凶が、話が進むに連れて次々と明らかになっていく展開は、結構面白かった。
一方で、やはり「ドラマ」として見ると今一つなのは相変わらず。
初めは、恋人を失ったサイクロプスの復讐や立ち直りが主題になるかと思っていたが、それが何となくいつの間にか解決してしまったうえ、上記のように最後に別の人間関係がクローズアップされたので、何を描きたかったのかあやふやになってしまったように思える。
また、実質的なラスボスだった、「インナーサークル」のリーダーのマスターマインドが、自分が利用しようとしていた健夫の力の暴走に巻き込まれて死んでしまうような間抜けだったり、佐々木先生が健夫を助ける為に他のミュータント達を犠牲にしまくっていた事を「母親の愛」だけを理由に済ませてしまっている感じがあったりして、キャラの描き方も今一つ。
まあ、アメコミ原作のアニメに「ドラマ」を求めるのが間違いと言われたらそうかもしれないという気もするが、それならそれで、もっとアクション・シーンを頑張ってほしかったし、ラストバトルも「説得」で解決するようなものではなく、爽快・豪快なアクションで、と思う。
サイクロプスと言えば、あの「目からビーム」は、いちいち頭の横のスイッチを操作しないと使えないのは不便じゃないか、と思うんだが、それは言ってはいけない事なのかもしれない。
で、あの最後のは何?
ウルヴァリンが、「奴に出来るのは牢屋の中でチェスをする事ぐらいだ」とか言ってた「奴」が脱獄したという事みたいなんだが、そもそも「奴」が何者なのかが判らないし。
判る人だけ判ればいいという事か。
- ブレイド[アニマックス]
D:
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2011/07/01アニマックスで放映開始。
マーベル・コミックス作品のアニメ化第4弾。
吸血鬼と人間とのハーフで昼間でも活動できるという男が、一本の刀を手に吸血鬼を狩るバンパイア・ハンターをやってる話…って、それどんな「吸血鬼ハンターD」なんだ、という感じの話。
作画は綺麗だが、アクションは平凡で目新しさは無い。
技の名前がでっかく出るのはギャグなのかな。
主役が大塚明夫氏、ヒロイン(?)が坂本真綾氏、更に田中敦子氏と、キャストは豪華なのでとりあえず視聴継続。
それと、りんたろう氏が「監督協力」としてテロップに名前が載っているのにも、(どんな役目なのかよく判らないが)一応期待。
後、最後に出てきた「ブレイド」インスパイアソングって何だ?
- 神のみぞ知るセカイII[テレビ大阪]
A:
D:
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2011/07/01深夜(正確には2011/07/02未明)放映終了。
空手部主将、エルシィの友人の死神、とりたてて特徴のないクラスメイト、教育実習生と「攻略」して、最後は、桂馬がとあるゲームに出会った事でリアルにも興味を持ち始めるのかという所で幕。
今期もまた面白かったが、第1期に比べると、多少インパクトに欠けるというか、展開がややマンネリ化している気がしないでもない。
一番面白かった話が、特に「攻略」を意識しない、他の話とは少し毛色の異なるハクアの話だったので、余計にそんな風に思うのかも。
「ちひろ編」の最後の話(第7話)の、短い尺の話なのに凄くゆったりとした印象を受ける、それでいて決して間延びしているとは感じさせられない、絶妙な間の取り方とか、第1期のキャラクターが話に絡んでくる、シリーズものとしてのきちんとした構成の仕方とかは、結構好きなんだが。
「長瀬純編」(第1期で新井素子氏の作品のタイトルがサブタイトルに使われていたように、ここではまた懐かし学園ドラマのタイトルがサブタイトルに使われてるし)などは、少々話が無理矢理っぽかったように思えた(一致団結して何かしようというのに、何故個人競技のマラソン大会なんだ?)りして、その辺が少し残念だった。
で、最後にまた新しい「ヒロイン」らしき女の子達が顔見せしていたのは、第3期が決まったという事なんだろうか。
とか思ってたが、今度はどうやらOVAらしい。
- そふてにっ[サンテレビ]
A:
D:
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2011/06/24深夜(正確には2011/06/25未明)放映終了。
後番組は「魔乳秘剣帖」。
色々あった末に、ひょんな事から明日菜が記憶喪失になって、新入部員としてソフトテニス部に入ってきて琴音とペアを組むまでの事を夢に見て、記憶を取り戻したという所で幕。
最後の、何かシリアスなサスペンスものというか怪しげな映画の予告編風のオマケはいったい。
「パンツじゃないから『自主規制』しなくてもいいもん!」とばかりにアンダースコートを見せまくる一方で、結局要所要所ではマスクをかけて「無修正が見たければパッケージを買ってね」というアピールも忘れないのは、良く言えば商魂逞しいが、悪く言えば単にあざといだけにも思える。
少女達のおちゃらけた日常を描くコメディを続けてきたのに、最後に妙に熱血青春ものっぽい真面目な話を持ってくるのは、それ単体で見ればいい話に思えるが、全体としては、やはり唐突な印象がするというか、「浮いてる」感じは否めない。
そもそも、あんなギャグそのものの電気椅子みたいな怪しげな装置で真面目に昏睡状態になられても困るというか。
明日菜のエロ妄想とかはまあまあ面白かったけど、色々な所が中途半端なまま終わった作品だったと思う。
- 魔乳秘剣帖[サンテレビ]
A:
(サンテレビ・KBS京都)
D:
(サンテレビ・KBS京都)
-
2011/07/15深夜(正確には2011/07/16未明)サンテレビにて放映開始。
同日KBS京都でも放映開始。
原作は、山田秀樹氏がエンターブレインのゲーム雑誌「TECH GIAN」に連載中のコミック。未読。
「ちちの大きさが全て」という世の理を正す為に、魔乳一族という忍びの一族を抜けたくノ一の戦いを描く話…だろうか。
とにかく、何がなんでも「ちち」に集約するバカバカしさが気に入った。
喘ぎ声と思われる所が無音にされてたりするし、謎の発光現象で殆ど何も見えなくなるカットが多いし、時には何故発光しているのかも判らない(ちちが丸見えになってる訳でも、揉まれてたりする訳でもない)カットもあったりするが、この「クイーンズブレイド」や「聖痕のクエイサー」(こちらは監督が同じ人だから当然か)にも通ずるようなバカバカしさの前ではそれもどうでもよくなるというか。
その謎の発光現象にしても、ちちと一緒に光も揺れてるのには噴いた。
公式サイトのドメイン名にしてからがもう…。
この調子で最後まで行ってほしい。
ちなみに、サンテレビとKBS京都とで、謎の発光現象の出方に違いは無いようだ。
- まりあ†ほりっく あらいぶ[テレビ大阪]
A:
D:
-
2011/06/24深夜(正確には2011/06/25未明)放映終了。
後番組は「神様ドォルズ」。
夏休み最後の日の、かなこの誕生日の話で幕。
何だかんだ言いつつも、かなこってそれなりに友達が多いな。
かなこが望んでいるような「深い仲」にはなっていないというだけで。
今期も、相変わらず弄られまくり妄想しまくりのかなこが面白かったけど、ややマンネリに思える所もあって、第1期ほどには楽しめなかったように思う。
1クールしかないのにOPが変わったりしたが、これはどちらもこの作品らしいもので良かった。
で、あのロザリオの謎は、今期もまた放ったらかし?
- 神様ドォルズ[テレビ大阪]
A:
D:
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2011/07/08深夜(正確には2011/07/09未明)テレビ大阪にて放映開始。
原作は、やまむらはじめ氏が「月刊サンデーGX」に連載中のコミック。未読。
とある村に古くから伝わる「案山子」あるいは「神様」と呼ばれているロボットみたいなものを操る力を持った者達の戦いを描く話…だろうか。
やまむらはじめ氏の作品といえば、「エリアルコミック」に掲載されていたもの(「ARIEL」のパロディ漫画も面白かったが、オリジナル短編の「織天降る街」(だったかな?)というのも面白かった)や、短編集の「未来のゆくえ」ぐらいしか読んだ事がなかったが、こういう作品も描いていたのか。
特別な力を持つ者達が戦うという話はありがちっぽいが、岸誠二監督・上江洲誠シリーズ構成という「瀬戸の花嫁」コンビに期待してとりあえず様子見か。
「案山子」が出てくる時とかの音が、なんか面白いし。
それにしても、マンションの部屋を吹き飛ばすようなあんな大騒ぎを起こしておいて、特にお咎めも無しで済んだみたいなのは、彼らの「村」とやらの影響力が大きいという事なんだろうか。謎だ。
土曜日
- TIGER & BUNNY[毎日放送]
A:
(毎日放送)
D:
(毎日放送・BS11)
D:
(アニマックス)
-
第14話まで放映。
また、毎日放送から約3ヶ月半遅れの2011/07/18からアニマックスでも放映開始。
バーナビーの両親の仇である「ウロボロス」のボス・ジェイクとの戦いに勝利してから10ヶ月後、タイガーの能力に異変が起きるという所。
「バディもの」の王道的な展開で面白いが、タイガーとバーナビーとがあまり仲よくしているのも何か違和感が。
しかし、ジェイクは今一つ生死が曖昧に描かれていたし、そもそも、本当にジェイクがバーナビーの両親の仇だったのかどうかも確定していないし、ジェイクの部下のクリームも捕まったまま何も捜査が進んでいないらしいしで、この事件も片づいたとは言えない感じだ。
今後もまだ引っ張るのだろうか。
後、今回からOP・EDが変わった。
ヒーロー達に付いているスポンサーが増えたような。
- DOG DAYS[毎日放送]
A:
(毎日放送)
D:
(毎日放送・BS11)
-
2011/06/25深夜(正確には2011/06/26未明)放映終了。後番組は「セイクリッドセブン」。
姫様が歌ったり攫われたり魔物に捕まったりと色々あった末に、シンクが元の世界に帰って、いったんフロニャルドの事を忘れるが、シンクを再召喚できる方法が見つかって、シンクも記憶を取り戻して、夏休みにまた行くぞという所で幕。
結局、記憶に蓋をしていた「鍵」が、指輪を見て開いたってだけなのか?
