現代日本音楽を理解するためのキーワード

(私の偏見に満ちている事については、あらかじめご了承ください)


(プロデューサー)

小室哲哉(Tetsuya Komuro)

何たらwith T(またはwith T.Komuro)とか、現在のハヤリものの歌において、 作曲だけでなく、色々プロデュースにも絡んでいる人です。
元TMネットワーク(後にTMN)のキーパーソンだった事もご存じの方は 多いと思います。
ちなみにTMネットワークとはデビュー当時の居住地から”多摩ネットワーク”を 英語っぽくしたものだそうです。(ああ格好悪ぅ(笑))
TMネットワーク時代からソロ活動もしてましたが、プロデューサーとして の活動は、解散後の方が有名でしょう。
#曲の傾向は昔から変わってないんですけど(苦笑)・・・
#プロデュースする歌手が、全体的にそれ程歌が上手くないのも特徴?(笑)

(もっと正当な情報を知りたい人のためのリンク)
小室哲哉ホームページへ


Being系(SuperVisor: Daikoh Nagato)

とりあえず、B’zとかのグループが、多数属します。
最初は、現在はスーパーバイザーである長戸大幸氏がプロデューサーとして、 有能な作曲家、作詞家を集めていき、一貫して作品を作り上げていくという 形を取っていました。 当初からのスタッフメンバーとしては、現在も活躍中の織田哲郎、亜蘭知子 などがいます。
大きく発展したのは、「夏がキーワード」チューブの曲が当たりだしてから でしょう。 また、B’zがヒットしてからのグループの増殖ぶりは、大変なものがあります。
特徴としては、アメリカンポップス&ロックの影響を強く受けた曲が多い、 スタジオミュージシャンの比率が高いので、ライブ活動が少なめである、という所でしょうか。
(代表的なアーチスト)
チューブ,B’z,WANDS,ZARD,DEEN,PAMELAH, FIELD OF VIEW,ZYYG,大黒摩季,宇徳敬子,近藤房之助, 坪倉唯子,相川七瀬,etc.

(もっと知りたい人のためのリンク)
Beingホームページ


小林武史

この名前を聞いただけでは分からない方もいるかと思いますが、 サザンオールスターズ、MY LITTLE LOVERなどのプロデュースを行っている人です。 最近、MY LITTLE LOVERの一員になりました。 (ボーカルのAKKOと結婚して子供を作ってしまったという話も(^^;))。 ここ数年、とみにヒット曲に絡んでいます。
#個人的にはそれほど好きではないのですが・・・結婚してからは更に・・・


Every Little Thing

最初聞いた時は何かと思いましたが、3人組のユニットです。

ボーカル:持田香織
クールなボーカルですが、喋ってみると気の抜けた話し方です(^^;)。
かつての経歴は・・・どっか探してください(^^;)。
ギター:伊藤一郎
下の五十嵐氏に「是非」と請われてやってきたギタリストです。
#喋ると森本レオ氏に似てるらしい(CX系「HEY!HEY!HEY!」より)
キーボード:五十嵐充(2000年3月にフロントから脱退)
以前から色々とアレンジャー的な仕事をやっていたらしいですが、打ち込み系で
メロディアスな曲には定評があります。
大橋りえや観月ありさ辺りの曲のプロデュースもやっています。

音的には、小室哲哉かBeing系かとでも有りがちな打ち込み系です。
ただ、個人的には小室氏よりも取っ付きやすいかな、と思います。


つんく

ご存知、シャ乱Qのボーカルで、モーニング娘。を手掛けて大ブレイクさせた人です。
実は最初他人の曲を手掛けたのが1994年辺りで、吉本興業のお笑いコンビ・FUJIWARAの 「朝が来る前に/ものすごBaby」という事実は、余り知られてないかと思います(笑)。
#最近、再発されたそうです(^^;)
1997年のシャ乱Qロックボーカリストオーディションの最終選抜での落選組5人を組ませた のはASAYAN(テレビ東京系)が絡んでますが、「モーニング娘」という名前をつけたのは 彼です(ただし「。」はナインティナインの矢部が付けた)。
インディーズデビュー曲の「愛の種」については特にプロデュースに絡んでません。 5万枚売ったら・・・と言う話については一枚絡んでいるようですが。
正式にモーニング娘。の作詞・作曲・プロデュースに絡んだのは、デビュー曲の「モーニングコーヒー」からです。
そこから後は、あちこちのホームページで書かれているでしょうから省略します(^^;)。
また、芸能経験の有る女性を集めてサンフランシスコでレッスンを積ませ、 最終的に4人(小湊美和(元・民謡歌手)、稲葉貴子(元・大阪パフォーマンスドール)、 信田美帆(元・ソウル五輪女子体操代表)、RuRu(元・中国人歌手))で
「太陽とシスコムーン(現:T&Cボンバー)」としてデビューした分についても、 全面的に絡んでいます。もちろん、作詞・作曲・プロデュースを手掛けてます。
#ただし、2000年10月9日の大阪・心斎橋BIG CATでのライブを以って解散しました・・・
元々一流どころのアレンジャーを使ってきてましたが、「LOVEマシーン」でダンス☆マン を編曲に使う辺り、タダモノではないです(^^;)。
その後、ミリオンヒットを連発し、今では同じHello!Projectの平家みちよ、ココナッツ娘。、 カントリー娘。、メロン記念日、シェキドル等の作詞・作曲・プロデュースも手掛けてます。
#ただ、売れてるのかどうかは疑問ですが(^^;)
あと、今は「つんく♂」と表記するのが正しいみたいですね(汗)。


