出 産 当 日

      

2000/2/24 出産当日(33週1日)

手術前は余裕で、家族、部屋の友達、先生と記念写真を撮りまくり!
その後、1月5日からずっとしていた子宮収縮抑制剤の点滴を取りました。やっと点滴の管から開放されたー! 
それも束の間、次は手術のための点滴に交換。 腕は針の跡でいっぱいでした。

次に、導尿の管を入れ(これが辛かった・・・)、10時に手術室へ入りました。そして腰椎麻酔。
大きいお腹を抱えるように丸くなって、背中に麻酔の注射をされました。
もうまな板の鯉状態なのだけど、緊張しすぎて貧血おこしそう〜!!!
下半身のみの麻酔なので意識ははっきり。手術に立ち会うスタッフの多さにも圧倒されました。
今回のBGMはセリーヌ・ディオン。管理入院中によく聞いていたので赤ちゃん達もわかってくれるかなぁ。
麻酔が効いたということで、いよいよ赤ちゃんを取り出します。
何だかお腹の中が引っ張られるような・・・・・ちょっと痛い。お願いだから、赤ちゃんが産声をあげてくれますように! 

10:40 最初の産声が聞こえる。「1番ちゃん、男の子です。」の声が。うれしいとかの感情はなく、頭は真っ白。
      次の子を出すため、へその緒をひっぱってるような感触があり、お腹の痛みがひどくなってきました。
     「痛い!」と叫んでいたみたいで、「赤ちゃんが出るまで痛み止めは待って!」と言われた。

10:42 2番目の産声。「2番ちゃん、女の子です。」の声にやっとうれしさがこみ上げてくる。
      「良かった! 男の子と女の子が混ざってた〜! 3番目は男でも女でもいい! 
      早く出して〜! 早くこの痛みから開放して〜!!!」が正直な感想。

10:43 3番目のひときわ甲高い産声。「3番ちゃんも女の子です。」の声。
      やっと3人、無事に産まれたと思って涙が出てきた。この間に一番に生まれた男の子と対面。
      小さい! でもちゃんと動いてる! その子はすぐに保育器に入り、NICU(新生児集中治療室)へ
      運ばれて行きました。

3人はすぐにNICUに運ばれる為、赤ちゃんとの対面はあっという間だったけど、元気に泣いてる姿をしっかり
見届けました。
その後はかなりの痛みがあり、麻酔、痛み止めを追加され意識は朦朧となりました。


         
2000/2/24 
                       龍くん     1715g
                       なっちゃん  1507g
                       春ちゃん   1580g
                無事に3人の赤ちゃんが誕生しました!!!

←これが手術1週間前のお腹。
歩くときは、下を支えないと重たくて、
すぐ張ってきてしまいます。
↑病室のお友達&主治医の先生(右)
みなさんのおかげで楽しい入院生活でした
←長い間お世話になった点滴。
看護婦さんが色んな絵を描いてくれました。これが楽しみ♪
その後、看護婦さんが女の子二人に対面  させてくれ、記念写真を撮りました。 
パパの独り言
NICUの前で赤ちゃんが運ばれてくるのを待っていたけど、なかなか来ないので心配していた時、
”ガラガラ”と何か運ばれてくる音がしたので見ると、保育器に入っている赤ちゃんが見えた。
”やったー!一人目の子供や”と思って見とれているとスーとそのままNICUに入っていってしまい、
赤ちゃんが男か女かわからなかった。(NICUに入る前に説明してくれるものと思っていた)
 いっしょに待っていた両親も男か女かわからなかったので、皆で”どっちなんやろ”と
しばらく悶々とした時間を過ごすことになってしまった。
 それからしばらくして、次の子供が運ばれてくる音が聞こえたので、
”よーし、今度は男女どちらか聞くぞ!”と気合を入れて待った。
すると保育器の中に二人入っているのが見えたので、”男女どっちですか?”と聞くと、”二人とも女の子です”
という答えが返ってきた。”両方女の子かー。ん、待てよさっきの子供が女なら三人とも女じゃないか。もしそうならどうしよう”
と思ってまたしばらく悶々としていると、運んできた人が出てきたので、”始めの子は男女どっちですか”と聞いた。
すると”男の子です”という答えが返ってきたので、再び”やったー!!男と女両方おったー!!!よかったー”と皆で喜んだ。
 後は妻が無事で帰ってくるのを待っていた。しかし、なかなか手術から帰ってこない。
”どうしたんかなー。何かあったのかな”と心配していた。
そしてやっと妻が運ばれてきた。”よう頑張ったなー。男と女両方おったなー”と声をかけたが、
しんどそうにしていたので、少し不安になった。(後で聞いたら、出血が多く大変やったらしかった)
でも、妻の無事な姿を見てやっとほっと一息できた。