何というか、一言で言うと「作り過ぎ」な作品という印象だった。
キャラ作り過ぎ・設定作り過ぎ・イベント作り過ぎ。
で、創れていないのが「物語」。
キャラ・設定・イベント等は「物語」を創る為に必要な要素だけど、この作品は、それらをただ単に並べただけでは「物語」にはならない、という見本じゃなかろうか。
色々と作ってあるのはよく判るのだが、それらをきちんと構成し、有機的に結合して、余計な部分は削ぎ落とし、一つの「物語」を織り上げるという、その肝心な部分が欠落しているように見える。
なので、「シンクが元の世界に戻ると全て忘れる」という設定や、それを知って皆が悲しむというイベントはあっても、見ている方は全然その悲しみに共感できない。
更に、再召喚する方法が、後から手紙一つでポロッと出てきて、その条件をたまたま全部満たしていたとか、単なる「御都合主義」にしか見えない。
後、設定の説明がやたらとあって、それが話のテンポを殺していたように思える。
見ていて、作画は悪くないしよく動いているのに、妙に退屈に思える事が多かったのは、その所為かもしれない。
正直言って、このメインスタッフ達は、「なのはStrikerS」でやったのと同じ失敗を繰り返したな、と思う。
あちらとは違って、作画が崩れなかったのが救いか。
- セイクリッドセブン[毎日放送]
A:
D:
-
2011/07/02深夜(正確には2011/07/03未明)毎日放送「アニメシャワー」枠にて放映開始。
サンライズ制作のオリジナル作品らしい。
謎の力を持っている少年が、その力を使って何だかよく判らない怪物だか怪人だかみたいなのと戦う話…だろうか。
タイトルの「セイクリッド」=“sacred”というのは、「神聖な」とか「厳粛な」とかの意味らしいが、何だかよく判らない。
主人公の少年が持っている「力」の事らしいが。
お嬢様と執事とヒーローの少年とメイド隊とかどこかで見たような構成だし、話自体もありがちな感じだし、正直第1話は色々と詰め込み過ぎで「とりあえずキャラ置いて設定説明して動かしてみました」みたいにしか見えず、展開にも無理があるような感じだったしで切ろうかとも思ったが(あのメデューサみたいな石像に石にされた人がたくさんいたみたいだし、市街地も結構破壊されてたのに、何のフォローも無いし。あのお嬢様の組織が隠蔽したんだろうけど、それにしても、街中であれだけ派手に破壊活動していて犠牲者も大勢出ているっぽいのに何も無しというのはあまりにも不自然。そもそも、最初の客船の爆発事件自体、あれだけ陸地から丸見えの所で起きてたのに全然話題にもなってないというのが不自然過ぎるし。シリアスな話っぽい割には、そういう「常識的」な所がなおざりにされてる感じがする)、バトルシーンはそこそこ面白かったので、とりあえず視聴継続。
でも、いのまたむつみ氏のキャラ原案は、あのルリルリという女の子ぐらいにしか生かされていないような気がする。
- ゆるゆり[テレビ大阪]
A:
D:
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2011/07/09深夜(正確には2011/07/10未明)テレビ大阪にて放映開始。
原作は、なもり氏が「コミック百合姫」に連載中のコミック。未読。
女子中学生達のゆる〜い百合生活を描く話だろうか。
この手の、少女達の日常をネタにした作品というのは、今やありがちというか、いったいどれだけあるんだと思うぐらいありふれたネタの作品だが、コメディ的な所はまあまあ面白いような気がするので、とりあえず視聴継続。
監督・シリーズ構成が「みなみけ」第1期の人だし、日常的なシチュエーションでのコメディは上手いんじゃないだろうか。多分。
あのサイコで電波でストーカー的な部屋の主が出てきてほしい。
- よんでますよ、アザゼルさん。[毎日放送]
A:
(毎日放送)
D:
(毎日放送・BS11)
-
2011/07/02深夜(正確には2011/07/03未明)放映終了。
色々あった末に、天使にグリモアを奪われて消滅したかと思われたベルゼブブだったが、「良い大家さん」のお陰で助かっていたという話で幕。
水島監督の作品らしく、相変わらず「全然完結しない話」になっているという感じだった。
ギャグ中心で、テンポの良い話は実に面白いのだが、下手にシリアスな流れに入ると今一つという辺りも、いつもの水島監督の作品という気がする。
最初に戻る
またまたすっかり遅くなってしまいましたが、2011年9月最終週以降に終了した作品・開始された作品、及び放映のあった継続作品の感想を纏めて更新します。
と言いたい所なのですが、9月に最終回を迎える作品には、結構最終週以前に終わってしまうものもあり、終了後の感想が前期と今期に分散してしまう為、最終週以前に最終回の放映を迎えた作品の感想も、全部こちらに書く事にしました。
いえ、決して、一つ一つ更新するのが面倒だからというワケではないですよ?(←面倒だからです)
いやまあ、実際、以前のように一週間毎に更新していくより、新番組が一通り出揃うまで待って纏めて更新する方が楽かな、とか思ってたりもしますが。
それはともかく。
現時点での視聴本数は19本。
ただし、テレビ大阪の「ケロロ軍曹アンコール!」のAパートは再放送でBパートのみが初放送なので、正確には18.5本と言うべきかもしれません。
今期は、何か「外れ」が多くて(第1話を観て切った作品が、数えてみたら11本もありました)、また20本を切ってしまいました。
まあ、このぐらいが無理なく観れて、しかも観る本数が少なくて寂しいみたいな事もない、ちょうどいい本数なのかもしれませんが。
視聴本数が減ったお陰で、相変わらず作品が集中している火曜日深夜も、W録レコーダー1台で乗り切れそうです。
後、今期の新番組から、アナログ・デジタルの映像形式を示すアイコンを付けるのを止めました。
アナログ放送は停波されましたし、新番組の映像形式はもう殆ど全てが16:9になりましたので、いちいちメモしておく必要性が無くなりました。
今期のトピックと言えば…何だろう、サンテレビの「0時枠」が火曜日深夜(水曜日未明)を除いて「0時35分枠」に移動した事と、関西テレビの「アニメわ〜く!」枠がキー局のフジテレビに合わせて「ノイタミナ」枠に変更された事ぐらいですかね。
あ、それと、「ラストエグザイル−銀翼のファム−」でGONZOが元請けとして復活した事でしょうか。
正確には、キッズステーションで「にゃんぱいあ」という短編アニメをやってたようでしたが(ていうか今もやってるのかな?)、まあ地上波レギュラー作品では、という事で。
また頑張ってほしいです。
帯番組
対象作品無し。
日曜日
- べるぜバブ[読売テレビ]
A:
(読売テレビ)
D:
(読売テレビ)
D:
(アニマックス)
-
第36話まで放映。
魔界から帰って来たら新学期が始まって、しかし石矢魔の校舎は男鹿が目茶苦茶にしてしまったので、男鹿達は聖石矢魔学園という別の高校に設けられた特設クラスに編入させられて、そこを仕切っている六騎聖という連中とケンカしたりバレーボールしたり、更に中学の時にケンカした奴が復讐に来たのをアッサリ返り討ちにしたりしている内に、もう一人の魔界の王子とゼブルスペルを持つ男が現れようかという所。
今まで敵同士だった連中が、新しい敵を前にして、今度は仲間になって一致団結して戦う、というのは、ある意味「少年ジャンプ」作品の王道ではあるが、この作品の場合は、主人公達が元々不良だし、男鹿はその中でも更に「人を人とも思わない悪魔のような男」という設定なので、今回のバレーボール勝負みたいに普通にまとまってしまうのは違和感があって今一つ面白くない。
その辺は、新しい王子や契約者の登場で、「軌道修正」を期待したいところ。
後、今回からOP・EDが変わった。EDのヒルダはキャラが違い過ぎないか?
