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アニメについて・2003年


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2003年1月期

 相変わらず多いです。今期は、「おジャ魔女どれみ」という長期作品(4年か…)がついに終わるという、なかなか感慨深い期になりそうですが、果たして。 例によって、継続ものは特にコメントがありません…が、四半期でマイナーチェンジする作品も多いので、継続ものでもコメントがあったりします。

日曜日

ふぉうちゅんドッグす
 とうとう、フレディことアレックスは(…逆か?)、アイちゃんに会えた…と思ったら、何か妙な展開に。 今まで、ひたすら「日常的」な世界を描いてきたのに、ここに来てこの方針転換は何なんだろう。
おジャ魔女どれみ どっか〜ん!
 2003/01/26最終回。4年間に渡ったシリーズも、どれみ達の小学校卒業とともに完結である。
 結局、どれみ達は、誰も魔女にはならなかったわけだが、それも当然か。 「無印」の時はともかく、「しゃーぷっ!」「もーっと!」とシリーズを重ねるに連れ、魔法の扱いはどんどん少なくなっていった。 むしろ、魔法を使わない回の時のほうが、良い話である事が多かったように思う。 最後の本シリーズに入ってからは、もはや魔法はほんの付け足しに過ぎず、「先々代の女王さまの悲しみを解く」という問題さえ、 さして障害らしい障害も無く解決されてしまった。
 その一方で、人間世界の問題は結構大変だった。あいこの両親の再婚問題など、4年越しの問題もあったが、みんなそれなりに納得できる解決がされたと思う。
 最後のほうの話では、やはりはづきの話の出来が秀逸だった。特に、全編に渡って降り続ける雪の描写が素晴らしかった。 CGっていうのは、こういう風に使ってこそ引き立つし、効果的な表現になると思う。
 で、その最終回だが、あれはなかなか難しいと思う。 卒業式の当日になって、皆との別れが辛くなったあまり魔法堂に立て籠もってしまうどれみ。 そのどれみを迎えに来たはづき達魔女見習い仲間をはじめとするクラスメイト達、先生達、両親達の説得(両親のは、果たして説得かどうか疑問だが)により、 どれみは無事卒業式を迎え…。
 そして、ハナとの別れ、それぞれの後日談と続き、最後は、夕焼けに染まる浜辺で、勇気を振り絞ってラブレターを手渡すどれみの姿を描いて終わった。
 これら一つ一つを丁寧に描いてくれたのは素晴らしい。 どれみが出てくるきっかけが、ハナが皆の前で魔法を使おうとする(もちろんこれはハッタリなのだが)ことだというのは、 下手に「説得」だけで出てくるよりは納得できるし、卒業式の雰囲気も何か懐かしい(そうそう、卒業式ってこんな感じだよなぁ、という)気がする。 そして、ラストのどれみの告白の場面は、そもそもどれみが魔女になろうとした理由が既に無くなった、ということを改めて示している。
 しかし、そもそもこのどれみの立て籠もり自体、必要だったのだろうか?
 前回までで、どれみは、皆との別れを受け入れることができる、という事を示していたのでは無かっただろうか。 それが、今さら立て籠もってまで拒否するというのは、一面子供らしいかもしれないが、せっかく描いてきたどれみの成長を、チャラにする事ではないだろうか。 それより、おんぷといた魔女・マジョルカや、未来さんなどの魔法を捨てた魔女達、フラット4やオヤジーデ達魔法使い界の面々、先々代の女王さまのその後、等々、 何か「忘れられてるなぁ」という感じを受けるキャラ達もいて、彼等の姿を通して、人間・魔女・魔法使いの「未来」を垣間見せるような話が観たかったように思う。 また、ステーキでドレミを釣ろうとする両親とか、「世界一不幸な美少女」というどれみの決まり文句とか、細かいギャグが入るのだが、 これがちょっと雰囲気にそぐわないような、「え、今の、笑うとこなんか?」と戸惑ってしまうような感じがして、今一つだった。
 全体的に見て、悪いとは思わないのであるが、これが4年間の集大成かというのもちょっと…、という気がする最終回だったと思う。 特に、「魔女をやめた魔女」や、「ずっとずっと、フレンズ」のような、素晴らしい出来の回を観た後ではそう思ってしまうのが、少し残念だった。
 ちなみに、後番組は、「明日のナージャ」。
明日のナージャ
 何やら出生の秘密がありそうな孤児院の少女。少女の持つペンダントを狙う悪漢達。どこからともなく現れて危機に陥った少女を救う美形の青年。 何か、これ以上はない、というぐらいベタな展開なのだが、面白くなるのだろうか。 キャラデザインが、妙に一昔前の少女漫画っぽいが、別に作画が下手なわけでは無さそう。 スタッフは、「おジャ魔女どれみ」のメインスタッフがほぼそのまま参加しているようなので、一応侮れないかも。
電光超特急ヒカリアン
ギャラクシーエンジェル
 シリーズ後半に入って、オープニング・エンディングが変わった。オープニングは、相変わらず駄洒落づくしである。 エンディングは、画自体は良いものの、前と比べて動きが無いのは残念。蘭花やミルフィーユの腰つきとか、ミントの裾上げが楽しかったのに。 あと、変わる前の回で魔女っ子もののパロディネタ満載の話があったが、その回だけオープニングを堀江美都子バージョンにするなど、かなり凄い事をしている。
だぁ!だぁ!だぁ!
ONE PIECE

月曜日

ぷちぷり*ユーシィ
らいむいろ戦奇譚
 あかほりさとる企画・原作(?)の、Windows用の18禁ゲームのアニメ化(と言うよりメディアミックス作品か)。 内容を一言で言えば「エロい『サクラ大戦』」。アニメの方も、下着は出るわ、その下着にスジが入ってるわ、「本番」を思わせるシーンがあるわで、 15禁ぐらいにはした方がよさそうな感じがする。他局が深夜に放映している中、サンテレビだけが夕方6時から放映しているのが凄い。 このまま、ゲームみたいに女の子達と次々に「本番」しまくるような話になったらどうなるんだろう、といらぬ心配をしてしまう。 ただ、やはり「檄テイ」を思わせるようなオープニングと、マンボ調のエンディングは、なかなかいい。
犬夜叉
PIANO
 2003/01/13最終回。日常的なドラマの中での、主人公・美雨の成長を描く、というのは充分達成できていたように思う。 ただ、発表会がはしょられてしまったのは残念。作品としては、「発表会に出る」という事自体が重要で、発表会そのものはあまり描く気が無かったのだろうが、 やはり物語がここに向けて収束してきたのだから、その集大成としてきっちりと描いてほしかったと思う。

火曜日

スパイラル〜推理の絆
十二国記
魔法遣いに大切なこと
 魔法が、日常的に受け入れられている現代社会、という設定は、「魔女の宅急便」や「ちまりまわるつ」(コミックだが)とよく似ている。 魔法遣いの研修のために都会に出てきた少女、というのは、特に「魔女の宅急便」を彷彿とさせる。 日常的な世界観は好きなほうだが、コミック版でも気になった、 主人公・ユメの人格設定(17歳にもなって、お金を魔法で作る事が良い事か悪い事かの判断がつかない、というのは、やはり不自然ではなかろうか)や、 ほぼ万能な力を持つ魔法遣いが現代社会に受け入れられているという点に関する裏付けの描き方が、やはり足りないように思う。 もっとも、まだ始まったばかりなので、今後に期待というところか。
陸上防衛隊まおちゃん
 「熱血電波倶楽部」枠の前半。キャラデザインが「ラブひな」の赤松健氏というのが売り(?)。 可愛いエイリアンに立ち向かう8歳の少女達、という設定は何なんだろう。 あと、BGMがピアノソロのみ、というのも、何か狙いがあるのだろうか。 ただ、キャラデザインは「ラブひな」より遥かに「赤松キャラ」になっているし、脚本が黒田洋介氏というのも侮れない。
朝霧の巫女
 「熱血電波倶楽部」枠の後半。脚本が、「円盤皇女ワるきゅーレ」と同じ月村了衛氏という事で、何か聞いたようなセリフが出てくる。 そう言えば、「ワるきゅーレ」のドラマCDで秋菜が祝詞を唱える場面があったが、それが「朝霧の巫女」のものだった。
THE ビッグオー
 Second Seasonに突入。が、オープニングが変わった以外、特に変化は無いようだ。 それはともかく、今度First SeasonのDVD-BOXが発売になって、それが今販売しているバラ売りのものの合計価格より2万円ぐらい安いらしい。もっと早く言え。
WOLF'S RAIN
 「うるふず れいん」と読む。「COWBOY BEBOP」のスタッフがほとんどそのままメインスタッフに名前を連ねている。 そのせいかどうかは判らないが、いまいちどういう趣向の作品なのかが判りにくい。 狼が忌み嫌われている世界で、人間の姿に化ける狼たちや、その血に反応するらしい謎の少女とか、謎が色々と出てくるが、 それがいま一つ興味をそそられないと言うか何と言うか。