葉山拓亮(Hiroaki Hayama)

ここ数年、かなり注目してます。個人的には、天才作曲家だと思ってます。
幼少時から培ってきたピアノ演奏技術、そして作曲センスは抜群です。
avexからD-LOOPという3人組のユニットとして、キーボード&作詞作曲&アレンジを担当してましたが、 何故かユニット自体が自然消滅(汗)。好きだったのになぁ・・・。
その後、知念里奈の「Wing」「Be Yourself」等でスマッシュヒットを連発。
そして、hiro(元SPEED、本名・島袋寛子)についても、「Treasure」「Your Innocense」「Confession」で、 伊秩弘将さんの曲以上のヒットを飛ばそうか(笑)という勢いです。
あと、EARTHの「Is This Love?」(ドラマ「女子アナ。」主題歌)も印象的でしたが・・・。
現在は、w-inds.のシングル曲を全面的に手がけているようです。これもスマッシュヒット連発です。
特徴としては、高音が映えるボーカリストが活かせる曲を作れる、キーボード奏者ながら「泣き」の メロディが作れる、というところでしょうか。
なお、彼も小室哲哉さん信者のようです。


(アーチストもどき)

access

浅倉大介(シンクラビア演奏者(笑))と貴水博之(ボーカル)が組んだ、 男性アイドル的な形で、女の子からの絶大な人気を博した2人組です。
アルバム3枚、ライブアルバム2枚、ベストアルバム1枚を出しました。
#それ以上に12cmCDによるリミックスシングルが多かった(苦笑)
1995年春に、活動停止・解散しちゃいました。
ちなみに浅倉大介の方は、先程挙げた小室哲哉氏のサポートからスタート した人です。アレンジは小室氏よりも徹底したワンパターンです(笑)。
最近、T.M.Revolutionや雛形あきこ、オナペッツ(歌手とは言えないか?)、pool bit boysといったところもプロデュースしている上、自分でも Icemanなるユニットも結成してます。
#しかしあのIcemanのボーカル、何とかならんのか(苦笑)
ちょっと浅倉大介氏については、分類を変える必要があるかも知れません。
貴水博之の方は、access時代とはガラっと変わったジャンルの音楽 (ジャマイカに1ヶ月滞在をしたせい?)に取り組んでいるようです。
で、「THE夜もヒッパレ」で相変わらずの美声を披露したり、舞台に出たりなどしてましたが・・・。
2002年1月、access活動再開となったようです。

T.M.Revolution

「TMれぼれぼ」と篠原ともえに呼ばれているようです(笑)。
滋賀県出身の西川貴教という男性ボーカルによるソロ・プロジェクトです。
西川氏は元々、ビジュアル系ロックバンドのボーカルだったらしいです。
また上記に書いた通り、浅倉大介プロデュースです。
元々は、浅倉大介のプロジェクトで出したシングル「BLACK or WHITE?」でボーカルを 担当したのがきっかけらしいです。(ただしこの頃はまだボーカルがいまいちかも)
1996年中頃にデビューした時はさほどでもなかったのですが、1997年に「LEVEL4」 「HIGH PRESSURE」をリリースした辺りから、かなりブレイクしました。
あと、フジテレビ系「HEY!HEY!HEY!」で、ダウンタウンと互角にトークで渡り合う、 という所も、西川氏の魅力の1つだと思います。
1999年3月の東京ドーム公演以降、一旦T.M.Revolutionを封印しています。
the end of genesis T.M.R. evolution turbo type D、という長い名前で1999年4月〜2000年3月を 活動しましたが、この期間はむしろ聴かせるタイプの曲をやっていました。
2000年3月に封印を解いて、またアツイ曲をやるようになってます。

アニメタル

往年のアニメソングを、ハードロック調にして歌うという変わったグループ。
毎回聞くたびに、苦笑してしまうのは私だけでしょうか(苦笑)。
#元アンセムのメンバーもいるというから、割とマジなグループらしい
ただ惜しくも、活動停止だそうです(泣)。


(ジャンル)

ラップ(Rap)
いわゆる食品包装等に使うポリエチレンフィルムの事ではありません。(笑)

極端な言い方をすれば、 「リズムに合わせて、意味のあるなしにかかわらずしゃべる!」 といったところでしょうか。(ちょっとニュアンスが違うかも)
本場はやはりアメリカで、1970年代から盛んになってきました。
とりあえず、日本ではやったものというと、RUN DMC.の「Walk this way」 でしょうか。 元は有名ロックバンド、Aerosmithの曲ですが、そのオリジナルの方もラップ に近い雰囲気でした。
勿論、他にもアメリカでは、多数のヒット曲があります。
また日本でも、それらしきものは以前からありました。
古くは、トニー谷の「さいざんすマンボ」(笑)、 吉幾三の「俺ら東京さ行ぐだ」(苦笑)、などが挙げられます。
最近では5カ国語、もとい、5つの地方に飛び火したEAST END x YURIの 「DA.YO.NE.」や「MAICCA」辺り、といったところでしょうか。(もう古いか(笑))


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