- 機動戦士ガンダムAGE[毎日放送]
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2011/10/09毎日放送にて放映開始。
山口晋監督・サンライズ制作によるオリジナル作品。
UEという正体不明の敵が攻撃してきて、UEの襲撃で母親を殺された少年が、UEに対抗する為に、母親から受け取った設計図を基に「ガンダム」を造って戦う話か。
「ガンダム」を観ている筈なのに、どうも「イナズマイレブン」を観ているような違和感があってしょうがない。
何かツッコミ処も多いシナリオだし(主人公が、UEが次にコロニーを攻撃してくるという予測が出たという話を先生にしていたが、そういう話は軍の人に言えばいいのでは。何かガンダムの製造を任されているぐらい軍との繋がりが強いみたいなんだし)、完全に子供向けっぽいけど、一応観てみるか。
三世代・百年に渡る大河ドラマ、みたいな触れ込みはちょっと気になるし。
でも、タイトルが「機動戦士ガンダム」でなければ、多分見ないだろうなあ。
突っこむ為に見るような感じになりそう。
- ファイ・ブレイン 神のパズル[NHK Eテレ]
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2011/10/02NHK Eテレにて放映開始。
佐藤順一監督・サンライズ制作によるオリジナル作品らしい。
天才的なパズルの才能を持つ主人公が、何やら怪しげな奴に何やら怪しげな契約を結ばされて、命懸けで次々と様々なパズルに挑戦していく、みたいな話だろうか。
主人公が、中の人が同じ所為か、それともシリーズ構成・脚本の人が同じ所為か、どうも「ゼーガペイン」のソゴル・キョウに見えてしょうがないのが少し気になるが、とりあえず監督に期待して様子見か。
データ放送で、番組連動データとして本編中に出てくるパズルの解説とかが自動的に出てくるようになってたりするが、予約録画の実行中や録画して観る時にはどうせ観れないので、あまり意味が無いかも。
月曜日
- ロウきゅーぶ![サンテレビ]
A:
(サンテレビ・KBS京都)
D:
(サンテレビ・KBS京都)
-
2011/09/26深夜(正確には2011/09/27未明)放映終了。
部の存続を賭けた男子バスケ部との試合には勝ち、色々と努力して強くなっていって、初めての対外試合となった硯谷女学園との練習試合には惜しくも一点差で負けたものの、それをバネにしてこれからもまだまだ強くなるぞという所で幕。
やはり最後はメイド服か。
バスケのシーンとかよく出来てたと思うし、汗・努力・友情・団結・勝利と定番の要素がしっかり作り込んであって、スポ根ものとして普通に面白いんだけど、やはりこういうイロモノっぽい所がないと売れないのかな、とか思うと少し切ない。
そういえば、「Kanon」とかの所謂「泣きゲー」系のエロゲも、エロシーンを入れて18禁ゲームにしないと作れなかった(企画が通らなかった)とかいう話を昔聞いた事があるような。
しかし考えてみれば、アニメだって、昔は(今もか?)とにかくスポンサーの玩具メーカーが作るロボットやら魔法のアイテムやらを活躍させないと企画が通らない、とかいう事があった訳で、今はそれが「萌え」にシフトしてるというだけで、やってる事は基本的に同じとも言えるのかもしれない。
要は、そういう「売る為の要素」をどう上手く作品世界に生かしながら、「それだけ」ではない面白い作品を創れているか、という所が問題な訳で、その点では本作品は上手くやってたんじゃないかと思う。
- ラストエグザイル−銀翼のファム−[サンテレビ]
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2011/10/17深夜(正確には2011/10/18未明)サンテレビにて放映開始。
千明孝一監督・GONZO制作によるオリジナル作品。
2つの大国の戦争に関わった、空中戦艦を強奪しては売りさばくという空賊の少女の活躍を描く話…かな。
2003年に放送された「ラストエグザイル」という作品の続編で世界観も同じという事らしいが、キャラクターもストーリーも一新されているそうなので、前作を観ていなくても楽しめる…かもしれない。
第1話を観た限りでは、前作を観ていない自分でも「置いてきぼり」にされる感じは無かったので、多分大丈夫なんだろう。
久し振りのGONZO制作作品という事でも楽しみにしていたが、CGは綺麗だけど今一つ動きが面白くない気がする。
また、公式サイトに全21話で先行特番と総集編2話を加えて全24回という事が既に書かれてあるのが少し不安かも。
初めから総集編を挟む事を前提にしないといけないぐらい、制作スケジュールが苦しいのかと。
まあ突然総集編になるよりはマシだと思うが。
ちなみに、タイトルの「EXILE」というのは、「追放」とか「亡命者」とかの意味だが、作品的にどういう意味なのかは謎。
前作を観ていれば判るのかな?
- 快盗天使ツインエンジェル〜キュンキュン☆ときめきパラダイス!!〜[サンテレビ]
A:
(サンテレビ)
D:
(サンテレビ・BS11)
-
2011/09/19深夜(正確には2011/09/20未明)放映終了。
初めの敵役だったサロメ達がブラックトレーダーに切り捨てられて、代わりに遥達の担任の西条先生がアルバイトでブラックトレーダーの手下になったり、更にブラックトレーダーを「お父様」と呼ぶテスラとナインの姉妹が現れたりして、遂にセブンアミュレットを全てブラックトレーダーに奪われ、世界に破滅の危機が迫るが、3人だけどツインエンジェルの活躍によって危機は回避され、ブラックトレーダーは行方不明、クルミが帰国しテスラとナインが旅立つ所を見送った所で幕。
何というか、色々とデタラメな話なんだが、とことんデタラメにやってるのでそれがかえって清々しくて面白いというか、何というか。
明らかに素顔を出していて、しかも本名まで呼んでいるのに、変身している間は正体がバレないとか、どう見ても「タキシード仮面」だろうと言うようなミスティナイトとか、「それはお約束」で済ませる所をスッパリとお約束として済ませてしまって、それ以外のギャグやら戦闘シーンのアクションやらに観る者を集中させるという意図があるのかもしれない。
それにしても、死んだと思われていたのを「爆発を我慢したんだ!」で済ませたり、「宇宙に行ける」と信じただけで本当に宇宙に行ったり、大気圏突入する時に「クルミちゃんは何処に落ちたい?」等と余裕でパロディネタをかましたりするようなデタラメ極まる連中を相手にして、一人で「世界を破滅させてやる!」等と大真面目に奮闘していたブラックトレーダーが、何だか可哀相になってくる。
もしかしたら、彼がこの世界で一番の常識人だったのかもしれない。
ところで、教師というかなり安定した職業に就いているにもかかわらず、西条先生は何故いつもあんなに貧乏だったんだろう?
あの百科事典のローンがそんなに大変なのか?