水曜日

ヒカルの碁
.hack//黄昏の腕輪伝説
 以前放映していた「.hack//SIGN」の続編。と言っても、ネットゲーム「ザ・ワールド」が舞台で、時系列的に前作のしばらく後、という以外は、 主要キャラがほとんど入れ替わっているため、ほとんど別物にも見える。キャラは、前作に比べて全体的に見た目が幼くなった。 一応、前作のラストで目覚めた少女・アウラが、やはり物語の重要な鍵になるらしい。 音楽に、さりげに上野洋子さんがかんでいるのが侮れない。もう一人の吉野裕司氏も、検索してみると上野洋子さんとよく組んで、ゲームの音楽などを手掛けているようだ。
ウィッチハンター ロビン
 「熱血電波倶楽部」同様、以前関東圏で放映された作品が遅れてやって来たもの。 特殊な力を持ち、その力を悪用する人間「ウィッチ」を捕縛する事を任務とする、やはり特殊な警察のような組織の人々の活躍を描く、といった感じ。 主人公のロビンは、頭身が高くキャラデザインも渋めなため、とても設定年齢の15歳には見えない。 独特な髪型、真っ黒で地面に引きずるぐらい長い服、いつも両手をポケットに突っ込んだポーズ。 そういう大人びた姿と裏腹に、喋ると意外と可愛いのが良い。 あと、背景のほとんどがCGで描かれているが、やはり質感がいま一つ軽くて、ゲームの背景みたいに見えるのがちょっと残念。
 突然だが、この作品のスタッフには、間違いなくバイク好きと眼鏡っ娘好きがいるに違いない、と思う。 ロビンが、ガス欠になったバイクのベスパを引き上げに来る場面があるのだが、この時、オイルを計るシーンがある。 2サイクルエンジンで、混合給油のマシンならではのシーンなのだが、こんなの、バイクを知らない人には何の事やらさっぱり判らないと思う。 しかも、これが後の何かの伏線になっているわけでもない。 言ってみれば、有っても無くても「どーでもいい」シーンなのだ。 それを、わざわざ入れているというのは、相当バイクが好きで拘りがある人がやってるに違いない。 一方、ロビンの能力が「ノーコン」である理由として、能力を使うと一時的に視力が落ちるため、というのがあって、その対策として、 ロビンが眼鏡をかけることになる。なんだか、ロビンを眼鏡っ娘にしたいがための設定のような気がしてならない。

木曜日

ドラゴンドライブ
おとぎストーリー 天使のしっぽ
 のんきなラブ・コメでいくのかと思っていたら、何か変な野郎連中が出てきて話が緊迫してきた。 それはともかく、オープニングの「6・3・3で12人♪」というフレーズは頭に残る。
 2003/02/13最終回(キッズステーションにて)。特番を2回挟んで、後番組は「天使のしっぽ Chu!」。
天使のしっぽ Chu!
 2003/03/06スタート(キッズステーションにて)。
 前シリーズから一年後、という設定で、登場人物達もそれぞれ一歳成長している。 今までどこにいたんだ、という気もするアパートの管理人さん(何故か若い女性、というのはもうお約束なのか?)やら、 守護天使達をつけ回す輩やらと、新キャラも色々と登場しそうだ。 オープニング・エンディングとも、前シリーズのエンディングを歌っていた伊藤真澄さんが歌うようになった。 この歌自体は相変わらず美しいのだが、やはり前シリーズの耳に残るオープニングの方が面白い。
ストラトス・フォー
 「ストラトス」は、「stratosphere」、すなわち「成層圏」の事らしい。 キャラデザインが山内康則氏だとか、主人公がハイティーンの女の子達だとか、その女の子達が着てるのが「スキンタイト宇宙服」そっくりだとか、 地球の低軌道が舞台だとか、色々と類似点があるため「ロケットガール」のパクリだとかいう人をネット上で見掛けるが、コンセプトが違うだろうに。 オープニングとエンディングを、「ワるきゅーレ」のメロキュアが歌っているのがいい。特にオープニングの出だしがいい。 また、第2話で使われていた、ホルストの「木星」によく似た雰囲気のBGMとか、音楽面では良いものが多い。 あと、台風情報みたいな「彗星情報」とか、天体オタクの集団とか、微妙に細かいギャグが入っているかと思えば、 実在の航空機をモデルにしているらしいメテオ・スイーパーの機体とか、妙にリアルなところもあったりするのもいい。 そもそも、舞台となっている下地島自体実在の島だし、基地は下地島空港がそのまま流用されているようだ。 ただ一方で、SF・科学考証はいま一つ甘い。どう見ても低軌道にある基地から発進したコメット・ブラスターが、地球を半周するのにやたら時間がかかってたりとか。 その辺がもう少し緻密になっていれば、なかなか素晴らしい作品になったかもしれないのが残念。
 で、てっきり「トップガン」か「ザ・ライト・スタッフ」になるものと思っていたら、自由落下しているはずの彗星の破片が軌道変更するわ、 コメット・ブラスターのパイロット達(香鈴もか?)が何かに取り憑かれるわと、どうも変な方向に話が進み始めたような気がする。 こういう「イロモノ」的なネタを入れないと、話が作れないのか、スポンサーが金を出さないのかは不明だが、なんだかなぁ。
MOUSE
 またもや、あかほりさとるらしい。「MOUSE」というのは、400年前からいる盗賊の血統(?)という事で、かのねずみ小僧もその一人だという事だが、 少なくとも変な髑髏一つ盗むために、公共の博物館を破壊するようでは、とても「義賊」とは言えまい。
ぱにょぱにょデ・ジ・キャラット
 おなじみ「ゲーマーズ」の看板キャラ・でじこの活躍(?)を描くギャグアニメ。 以前、「星の旅」という劇場版を観たが、TVシリーズは初めて見る。思っていたより「まとも」かも。
サイキックアカデミー 煌羅万象
 「さいきっくあかでみー おうらばんしょう」と読む(「森羅万象」に掛けているのか?)。女の子の髪型が何か特徴あるな、と思っていたら、原作が克・亜樹だった。 「おうら」という特別な力を持つ者を集めた学校、という事でシリアスな話かと思ったらラブ・コメだった。

金曜日

プリンセスチュチュ
奇鋼仙女ロウラン

土曜日

よばれてとびでて!アクビちゃん
 2003/02/22最終回。
満月をさがして
東京ミュウミュウ
わがまま☆フェアリー ミルモでポン!
機動戦士ガンダムSEED
カスミン
最終兵器彼女
 2003/02/15(正確には2003/02/16未明)最終回。後番組は、「ダーティペアFLASH2」。
ダーティペアFLASH2
 2003/02/22(正確には2003/02/23未明)初回。
 高千穂遙原作のスペース・オペラのアニメ化(何作目かは不明)。 この「FLASH」のシリーズは、キャラデザインがやや幼い感じなのが特徴…かも。 1995年の作品だけあって、なかなか雰囲気が懐かしい感じである。画の感じとか、やたらマニアックな台詞回しとかが特に。
ガンパレード・マーチ〜新たなる行軍歌〜
 2003/02/22(正確には2003/02/23未明)初回。 原作は、2000年発売のプレイステーション用のゲーム「ガンパレード・マーチ」。 ゲームは、発売当初はあまり売れなかったが、BBS等を中心とした「口コミ」で徐々に人気が高まり、「第5回日本ゲーム大賞」で優秀賞を受けるまでになった (私も買うには買ったが、まだ手つかずで積んであったりする)。 次いで、月刊誌「電撃大王」でコミック版の連載が始まり、ドラマCDやパロディ誌への展開もあって、そして今回のアニメ化となった次第。 第1話を観た限りでは、アニメとしても結構期待できそうな出来だったが、このクオリティがいつまで続くか、という心配もある。 また、世界観自体、ゲームの設定を引きずっているため変な点が多い。 あれだけ人類の生存域が狭まっているのに、食料や鉱物資源はどこから入手しているのかとか、 そもそも神出鬼没の敵・幻獣に対して、前線も何も無いだろう(敵はこちらの本拠地をいつでも直撃できるのだから)とか。 そういう点は、ゲームでは、ゲームの前提となる状況を作るために許されていても、アニメでは欠点として挙げられてしまったりするもの。 何か上手い説明を付けてくるか、あるいはそんなことが気にならないぐらい作品にパワーを持たせるか、期待したいところである。 とりあえず、川井憲次氏の音楽は相変わらずカッコいい。流石だ。
Kiddy Grade
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2003年4月期

 期の途中から始まる作品が増える中、もはやこういう分け方もあまり意味が無くなってきたような気がしますが、 それでもさすがに年度始めとなる4月は、入れ替わりが多いですね。 特に、土日は凄い事になってます。「固め撃ち」という言葉がぴったり。
 ただ、4月から仕事の方が異常事態で、TVもロクに観れない状態が続いていまして、録り溜めたビデオテープが山を作るありさま。 今頃ここを更新しているぐらいで、とても全てをフォローする事はできず、とりあえず第一話だけ観たものがほとんどで、 まともな感想にはなっていない事を始めにお断りしておきますです。  例によって、前期からの継続は、何も無ければコメントもありませんです。

