ALFA ROMEO in FRANCE 2001
2001年11月所用で、フランスに行って参りました。某地方都市に4日間とパリに一日という短い日程の中で感じたフランスでのアルファロメオ事情です。

まず、155についてですが156が登場してから丸4年以上経った今、もともと成功作ではなかった155はかなり衰退しているようです。というか、もともと少なかったのでしょう。日程中見た155は計5台でした。しかし、その中にスポルティーバ仕様の赤があったのは欧州では珍しかったかも知れません。スポルティーバは日本スペシャルではなく一応欧州の人にも受けていたんだということが確認でき何故かほっとしました…。他にもフォーミュラ(シルバーストン?)ではないかと思われる羽根を付けたものも見ました。やはり155はスポーティーなイメージで迎えられていたんだなぁ。特にガイシャになるフランスではクルマに何か特別なものを求める人たちが選んでいるのでしょう。とはいうものの地味な色のディーゼルターボも見ましたが。

一方、156はスポーツワゴンを含めかなりの確率で見ることができました。この状況を見るだけでも155は失敗作で156は成功作というのは(悲しいけれど…)明らかなようですね。しかしホントに156はよく見ることができました。ヨーロッパの伊以外の国でも156がこれだけヒットしていることはアルファにとっては良いことでしょう。


その他、145・146もぼちぼち。そして新しいにも関わらず147も156の勢いに乗るかのように結構見ました。もともとこのサイズのクルマがフランスでは受ける上に156の勢いに乗ったヒット作ということで受けているのでしょう。フランスで、この系統が受けるというのは33を未だに結構見れたということからもわかりました。33はジャルジネッタも何台か見れましたし。


また75も数台見ることができましたが、街をくまなく歩いたりしないこの短い日程で普通に出会えるアルファは33・75まででした。地域性によるのかも知れませんが、南東部ではスッド・スプリントを結構見た記憶があるのですが、それも数年前のことなので場所柄かそれとも時代だったのか不明です。

大きいところでは、164も166もそれぞれ何台か見ることができました。結局75、33以降の3・4・5ドア系は一応全部普通に見れたことになります。しかし、そういえば、GTVやスパイダーは見ませんでした。実用車好きのフランスだからかな…と納得しかけましたが、いや待てよ、バルケッタやMX-5はよく見たぞ^^;。

というわけで、フランス自体が十分なラインナップをもつ自国の生産車で賄っていけるにもかかわらずアルファを結構普通に見れたのは伊仏は隣国同士ということもあってフランスにとってアルファは特殊なクルマではなく「ちょっと拘り持った、ちょっと特別」程度の普通の選択肢に入っているクルマなのかなといった印象でした。

しかし流石にクルマのほとんどは圧倒的にフランス車です。

フランスにおける仏車 その他
↑これは単なる雑記・戯言です。
パリに行ったら…
↑ちょっとは役に立つ…かも