- 花咲くいろは[読売テレビ]
A:
(読売テレビ)
D:
(読売テレビ)
D:
(キッズステーション)
-
2011/09/26深夜(正確には2011/09/27未明)放映終了。
後番組は「WORKING'!!」。
修学旅行先の旅館で仲居として手伝ったり、映画撮る撮る詐欺に遭ったり、文化祭があったり、若旦那と経営コンサルタントが結婚したり、緒花が孝一とよりを戻したり、女将がいきなり喜翆荘を閉じるとか言い出したりと色々あった挙げ句、ぼんぼり祭が終わって、結局喜翆荘を閉める事になって、皆それぞれの新しい道に進んで行くという所で幕。
シリーズ前半に比べれば、後半はまあ多少面白かったし、ラストもそれなりに爽やかではあったが、やはり「仕事」の描き方が何か今一つ甘い所が見られたり(「仕事」じゃなくて、何処か「ごっこ」遊びに見えるという感じ)、台詞回しが気になったり(あの終盤のシリアスな展開に入ってまで「エニシング」はないだろう、と思った)して、最後まで何処か合わなかった。
映像は綺麗は綺麗なんだけど、妙に顔が大きく見えるキャラデザインが何処か不自然に思えたりして微妙。
- WORKING'!![読売テレビ]
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2011/10/03深夜(正確には2011/10/04未明)読売テレビ「MONDAY PARK」枠にて放映開始。
読売テレビから5日遅れの2011/10/08からBS11でも放映開始。
2010年4月〜6月に放映されていた作品の第2期。
タイトルにダッシュが付いているが、読み方は第1期同様「わーきんぐ」でいいらしい。
しかし、監督が平池芳正氏から大槻敦史氏へ、シリーズ構成が同じく平池芳正氏から吉岡たかを氏へと、それぞれ第1期から変わっているのが少し不安材料か。
とりあえず第1話を観た限りでは、第1期とそれ程雰囲気とかが変わったようには見えなかったので、とりあえず今期も観る事にする(しかし、ワグナリアの中でぽぷらが一番の常識人っぽいのは相変わらずのようだが、そのぽぷらも第1期より幼児化が進んでいるような気がする…)。
公式サイトのスペシャルまんがによれば、今期はあのひっそり居た眼鏡っ子も出るらしいし。
でも第1話ではやはり最後にひっそり居ただけだったけど。
それにしても、小鳥遊のビョーキは第1期より悪化してるな。
後、店の前のマンホールの件は何だったんだ。
(2011/10/28追記)
読売テレビから24日遅れの2011/10/27からキッズステーションでも放映開始。
基本的に地上波と同じだが、途中にCMが全然入らないから短く思える。
それにしても、この店はよく潰れないな。
- 逆境無頼カイジ 破戒録篇[読売テレビ]
A:
D:
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2011/10/03深夜(正確には2011/10/04未明)放映終了。
状況が二転三転した挙げ句、遂にカイジが「沼」攻略に成功して大金を手にし、借金を返して自由の身になったものの、遠藤への返済や地下の仲間達の救出の為に金は消えてしまい、とりあえず仲間達との再会を祝う所で幕。
この分では、カイジはまた同じような事を繰り返すんだろうなあ。
シリーズ前半に比べると、後半は「沼」攻略で毎回引っ張り過ぎだった感はあったが、最後までどう転ぶか判らないという意味では面白かったかも。
立木さんのナレーションも相変わらずだったし。
些細な事でも徹底して切り捨て支配する兵頭と、逆境にあっても一度仲間になった相手は見捨てないカイジとの対比は、なかなかの見ものだった(これは、もしかして、自由主義経済と社会主義経済との対立を表しているのだろうか?などと思ったり)。
できれば、もう一度この二人の直接対決が見たかったと思うが、今のカイジでは勝つのは難しそうだ。
- うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE1000%[毎日放送]
A:
D:
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2011/09/26深夜(正確には2011/09/27未明)放映終了。
後番組は「僕は友達が少ない」。
春歌が、次々と6人のイケメン達(+謎の猫王子)を落としていって(違…わないか?)、遂に春歌が創った曲でデビューライブを実現したという所で幕。
最後はやはり「マジLOVE1000%」で締めるか。
あの最後のライブシーン(第1話冒頭のと同じなのかな?)は、歓声の「演技」が細かくて凄い。
こういう、一見シリアスな話に見せかけて、実はかなりおバカなというか能天気な話は嫌いじゃない(春歌の故郷の、水田が広がる日本的な農村風景の中に、あの6人が並んで歌っているという唐突感は凄まじいものがあった。まあ、立ってたのは水田の真ん中という訳ではなかったけど)。
ただ、若本規夫氏が演じる、フリーダムかつムチャ振りが過ぎる学園長が全部持って行った感はある。
その学園長も含めて、声優さんの演技力に作画が追いついていないように見える所が少し見られたのが残念だったが。
それにしても、作曲家コースの春歌1人に、アイドルコースから6人もついてしまったら、作曲家コースの生徒が5人あぶれるんじゃないのか?
元々、アイドルコースと作曲家コースとの生徒が1対1でペアを組んで卒業オーディションをやる、というのが前提なんだし。
その辺は、気にしたら負けなんだろうか。うーむ。
- 僕は友達が少ない[毎日放送]
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2011/10/17深夜(正確には2011/10/18未明)毎日放送にて放映開始。
原作は、メディアファクトリーから刊行されている平坂読氏の小説。未読。略称はタイトルの平仮名だけを拾った「はがない」というらしい。
転校初日にしくじった所為で、1ヶ月経っても友達が出来なかった男が、ひょんな事から、やはり友達がいない同級生の女子が作った、「隣人部」という友達を作る為の部活動に巻き込まれてしまう話か。
とにかく、夜空の「エア友達と!」が可笑し過ぎたので視聴継続。
何というか、この台詞一つで、夜空の非常に残念な感じが見事に表現されている…ような気がする。
その後に続く小鷹や星奈とのかけ合いもなかなか面白かった。
ただ、OPを見る限りでは、小鷹以外の部員は全員女子になりそうなので、単なるハーレムものになってしまいそうな気配もあるのが少し心配か。
それだと、作品自体が非常に残念な感じになってしまいそうで不安だ。
(2011/11/13追記)
毎日放送から約4週間遅れの2011/11/12深夜(正確には2011/11/13未明)からBS-TBSでも放映開始。
見た感じでは地上波と同じようだ。
火曜日
- ケロロ軍曹アンコール![テレビ大阪]
A:
D:
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第334話まで放映。
ギロロがテスト飛行に出る話のように、AパートのネタをBパートで「種明かし」するなど、A・B両方見て初めてネタが判る回とかもあったりして、つくづく何故これを初めから放送しないんだ、と思ってしまう。
更に、Bパートは微妙にエロいネタが多かったりするし。けしからん。
- 未来日記[サンテレビ]
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2011/10/11深夜(正確には2011/10/12未明)サンテレビにて放映開始。
サンテレビより1日早い、2011/10/10深夜(正確には2011/10/11未明)からKBS京都でも放映開始。
KBS京都の方が1日放映が早いが、視聴はサンテレビで行なう事にする。
原作は、「月刊少年エース」に連載されていたえすのサカエ氏のコミック。未読。
携帯電話に送られてくる、自分の未来が記された「未来日記」を持つ12人が、お互いを殺し合うサバイバル・ゲームを行なうという話か。
作品のタイトルはやたらとCM等で聞いて知っていたが、こういう作品だったのか。
「東のエデン」が始まった頃、「未来日記」っぽいという話があったが、確かにそんな感じかも。
無駄にスプラッタだったりギャグっぽくしたり、所謂「顔芸」が過剰なのが気になるが、話は面白そう。
あのストーカー少女が「いい性格」をしているのが特に面白い。
ただ、細田直人監督・アスリード制作という組合せは、「SHUFFLE!」や「みなみけ〜おかわり〜」ではあまりいいイメージが無かったので、そこが不安材料だ。
とりあえず様子見か。
原作が完結しているようなので、中途半端な所で終わる心配は無さそうだし。
- 森田さんは無口。[KBS京都]
A:
D:
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2011/09/27深夜(正確には2011/09/28未明)放映終了。
後番組は「森田さんは無口。2」。
アナログ停波でKBS京都が見られなくなり、本作品も途中までしか観られないのかと思っていたが、J:COMがKBS京都の地デジの再送信を始めたので、無事に最後まで観る事が出来てラッキーだった。
最後まで何か事件らしい事件がある訳もなく、いつも通りの何でもない日常的な話で終了。
5分枠という短編作品だし、4コマ漫画を読むような気楽な感じが良かった。
何かもうすぐに第2期も始まるようだし。
ところで、タイトルは「もりたさんはむくちまる」だったのか。最終回のCMを見るまで知らなかった。
- 森田さんは無口。2[KBS京都]
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2011/10/04深夜(正確には2011/10/05未明)KBS京都にて放映開始。
タイトルやOPが変わっただけで、話は先週までやっていた第1期と特に変わらず。話数も、第1話ではなく続きからになっている。
タイトルは、「もりたさんはむくちまるにじょう」と読むらしい。
確かに「2」が上付き文字になっている。
- ダンタリアンの書架[テレビ大阪]
A:
D:
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2011/10/04深夜(正確には2011/10/05未明)放映終了。
様々な幻書の事件があった挙句、ヒューイが、もう一組の鍵守と読姫・教授とラジエルに殺されかけたが、ダリアンとあの謎の異次元の少女に助けられるという話で幕。
何か最後は唐突な話だったな。
だいたい、会議を一つ潰すのに、ゾンビを大量発生させるという発想が唐突過ぎてよく判らん。
それと、一部理屈がおかしいような気がする話もあったし。
「等価の書」は、ダリアンの説明によれば、「相手が命と同じぐらい大切にしている物」を手に入れる為には、自分の命を差し出さなければならない、という事だったが、結局相手の価値観に合わせなければならないなら、幻書の力はそもそも必要無い事にならないか?
本来、相手の価値観からしたら交換してもらえそうもない物とでも交換できる、というのであれば判るのだが。
その辺の理屈は気にしてはいけないのだろうか。
やはり、第一印象通り、ありがちなファンタジーというイメージの作品だった。
特定の食べ物(ダリアンの場合は揚げパン)に異様な執着を見せる少女、というキャラ立てにもいい加減食傷気味だし。
実写を取り込んで加工したと思われる背景美術も、それだけで見ればそれなりに綺麗なんだが、キャラや取り込み以外の背景が重なると違和感が大きい。
もう少し「馴染む」ように出来なかったのかと。
何より、「幻書」という重要で超常的なアイテムが、あまりにも簡単に手に入るような物としてあり、最後には「単なる言葉の羅列だから」という事で新聞として大量印刷までされてしまうという、何というか「ありがたみ」の無さが今一つ。
それでもまあ、あの「朗読」シーンが無い話はそれなりに面白く観れたけど、「朗読」シーンがある話はそこでテンポが崩されてしまって面白くなかった。
一番テンポよく盛り上げないといけない、その回のクライマックスの所で唐突に「朗読」を始めるなんて、それも本当にただ単に朗読してるだけなんて、正直言ってどんな意図があってこんな演出にしたのかサッパリ判らない。
あれさえ無ければ、もう少しは楽しめたと思うのだが。
それに、結局、あの異次元の少女とか読姫とかが何なのかも、そもそも何故少女の姿をしていなければならないのかも判らないままだったし。
まあ、その辺はあまり気にしてはいけない所なんだろうけど。
ところで、あの異次元の少女は、頭にデカい花が咲いているのが、何となく「ぽてまよ」を連想して可笑しかった。
何で花が咲いてるんだろう?