日曜日

魔探偵ロキ RAGNAROK
 第一話以降観てません。怪しい力を持つ少年探偵、彼に関わってしまった年上の少女という構図が何とも良い感じではあったのだが…。
ソニックX
 第一話以降観てません。「ソニック」は、言わずと知れたセガのゲーム・キャラで、任天堂の「マリオ」に並ぶ看板キャラ…と思う。 ソニックと速さを競う、フォーミュラ・マシンみたいな車を操る高速機動隊みたいな警官連中が可笑しかった。
明日のナージャ
 下手な題字やベタな展開に騙されてはいけない。物語の芯はしっかりしているので、意外と面白い。 だから、イギリス・フランス・スイス・イタリアと渡り歩くナージャやケンノスケが、何の苦もなく現地の人と会話していても、 「こいつら、何語で話してるんやろぉ?」などという疑問は、些細な事と言わなければいけないのだ(おぃ)。 それは確かに、国を越えて渡り歩く旅芸人には、現地語を話せるというのは大事な事だと思うし、おそらく移動中に特訓しているんだろうが、 挨拶や出し物に必要な事だけでなく、日常会話を難なくこなすというのは流石に無理だろうと思うのだ。
鉄腕アトム
 第一話以降観てません。よく出来てるとは思ったが、冒頭で、アトムを起動させるために街中の電力を止めてしまったのには、ちょっと引いてしまった。
FIRE STORM
 第一話以降観てません。以前の「ガイスターズ」同様、キャラが2D・メカが3DCGで描かれている作品。 メカアクションは面白いと思ったが、話やキャラクターはありきたりに思えた。
デ・ジ・キャラット にょ
 第一話以降観てません。「ギャラクシーエンジェル」同様、日曜日の朝に相応しいお気楽極楽な作品だと思うが、それだけに、録画してまで観ようとは思わなかった。
ONE PIECE
 最近観てません。ナミの話をピークに、何かだんだん話がつまらなく思えるようになってしまった。

月曜日

コロッケ!
 第一話以降観てません。何か「ドラゴンボール」みたいな感じの話だったような…。
犬夜叉
 最近観てません。原作に追い付きそうになると、どうでもいいようなキャラクター話でつないだりする展開に、だんだんついていけなくなってしまった。 そう言えば、原作も最近は読んでいないが、まだ連載しているのだろーか。
妄想科学シリーズ ワンダバスタイル
 第一話以降、たまに観れる時に観ています。ごとPさん原案のキャラクターは可愛いし、その女の子達が毎回色々なシゴキにあう、というギャグな話は割と面白い。

火曜日

E'S OTHERWISE
 始めの数話以降観てません。超能力を持った少年少女を集め、同様の能力を持つ者達を狩りたてる組織。 表面的には正義の組織だが、何となく上役は怪しいので実は…、という感じだったが。
十二国記
 衛星第2でやっていたのを、始めから教育テレビで放送が始まったもの。 私は途中から衛星で観ていたので後の爽快な展開を知っていたため気にならなかったが、知らなかった人は、この始めの方の暗い展開で、結構観るのを止めたくなったようだ。 個人的には、後でやる総集編で観た時の感じよりも、展開が早いので面白い。 特に第一話は、作画の密度も無茶苦茶高くて凄かった。
魔法遣いに大切なこと
 4月半ばで放映終了(ファミリー劇場にて)。結局、最後まで魔法の「位置づけ」がはっきりしなかったように思う。 ユメの「魔法って何の役にもたたない」的な悩みは、別に魔法でなくても何にでもあるわけで、「魔法である理由」が弱く、 そこがいまいち共感出来なかった原因のような気がする。
陸上防衛隊まおちゃん
 最近観てません。ヘンで面白いとは思うのだが、やはり録画してまで観たいほどでも…。
朝霧の巫女
 同上。
WOLF'S RAIN
 未だに、何が言いたいのかよく判らない作品ではあるが、何となく観続けている。やはり、菅野よう子さんの音楽には弱い。

水曜日

カスミン
 新キャラ・雪乃が登場。それはともかく、「カスミ、合体する」みたいな変なノリの話が増えてきたような気がする。良い事だ。
宇宙のステルヴィア
 宇宙の施設にある学校に入った主人公の少女が、初めはダメだがだんだん頭角を現していくという展開が、何となく「大運動会」に似ている。 グレート・ミッションに携わるのが大人達で、主人公の少年少女達は、ミッション後の未来を担う立場にある、という辺りは良い。 …と、思っていたが、ミッションの危機を救ったのが結局志麻達だったり、何か異星人の登場を匂わせるような展開になってきて、ちょっと引き気味。 また、メカが3DCGで描かれているのだが、これの質感や動きは、正直イマイチ、場面によってはイマ二やイマ三になることも。 何か、「重さ」が感じられないというか…。重力制御の技術があるようなので、そういうものなのかもしれないが。
ウィッチハンター ロビン
 追う者が追われる立場に変わっていくというのは、ある意味お約束な展開かも。 録画し損ねて見逃してしまった話がその転換点だったらしいのが、返す返すも悔やまれる。

木曜日

冒険遊記プラスターワールド
 第一話以降観てません。何か合体して闘うような話だったような…。
D・N・ANGEL
 第一話以降観てません。どんな話だったかも覚えてません(^_^;
学園戦記ムリョウ
 「十二国記」同様、以前衛星第2でやっていたのが教育テレビで放映が始まったもの。 謎の力を持つ転校生、異星人の侵略、町ぐるみで秘密を持つ住人達、ヒロインとの淡い恋(?)と、何か昔のジュブナイルSFを思わせる話が良い。 ノリの良い学園生活といい、宇宙人がアロハシャツで生活している事といい、どこかゆうきまさみの「究極超人あ〜る」や「鉄腕バーディ」の世界に似ているのも好きだ。 そう言えば、学生服の転校生、というのは、R・田中一郎と同じである(さすがに下駄履きではなかったが)。 て言うか、考えてみれば、学生服の超能力者と言えば「バビル二世」であった。 また、「ステルヴィア」もそうだが、大人がちゃんとしているのは、佐藤竜雄作品の特徴かもしれない。 衛星で放映されていたのは二年ぐらい前だそうだが、「ビッグオー」同様、衛星だけでしか観れなかったというのは勿体ない作品だと思う。 ところで、DVDの初回限定版は、何故か途中からパッケージが変わって不評を買ったらしい。
天使のしっぽ Chu!
 4月半ばで放映終了。まぁこんなものか。

金曜日

プリンセスチュチュ
 2003/05/23放映終了(サンテレビにて)。忙しくて、ネットニュースの記事も最後は起こせなくなってしまったが、やはり面白かった。 最後まで「おとぎ話」に徹したのは流石である。 6月は「傑作選」として、公式サイトで募集したアンケートの結果により、DVDの各巻から最も得票数が多かった話を一つずつ、計4話放映する。 結果は、卵の章の「あひると王子さま」、「からす姫」、「白鳥の湖」はまぁ順当だと思うが、雛の章唯一の話が「罪と罰」だったのには大笑いである。 やはり、皆ああいうヘンな話が観たいのだなぁ、と納得してしまった。いや、私もそれに入れたのだが…(^_^;
奇鋼仙女ロウラン
 2003/05/30放映終了(サンテレビにて)。でも、まだ最終回を観れていなかったりする。どうなることやら。  (2003/07/06追記)やっと最終回を観た。話がいきなりループしてしまったのにはびっくりしたが、まぁ、何のために戦うのかも知らずに戦っていたロウランが、 自分なりの戦う意味を見出した、という事で、一応オチはついた…かも。