後、序章として最初に放映された、第一次世界大戦やビブリオマニア等の本作品の背景となる事について、大学の教授やら大層な肩書の人達が大層な事を喋っていたが、それらの背景も作品の本筋に大して絡んでなかったので、正直言って単なるハッタリで終わっちゃったな、という感じ。
角川のアニメ作品って、昔から、こういう前宣伝だけは妙に大仰だけど、肝心の作品は結局大した事ない、みたいなパターンが多い気がする。
とりあえず、笑える話はあったし(魔術師とホムンクルスの娘の話とか)、沢城みゆきさんの声は好きなので、そこだけは良かったと思える。
- 夏目友人帳 参[テレビ大阪]
A:
D:
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2011/09/27深夜(正確には2011/09/28未明)放映終了。
今期もまた、夏目が色々な妖怪達に悩まされながらも、友人達と将来の事について考えたり、妖怪達の宴会に付き合わされたりして、多くの者達と出会えて良かったというのを実感するという所で幕。
今期は、「名前を返す」というのがメインのエピソードが少なかったな。
で、「再会まで3ヶ月待つのだ!」って事は、今度はすぐに第4期があるという事なのか、とか思っていたが本当にそうらしい。
正直言って、今までは、何故夏目があそこまで人付き合いを避けて卑屈に見えるぐらい自分を貶めるような考え方をするのかよく判らなかったのだが、今期の藤原家に来る前の話を観て、ようやくその辺が納得できたような気がする。
こういう話を、もう少し前にやっておいてくれれば、と思えるのだが、それは別の言い方をすれば、今期の構成がそれだけ良かったという事なのかもしれない。
初めは、シリーズ構成の人が以前のシリーズから変わったのが少し不安材料だったが、終わってみれば、それは全くの杞憂に終わって良かった。
それにしても、多軌のニャンコ先生好きはだんだん酷くなるなあ。
一方で、眼鏡っ子笹田委員長は、今期は割と出番が多かったように思えて良かったのだが、いつも夏目達に絡んでくるので、もしかして同性の友人がいないのかと心配になってくる。
- Steins;Gate[サンテレビ]
A:
D:
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2011/09/13深夜(正確には2011/09/14未明)放映終了。
後番組は「ましろ色シンフォニー−The color of lovers−」。
まゆりを死の運命から救う為に今まで送ったDメールを取り消していって、遂にまゆりが死なない世界線に行けたと思ったら、今度は紅莉栖が死ぬ運命になってしまったので、それを「自分を騙す」事で回避して、未知の世界線である「シュタインズ・ゲート」に到達し、倫太郎が紅莉栖と再会した所で幕。
なんか映画化が決まったらしい。
シリーズ後半の展開は、イベントの前後関係とかがややこしくて、よくもまあこんなシナリオを纏められたなと思う。
かつて世界線を変えたDメールを次々に取り消していって、世界線を「戻っていく」というのは、ギャルゲーでバッドエンドになったらセーブポイントからやり直すという行為をなぞるような展開で面白い。
倫太郎が、一度は幸せを掴んだフェイリス達の想いを犠牲にしてもまゆりを助ける、というのは、ゲームで「まゆりエンド」に向かう為に他のヒロイン達を切り捨てるプレイヤーの心理を代弁しているかのようだ。
ある意味、これ程「ゲームプレイ」を忠実に再現してアニメ化したものは他に無いかもしれない。
当初はあまり印象が良くなかった、所謂「2ちゃんねる用語」を多用する所も、コミカルな表現や、特に紅莉栖のキャラ立てに上手く使われていたと思う。
しかし、結局他の世界線では、まゆりが死んだり、紅莉栖が死んだり、世界大戦が起きたりしている訳なんだから、単純にハッピーエンドと思えない所は残る。
ゲームなら、その辺はもう「存在しないもの」として割り切れる感じがするんだが、アニメだとなかなかそうは思えない。何故だろう。
- ましろ色シンフォニー−The color of lovers−[サンテレビ]
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2011/10/04深夜(正確には2011/10/05未明)サンテレビにて放映開始。
原作は、ぱれっとが2009年に発売したWindows用18禁ゲーム。
この6月にPSP版も発売されているらしい。未プレイ。
両親が不在で兄妹だけしか姿の見えない主人公の家庭(当然のように妹は兄が大好き)、学校統合で女子校に通う事になるという唐突な設定、脈絡なくメイド(しかも野良って)がいるという意味不明な唐突さ、派手な色合いの女の子達、おまけに種目不明の謎生物という、18禁ゲーム原作らしい、最近めっきり少なくなった典型的なギャルゲーフォーマットのアニメ。
しかし、雰囲気というか、間の取り方なんかが妙にツボにハマる。
とりあえず様子見か。
ただ、あの妹は、少し言動がルリルリっぽいのが気になるが。
- うさぎドロップ[関西テレビ]
A:
(関西テレビ)
D:
(関西テレビ・BSフジ)
-
2011/09/20深夜(正確には2011/09/21未明)放映終了。
後番組は「UN-GO」。
大吉がりんの為に残業の無い部署に異動したり、りんが小学生になったり、歯が抜けたりと日々を過ごして、爺さんの一周忌(?)を迎えた辺りで幕。
原作では、りんが高校生になってからの話が第2部としてあるらしいが、それもいつかやるんだろうか。
ところで、よりによって最終回に台風15号が直撃して画面にL字枠が付いてしまったが、思い返せば第2話でも台風の所為でL字枠が付いていたのだった。
何か運が悪い。
小学生に入る寸前ぐらいの子供を引き取って育てるというのは、最も目が離せない大変な時期を経験しないという事で、子育てものとしてはある意味ずるいかも。
特にこの作品の場合、りんが結構素直で聞き分けのいい、その上家事もある程度出来るという「出来すぎ」と言ってもいいぐらいのいい子(おまけに凄く可愛らしい女の子)だという事もあって、子育ての苦労の部分が薄まっている感じはする。
そういう事を考えながら観ていると、この水彩画のような淡い背景も、「これは現実とは少し離れた、夢の世界なんだよ」と言われているような気もしてくるが、それは少し考え過ぎかもしれない。
まあ、そういう苦労の部分は置いといて、誰かと一緒に生きるという事の喜びとか幸せとか、そういうものが感じられる所は良かったかな。
ところで、タイトルの「うさぎドロップ」ってどういう意味があるんだろう?
- UN-GO[関西テレビ]
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2011/10/18深夜(正確には2011/10/19未明)関西テレビ「ノイタミナ」枠にて放映開始。
前四半期までは、この枠の名前は「アニメわ〜く!」だった(し、「週刊ザ・テレビジョン」にもまだそう書かれている)のだが、本作品から、フジテレビでの枠名である「ノイタミナ」に変わった。
水島精二監督・ボンズ制作によるオリジナル作品。
フジテレビ「ノイタミナ」枠の第30弾作品。
オリジナル作品とはいっても、『本作品は戦後無頼派を代表する坂口安吾がいまから60年以上前に発表した短編連作「明治開化 安吾捕物帖」の設定を近未来に移したフィクション』らしい。
その為、坂口安吾や「明治開化 安吾捕物帖」は「原案」としてクレジットされている。
タイトルは「あんご」と読む。
様々な事件を、あの若い探偵と怪しい助手とが解決していくという、オムニバス形式の推理物…だろうか。
何故近未来に設定を変えたのかは謎。
この調子で、一話で一つの事件を解決していくとなると、推理やトリックが安っぽくなる(と「バクマン。2」でも言ってた)のではないか、という気がする(実際、犯人はあの奥さんだろうというのは何となく判ってしまうような作りだったし)のだが、雰囲気は悪くなかったので、とりあえず様子見か。
しかし、「最大の謎が劇場で明らかになる」って何じゃそりゃ。
「因果」というあの謎の助手の話らしいが、となると、冒頭のあの事故の場面が何だったのかというのは、劇場版で観ろという事なんだろうか。
だとしたら、あの冒頭の場面は要らなかったような気がするな。
(2011/10/30追記)
関西テレビから11日遅れの2011/10/29深夜(正確には2011/10/30未明)からBSフジでも放映開始。
関西テレビでの放映開始が少し遅かったので、前の作品より放映の時差が縮まった。
とりあえず、地上波で観れなかった時の保険にはなるかな。
- No.6[関西テレビ]
A:
(関西テレビ)
D:
(関西テレビ・BSフジ)
-
2011/09/20深夜(正確には2011/09/21未明)放映終了。
エリートコースから外された紫苑が、「寄生蜂」を見てしまった所為で当局に捕まってしまった所をネズミに助けられ、「No.6」の壁の外の街で色々な体験をしている内に、今度は沙布が捕まったという話を聞いて助けに行ったら、沙布は既にエリウリアスという超常的な存在と一体化してしまっていて結局助けられず、紫苑も一度は撃たれて死んでしまったりしたが、エリウリアスと一体化した沙布の力で甦って、「No.6」の壁も破壊されて、これから新しく始まるというような所で幕。
最後は、森と人里とに別れて暮らしていくが心は一つ、という「もののけ姫」のラストのアシタカとサンを見るようだった。
ただし、こちらは男同士だが。
ちなみに、こちらも「うさぎドロップ」と同様に、台風15号が直撃した所為で、よりによって最終回にL字枠が入ってしまったが、Bパート最初のスポンサーのテロップが入る時だけL字枠が消えた。
こういう事をされると無性にムカつく。
「獣王星」っぽい、もっとハードな話になるのかと思っていたのだが、紫苑とネズミとのラブシーンばかりが印象に残ってしまった感じがする。
基本的な所の設定に、結局何だかよく判らないままだった所が幾つも残っているのが原因かもしれない。
例えば、あの「寄生蜂」は結局何の為にあったんだろうかとか(「No.6」の支配層が、エリウリアスとシンクロできる人間を探す為に埋め込んだマーカーみたいなものだったのだろうか。エリウリアスは、寄生された人間を「苗床」と言っていたが、今一つ意味が判らない)、何故「No.6」だけがあんな管理体制になってしまったのだろうとか(沙布が留学していた「No.5」は、腕輪なんかも着けなくてよくて、もっと開放的な雰囲気だったし)、だいたい何故エリウリアスは「森の民」が「No.6」に虐殺された時に「罰」を与えなかったのかとか(シンクロできる人間がいないと力を出せない、みたいな存在なんだろうか。でもエリウリアスが「理想的なサンプル」である沙布を「No.6」の当局に捕らえさせた、みたいな事も言ってたし、何らかの力は使えるみたいだったが)、何となく想像は出来るのだが今一つスッキリしない。
まあとにかく、紫苑とネズミが生き残って(紫苑にいたっては一度死んだクセに生き返ったりして)沙布が死んだ(のかどうかはよく判らないが)のが納得行かない、という事で(<おい)。
水曜日
- たまゆら〜hitotose〜[サンテレビ]
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2011/10/05深夜(正確には2011/10/06未明)サンテレビにて放映開始。
佐藤順一監督・TYOアニメーションズ制作によるオリジナル作品。
以前、OVA作品として制作され、ネット配信も行なわれていた作品の続編となるTVシリーズ版。
制作のTYOアニメーションズというのは聞いた事が無いと思っていたら、ゆめ太カンパニーと(OVA版を制作した)ハルフィルムメーカーとが合併した会社らしい。
父親の形見のカメラを手に、アグレッシブに写真を撮りまくる、女子高生写真家とその友人達の波瀾万丈の物語…ではなく、緩やかで暖かな日々を描く、みたいな話。
OVA版が先にあるという状態から、いったいどういう風に始めるのかと思っていたら、ぽってこと楓が竹原に来る前に住んでいた汐入での話からだった。
あのファンシーなカメラケースとかは、汐入での中学時代の友達の手作りだったと。
まあ、OVAの時から雰囲気は好きなので視聴継続。
しかし、楓の弟の香は、写真家の志保美さんにも妹だと思われていたのか。
ちなみに、タイトルの「たまゆら」とは、「玉響」とも書き、写真に写り込んでいる白い球状の何かのことを指す。
ぽっては「幸せな気持ちで写真を撮ると写る」と言っているが、実際には、空気中のホコリ等がたまたま写り込んでいるだけという身も蓋もないものだったりするらしい。
「オーブ現象」とも呼ばれていて、ググってみると心霊現象だというページがいっぱい出てくる。
ぽって的には、こちらの方が近いかも。
TVシリーズに付いた「hitotose」は、「一年」の意味らしい。
- 異国迷路のクロワーゼ The Animation[サンテレビ]
A:
D:
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2011/09/21深夜(正確には2011/09/22未明)放映終了。
湯音が、クロードとも徐々に打ち解けていったり、デパートのオーナーで富豪のブランシュ家のアリスお嬢様に異常に気に入られたりしながら、ギャルリの「家族」になれました、という所で幕。
湯音は可愛いし、アリスお嬢様は可笑しいし、カミーユ姉様は少し毒がありそうな感じがたまらないしで、キャラクターは皆好印象で、物語も人情話というか日常的なちょっといい話っぽい感じが悪くない。
ただ、森薫氏作の「シャーリー」みたいな、主従関係の絆みたいなものを当初期待していたので、そういう感じの話にならなかったのが個人的には少し残念だった。
というか、そもそも何故湯音が遥かフランスはパリまで奉公に来たのか、という所がよく判らないままだったし。
湯音が「パリに憧れていた」という動機はあったものの、湯音の家は結構大きくて裕福な家みたいだったから、口減らしの為に奉公に出る必要があった訳ではなさそうだし、だいたいあれだけ着物を持っている子が奉公に出なければならない程貧乏な訳がないし。
湯音が未熟とはいえフランス語を話せるというのも、湯音の瞳が碧色なので、もしかしたら親か祖父母にフランス人がいて、その人から学んだから、だとかいう話なのかと思っていたら、アリスお嬢様に「湯音さんの漆黒の瞳」とか言われてしまって、あの碧色は単にアニメ的な彩色に過ぎなかったのかと前提を打ち壊されてしまったし。
そんな感じで、いい話なんだけど、「パリに和服姿の可愛らしい日本人の女の子がいる」という「状況ありき」に少し過ぎるかな、という所が気になった作品だった。
しかし、湯音の母親の形見の着物の話もまだ残ったままなので、出来れば続きを作ってほしいところである。
木曜日
- へうげもの[NHKBSプレミアム]
D:
-
第25話まで放映。
秀吉が大茶会を開いて、千利休を茶道筆頭から降ろすつもりだったが結局断念し、古田織部は千利休からダメ出しを食らった所。
ダメ出しを食らって真っ白になっている織部が可笑しい。
色々な方面に影響力を伸ばしていく千利休の不気味さや恐さとか、織部の様々な擬態語や可笑しい表情とか、色々と面白い。
しかし、伊達政宗が傾奇者だから歌舞伎役者みたいな見た目なのはまだ判るとしても、加藤清正が見た目も中の人も具志堅用高なのは意味不明だ。
- BLOOD-C[毎日放送]
A:
(毎日放送)
D:
(毎日放送)
D:
(アニマックス)
-
2011/09/29深夜(正確には2011/09/30未明)放映終了。
「古きもの」との戦いを繰り返す内に、この街も住人達も全てが小夜の為に用意された「舞台」で、小夜は記憶を書き換えられて本来の自分を失っていて、父親も友人達も全て役を演じていただけだった事が判って、全ての黒幕だった文人を倒そうとしたが果たせず、逆に深手を負わされてしまい、回復してから改めて文人を追うという所で幕。
結局、あの犬は何者だったのかとか、小夜の「皆を守る」という「約束」は誰としたものだったのかとか、思わせぶりな所は明かされず終いか。
まさか、本当に未完で終わって「続きは劇場版で」エンドになるとは。
しかも、公開が来年の6月という事は9ヶ月もあるのか。
小夜は、最後に文人を狙うんじゃなくて、ヘリコプターのテールローターでもぶっ壊せばよかったんだ。
そうすれば一巻の終わりだったのに。
何というか、少し途中を引っ張り過ぎた感じがある。
真相がこういうものだという事(あの街や住人達が作られた「舞台」で、小夜も何処か作られたようなモノである事)は、もう中盤頃から判るようになってた訳なんだし、こんなラスト2話で全部の「種明かし」をするような事をしなくても、という気がする。
その「種明かし」にしても、ねねやののや先生は、言わなくてもいい事をいちいち喋り過ぎていて、もっとコンパクトに纏められるんじゃないかと思えた。
何となく、「続きは劇場版で」エンドにする為に、中盤を無理矢理引き延ばしたんじゃないかと思えてしまうのは、私がひねくれた見方をしているだけだろうか。
第1話では面白いと思えたアクションも、やはり中盤では今一つだったし。
良い意味での省略が出来ていないというか、一つ一つの動きをきっちり描き過ぎていて、テンポが悪かったり、スピード感に欠けていたりする所が多かったように思える。
それに、グロい所にボカシを入れるというのも、ちょっと芸が無さ過ぎる。
ねねやののや先生のぱんつは見せても、小夜のぱんつは頑として見せないという辺りは何か拘りを感じるけど(<そこかい)。
でも、音楽は結構印象に残った。
あの謎のシーン(終盤で、捕らえられた小夜が、血を抜かれながら文人と話していると判るシーン)にかかっていた「ちゃららら〜〜ら〜」というよく出てくるフレーズとか。
小夜がいつも口ずさむ「今日はいい天気♪」という歌も可愛かったし。
しかし、劇場版は多分観に行かないだろうなあ。
ところで、タイトルの「C」はCLAMPの「C」なんだろうか?