土曜日

無限戦記ポトリス
 第一話以降観てません。「ポトリス」は、言わずと知れた、韓国で大人気となったネットゲームである。 日本にも輸入され、当時はテレビでCMもかなり見た気がするが、最近は全然話題になっていないような気がする。 そのせいかどうかは知らないが、アニメもあまり面白くなかったような…。
マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
 第一話以降観てません。主人公の声が下手すぎ。ついでに、歌も下手すぎ。何か、歌が重要な位置を占める作品のような気がしたのだが。 第一話にしても、いきなり何の脈絡もなく津波が起きたりと、「もうちょっとちゃんと話の流れを作れ」と言いたくなるような感じだったように思う。
わがまま☆フェアリー ミルモでポン!
 二年目に突入。新キャラ・アクミや、悪のラスボスっぽいキャラが登場したりして、新しい展開を模索しているようにも思える。ちょっとマンネリ気味かも。 でも、サブタイトルが何かヘンで面白い。
機動戦士ガンダムSEED
 未だに話が見えない気がするのは、話の「縦糸」になるものがいまいちはっきりしないせいか。 個々のエピソードはまあまあ面白いが、単にそれらが並んでいるだけで、つながっているという感じがしない気がする。 それに、相変わらず「頭の悪そうな」点も見受けられて興醒めする。 (例えば、捕虜を後ろ手に縛って繋いだだけで、ナイフや拳銃が置いてある部屋に、見張りも置かず鍵も掛けずに一人で置いておくなど)
カレイドスター
 「カレイドステージ」とは、サーカスとミュージカルとバレエを足し合わせたようなもの。 そのステージを目指す主人公を描く、ある意味「芸能根性もの」かも。 しかし妙に暗くならず、佐藤順一氏特有の明るい雰囲気が漂う作品である。 第一話で、そらがローラーブレードを使ってひったくり犯人を追い詰めるアクションが凄い。 そう言えば、サブタイトルに必ず「すごい」が入るのが可笑しい。
人間交差点
 「島耕作」シリーズでおなじみの弘兼憲史のコミックのアニメ化。 コミック同様、一話完結のオムニバス形式で、「豪華俳優陣を各話の主役に起用した、大人のためのアニメ」(テレビ東京の公式サイトより)。 確かに話は面白いが、この「豪華俳優陣」というのが何だか…。 元々、声優は俳優がやっていて、声優として特化されてきたのは最近(と言っても20年は経っていると思うが)のこと。 宮崎駿氏や押井守氏の作品を観て判るが、やはり一流の俳優は、声優としても良い演技をする。 それに比べると、この作品の「豪華俳優陣」とやらは、どうも大根役者にしか思えない。
成恵の世界
 「月刊少年エース」連載の、丸川トモヒロのコミックのアニメ化。「ほのぼのSFラブコメディー」といううたい文句がぴったりの作品。 ただ、アニメの方は、コミックにある「ちょっとしたギャグ」が無かったりするのが残念。 また、コミックは、単行本では各話のサブタイトルに、古今東西のSF作品やポピュラー・ソングから取った言葉を捩って付けたりしている (そもそも「成恵の世界」というタイトル自体が、「非(NULL)Aの世界」というSF作品のタイトルの捩りである)のだが、 アニメではそれが無いのが残念である。
ガンパレード・マーチ〜新たなる行軍歌〜
 2003/05/10(正確には2003/05/11未明)放映終了(毎日放送にて)。 結局、幻獣との「戦争」は脇に置いて、主人公の速水と芝村との関係に的を絞った作品になったが、これはこれで成功ではないかと思う。 幻獣との戦いを真面目にやると、あまりにも絶望的でどうしようも無い展開になってしまいそうなので。 それはともかく、毒ガスを吐くところといい、人間の恐怖や憎しみに反応して襲ってくるところといい、 幻獣の設定は何となく「風の谷のナウシカ」の腐海と蟲達に似ているような。
Kiddy Grade
 4月半ばで放映終了(関西テレビにて)。これも、結局何が言いたいのかよく判らない作品だった。 単にエクレールとリュミエールの活躍を楽しむには、妙に暗くて重い設定が入ってきていたし、何か中途半端だったような。
 後番組は「灰羽連盟」。
灰羽連盟
 原作が、「Serial Experiments Lain」や「ニア・アンダーセブン」の安倍吉俊氏の(それもたった一冊の)同人誌「オールドホームの灰羽達」だという、 一風変わった出自を持つ作品(注:現在では3冊存在するらしいが、通販が停止中という事もあり、入手は困難である)。 例によって、関東方面で放映されていたのが、遅れてやってきたものである。 背中に灰色の羽根、頭上に光る光輪を持つ、「灰羽」と呼ばれる少女達を描く。 「灰羽」が何者なのか、何故他の人間達と異なるのか、彼女達の住む「グリの街」とは何なのか。 謎は様々であるが、それらが明確に明かされる事はなく、ただ彼女達の生活や心の葛藤が、淡々と描かれる。 ただし、その数々の謎の答を想像させるだけのヒントは、充分に作品中に散りばめられているため、それほど視聴者を置いてきぼりにしているという感じは無い。 というのも、先行してDVDを全巻購入してしまったためそう思えるのであるが。 安倍吉俊氏のキャラの可愛さや、美しくも哀しげな音楽、そしてわざとぼかした映像の演出が素晴らしい。 そして何より、ラッカの広橋涼さんの演技は、凶悪なくらい可愛い。特に、第二話の「もう寝たよ」は強烈である。 別の意味で、「羽根はえてるん♪」なスポンサークレジットや「ヒカリえもん」も強烈ではあるが。
エアマスター
 空飛ぶストリート・ファイターとして、「エアマスター」の異名をとる少女の闘いを描く。 何となく、「バギ」のような感じで、いかにも「ヤングアニマル」連載作品といった雰囲気。
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2003年7月期

 4月からの仕事の異常事態も収束し、何とか普通の生活に戻ってきました。 ただ、7月は比較的新番組が少ないこと、前期の少視聴体制(?)が継続していること等の理由により、今までより比較的少なめな視聴数となりました。 それでも20本近くありますので、それほど少ないわけでも無いのですが…。 それにしても、そのうち半分以上が土曜日に集中しているのは何とかならないものでしょうか(←ならないって)。
 例によって、前期からの継続は、何も無ければコメントもありませんです。

日曜日

明日のナージャ
 相変わらず話はそれなりに面白いのだが、何か、ナージャの男性遍歴(<おい)の物語みたいに…。 また、海賊の回のような、脚本や作画が「ちょっと一休み」みたいな回があるかと思うと、その次のスペイン編の最初の回みたいに、 脚本・演出・作画の全てに気合が入りまくっているような回もあり、結構その差が激しい作品だと思う。

月曜日

グリーングリーン
 元は、Windows用の18禁ゲーム。最近、一般向けとしてPS2版も発売された。 アニメも、一度、OVA版が作成されたが、どうもこれはかなり質の低い作品だったらしい。 今回、そのOVA版とはスタッフも入れ換えての作成となったようで、作画や脚本の質はそこそこ。 オープニングから、女性・男性問わずオールヌードを披露するなど、元のゲームにおとらず煩悩全開の作りが、何か開き直っていて良い感じである。
なるたる
 原作は、月刊誌「アフタヌーン」連載のコミック。「骸なる星・珠たる子」という枕詞(?)の「なる」と「たる」を取って「なるたる」という…多分。 原作では、かなり酷い話や性的な話も出てくるのだが、その辺りをどうするのかある意味楽しみではある。 時節柄、かなり危ないとは思うのだが。 ただ、どうもあの妙に明るいオープニングは、何か勘違いしているのではないかという気がしてしょうがない。
まっすぐにいこう。
 夏休みの特別番組(?)として、8/18〜8/21の四日間に、全四話で放映された作品(読売テレビの場合)。 犬のマメタロウと、彼の飼い主である郁子ちゃんとを中心に、主に犬の視点から見た日常を描く…といったところか。 まぁ安心して観れるストーリーと作画で、可もなく不可もなく、といった感じだったが、何せ全四話しか無かったので、色々と消化不良な点が残る。 原作のストックはいっぱいあるらしいので、これで評判が良ければ、普通にシリーズ化したりするんだろうか。

火曜日

十二国記
 教育テレビでの再放送分で、第二部の泰騎の話に突入。確か、BSで観始めたのがこの辺りからだった。 あの頃は、どんな話かさっぱり判らない状態で観ていたが、今改めて観直すと、「あれはこういうことだったのか」というのがよく判って良い。
D.C.〜ダ・カーポ〜
 元は、これもまたWindows用の18禁ゲーム。やはり、近々、一般向けとしてPS2版が発売される。 何故か万年桜が咲き誇っている島、何故かお菓子を出すことができる主人公といったちょっと変な設定といい、 血のつながらない義妹(当然ブラコンである)、両親のいない生活、幼馴染みで慕ってくる従妹、ボケボケな先輩、学園のアイドル、というお約束な人物配置といい、 ギャルゲーの基本フォーマットを押さえているが、やっぱり何か独自のものが欲しいところではある。 その義妹の音夢が、「お兄ちゃん」ではなく「兄さん」と呼ぶのが多少新鮮な感じ(「シスター・プリンセス」には「兄さん」という妹がいたかな?)。 「シスター・プリンセス」と言えば、メインスタッフに「シスター・プリンセス RePure」のBパートを担当した人が参加しているので、 丁寧な作りになりそうなことは期待して良さそう。 一本の構成が、通常のA・Bパートが少し短めで、Cパートとして出演声優のプロモーション・ビデオを流すというのは変わっている。 このCパートは、後半では一話完結の短編作品が入るらしいので、それも少し楽しみ。
WOLF'S RAIN
 やっぱりまだまだ何が言いたいのかよく判らないが、やっぱり何故か見続けている。 3,4回まとめて総集編をやったのは、やはり作画レベルを維持するためのスケジュール調整だったのだろうか。

水曜日

カスミン
 今までどおり…かな。
宇宙のステルヴィア
 後半に突入。新しい展開は、やはり戦争になるようだ。 個人的には、やはり、セカンドウェーブという大災厄に立ち向かう人類と、次代を担う若者達の成長物語が観たかったのだが、とりあえず監督の手腕に期待。

木曜日

学園戦記ムリョウ
 相変わらず、ノリの良い学園生活と、銀河連邦やらシングウの力やらといった非日常的なものとの対比が上手く描かれていると思う。 今後の展開が楽しみな作品の一つ(もっとも、作品自体はとっくに完結しているわけなのだが)。

金曜日

視聴作品無し。 ただし、キッズステーションで「THEビッグオー」は観ている。 DVDボックス版の、英語版の音声が収録されているものなので、英語で聴くとこれがまたなかなかハマっているので面白い。 また、間に挟まっているスタッフのコメントも愉快。 やはり、第1期のラストは「やり逃げ」だったんだな〜、とか。