あの犬は、自分の事を「願いをかなえる店」の店長だとか何とか言ってたし、中の人が同じ所為もあったので、おそらく「xxxHolic」の四月一日じゃないかと思えるのだが。
どうも他のCLAMP作品と繋がっているような感じである。
だとすると、最後に犬が言っていた、小夜が文人に捕まる前にしたという「自分自身でいたい」という願いの対価として、「人を殺さない・人を守る」という約束をした、という事だったのだろうか?
でも、それって「xxxHolic」を知らないと判らないしなあ…。
さすがに、そこまで他の作品と関連づけされてしまうというのは面白くないので、違うオチになる事を期待。
- 猫神やおよろず[サンテレビ]
A:
(サンテレビ)
D:
(サンテレビ・BS11)
-
2011/09/29深夜(正確には2011/09/30未明)放映終了。
何となく日々が過ぎていって、何となく繭がツクヨミと見合いをするという話になって、何となくそれも棚上げになって(というか、見合いの話自体が誤解の産物だった事が判って)、また何となく繭が柚子の所に居候し続けるという所で幕。
ネズミが大量発生している、とかいう話は、原因の追究とかはしなくてもいいのか。
全体として見たら、繭と柚子を中心にした「愉快な仲間たち」の人情話的コメディなんだが、シリアスなネタも少しあったりして、そこがやや中途半端な感じに思えた。
それに、繭達が「神様」という所が今一つ生かされていなかったような。
シリーズ全体でも、何となく始まって、何となく終わった、という感じであまり印象に残る所が無かった。
あ、やたらとセガのゲーム機が出てきたのは印象に残ってるかな(<そこかい)。
- 輪るピングドラム[毎日放送]
A:
(毎日放送)
D:
(毎日放送・BS11)
-
第13話まで放映。
「ピングドラム」が苹果の持つ日記帳であると目星をつけて、冠葉・晶馬の高倉兄弟が何とかそれを手に入れようと色々している内に、苹果と陽毬とが友達になってしまったり、苹果がストーカーしていた多蕗先生が女優の時籠ゆりと婚約したり、高倉兄弟と同様に「ピングドラム」を手に入れようとする夏芽真砂子(って夏目雅子か?)が現れたりして、遂に日記帳の半分が謎のライダーに、もう半分が夏芽に奪われ、陽毬が再び死んでしまって、そこに謎の医師・渡瀬が現れてその薬によって陽毬が息を吹き返し、高瀬家の過去が明らかになった所。
高倉兄弟の両親が、昔起きた同時多発テロ事件の首謀者で、三年前から逃亡中で行方不明であるとか、その事件で苹果の姉の桃果が亡くなっていて、苹果は桃果になろうとして姉の遺した日記帳の通りに多蕗と結ばれようとしてストーカーをしていたとか、夏芽と冠葉は以前何か深い関係にあったらしいとかいう過去の事情は色々と明らかになってきたものの、「ピングドラム」とは何なのかとか、陽毬が見た夢の中の巨大な図書館や、そこにいて後に医師として現れた男・渡瀬が何者なのかとか、物語の根本に関わるような謎は深まるばかりという感じである。
渡瀬に関しては、彼にしか見えないものが見え、世界中から「助けて」という声を聞いている、みたいな事を言っていた所や、おそらくは臨死体験であると思われる陽毬の夢の中にいた事等からして、神様か何かに近い存在だという事っぽいが、「16年前に自分と同じ存在である女の子と出会った」みたいな、妙に人間的なスケールの小さい時間で生きているような事も言っているのでよく判らない。
その女の子が、晶馬が苹果に語っていた「メリーさんの羊」の女神様という事になるのかな。
今の所は、謎が深まるばかりで、なかなか物語が先に進んでいないような感じがする。
それでも、「生存戦略ぅー!」の世界等映像的には色々と面白いし、今まででメインキャラ達の過去がだいたい明かされたので、今後は物語が加速していく事を期待したい。
とりあえず、後半にも期待。
後、今回からEDが変わった。
EDの三人の女の子の内、一人は陽毬で、後の二人は誰かと思っていたが、以前陽毬と一緒にアイドルデビューしようとしていた子達で、よく出てくる電車内の広告の女の子なのね。
(2011/10/21追記)
第15話からOPも変わった。
今度の曲も悪くはないけど、前の曲のも良かったので慣れるのに少しかかりそうな気がする。
三人が画面の奥に向かって走っている所で、冠葉だけが他の二人と違う向きに走ってるのが意味ありげだ。
(2011/10/28追記)
第16話からまたED曲が変わった。
前回までとは全く異なる明るいというか軽い感じの曲なのに、全く同じ映像でもあまり違和感が無いのが不思議だ。
- THE IDOLM@STER[毎日放送]
A:
(毎日放送)
D:
(毎日放送・BS11)
-
第13話まで放映。
765プロ所属12人の内から3人が「龍宮小町」というユニットとしてデビューして人気が出て、更に全員出演の初のライブが「龍宮小町」の台風による遅刻というトラブルがありながらも、他の皆の頑張りで何とか成功に導いたという所。
ライブ会場は何ともないのに、台風の影響で新幹線も在来線も全部止まっていて、それでも車で渋滞にハマりながらも何とか間に合うって、龍宮小町はいったい何処に居たんだ。
距離感が今一つ判らん。
基本的に、各キャラクター毎のエピソードで繋いでいくという作りで、そのエピソードにしても、どれも割とオーソドックスというか、直球勝負的な話が多いので、ある意味安心して観ていられるというか。
そういう割とストレートなエピソードを、高い作画力でしっかりと見せているという所が面白い。
ただ、あのプロデューサーは、もう少ししっかりした所を見せてくれないと、彼女達に慕われたり頼られたりという所に説得力が出ないような気はする。
(2011/10/14追記)
第14話からOPが変わった。前の「Ready!!」のが良かっただけにかなり違和感がある。その内慣れるかもしれないが。
金曜日
- ブレイド[アニマックス]
D:
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2011/09/16放映終了。
後番組は「SUPERNATURAL THE ANIMATION」。
色々あった挙げ句、ブレイドが、敵・イグジステンスの首領で母親を噛んだ4本牙の男・フロストとタイマン勝負をして、フロストを倒して幕。
後番組が「テニスの王子さま」という事は、もうこのアメコミヒーローシリーズは終わりか(…と思っていたが、「テニスの王子さま」は特番で、2週間空けて後番組が始まった)。
ストーリーは平凡だし、アクションはショボいしで、最後まで見所の無い作品だった。
ヒロイン役が坂本真綾さんでなければ第1話で切ってそれっきりだっただろう。
- SUPERNATURAL THE ANIMATION[アニマックス]
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2011/10/07アニマックスにて放映開始。
原作は、アメリカで放映されていたテレビドラマらしい。
今までこの枠で放映されていた、超人ヒーローものとは少し違うようだ。
Wikipediaの記述によると、どうやら今年2月からリリースされていたOVA作品らしい。
ゴーストハンターみたいな兄弟が、父親を探しながら、行く先々でバケモノ退治をしていく話か。
話はなかなかスリリングだし、陰影を強調した画もホラー映画っぽい雰囲気があって、掴みはいい感じだった。
この枠は、やはり奇数番目の作品が「当たり」なのかもしれない(尤も、本作品は今までのアメコミ・ヒーローのシリーズとは違うようだが)。
それにしても、「シェイプシフター」って「エレメントハンター」のアレみたいと思っていたら、そういう妖怪の一般的な名前だったのか。
で、タイトルの「SUPERNATURAL」ってどういう意味?