土曜日

ダイバージェンス・イヴ
 何かまたやたらとマニアックな匂いのする作品だなぁ、という印象。 第一話に、いきなりクライマックス直前の話を持ってきていることといい、かなり強引なSF的な設定といい (いくら何でも、物理法則からして今の常識が通用しないインフレーション宇宙を通り抜けるのは無理だろう)。 何より、女性のメインキャラが、揃いも揃って巨乳というのはやり過ぎのような…ありがたみが無いというか何と言うか。 やはり、大きさよりは形の良さで勝負してもらいたい(<何を言ってるんだか)。 あと、オープニングはなかなかカッコいいが、シリアスな内容に似合わない陽気なエンディングはどうかと思う。
わがまま☆フェアリー ミルモでポン!
十二国記
 衛星放送版は第4部に突入…と思ったら、いきなり三週間ほど放映が無かったりして残念。
 で、始まったと思ったら、呆気なく終わってしまった。 泰騎の話の続きとか、恭王の話とか、幾つか原作が残っている筈なのだが、これ以上はやらないらしい。 そこまでやるとかえって中途半端になる、という判断らしいが、せめて泰騎の話ぐらいは決着を着けて欲しかったと思う。
機動戦士ガンダムSEED
 何かどんどん話が軽く…というか薄っぺらくなっていっているような気が…。 オーブの首相なんか、別に死ななくてもいい場面で自ら死ぬし(カガリ達が脱出出来るんだから、皆脱出すればいいのに、何でわざわざ残って自爆する必要があるというのだ)、 不必要に「悲劇」を演出しているようにしか見えない。 敵役も、何か危ない奴ばっかりで頭悪そうだし、これのどこが「機動戦士ガンダム」何だか。 とりあえずここまで観てきたから最後まで見届けようとは思うが、期待はしないようにしておこうかと思う。良い意味で裏切ってくれればむしろ嬉しい。
カレイドスター
 放映の延長が決まったらしい。1%台ぐらいの すごい 視聴率らしいが、意外と人気があったようで何より。
高橋留美子劇場
 高橋留美子の短編集を、一話完結のオムニバス形式でアニメ化したもの。 形式的には、前番組の「人間交差点」と似ているが、こちらは声優陣が結構豪華で、その分勝っているような気がする。 ただ、制作が「PROJECT ARMS」のトムス・エンタテインメントなので、作画の質に少し不安が残るが。
成恵の世界
 前期で終わった作品ではあるが、原作が大好きな作品なだけに、やはり少し言いたい。 原作の量からして、せめて2クールはやると思っていたが、あっさり1クールで終わってしまった。 その事自体はともかく、あの最終回はあんまりではなかろうか。あれでは、シリーズとしての結末にはなってないと思うし、まるでいきなり打ち切りになったかのようだった。 それに、話のアレンジにしても、原作のいい所をわざわざ変えてしまっていた。 例えば、「恋する星船」の回では、最後で鈴ちゃん(と言うか監察庁)が、春名を見た人達の記憶を消去したことになってしまった。 この話は、原作のように、町の人達がそろって春名のことをうやむやにしてしまう、という所が一番の見どころの筈だと思うのだ。 機族である春名のことを、彼女を愛しているオーナーだけでなく、町の人達皆が自発的に受け入れる、という事こそが、この話のキモであると思うのだ。 それを、アニメ版ではあっさり切り捨ててしまった。このラストさえ原作通りならば、この話はシリーズ中でもベストに入る出来だったのだが。 どうも、アニメ版のスタッフが原作の魅力をよく理解せずに作っているのか、あるいは私と根本的に作品の見方が異なるのか、おそらくその両方だろう。 あと、オープニング映像が、Windows用の18禁ゲーム「Wind」のオープニングムービー(これはかの新海誠氏の作だ)にそっくりであるとか、 狙い過ぎのアイキャッチとか、色々と気になる所はあるのだが、とりあえず既に第2期に向けての動きがあるようなので、次はもう少しましな作品にして欲しいと思う。
頭文字D
 「イニシャル・ディー」と読む。2003/09/20深夜(正確には2003/09/21未明)の「アニメシャワー」枠で放映開始。 原作コミックは(私は読んだことは無いが)かなり有名だし、ゲームにもなっているぐらいなので、内容については特にコメント無し。 他の地方(関東のみ?)では、既に第二期まで放映されているらしいが、こちらは第一期からの放映である。 カー・アクションの部分を3DCGで描くというのは、なかなか良いアイデアだと思う。 ちょうど、カーレースゲームの良く出来たリプレイ映像を観ているようで、割とカッコいい。 (その分、キャラとのギャップが気になるのだが) ただ、コーナリング時に必ずドリフトするのがちょっとワンパターン気味かも。 監修に土屋圭一が入っているのでしょうがないのかもしれないが。 しかし、バイクでこーゆー事をしている奴がいるとすぐバイク通行禁止になるのに、車ではならないのが腹が立つ(ってアニメとは関係無いけど)。
住めば都のコスモス荘 すっとこ大戦ドッコイダー
 原作漫画があるようだがよく知らない。 銀河警察が深刻な人手不足を解消するために、二大おもちゃメーカの開発したパワード・スーツの採用試験を、地球を舞台に行なうという、 ギャグなんだかシリアスなんだかよく判らない話だが、「ノリこそ命」という煽り文句があるので、多分ギャグなんだろう。 敵役となるA級犯罪人の一人が、「コメットさん☆」のメテオさんにそっくり(見た目も性格も)なのだが、某巨大掲示板での情報によると、 キャラが出たのはこちらの方が先らしい(多分原作漫画の始まりが「コメットさん☆」より先だったのだと思う)。
灰羽連盟
 2003/07/26深夜(2003/07/27未明)放映終了(関西テレビにて)。 先に、DVDで全話観ていたが、やはりこの最終回は良い。 また、後半の話の予告編は、関東放映やDVDに収録されているものとは異なり、次の話の映像にラッカがしんみりとしたナレーションをあてるという、 関西テレビ放映分だけのものになっていた。少し得をした気分である。 ラッカと言えば、ラストのラッカのナレーションが中学生の感想文みたいで嫌、という意見を某巨大掲示板で見たが、ラッカは確か14歳という設定なので、 これは仕方あるまい、と思う。
エアマスター
 キャラクターの第一印象から、結構イロモノ系の話かと思っていたら、これが結構マジな格闘系で驚いた。 特に、格闘シーンのアクションが、割と真面目に(止め絵の多用などで誤魔化さずに)描かれているのが良い。 オープニングやエンディングもカッコいいし、坂本ジュリエッタはアブないし、なかなか面白い。 ただ、放送枠が35分間あるのが何でかなーと思っていたら、コマーシャルがやたらと多いだけで、これには閉口する(読売テレビだけかもしれないが)。 どうせリアルタイムでは観ないので、録画視聴でCMスキップするだけのことなのだが…。
HAPPY★LESSON ADVANCE
 そのまんま「ハッピーレッスンアドバンス」と読む。以前やっていた「HAPPY☆LESSON」の続編。 むつきを母親と呼ぶ、新キャラ・九龍(くーろん)ながつきが登場。 とはいえ、今のところ、内容は相変わらずなので、今後の展開がどうなるやら。 海外遠征中のはづきが、毎回電話で登場するのが可笑しい。 ところで、中学生の頃のむつきと委員長のふみつきがそっくりなのは、何か意味があるのか、単にキャラの描き分けができていないだけなのかが気になる。
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2003年10月期

 年度の下半期開始という事で、割りかし新番組が多いです。 今期の特徴は、深夜に固まっているのが多い、という事でしょうか。 特に、月曜、火曜、土曜の夜は、放映時間の変更が無くてもダブっている作品があるので、デッキ二台が必要になってきてます。 また、昼間は観る作品が無くて、深夜枠の作品しか観ていない曜日もあります。いつの間に、こんなに深夜枠が増えたんだろう? もちろん、こちらの地域では、という意味で、他の地域ではまた異なるのですが。 ただ、深夜枠と言っても、午前零時〜二時ぐらいまでに放映している作品が多いため、平日にリアルタイムで視聴出来る事も多く、 意外と週末にまとめて観ないといけなくなるという事態になっていないのが救いです。
 例によって、前期からの継続は、何も無ければコメントもありませんです。 …と思ったのですが、前期に終わった作品にもちょっと一言言いたくなったので、ちょっとずつ感想を書く事にしました。 この先も続けていくかどうかは未定ですが、とりあえず、終わった作品と切った作品はこの色にしています。

日曜日

明日のナージャ
 何か、話がどんどん日曜日の朝に放映する子ども向け番組とは思えないようなどろどろした方向に。 ただ、貴族としての適性は、ローズマリーの方がナージャより遥かに上のような気がする。
ポポロクロイス
 原作は、プレイステーション用のゲーム。以前にも、一度TVシリーズが作成されている。 今回は、その前作の主人公であったピエトロとナルシアの子・ピノンが主役となり、代替わりしている。 キャラデザインにかなり癖があるが、話の出来やキャラクターの魅力は前作と同様、期待出来そう。
D.C.〜ダ・カーポ〜
 KBS京都で放映している方である。こちらではここが一番早く放映されるので、観るようにしている。 前期半ばから、Cパートが、実写の声優PVから、「サイド・ストーリー」というヒロイン毎の短編アニメに変わっている。 PVよりはましだが、かなり意味不明だったり狙い過ぎだったりするので、ちょっと残念。 その中では、頼子さんの話はかなり良い出来のように思うが、これは本編で目立ってないからせめて、というスタッフの親心であろうか。 その本編も、今までのお気楽な話から、さくらと音夢をメインにしたシリアスな方向に変わり始めているのは良い感じである。 ただ、後8話も残っている時点で音夢と純一の関係に一区切り付けているので、まだまだ一波瀾・二波瀾はありそうだし、 他のヒロイン達の扱いをどうするのかがちょっと心配ではあるが。
(2003/11/12追記)シリアスと言うよりかは、修羅場の様相を呈してきた。ますます良い感じである。 告白の翌朝の何とも言えない気恥ずかしさやら何やら、観てる方が身悶えしそうな「嬉し恥ずかし」な感覚の表現は、お見事である。 さすが、「シスタープリンセス RePure」のBパートを担当した宮崎なぎさ監督に、 「天使になるもんっ!」や「少女革命ウテナ」の池田眞美子氏。 作画も全体的に気合が入りまくっているし、今後の展開が楽しみである(コケなきゃいいのだが…)。
(2003/11/13追記)お見事と言えば、第17話〜第19話の各話の「引き」方もお見事である。 特に第19話は、この後純一が音夢を抱くのか抱かないのか、どちらとも取れる非常にヤキモキさせる引き方で、なかなか人が悪い。 個人的には、抱かない方が好みの展開ではある。 それは、ここ三話の純一が、「覚悟が足りてない奴」という描かれ方をしているからである。 特に、純一は、女性に対して決定的な言葉を必ず言わない。 第17話でさくらに迫られキスしそうになった時、音夢の顔が脳裏をよぎり、結局寸止めでやめてしまう。 この時、さくらに何故キスをやめたのか、理由をちゃんと言っていない。 第19話では、音夢に対して「お前は俺の…」の後の言葉をはぐらかしてしまう。 何より、ここまで純一は、音夢に対して「好きだ」とも「愛してる」とも言っていない。 「自分の気持ちに嘘はつかない」と言っているだけである。 これが、決して音夢を妹ではなく一人の女性として愛することに決めた、という意味ではないことは、純一の受け身の態度からも明らかである。 授業中に見つめるのも音夢。話し掛けるのも音夢。下校時に人目も憚らずに手を握るのも音夢。 「恋人だよね?」と念押しするのも音夢。「女性として愛されたい。だから、いいよ…」と、抱いてくれるように迫るのも音夢。全て、音夢がアクションを起こしている。 (昼食時に、今までと違って向かい合わせでなく隣に座っているが、音夢の方が座る位置を変えている。もしかしたらこれもそうかもしれない) 一方純一はと言えば、人前で手を握るのは躊躇い、「夢から覚めるなら早い方がいい」と杉並に言われて動揺し、 挙げ句の果てに、音夢との噂をカムフラージュするためにさくらの誘いにのってしまう。 しかし、兄として行動することには躊躇いは無く、音夢が倒れたと聞くや、さくらを置いてきぼりにして駆けつけ、家までおぶって帰ってやる。 ここには、兄妹としての関係から、男女としての関係に踏み込むことに対する、明らかな迷いが見て取れる。 これを、優柔不断と非難するのは酷であろう。 純一を兄としてより一人の男性として意識してきた音夢と異なり、純一は、常に兄として妹の音夢を守る事をその身に課してきた。 その年月の長さを思えば、急に音夢を女性として見ろ、と言っても無理な話である。 その事を見抜いたからこそ、杉並はどっちつかずの態度をやめるように忠告をした。 そして音夢は、純一の心にある兄としての壁を崩す最後の手段として、抱いてくれるように迫った。 (この辺りといい、第18話の「さくらちゃんだけは嫌!」という台詞といい、音夢の「女」としての描き方は流石である。 単に「男にとって都合が良い」だけではない生々しさが感じられるのは、やはりスタッフが女性ならでは、だからであろうか) しかし、ここで音夢を抱いてしまったら、おそらく純一は、今までの兄として接してきた長い年月が何だったのか、今以上に悩む事になるのではないだろうか。 ここに至ってもなお、音夢を女性として見ることに抵抗があるような純一に、果たして音夢を抱くことができるのか、非常に疑問である。 そしてそれは、ここ三話でさんざん描かれた、「覚悟が足りてない奴」という純一の描写が、全てひっくり返されてしまう事をも意味する。 全てを「若さ」のせいにしてしまうという事も考えられ、それはそれで充分あり得る展開ではあるが、それはあまりにも安易な道である。 (だいたい、それでは「君が望む永遠」と同じになってしまいかねないわけだし) ここまでの心理描写が見事だっただけに、是非ここは、宮崎なぎさ監督、池田眞美子脚本に期待したいところである。
(2003/11/23追記)というわけで、第20話「すれ違う想い」である。 流石に、音夢と純一の設定年齢が中三という事もあってか、直接的な表現は避けたものの、「一線を越えた」と思わせる表現が随所に見られる。 純一の、「(キスなら)起きた時にしただろう?」という台詞、 さくらの目にも明らかな程親密になった二人の態度、 杉並に「決めたのか?」と問われて、「何をだ」と問い返す、純一の迷いの無い態度、等々。 個人的には、あまり好みではない方の選択になったようで、少し残念ではある。 何しろ、純一は、この時点ではまだ「覚悟が足りてない奴」という印象があるのだ。 それが消えるのは、今回の最後も最後、さくらに対してはっきりと「音夢が好きだ」と断言し、 音夢に対しては「ずっと俺の腕の中にいてくれ」と、プロポーズとも取れる台詞を言った、その時なのである。 ただ、流石と言おうか、その残念な選択も帳消しにして余りあるぐらい、今回の話は素晴らしかったのも確かである。 それは、何と言っても、音夢・さくら・純一の表情の素晴らしさに尽きる。 特に音夢とさくらのそれに至っては、その美しさと微妙な感じが際立っていた。 朝、純一に抱きついて「幸せすぎるよね」と言う、その言葉とは裏腹の憂いを帯びた音夢の顔。 出掛けにさくらと対峙した時、純一の腕を抱き締める音夢の、意地でも渡さないという決意の固い表情。 そして何より、屋上での修羅場の場面における、音夢とさくら二人のお互いを睨み付けるようなキツい眼差し。 さくらに詰め寄られて思わず視線を逸らす音夢、さくらが初めて見せる泣き顔。 他の作画、特に「引き」の構図における動作等に不自然さが見られるだけに、限られたリソースを全てこの表情をキメる事に注ぎ込んだのではないか、 とまで思わせるぐらい、正に入魂の画作りがなされている。 この場面を描く為にも、やはりこの時点で、音夢と純一の関係をはっきりと示しておく必要があったのだろう。 純一の態度が、そこまで追い込まれるまではっきり決められない、という点はいささか気になるが、それだけ純一の迷いが深かった、と解釈する事もできる。 それだけ、キャラの心情の変化を丁寧に描いているという事で、流石に宮崎なぎさ監督の手腕が光る回であった。 今回の話で、音夢とさくらとが、何故お互いを指して「さくらちゃんだけは嫌!」「音夢ちゃんだけはダメ」と言うのかが端的に示されたのもポイントである。 音夢にとっては、さくらは、自分の力ではなく桜の樹の魔法を利用して純一を恋人にした、という事になる。 さくらにとっては、音夢は、「妹」といういつも純一と一緒にいられる立場を利用した、という事で、お互いが共に相手をフェアではないと思っている。 結局そういう事なのだろう。 また、今回のポイントはもう一つ、眞子の扱いである。 前回で、音夢と純一の関係に気付いているかのような表情を見せていたが、今回はそれが確信に変わった。 それを端的に表していたのが、「やっぱりね」という一言である。 この一言にどれだけの想いが込められているのかは、 公式サイトの松岡由貴さんのインタビューでよく判るのだが、 その微妙なニュアンスは、注意深く聞いていないと見過ごしてしまうぐらいの微妙さで、しかし確かに感じ取る事が出来る。 やっぱりこの人も凄い。惜しむらくは、言葉の微妙さに作画が全くついていけていないという事。 この後の話で、彼女のフォローがどれだけなされるのか疑問なだけに、この一言のカットにはもっと注力して欲しかったと思う。 さて、お気楽なラブコメから始まったこの物語も、前半からは想像もできなかった修羅場となり、さらに今回のラストでは、 「いつからホラーになったんだ?」とツッコミを入れてしまうような展開になってきた。やっぱり桜の樹の呪いなのだろうか? 本当にここまで素晴らしい展開で来ただけに、ここに来てコケて欲しく無いのだが…。
コケると言えば、PS2版の「D.C.P.S.〜ダ・カーポ〜プラス・シチュエーション」は、正直販売計画がコケている。 発売日直後から、店頭にはDX版はおろか通常版さえ在庫が無くなり、再販が始まったという告知が角川のサイトに出てから十日以上過ぎた現在になっても、 日本橋のゲームショップや、各所のネットショップには全くと言っていいぐらい在庫が無い。 唯一、ゲーマーズに在庫があったようだが、あの店は余程他の店で買えない限りは買う気にならない店である。 今なら、出せば出すだけ売れると思うのだが、これでかなりの販売機会を失っているのではないだろうか。勿体ない話である。
ところで、音夢・さくら・純一の関係は、よく考えると「With You」の主役三人の関係にそっくりである。 三人とも幼馴染みで、女の子の片方が幼くして海外に行ってしまい、その子が年を経て帰国してきた所から話が始まるとか、 それがきっかけになって、今までずっと傍にいたもう一人の女の子との関係が変化し始めるとか。 義理とは言え妹であるとか、従妹であるとかいう関係が入っていない分、「With You」の方が陽性の話にはなっているが。