「超自然」とかのそのまんまの意味なのかな。
- 魔乳秘剣帖[サンテレビ]
A:
(サンテレビ・KBS京都)
D:
(サンテレビ・KBS京都)
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2011/09/30深夜(正確には2011/10/01未明)放映終了。
千房が、ちちの大きさを自在に操るという「乳流れ」の極意を求めて、遂に母親の故郷でもある「胸杜の里」に辿り着き、そこに現れた兄・胸幸が率いる追手との戦いの中で、遂に「乳流れ」の技を見せたものの、まだ極めるというにはほど遠いため、「私達の旅はまだまだ続くぞ!」という所で幕。
「乳調べ」に「乳目付」に「乳脈」、「乳流れ」に「検乳」に「乳不見(ちちみらーず)」…。
ありとあらゆるものが「ちち」に集約されるという、あまりにもバカバカし過ぎる世界観でありながら、「もし本当に全ての価値観が『ちち』に左右される世の中であったら?」というifの世界を徹底的に、かつ真面目に突き詰めた、恐るべき怪作ではなかろうか。
というか、時代劇としてもまあまあよく出来てると思う。
あのおっぱい大好きな殿様が、「おっぱい!」という掛け声こそ可笑しいものの、驚異的な剣の腕を見せて次々と悪人を斬り倒していくシーンなど、かなり真面目に殺陣を描いていたと思うし。
まあ、やたらと謎の発光現象が発生してはいたものの、キャラが透明人間化して何が何だか判らなくなっていた「聖痕のクェイサー」程ではなかったのでよしとしよう。
尤も、これでパッケージソフトを買おうとは思わないけど。
- 神様ドォルズ[テレビ大阪]
A:
D:
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2011/09/30深夜(正確には2011/10/01未明)放映終了。
最初の阿幾の襲撃の後も、詩緒の双子の兄弟の桐生やら、匡平を一方的に慕っているまひるやらといった「隻」が次々にやって来て、色々あった末に、玖吼理が勝手に動いてまひるの案山子を撃破して、まひると桐生は行方不明、阿幾は村を潰すつもりで姿を消し、玖吼理は何故か動かなくなり、匡平が「もう逃げない」と覚悟を決めた所で幕。
何かこう、色々と投げっ放しで終わってしまったという感じである。
あの最終回のED映像に流れた所(投げっ放しにされたキャラのその後、みたいな奴)を、本編中できちんとやっておいてほしかったし、最後に出てきた、今後の展開らしき思わせぶりな映像とかも意味が判らないし。
続編があるのか、それとも「この先は原作を読んでね」エンドのつもりなのかは判らないが、もうちょっとスッキリした終わらせ方はなかったのかと思う。
まあこの手の、人格的に問題ある奴が大きな「力」を手に入れてヤバい事に、的な話にも少し食傷気味でもあるが。
でも、案山子の設定とか、日々乃さんのエロ要員化とか(<おい)、詩緒のコロコロとよく表情が変わる所とか、色々と面白い所もあっただけに、この中途半端な締め方が残念に思えるという部分もある。
土曜日
- バクマン。2[NHK Eテレ]
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2011/10/01NHK Eテレにて放映開始。
2010年10月〜2011年4月に放映されていた作品の第2期。
第1期のそのままの続きで、最高達がいよいよ連載を始めようという所から始まった。
第1期同様、漫画界の業界モノとして見ると色々と興味深い。
最高達のアシスタントに入った眼鏡っ子も可愛いし(<それしかないのか)、今期も期待したい。
ただ、作画はちょっと好みではないけど。
- TIGER & BUNNY[毎日放送]
A:
(毎日放送)
D:
(毎日放送・BS11)
D:
(アニマックス)
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2011/09/17深夜(正確には2011/09/18未明)放映終了。
後番組は「灼眼のシャナIII−Final−」。
虎徹の能力が減退してきたり、バーナビーの両親の仇が実はマーベリックだった事が判ったり、そのマーベリックは人の記憶を操作できる「NEXT」で、バーナビーを初めとしてヒーロー達が皆記憶を操作されて、虎徹が殺人犯に仕立て上げられて仲間のヒーロー達から追われる事になったり、楓の能力のお陰で皆の記憶が戻ったものの、マーベリックが開発させていたアンドロイドに苦戦したりした挙句に、何とかマーベリックの悪事が公になって一件落着して一年後、一時はヒーローを引退していた虎徹やバーナビーがまた復帰して、「オレ達の活躍はまだまだ続くぜ!」という所で幕。
ルナティックに終盤殆ど見せ場が無かった事や、「ウロボロス」という謎の組織の事も殆ど暴かれないまま終わった事、更に紙幣からその「ウロボロス」のマークが浮きでてくるという思わせぶりなラストシーン等々、これはもう続編を作る事が決まっていると思っていいのだろうか、というような終わり方だった。
ヒーロー達が実在の企業名ロゴをスポンサーとして付けていたり、虎徹とバーナビーとの会話に時々男同士のものとは思えないただならぬ雰囲気が漂っていたりという特異性はあったものの、話としてはオーソドックスというか王道的な感じの面白い作品だったと思う。
とはいえ、特に終盤でテンポの悪さが見られたり、今一つスッキリしない終わり方だったりした点は残念だった。
続編をやるなら出来るだけ早く、できれば同じTVシリーズでお願いします。
それにしても、いくらさとうけいいち繋がりとはいえ、「THE ビッグオー」からロジャー・スミスとドロシーたんがゲスト出演するとは予想外だった(違)。
今、ちょうどキッズステーションで「THE ビッグオー」を放映しているので、哀しい話なのに可笑しくてしょうがない。
- 灼眼のシャナIII−Final−[毎日放送]
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2011/10/08深夜(正確には2011/10/09未明)毎日放送「アニメシャワー」枠にて放映開始。
毎日放送から6日遅れの2011/10/14深夜(正確には2011/10/15未明)からBS11でも放映開始。
2005年10月〜2006年3月に第1期が、2007年10月〜2008年3月に第2期が、それぞれ放映されていた「灼眼のシャナ」シリーズの第3期。
タイトルには「III」と書いてあるが、「スリー」や「サード」とは読まずに「ファイナル」と読むらしい。
「ファイナル」というぐらいだから、今期で完結するんだろうな。
どうやら、原作は既に最終巻が刊行されているようだし。
第1期が始まったのがもう6年も前で、第2期が終わってからも既に3年半も経っているので、話についていけるかなと思ったが、結構覚えていて何とかなった。
昔の感想を読み返して、そういえばこのクリスマスの所で「おあずけ」を食らったままだったな、と。
やはり、ちゃんと記録しておくものである。
第2期では、あそこで悠二がシャナを選んだらしい、という画で終わってて、三角関係の結末があんな映像だけで終わりか、第3期に向けての布石か、などと思っていたものだったが、本当にそうだったとは。
で、あそこで悠二が消えて、あの速水奨さんの人に取り込まれて、何故かバル・マスケ(未だに、台詞で聞くと「バルマス家」に聞こえる)の盟主になってしまったという事か。
とりあえず、第1期も第2期も結構面白かったと記憶しているし、あの「おあずけ」にされたままの物語が完結する(らしい)というのであれば、観なければなるまい。
メイン・スタッフも殆ど変わっていないようだし(何故か美術監督は毎期変わってるな)、その辺は安心して観れそうだ。
- セイクリッドセブン[毎日放送]
A:
D:
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2011/09/17深夜(正確には2011/09/18未明)放映終了。
色々あった末に、アルマが全ての黒幕だった研美を倒し、石化していたルリの姉のアオイも復活して、研美に復讐しようとしていたナイトとフェイも無事に更生(違)して、一件落着という所で幕。
何か特別編が作られる事になったらしいので、そこそこ人気はあったのかな。
初めは、市街地で派手な破壊活動がされていて犠牲者も結構出ていたらしいのに全く騒ぎになっていないというような、常識的な所が蔑ろにされているかのような所が結構気になっていたものだが、終わってみれば結構好印象だったのは、やはり戦闘シーンが面白いというのと、敵役の研美というキャラがしっかり悪役をしていたというのが大きい。
ただ、アルマやナイト、それにフェイのあの変身後の姿は、正直言って微妙。
- ゆるゆり[テレビ大阪]
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2011/09/24深夜(正確には2011/09/25未明)放映終了。
後番組は「侵略!?イカ娘」。
色々あった末に、最後は生徒会のメンバーも交えて皆でごらく部の部室で合宿する話で幕。
結局、あのサイコで電波でストーカー的な部屋の主は登場しないままで終わった。残念。
というか、あの学校ってどんな山奥にあるんだ?
何というか、「あかり、最後まで不憫な子…」に尽きるような。
CMまで連動して「タイトルコールまで取られるとは…」とか言われてるし。
あのCMって、放映されている全ての局でやってるんだろうか。
それはともかく、徹底して男を排除した世界で繰り広げられる、タイトル通りのゆる〜い百合世界をテンポよく、また面白おかしく描ききったのはお見事としか言いようがない。
所謂「日常系」の作品(「ひだまりスケッチ」とか)等とも少し違う、これもある意味ファンタジーと言っていいのかも。
- 侵略!?イカ娘[テレビ大阪]
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2011/10/15深夜(正確には2011/10/16未明)テレビ大阪にて放映開始。
2010年10月〜12月に放映されていた、言わずと知れた「侵略!イカ娘」の第2期。
監督が、第1期の水島努氏から山本靖貴氏に替わり、水島氏は総監督という事になった以外は、スタッフ・キャスト等に変更は無さそう。
しかし、監督の交替というのはやはり大きいのか、話のインパクトやテンポという点では微妙に違和感があるような気がする。
とりあえず観るけど。
それにしても、テレビ東京よりも3週も遅れているというのは珍しいかもしれない。
というか、何でテレビ東京だけあんなに放映が早いんだ?
ちなみに、スポンサーに「よっちゃん食品」が入っているのはさすがである。
それどころか、番組中のCMが、全てイカ娘に侵略されているし。
どこまでやる気だ。
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