月曜日

グリーングリーン
 最後の方の展開がちょっと唐突だった気もするが、まぁこんなものか。
なるたる
 結局、原作の「シイナ小学生編」のみを、「忠実に」アニメにした「だけ」で終わってしまった。 アニメしか知らない人には、何がどうなったのかさっぱりだったのではないだろうか。 このまま続きが作られないとしたら、「とりあえずアニメにしてみました」だけの作品で終わってしまうような気がする。 と言って、原作のあの終末をアニメに出来るのか、という疑問もあるが。
君が望む永遠
 原作はWindows用の18禁ゲーム。後に、DCとPS2に移植された(最近こんなん多いな)。 ベッド・シーンや、遙の事故のシーンなど、意外と直接的な表現が多く、なかなか頑張っている感じはする。 ただ、今のところ、ファミレスの二人は場違いにしか見えない。最後にあるSDキャラのも含めて、鬱々とした本編の雰囲気がぶち壊しになっている。 主人公周りが、実写ドラマにしても違和感が無いような話なのに、ファミレスの二人だけが浮いている。
Gilgamesh
 「ギルガメッシュ」と読む。原作は、かの石ノ森章太郎という事だが、存在さえ知らなかった。 何かよく判らない「ギルガメッシュ」という連中と、それと戦う「伯爵夫人」の組織、その戦いに巻き込まれる主役の姉弟。 その姉弟の父親が起こしたテロ(?)によって、空が「シェルタリング・スカイ」という鏡のような状態になり、その影響で全ての電子機器が使用不可能となってしまった世界。 舞台設定は、ちょっと古典的な気がするものの悪くはない。 ただ、キャラデザインにかなり癖がある…と言うかリアル系な顔なので、作画が崩れるとかなりヤバそうな気が。 超能力バトルは、派手な力のぶつかり合いでありながら、妙に淡々としていて一種独特な雰囲気があり、なかなか面白い。
瓶詰妖精
 「動画大陸」枠の前半。前置きも何も無く、いきなり妖精達がいるというのがすごく変。 このまま、説明が何もされないまま最後までいけば、それはそれで凄いような気がする。 始めは、「ちっちゃな雪使いシュガー」みたいな感じになるのかと思っていたが、ドリフのコントみたいになってきた。 ますます意味不明な世界である。
BPS
 「動画大陸」枠の後半。タイトルは「バトル・プログラマー・シラセ」の略なのだそうだ。 その名の通り、シラセという名前の凄腕のハッカーが、様々な依頼を受けてサイバー・テロと戦う、という話らしい。 この手の話は、専門家も唸るぐらいひたすらリアルに行くか、あるいはとことんナンセンスにしてパワーで押し切るか、 どちらにせよ徹底的にやらないと面白くならないように思う。中途半端な展開では、シラけるだけなので。 ところで、ヒロインの天野美沙緒というのは、「魔法少女プリティサミー」に出てきた彼女とそっくりなのだが、何か関係があるのだろーか。
(2003/11/12追記)第4回放映分(一話が三分割されているので実質第2話)から、ちゃんとオープニングとエンディングがついた。 これがなかなか良い感じで、「最初からこれがあれば…」と思わずにはいられない。 何せ、始めは本編映像の使い回しの上、変なカットばっかりだったから、どーも気分が萎えてしまった。
一騎当千
 何故かは知らないが、三国志ぐらいの時代の中国の英傑達と同じ名前を持つ高校生達が、関東の覇権を懸けて闘いを繰り広げるという、謎な設定の作品。 コミックが原作らしいが、主役の女の子を始めとして、パンツ丸見えで格闘するというのはどうなんだろう。 名前についても、あんまり意味が無さそうな感じだし。 …というわけで、多分切ってしまうかも。

火曜日

十二国記
 衛星放送からの再放送分で、「風の万里 黎明の空」編が継続中。 以前衛星放送で観た時は、この編は前半3つの場面が平行して進むという構成のためか、人物関係や地理関係とかが判りにくかった感じがあったが、 こうして改めて観直すと、その辺もよく判って良い。 しかし、もうしばらく鬱な展開が続くのが判っているのもなかなか辛いものがある。
わがまま☆フェアリー ミルモでポン! ごおるでん
 土曜日の朝から時間帯が変更され、さらにタイトルも少し変わり、物語も新章に突入した。 前期の最後で封印されたはずのダァクがまた出てきたり、新キャラが出てきたりと色々やってるが、流石にややマンネリ化しているかも。
D.C.〜ダ・カーポ〜
 サンテレビ放映分。KBS京都で観ているので別に観なくてもいいのだが、こちらの方が綺麗に映るのと、保険の意味で一応観ていたりする。
円盤皇女ワるきゅーレ 十二月の夜想曲
 「ゆーふぉーぷりんせすわるきゅーれ じゅうにつきのやそうきょく」と読む。「じゅうにがつ」ではないことに注意。 第一期では顔出しだけだった新皇女・コーラスがレギュラーとして登場してきた。 本編のノリは第一期と同じようで一安心。音楽も、主題歌はメロキュア、劇伴は川井憲次と第一期と同じで、こちらもなかなかである。 ただ、オープニングとエンディングは、曲のテンポの割に画が動いていないせいか、前と比べると今一つに見えるのが残念。 始めは未完成だった第一期に比べると、今期は始めからちゃんと完成版になっているのは良いのだが。
魁!!クロマティ高校
 原作は、週刊少年マガジンで連載されているコミック。 画が池上遼一似だったりとか、登場人物の名前が誰かのパロディだったりとか、ロボットやゴリラやフレディやらと色々と変なキャラがいるとか、 かなりアヤシイ雰囲気を持っている。 一回の放送時間が15分というのは、この作品にはなかなか合っているようで、間やテンポも悪くない。 何より、ロボットのメカ沢役が若本規夫氏というのが渋すぎる。
WOLF'S RAIN
 結局、最後まで何が言いたいのかよく判らない作品だった。「楽園」や、狼とは何なのかについても、語られないままだったし。 単に「こーゆー画面を作りたい」とか「こーゆー場面を描きたい」だけで、始めからストーリーは書く気が無かったんじゃないか、という気もする。

水曜日

カスミン
 とーとー終わってしまった。 ヘナモンと人間とが共に暮らす、という未来に向けて一歩が踏み出された、そんな感じの終わり方でなかなか綺麗な終わり方だったように思う。 唯一の心残りは、「べちゃぽんてん」なるヘナモンが、結局どんなヘナモンなのかというのが明かされなかったことだろうか。
宇宙のステルヴィア
 結局戦争にはならなかったし、話の決着はちゃんとついたし、新しい世代に引き継がれていくという終わり方は結構好きだし、悪くない筈なのだが…。 何かすっきりしないものが残るのは何故だろう。 ヒュッター教授と異星人達の話がほったらかしだとか、コズミック・フラクチャを消した原理が判りにくかったとか (何かそれらしい説明とか、何か凄い事をやってるっぽい描写とかはあるのだが、イマイチ何をやっているのか、何が凄いのかが伝わってこないというか)、 そういう所が今一つ作品に入り込めなかったのかもしれない。
AVENGER
 「アベンジャー」と読む。意味は「復讐者」。 舞台は、テラ・フォーミングされているものの荒廃しつつある火星。 資源の再配分の権利を、各都市の代表として闘士が闘い、その勝敗によって決めるという「代表闘士制」。 長年にわたって子供が誕生せず、人々は「ドール」と呼ばれる子供の形をしたアンドロイドを子供の代わりに可愛がる、歪んだ社会。 世界観はなかなか好きな感じではあるが、メイン・スタッフが「.hack//SIGN」と同じなせいか、意味がありそうな無さそうな台詞やカットや間が多いのが難点。 主人公は女性だが、無口・無愛想・なおかつ強いという辺りが、何か「装甲騎兵ボトムズ」のキリコ・キュービィを彷彿とさせて良い。
GUNGRAVE
 「ガングレイヴ」と読む。「grave」は「墓」の意か? 原作は、PS2用のゲーム。「フル・ブレイク・ガン・アクション」という、とにかく銃を撃ちまくって敵を倒すというモノらしい。 第一話がゲームと大体同じ時点の話で、第二話から過去に戻って、主人公・ビヨンド・ザ・グレイブことブランドンの過去が語られるという構成。 前期の「ダイバージェンス・イヴ」や、今期の「鋼の錬金術師」もそうだが、最近、こういう構成の作品が多いような気がする。 数話まで進んだ今、第一話を観直すと、人物関係とかがよく判って良い。

木曜日

学園戦記ムリョウ
 2003/10/09放映終了。高校野球で少し伸びたが、無事に全話放映されて何より。後番組は「無人惑星サヴァイヴ」。 最後までジュブナイルSFっぽい世界観を崩さず、ラストはタイトル通り学校を舞台に燃える展開と、なかなか良い終わり方だった。 「ステルヴィア」にあったようなすっきりしない感じが全く残らない、気持ち良い終わり方で、監督が同じでもこうも違うものかと不思議に思う。 ちょっと言葉による説明に偏っているし駆け足な気もするが、謎のほとんどが明らかにされたのも、最近投げっぱなしで終わる作品が多い中、 構成や脚本がよく練られているという印象があって良い。
 何より、最終回はなかなか燃える。 ムゲンに取り込まれてしまった那由多。今一度ムゲンを封じる為に、本来の姿に戻って戦う判定者・ジルトーシュ。 那由多を救う為、宇宙に飛ぶ始。始の心を宇宙に運ぶ為、またも宇宙に飛ぶムリョウ。 そしてそして、力を合わせて始とムリョウを宇宙に飛ばす友人達。 螺旋を作った友人達の中に、トラックを加速しながら突入し、一気に飛び上がるこのシーンが無茶苦茶燃える。 こういう、映像的に判り易いというのも、「ステルヴィア」と大きく違う所で、それ故作品に入り込み易い。
 そして、最後にたった一つ残された謎「ムリョウ自身の正体」も、何となく判るような気がするし、まぁ判らなくても特に困らない。 最後に肩を組んで楽しげに歩く、始・那由多・ムリョウの三人が実に良い感じで、これだけ爽快な締めで終わった作品は、ここ数年無かったような気がする。
無人惑星サヴァイヴ
 「ムリョウ」に続いて、またもやジュブナイルSFっぽい作品である。 少年少女が、不慮の事故により漂流し、無人の惑星に流れ着くという、宇宙版「十五少年漂流記」みたいな話らしい。 キャラクター原案が、かの江口寿史氏らしいのだが、その面影はあんまり無いような気がする。
ヤミと帽子と本の旅人
 原作は、Windows用の18禁ゲーム(って、本当に多いな…)。 姿を消した「イヴ」を探して、様々な「本の世界」を渡り歩くという構成らしいので、ほぼ毎回舞台が変わる。 いわゆる、オムニバス形式の作品になっている。 原作のCARNELIAN氏のイラストの雰囲気を上手く再現しているとは思う。

金曜日

 相変わらず視聴作品無し。

土曜日

美少女戦士セーラームーン
 アニメではなく実写版である。 イロモノ系なのは確かだが、それなりに真面目に、かつ楽しそうに作っている感じが伝わってきて、意外と面白い。 ただ、やはり役者の脚が太いのと、「眼鏡を外した方が可愛い」などとフザけた事を言うのはいただけないのだが。
ダイバージェンス・イヴ
 何だかよく判らない終わり方だった。後番組は「神魂合体ゴーダンナー」。 まあ何となく想像はつくのだが、相変わらずマニアックな説明台詞が多く、何が何だか。 とりあえず、続編があるようなのでそちらに期待するとしよう。
神魂合体ゴーダンナー
 「ダイバージェンス・イヴ」と同じ「アニメ魂」枠の放映。 「燃え」と「萌え」が同居する、最近めっきり少なくなった、とにかく熱い巨大ロボットもの。 オープニングが串田アキラ、エンディングが堀江美都子&水木一郎という辺りからして、この作品のコンセプトが判るというもの。 タイトルが「新婚合体GO旦那ー」というのは何だか。
ΠΛΑΝΗΤΕΣ
 「プラネテス」と読む。原作は、「モーニング」誌に不定期連載されているコミック。 ただし、アニメ版は、基本的な世界観や主要な登場人物の設定だけを引き継いではいるが、かなり独自のものになっている。 原作では、人間が宇宙に向き合うということがどういうことなのかを、わりと哲学的な禅問答みたいなものを交えて語っているが、 アニメでは(今のところ)宇宙空間が日常の生活や仕事の場となった世界を、会社もののドラマという切り口で描いている。 一方で、オープニングに登場しているキャラクターを見ると、原作の主要なキャラクターは一通り出てくるようなので、原作に沿った展開になるかもしれない。 第三話のように、単発ながら原作準拠の話もあったし。 そのオープニングは、歴代のロケットや、ゴダードのように宇宙開発に携わった人々、人間の代わりに宇宙へ送り出された動物たち、 それら現実の宇宙開発をなぞるような映像で構成されていて、なかなか感涙ものである。 劇中の描写も、今までの作品のような、ブラシがかかった色彩豊かな宇宙や、効果音付きではなく、きちんと漆黒の空と無音の宇宙に拘っていて好感がもてる。 それでも、やはり細かい動きや、時としてごく基本的な物理現象についての描写は色々とおかしい所があり、この辺が今の限界なのかもしれないと思うと少し悲しい。
わがまま☆フェアリー ミルモでポン!
 上に書いたように、放映時間が移動になった。
ふたつのスピカ
 原作はコミックがあるそうだがよく知らない。 今期のNHKはどうも宇宙ものづいているようで、「プラネテス」、「無人惑星サヴァイヴ」に続いて、またもや宇宙ネタの作品である。 有人ロケット「獅子」号の墜落事故で母親を亡くした少女が、宇宙飛行士を目指すという話のようだが、 リアル路線ではなく、どちらかと言うとファンタジー色が強いものになりそうな雰囲気がある。 第一話は、元々読み切りとして描かれた「打ち上げ花火」という作品で、本筋は主人公が成長した次回からになるようだ。
機動戦士ガンダムSEED
 「色々と投げっぱなしで終わった」作品の一つ。 と言うか、最後の方は、もうやけくそで無闇矢鱈と増やしすぎたキャラクターを「整理」するだけで、物語としての結末は正直言ってつまらないものだった。 ただ、DVDやら関連製品の売れ行きはいいみたいなので、こちらが「機動戦士ガンダム」というタイトルに期待し過ぎただけだったのかもしれない。
鋼の錬金術師
 原作は、「少年ガンガン」連載のコミックと言うが、これもよく知らない。 画も綺麗だし、アクションもそこそこ面白い。 ただ、あの万能の魔法にしか見えないようなものと、「錬金術」という言葉のイメージとのギャップが非常に気になって、いま一つ作品にのめり込めない所がある。 やたらと「等価交換」と言っている割には、あんまりそれが徹底されているようにも見えないし。
カレイドスター
 「幻の大技」が決まり、レイラがカレイドステージを去った。 ラストでそらに向かって「私の夢になってよ」という言葉を残して。 この話の流れはなかなか素晴らしく、久し振りに感動してしまった。 元々、「ガラスの仮面」か「エースをねらえ!」、はたまた「あしたのジョー」のような、「根性もの」のフォーマットがあった作品だが、 後半になってそれがどんどん強いものになっていき、このラストでピークを迎えたように思う。 しかも、それを「根性もの」にありがちな暗い雰囲気にすることなく、明るいムードで通したのはさすが佐藤順一氏、というものがあった。
 話は、二回の総集編を挟んで、新章の「新たなる翼」に突入した。
カレイドスター 新たなる翼
 というわけで新章に突入である。 レベルが遥かに高い男、そしてライバルの登場と、「根性もの」のフォーマットがまた新しくなった。 それでもやはり、全体の明るいムードは健在で、その点は安心出来そう。 ただ、この新キャラが強すぎて、アンナやミアといった前からのレギュラー陣の影が薄くなっていきそうなのが不安材料かも。
高橋留美子劇場
 まあそこそこ。作画レベルも、それほど落ちずに済んで何より。後番組は「人魚の森」。
高橋留美子劇場 人魚の森
 「人魚」シリーズをまとめてやるようだ。 ただ、「人魚の傷」等、今回採用しない話もあるようで、全部やるわけでは無さそうだ。 「人魚の森」と「人魚の傷」は、以前OVAとして作成されたことがあるので、「人魚の森」に関しては二度目のアニメ化となる。 OVA版の方は、ラストを原作から変な方に変えてあったりして、あんまり良い印象が無かったのだが、今回のはほぼ原作に忠実で、OVA版より良かったと思う。 作画も、始めの方はかなり不安なものがあったが、「人魚の森」に関してはかなり綺麗に出来ていて一安心。 ただ、トムス・エンタテインメントのは、「PROJECT ARMS」でも作画のばらつきが大きかったので、今回もこのまま安定するとも思えない。
頭文字D
 特にコメント無し。話の展開自体は割とパターン通りみたいなので、何かいま一つ。
住めば都のコスモス荘 すっとこ大戦ドッコイダー
 2003/10/18深夜(正確には2003/10/19未明)放映終了(毎日放送にて)。後番組は「巷説百物語」。 色々と毎回バラエティに富んだ話で、それなりに面白かった。 ラスト二話は、それまでに無いようなシリアスかつ燃える展開で、シリーズとして綺麗にまとまっていたと思う。 ただ、最終回に関しては、色々とやりたい事を詰め込み過ぎているように思える。 仲間達が次々と倒れていくのも、宇宙中の子供達がドッコイダーを応援するというのも、ラストの大団円も、一つ一つを取ると良いのだが、 いかんせんそれに向けての伏線が足りなかったり、「そもそもこの作品で誰が死ぬんだ?」という目で観ている方からすると予定調和にしか見えなかったりと、 少々残念な点は残る。
京極夏彦 巷説百物語
 2003/10/25深夜(正確には2003/10/26未明)放映開始(毎日放送にて)。 京極夏彦は読んだ事が無いし、どんな作品なのか全く前知識無しで観たのだが、要するに「百物語」、すなわち怪談話であった。 まるで、版画か切り絵のような独特の美術が、この怪談話に良く合っている。
藍より青し〜縁〜
 2003/10/18深夜(正確には2003/10/19未明)放映開始(関西テレビにて)。 前作の続きで、今のところ単なるお気楽なラブコメをやっているが、オープニングを観る限りでは、それだけで終わりそうにはないようだ。 そもそも、前作のラストで、葵と薫との関係に決着が着いているわけで、今さら他のキャラクターと恋愛沙汰になりそうに無い。 と言って、この二人が別れるという展開も想像出来ず、となれば後は他の女性陣がフラれていく話にしかならないのだろうか。 後、オープニングとエンディングは、前作と同じ石田燿子さんで良い歌なのだが、前のが良すぎたのか今一つCDを買おうという気にまではなれなかったりする。
エアマスター
 相変わらずの喧嘩三昧である。「深道ランキング」なるものが始まり、ますます激しくなる一方である。 しかし、格闘ゲームのコスプレ者やら忍者みたいな奴やらと、イロモノ系のキャラクターが増えているので、あんまりシリアスなイメージは無い。
HAPPY★LESSON ADVANCE
 それなりに良い話で、それなりにきちんと纏めて綺麗に終わったと思う。 ただ、やはり基本設定そのものが変なので、変な話にしかならないというのが惜しい気がする。
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